


Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤルオーク
¥500,407~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤルオーク オフショア
¥1,154,144~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ジュール オーデマ
¥704,547~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
エドワード ピゲ
¥724,949~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク クロノグラフ
¥2,425,050~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤルオーク コンセプト
¥15,662,997~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク デュアルタイム
¥1,957,875~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
¥1,675,594~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク オフショア ダイバー
¥1,755,146~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー
¥8,413,511~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク セルフワインディング
¥2,592,878~
Audemars Piguet (オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク トゥールビヨン
¥8,930,341~
オーデマ・ピゲが生み出す時計は、数々の高級時計の中でもひときわ上質なものとして世界中で愛されています。ブランドの特徴は、永久カレンダーやトゥールビヨンなどのコンプリケーションを搭載した時計です。ロイヤル オークはこのメーカーの最も有名な時計で、ブランドの代名詞でもあります。
オーデマ・ピゲの高級時計は世界中で最も繊細で上級な時計に数えられます。この工房はパテック・フィリップとヴァシュロン・コンスタンタンに並び、スイス時計業界の「三大腕時計ブランド」のひとつです。オーデマ・ピゲの多くのモデルには永久カレンダーやミニッツ・リピーターなどの大きなコンプリケーションが搭載されています。完璧な製造と上品な仕上げが、このメーカーが作り出す腕時計の特徴です。
ロイヤル オークは、ル・ブラッシュ出身のこのブランドにおいて一番有名かつ人気のモデルです。この腕時計ステンレス製であるにもかかわらず、1972年の発表当時、伝統的な金の時計と同じほどの高価格が付けられたことで世を驚かせました。価格は当時約3600スイスフラン (約40万円) でした。このモデルは高級スポーツウォッチの基盤を作り、同タイプの時計にはパテック・フィリップ ノーチラスがあります。
オーデマ・ピゲは2018年、 ロイヤル オーク RD#2 の発表にて、時計業界の歴史に新たなマイルストーンを築きました。これは永久カレンダー搭載の世界一薄型の機械式時計です。時計ケースの厚みはたったの 6.3 mm で、これはクラシックな2針時計であるロイヤル オーク「ジャンボ」エクストラ シンに比べて、さらに 2 mm 薄型なモデルです。
また、 ロイヤル オーク オフショア トゥールビヨン クロノグラフ もオーデマ・ピゲの注目モデルのひとつです。オーデマ・ピゲはファンの間では「AP」のイニシャルでも呼ばれています。2018年発表の、シースルーダイヤルを持つ時計は特に希少です。このモデルはステンレスもしくはピンクゴールド素材で製造されており、たったの50本に限定されています。パワーリザーブは7日間です。
モデル | 価格 (約) | ケース直径 | 素材 |
ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー | 660万円 | 41 mm | ステンレス |
ロイヤル オーク「ジャンボ」エクストラ シン | 615万円 | 39 mm | プラチナ、チタン |
ロイヤル オーク「ジャンボ」エクストラ シン | 510万円 | 39 mm | イエローゴールド |
ロイヤル オーク セルフワインディング | 475万円 | 41 mm | ピンクゴールド |
ロイヤル オーク「ジャンボ」エクストラ シン | 320万円 | 39 mm | ステンレス |
ロイヤル オーク クロノグラフ | 258万円 | 41 mm | ステンレス |
ジュール オーデマ エクストラ シン | 256万円 | 41 mm | ホワイトゴールド |
ロイヤル オーク オフショア | 230万円 | 42 mm | ステンレス |
ロイヤル オーク セルフワインディング | 200万円 | 41 mm | ステンレス |
ミレネリー 4101 | 186万円 | 47 mm | ステンレス |
ステンレス製の新品 オーデマ・ピゲ ロイヤル オーク は約318万円の価格になります。中古の 39 mm サイズの時計の価格は約300万円で、新品とほぼ変わりません。新品・中古時計両方の価格はここ数年で常に上昇しており、ロイヤル オーク Ref. 15202 は資産投資にもなります。このリファレンスナンバーの時計は1972年に発売された初代版の次に売り出されたモデルです。
1970年代に発表された古いモデルはコレクターの間で特に熱い人気を誇っています。ロイヤル オークの初代モデルは リファレンスナンバー 5402 で、その価格は約320万円です。さらに希少なのはホワイトゴールド素材のモデルで、価格は安くても約642万円になります。
直径 39 mm のケースより大型のケースが好みの方には、41 mm サイズのロイヤル オーク セルフワインディングが提供されています。新品のモデルは約200万円から販売されており、中古は約184万円になります。つまり、41 mm サイズのモデルは、小型なその姉妹モデルに比べて格段に安いといえます。しかし、このモデルの価格も過去数年で上昇過程にあり、これも資産投資になる時計です。
オーデマ・ピゲ ロイヤル オーク コレクションには、ゴールド時計がお好みの方にも最適なモデルが用意されています。39 mm サイズの18金イエローゴールドは新品約510万円、中古で状態が良い時計はそれより多少安い価格で販売されています。また、ロイヤル オーク ゴールドの資産維持は良好です。
250本に限定された チタン製とプラチナ製ロイヤル オーク の新品価格は約616万円で、この価格は2018年初期の発表後数ヶ月において既に上昇してきました。
ピンクゴールド製の時計がお好きな方は、ロイヤル オーク セルフワインディング Ref. 15400OR がお気に召すでしょう。サイズ 41 mm の高級時計の価格は新品で約475万円、中古で約416万円です。
クロノグラフは時計コンプリケーションの中でも特に人気の機能です。1990年終盤後期以降、ロイヤル オークにもこのストップ機能が搭載されたモデルが販売されています。新品のステンレス製モデルの価格は約258万円で、クラシックな2針の「ジャンボ」よりも低価格です。中古のクロノグラフは約250万円で、新品との価格差は微小に留まっています。ゴールドモデルは新品で約552万円、中古では約496万円になります。
永久カレンダーは最高に複雑で高額なコンプリケーションに属します。このため新品のステンレス製 ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー の価格は約642万円と非常に高額です。中古の時計でも価格は約616万円になります。さらに、ピンクゴールドのモデルは約899万円 (新品) もしくは 809万円 (中古) になります。イエローゴールドのモデルは947万円 もしくは 857万円とそれより高くなっています。
ロイヤル オーク グランド コンプリカシオン は AP 時計の中でも最も複雑で高価格な部類に入ります。ミニッツ・リピーター、永久カレンダー、スプリット・セコンド クロノグラフなどの機構を搭載したモデルの価格は約7057万円以上と、非常に高額です。
オーデマ・ピゲ ロイヤル オーク オフショアは妥協なくスポーティーな、ロイヤル オークをさらに発展させたモデルです。オフショアは、ロイヤル オークでは小型すぎる、薄すぎる、目立たないと思っている方にお勧めの時計です。このクロノグラフはステンレス製のモデルで、新品約231万円の価格でご購入いただけます。中古はそれより数十万円安くなります。
リファレンスナンバー 26237ST は、2018年のオーデマ・ピゲ ロイヤル オーク オフショア 25周年記念特別版として発表されました。この時計はデザイン的に、1993年に発売された、その体格の良いデザインのために「ビースト (野獣)」の愛称で呼ばれる初期のオフショアと似通っています。新型のモデルにも初期のモデルと同じく、ブルーの文字盤に 「プチ・タペストリー」模様が施されています。また、プッシュボタンとリュウズもブルーのラバーでコーティングされています。価格は約385万円になります。ピンクゴールド製のオフショア モデルもこれと同様の価格帯になります。
このコレクションには時計技術の頂点とされる、永久カレンダー、クロノグラフ、ミニッツ・リピーターなどの機能を搭載した時計もあります。ピンクゴールド製でシースルーケースバック使用の 44 mm サイズ ロイヤル オーク オフショア グランデ コンプリカシオンの価格は、約9750万円になります。
オーデマ・ピゲ ロイヤル オーク コンセプトは伝統的な時計工芸と最新のテクニックの融合です。このため時計のデザインは未来的で、尚且つロイヤル オーク定番の舷窓ルックに忠実です。このシリーズ内でも最良の時計にはトゥールビヨンとミニット・リピーターが搭載されています。 ロイヤル オーク コンセプト スーパーソヌリ の新品は約6160万円になります。チタン製のロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフは新品約2720万円の価格です。
クラシックな腕時計がお好みの方も、オーデマ・ピゲにてお気に入りの一本が見つかることでしょう。ラウンド型のゴールド時計はジュール オーデマのコレクションにラインナップされています。特に簡素な2針のモデルは、新品約257万円、中古約222万円にてお買い求めいただけます。
ジュール オーデマ トゥールビヨン クロノグラフ はこのシリーズのトップモデルです。プラチナ製のスケルトン時計の新品価格は、最低約2889万円です。ジュール オーデマ グランデ コンプリカシオンのプラチナ製の価格はそれより高額で、約7720万円になります。
ミレネリーシリーズの時計は、その楕円形のケースと中心から外れた文字盤の配置で大変特徴的です。サイズ 47 mm のミレネリー 4101 はステンレス製モデルの新品約186万円、中古は約147万円になります。 18金ピンクゴールドの姉妹モデルは新品約314万円、中古約215万円の価格です。
オーデマ・ピゲは、ロイヤル オーク 1972 を発売する以前にはクラシックなゴールド時計を製造していました。これらの時計は特に薄型で、永久カレンダーなどの複雑なコンプリケーションを搭載していました。伝説的な 手巻きキャリバー 2003 は、厚さ 1.64 mm と超薄型です。オーデマ・ピゲは1940年代にこのムーブメントをルクルト社と共同で開発しました。
1993年、オーデマ・ピゲはクロノグラフ機能搭載のモデル ロイヤル オーク オフショアを同社のスポーツウォッチ コレクションに追加しました。1970年代に発売された初代のロイヤル オークに比べて、オフショアはスポーティで男性的です。その堂々としたデザインは特に若者に人気です。この時計を着用する有名人には レブロン・ジェームズやミハエル・シューマッハがいます。また、俳優アーノルド・シュワルツェネッガーやラッパーのジェイ・Z も、同じくオフショアの愛用家です。オフショアにはダイヤモンド装飾が施されたレディース時計もあります。さらに、潜水時間を設定するための回転ベゼルが搭載されたダイバーズウォッチも提供されています。オフショア ダイバーは水深 300 m (30 気圧) までの防水性を持ちます。
オーデマ・ピゲはスポーツウォッチに並んで、伝統的な腕時計も提供しています。 ジュール オーデマ シリーズは優雅な3針のモデルで、スモール・セコンドもしくは3針の構造です。このシリーズの名称は、オーデマ・ピゲ社の創業者の一人に因んで付けられました。シリーズには、組み鐘、永久カレンダー、トゥールビヨン、ミニッツ・リピーターなどのコンプリケーションが搭載されたモデルもラインナップされています。このコレクション内の注目モデルはグランデ コンプリカシオンです。この時計には永久カレンダーとムーンフェイズ表示、また、クロノグラフ機能とミニッツ・リピーターが付いています。
ジュール オーデマ コレクション内でも特に優雅なデザインを持つのは、時針と分針の2針時計であるエクストラ シン モデルです。厚さ 6.7 mm のこの時計はどんなカフスボタンの下にも似合います。また、これに並んでクラシックで優雅なデザインを持つ時計には、エドワード ピゲ シリーズがあります。ピゲはオーデマに並ぶ、もう一人の創立者でした。現在では製造されていないこのモデルシリーズの特徴は四角いケースです。
時計職人の技術を駆使して生み出されたアクセサリー時計は、 モデルシリーズ ミレネリー にラインナップされています。このモデルの特徴は楕円形のケースデザインです。この時計の文字盤は真ん中より右寄りに配置されており、キャリバーはケース上から眺められます。このシリーズの時計の多くには、スケルトンのムーブメントが使用されています。トゥールビヨン搭載で、ベゼル、ケース、文字盤にダイヤモンド装飾が施されたモデルは、時計工芸の最高峰と言えます。
コレクション | 記念 | 素材 | 機能 |
ロイヤル オーク | スポーツウォッチ | ステンレス、チタン、ゴールド、プラチナ | 日付、年次カレンダー、セミ永久カレンダー、永久カレンダー、GMT、トゥールビヨン、均時差表示 |
ロイヤル オーク クロノグラフ | スポーツウォッチ | ステンレス、チタン、ゴールド | 日付、クロノグラフ、トゥールビヨン、ダイビングベゼル、永久カレンダー、 ミニッツ・リピーター |
ロイヤル オーク オフショア | スポーツウォッチ | ステンレス、ステンレスとゴールド、ゴールド、セラミック、プラチナ、チタン、カーボン | 日付、クロノグラフ、フライバック、永久カレンダー、トゥールビヨン、ミニッツ・リピーター |
ミレネリー | ドレスウォッチ | ステンレス、カーボン、ゴールド、チタン、プラチナ | 日付、スモール・セコンド、GMT、ムーンフェイズ、永久カレンダー、トゥールビヨン、ミニッツ・リピーター |
ジュール オーデマ | ドレスウォッチ | ステンレス、チタン、ゴールド、プラチナ | 日付、年次カレンダー、セミ永久カレンダー、永久カレンダー、GMT、トゥールビヨン、均時差表示 |
ロイヤル オークはオーデマ・ピゲの一番有名な時計モデルです。スイスの時計メーカーは1972年にこのモデルを発表しました。ロイヤル オークは当時の高級時計業界においては、革命的なルックスを持つ時計でした。ステンレス製のスポーツウォッチは当時ではまだ珍しく、オーデマ・ピゲはこのモデルにて業界に新時代を授けることになりました。パテック・フィリップやジャガー・ルクルト、ヴァシュロン・コンスタンタンの時計は1970年代にはまだゴールド素材であり、デザインは保守的なものでした。
ロイヤル オークの歴史は1971年に始まりました。当時 オーデマ・ピゲの支配人であったのはジョージ・ゴレイでした。同社のイタリア ブティックを管理していたカルロ・デ・マルキは当時、ジョージ・ゴレイにコンタクトを取り、スポーツカーでドライブをする際に着用でき、また週末にボート上で、もしくはクラブでのナイトイベントやパーティにても付けられる腕時計の考案を依頼しました。その際、ケース素材としてはステンレスが候補に挙がりました。
オーデマ・ピゲはロイヤル オークのデザインを、世界で最も有名な時計デザイナーの一人に数えられる ジェラルド・ジェンタに依頼しました。彼はそのたった4年後に、パテック・フィリップのノーチラスのデザインにも着手しました。ロイヤル オークのデザインは面取りされた8角のベゼルが特徴の、 舷窓を思わせるものです。また同じく特徴的なのは、ベゼル上に8箇所に取り付けられた6角形のネジです。このネジによってベゼルがケースに固定されており、その間にはゴムのパッキンが詰められています。ネジ山はベゼルの中に埋め込まれており、各ネジの溝は時計の円に向けて平行になっています。全てのネジの溝と溝を直線で結ぶと円形になり、これによって時計に和やかな印象が与えられています。全てのネジ溝を時計の円と平行に向かせるためには、ネジを下側から回す必要があります。ステンレス製のブレスレットはケースに内蔵されています。ブレスレットはバックルに向けて徐々に細くなります。
ロイヤル オークの売れ行きは発売当時、あまり良好ではありませんでしたが、現在ではこのモデルはオーデマ・ピゲにおける最も有名な人気のモデルとなっています。
オーデマ・ピゲは1993年にロイヤル オーク オフショアを発売しました。このモデルにも8画のベゼルが使用されており、1972年に発表されたロイヤル オークの姉妹モデルであることが一目でわかります。クロノグラフ機能が搭載されているオフショアのデザインは全般的に、前モデルに比べてスポーティーに仕上げられています。また、 最大防水水深 300 m (30 気圧) のダイバーモデルも、この時計の機能性を助長しています。これに比べて、従来のロイヤル オークの防水性は水深 50 m (5 気圧) までです。
ロイヤル オーク オフショアには70種類以上の異なるモデルが存在します。種類には、例えばダイヤモンド装飾が施されたモデルから、クロノグラフ機能やトゥールビヨンが搭載されたものまであります。また、このコレクションにはゴールド素材のケースを持つ時計もラインナップされています。ケース直径は 37 mm のレディースモデルから、48 mm のメンズモデルまであります。
このコレクション内でも注目されるのは、 グランド コンプリカシオン モデル です。このモデルの時計には、その名の通り複数のコンプリケーションが搭載されており、例えば、クロノグラフ機能、永久カレンダー、ミニッツ・リピーターなどの機能が採用されています。ケース直径は 44 mm 、厚み 15.7 mm になります。この時計は複雑機能搭載のため、防水性に関しては水深 20 m (2 気圧) までに留まっています。この時計は自動巻きのため、着用時に自動で動力が貯蓄されます。素材はチタン、ホワイト、また、ピンクゴールドの3種類があります。ブレスレットはラバー製です。
オーデマ・ピゲの時計コレクション、ミレネリーは、 楕円形のケース型ですぐにそれだと分かります。また、比較的新しいモデルにおける真ん中より右寄りに配置された文字盤も大変特徴的です。この時計では文字盤の上からキャリバーを眺めることができます。オーデマ・ピゲの機構は丹念に装飾されており、外から見ても非常に美しいデザインです。ミレネリーシリーズは1995年以降販売されています。
ミレネリーには複数の現行モデルが存在します。ケースの大きさは 39.5 mm から 45 mm また、さらに大型な 47 mm のものもあります。いくつかのモデルでは、ベゼルやケース、文字盤、ムーブメントのブリッジにダイヤモンド装飾が施されています。コレクションの中でもトップのモデルには、トゥールビヨン、ミニッツ・リピーター、セミ永久カレンダーなどのコンプリケーションが搭載されています。セミ永久カレンダーは閏年の2月29日は自動的には機能せず、4年に一度のみ手動での調節が必要です。
オーデマ・ピゲは 140年以上の歴史を誇る時計ブランドです。この工房はスイスのル・ブラッスを拠点とし、既に1875年にジュール=ルイ・オーデマによって創立されました。彼は同社創業の直前に、時計製造の工程において最終検査を担当する技師の資格を取りました。また、この技師の仕事にはほかにも、誤差の修正や仕上げがあります。オーデマ・ピゲの拠地であるル・ブラッスという土地は、ジュウ渓谷に位置します。スイスのジュラ州にあるこの渓谷は、その他多くの世界的に有名な時計メーカーの出身地でもあります。例えば、ブランパン、ジャガー・ルクルト、ブレゲなどがこれに属します。
会社の創業にあたり、ジュール=ルイ・オーデマは、同じく時計技師である友人のエドワール=オーギュストピゲと協力関係を結びました。この二人は1881年に「Audemars Piguet & Cie」という名前の会社を創立しました。工房は創業当時から、 複雑な懐中時計を製造しており、創業後数ヶ月の内に永久レンダー、ミニッツ・リピーター、クロノグラフ-機能搭載の時計を発表しました。懐中時計の「グランド コンプリカシオン」は1889年にパリ万博にてメダルを受賞しました。また、1891年にオーデマ・ピゲは、 ミニッツ・リピーター搭載の当時で世界最小のムーブメントを発表してセンセーションを起こしました。このキャリバー当時としては超小型で、その直径はたったの 18 mm でした。
オーデマ・ピゲは同時期である19世紀終盤に、同社初の腕時計を発表しました。この当時は時計といえば懐中時計を指す時代であったため、オーデマ・ピゲは既に創立後間もなく、風習を破るブランドであったと言えます。