グライシン エアマン: 第2タイムゾーンのパイオニア
グライシンは伝説的なエアマンの製造を1953年に開始し、このモデルを現在に至るまで絶え間なく提供してきました。エアマンは、複数タイムゾーンの時刻を表示する世界初の時計モデルの一つです。トップモデルはブロンズ製で、最大4タイムゾーンを表示します。
グライシン エアマンを買う5つの理由
- 世界初のGMT時計の1つ
- 魅力的なレトロデザイン
- ケース径 36mm~46mm
- 4つのタイムゾーンを表示するエアマン 7
- レディースのエアウーマンも提供
2つのタイムゾーンで時代の先を行く
グライシンは、パイロットウォッチと旅行者のための時計製造におけるパイオニアです。1953年、ロレックスがGMT マスターを発表する以前に、グライシンはすでにエアマンの開発に取り組んでいました。この時計によって、大陸を越えて旅行する際に、アワーマーカーが刻まれたベゼルとGMT針によって、従来の現地時刻に追加してもう1つのタイムゾーン下での時刻を表示することが初めて実現されました。現在提供されているエアマン コレクションには、当時販売されていた初期モデルの面影が未だに強く残っています。
このコレクションのトップモデルはブロンズ製、もしくはPVDコーティングされており、3つのタイムゾーンにおける時刻を同時に表示します。さらに、 エアマン 7 では4つのタイムゾーンの時刻表示が可能で、これは3つのムーブメントを搭載することによって実現されています。すべてのモデルにて、4時位置にリューズがねじ込まれており、これによって両方向回転式ベゼルのロックと解除が行われます。グライシンは、エアマン モデルを36mm~46mmのサイズと、様々な素材や文字盤デザインにて提供しています。
いくつかの時計は、2つのタイムゾーンを表示するピュリストモデル、または時針をもう1本追加したGMTモデルにてご入手可能です。この追加の時針によって、第3タイムゾーンの表示が可能です。 エアマン No.1 はこのようなモデルの1つで、ケース径36mmと40mm、またピュリストモデルとGMTモデルで提供されています。この各モデルは1000本に限定されており、エアマン No.1はコレクション内でも一番人気のタイムピースです。エアウーマンは、ヴィンテージな定番時計がお好みの女性の方におすすめの時計です。このシリーズの時計はケース径36mmで、ステンレス素材、もしくはゴールドコーティングでからお選びいただけます。
グライシン エアマンの価格は?
モデル | 価格 (約) | 特徴/ケース径 |
Ref.GL0068エアマン 42 ピュリスト | 7万円 | 42mm、ブルーの文字盤、ステンレスブレス |
Ref.GL0163エアマン No.1 | 9万円 | 40mm、レザーストラップ、ピュリストモデル、1000本限定 |
Ref.GL0071 エアマン DC 4 | 11万円 | 42mm、GMT針 |
Ref.GL0183ザ・チーフヴィンテージ | 13万円 | 40mm、プレキスガラス、レザーストラップ、GMT針 |
Ref.3887ベース 22 ミステリー | 14万円 | 42mm、PVDコーティング、レザーストラップ |
Ref.GL016644 GMT ブロンズ | 16万円 | 44mm、ブロンズケース、ブラウンの文字盤、レザーストラップ |
完璧なレトロデザイン: エアマン No.1
エアマン No.1シリーズ、は究極のレトロデザインの時計です。グライシンはこの時計をケース径36mmと40mmで提供しており、それぞれホワイトとブラックの2種類の文字盤の色からお選びいただけます。また、時計はピュリストモデルとGMTモデルで入手可能で、合計8種類のモデルが存在します。すべてのモデルに共通している点は、セリタ 330-1、もしくはETA 2883-2ベースの自動巻きムーブメント GL293が搭載されていることで、 パワーリザーブは42時間です。100m (10気圧) の防水性を備えるこの時計なら、パイロットが海に緊急着陸をした際にも、水中で時計を着用したまま岸まで泳げます。このモデルは1000本に限定されており、価格は未使用約90万円です。
エアマン No.1のポイント
- ケース径 36mm~40mm
- 両方向回転 GMTベゼル
- ピュリストモデルとGMモデルで入手可能
- 究極のレトロデザイン
- 1000本限定
エアマン 42 ピュリストの価格は?
エアマン ピュリストのRef.GL0068モデルは直径42mmのケースを持ち、100m(10気圧) までの防水性を備えています。この時計の4時位置にも、エアマンにおける定番である追加のリューズが設置されており、これを用いて両方向回転のGMTベゼルを固定します。この時計には時針・分針・秒針がセンター針として取り付けられており、3時位置には日付表示があります。グライシンはこの時計の機構として自動巻きムーブメント GL293を使用しており、ミネラルガラスの裏蓋を通してその動きを眺められます。時計の表面には膨らみを帯びたサファイアガラスが設置されおり、その内部にはブルーの文字盤があります。GMTベゼル、バーインデックスとドットインデックス、文字盤の縁の24時間スケールによって、第2タイムゾーン下での時刻をすばやく簡単に読み取れます。 エアマン 42 ピュリストには、ラグ幅22mmのステンレスブレスが付いてきます。Chrono24では、このモデルの未使用品を約7万円でご購入いただけます。
グライシン: 1914年から営むスイスの時計ブランド
グライシンは1914年に、ユージン・メイランによってスイスのビエンヌにて創業しました。同社は1920年代、 主にアメリカとイギリスに向けて、高級小型機構の製造を行っていました。まだ新米であったグライシンは、1930年代に初めての自動巻き時計とクロノメーターをコレクションに追加しました。グライシンは1938年に、今では世界的に有名な時計見本市であるバーゼルワールドに展示しました。
1952年、グライシンは堅牢で高い防水性を持ち厳しい環境下でも使用できる、有名なバキュームクロノメーターを開発しました。そして、1953年には現在に至るまで、豊富なモデルでブランドのコレクションとして継続されている、エアマンを発表しました。1970年代にスイスの時計買い全体がクォーツ危機に陥った際、グライシンは電池駆動の時計製造を始めました。
スイスの実業家ハンス・ブレッヒビューラーが1984年にグライシンを買収しました。彼はその初期、さらなるクォーツモデルにて同社を再成功へ導きました。しかし1990年代に入り、同社は昔ながらの機械式時計の製造を行う、という新しいコンセプトを掲げました。機械式ムーブメントで駆動するエアマン 2000の開発を行ったことにより、伝統ブランド グライシンは、再び時計界にその実力を見せつけました。2011年以降、グライシンはスイスの株式会社アトラスホールディングスの傘下にあり、2016年にはアメリカの企業であるインヴィクタがグライシンを買収しました。