ブライトリング フォー ベントレー

スイス高級時計ブランド「ブライトリング」とイギリス最高級の自動車メーカー「ベントレー」は、2002年初期以来のパートナーです。この両社の出会いから、最上級のモデルを集めた腕時計コレクションであるブライトリング フォー ベントレーが生まれました。このコレクションでは、スイスの最高時計技術とイギリスの高貴なスタイルが組み合わされています。すべてのモデルの特徴は、ベントレー車のフロントグリルを連想させる浮き彫り構造のベゼルです。

このコレクションの頂点となるのは、マリナートゥールビヨンで、一本一本の時計がオーダーメイドで作られます。時計の購入者は、ケースの素材や文字盤の色、またケース裏側の高級木材装飾の種類に至るまですべてを独自に選ぶことができます。ブライトリングはこのエクスクルーシブなトゥールビヨン時計を毎年数本しか製造していません。

ブライトリング フォー ベントレー コレクションのさらなる注目モデルには、自社製ムーブメントや、クロノグラフ機能、世界時計機能を搭載した時計があります。その1つは、24のタイムゾーンを同時に表示できるベントレー B05 ユニタイムです。2つのタイムゾーンで十分だという方には、24時間で1周するGMT針を持ったベントレーB04 GMTがお勧めです。

ブライトリングは、2019年と2020年に3つの新しいブライトリング フォー ベントレーモデルを発売しました。その1つが、プレミエ ベントレー センテナリーで、このモデルはケースの素材に応じて異なる限定本数で製造されています。文字盤はブラウン・エルム・バール材で作られています。クロノマット B01 41 ベントレーは、グリーンの文字盤と一体型ブレスレットが印象的です。そして、2020年の夏の終わりにプレミアベントレーマリナーリミテッドエディションが続きました。このモデルには青い色のアクセントがあしらわれており、1000本に限定されています。

ブライトリング フォー ベントレーの価格は、使用する素材とムーブメントに動きに大きく依存します。最も安い価格で提供されているのは、ステンレス製のベントレー GTで、ETA7750ベースにしたキャリバー13Bによって駆動されています。この時計は約55万円で購入できます。キャリバー25BはETA2892ベースで、クラシックなブライトリング ベントレーモーターズに採用されています。このモデルの保存状態の良い中古品はChrono24で約75万円で販売されています。それよりも価格の高いモデルには、自社製キャリバーB04とブラックカーボンケースを備えたベントレーGMTモデルがあります。その価格は約145万円です。トゥールビヨン付きのモデルには、コレクション内で最高価格の約655万円が付けられます。

自社製ムーブメントはブライトリング フォー ベントレー B06などのモデルに搭載されています。このモデルにも同じく30秒クロノグラフが用いられており、ストップ機能の正確さは8分の1秒までに及びます。70時間のパワーリザーブを保つ機構B06は、約3日間巻上げなしで動き続けます。ステンレス製モデルの価格は約80万円になります。18Kレッドゴールドの価格は約210万円です。ケース径49mmのブライトリング フォー ベントレー B06は、逞しい手首を持った方に似合います。モデルB06 Sはそれより5mm小型で、誰にでも似合うサイズです。価格は約90万円になります。

ブライトリング ベントレー バーナート 42は、英国のレーシングドライバーであり金融家でもあるウルフ・バーナート (1895-1948) に捧げられています。彼はいわゆるベントレーボーイズの最も重要なメンバーの1人でした。バーナートボーイズは、1920年代にベントレーのスポーツカーでさまざまな勝利を収めた裕福な英国のレーシングドライバーで構成されたグループでした。

サイズ42mのベントレー バーナート 42には、ステンレス製モデルとブラックモデルの2種類があります。ブラックモデルは1000本に限定されています。ブライトリングの時計デザイナーはブラックモデルの黒色をカーボンコーティングによって仕上げています。このため、この特別限定モデルにはベントレー バーナート 42 ミッドナイトカーボンという名称が付けられています。搭載されたクロノグラフ機構は当時のレースカーと同様、最高精度に仕立てられています。キャリバー ブライトリング 41Bはスイスクロノメーター検定協会 (COSC) によって検定済みです。このムーブメントはETA社の2892-A2をベースにして作られおり、そのパワーリザーブは42時間です。未使用品の価格は約70万円です。

頻繁に旅行する方にはGMT機能やワールドタイム機能が搭載された時計がぴったりです。ブライトリング フォー ベントレーのシリーズでは、これらに追加して、さらにクロノグラフ機能が搭載されています。トップモデルはブライトリング B05 ユニタイムで、この時計は24のタイムゾーンを同時に表示します。別のタイムゾーンに移った場合、リューズで表示を簡単に切り替えることができます。この49mmの大型な腕時計は、ステンレス製の未使用品で約105万円になります。

2つのタイムゾーンを同時に表示するクラシックなGMT時計がお好きな方は、ベントレー B04 GMTがお気に召すでしょう。別のタイムゾーンの時刻は、4本目のセンター針と文字盤の縁に刻まれた24時間目盛りによって読み取れます。このモデルの新品価格は約90万円になります。

ベントレー GMT B04 SカーボンボディはブライトリングのGMT時計におけるトップモデルです。時計のケースと文字盤はカーボンを素材としており、この素材はF1などのレーシングスポーツにも使用されています。限定本数はたったの250本で、未使用品の価格は約145万円です。

ベントレー GMT ミッドナイトカーボン とベントレー 6.75 ミッドナイトは、その名がすべてを物語っています。両モデルのケースは、ディープブラックのコーティングが施されたステンレススチールでできており、サイズは49mmです。

ベントレー 6.75の名称は、ベントレーのフラグシップ車である「ミュルザンヌ」を連想させます。8気筒 6.75 L 512 PSのエンジンが、この高級リムジン車を駆動しています。腕時計モデルベントレー 6.75にはETA 2892をベースにしたブライトリング キャリバー 44Bが搭載されており、42時間のパワーリザーブを保ちます。12時位置の下に設置されたビッグ・カレンダーがこの時計の特徴です。このモデルは1000本に限定されているため市場で見つけるのは比較的難しくなっています。中古品は約95万円で取引されています。

GMT機能搭載のベントレー GMT ミッドナイトカーボンも1000本に限定されており、価格は中古で約115万円です。

ベントレー コンチネンタル GT は世界一高級なクーペのひとつです。ベントレー GT ｢ダークサファイア」エディションはこのスポーツカーを称えて製造された時計モデルです。また、このモデルはコンチネンタル GT のドライバーにはこの上なくふさわしい時計です。素材には超軽量のブライトライトが使用されており、運転中に重さを感じることはありません。時計のモーターとして活躍するのは、30秒クロノグラフ使用の自社ムーブメント B06です。500本に限定されたこのスポーツウォッチは入手が困難で、その価格は約80万円です。

ブライトリングベントレ フライング B クロノグラフ モデルは、ブライトリング フォー ベントレーコレクションから提供されている時計の1つです。このクロノグラフ腕時計には長方形のケースが備えられています。クロノグラフ機能を操作するためのプッシャーは、ケースに組み込まれています。3時、6時、9時の四角いカウンターは、ケースの形状にマッチしています。ブライトリングは、時計の駆動にETA2892-A2ベースのキャリバー44Bを使用しています。パワーリザーブは42時間です。ブライトリングはこのムーブメントも、COSCによってクロノメーターとして認定させています。

ケースの素材に関しては、ブライトリングは主にステンレススチールまたはピンクゴールドを使用しています。この時計に興味がある場合は、ステンレススチールのモデルには約80万円の予算を立てる必要があります。ピンクゴールド製のフライング Bをご希望の場合、価格は約230万円に上昇します。

ブラックモデルであるミッドナイトカーボンは100本に限定されています。コレクション内の別モデルとの違いは、フライング B にポリッシュ仕上げのベゼルが使用されていることです。文字盤の中央にはフロントグリルのレリーフがあり、このレリーフも時計の形に合わせ長方形になっています。このモデルの価格は約90万円です。

ブライトリングは、2019年と2020年に複数のエキサイティングなブライトリング ベントレーモデルを発表しました。その1つに、ベントレーの100周年を記念してメーカーが発表したプレミエ ベントレー センテナリー クロノグラフ リミテッドエディションがあります。この時計は、ステンレススチールまたは18Kピンクゴールドのいずれかで入手できます。

透明ラッカー仕上げとポリッシュ加工が施されたブラウン・エルム・バール材で作られた文字盤はとても印象的です。バイコンパックスデザインの文字盤には、3時と9時位置にブラックのインダイヤルがあり、シルバーのバーインデックスが使用されています。42mmサイズのクロノグラフの内部では、自社製キャリバーB01が時を刻みます。このクロノメーター認定のムーブメントは、70時間のパワーリザーブを提供します。サファイアクリスタルのケースバックを通して、その動きを見ることができます。防水性は100m (10気圧) です。

1000本限定のステンレスバージョンは、Chrono24で約95万円で購入できます。ピンクゴールドモデルはわずか200本しか製造されていないため、非常に希少で高価です。価格は約260万円です。

クロノマット B01 42、グリーンの文字盤

クロノマットB0142ベントレーに続き、2020年にセンテナリー クロノグラフが発表されました。プレミエと同じく、ブライトリングはベントレーのクロノマットも、ベントレー発表100周年を祝って生み出されました。ケースはステンレススチール製で、直径は42mmです。バーインデックスとサンバースト仕上げが適用されたグリーンの文字盤は珍しいものです。ブライトリングは、この時計に「ルーローブレスレット」を装備しています。このブレスレットはケースに組み込まれており、1980年代にブライトリングが採用していたブレスレットを彷彿とさせ、丸いリンクが連なった形状を成しています。

3時、6時、9時にインダイヤルを備えたキャリバーB01が、このクロノグラフを駆動します。防水性は200m (20気圧) なので、時計を手首にはめてダイビングすることもできます。価格は約75万円です。

プレミエ ベントレー マリナー リミテッド エディション

ブライトリングは2020年に、もう1つの特別限定版である、新しいベントレー コンチネンタル GT マリナー コンバーチブルをリリースしました。プレミエ ベントレー マリナーのケースはステンレススチールでできており、直径は42mmです。このモデルでは、さまざまな色のアクセントが際立っています。インデックス、タキメータースケール、レザーストラップはブルーで、ベントレー社のブルーレザーのインテリアを彷彿とさせます。クロノグラフ秒針と文字盤中央の60分目盛りは赤です。発光素材で満たされた、12個のアプライドのアラビアインデックスで、時間を読み取ることができます。この時計の防水性は100m (10気圧) です。

この時計にも、ブライトリングは3時と9時にインダイヤルを備えたB01キャリバーを搭載しています。この時計は1000本限定で、Chrono24では約85万円で購入できます。

マリナーの名が付いたベントレーは非常に特別なものです。車のコーチビルダー「マリナー」は、約250年の歴史を誇ります。現在、自動車製造のスペシャリストは、英国のクルーにあるベントレーを拠点としています。すべてのベントレー マリナー腕時計は、購入者の好みを取り入れてカスタムメイドされています。その顧客には、王族、超富裕層、大統領などが含まれます。約100人の職人と技術者が、これら高貴な顧客の贅沢な願いをすべて満たします。

ブライトリング ベントレー マリナー トゥールビヨンも、着用するお客様のニーズに答えるカスタムメイドの時計です。ブライトリングでは、このような時計を年間少数本しか製造していません。オーダーの際には、プラチナ、イエローゴールド、ホワイトゴールド、もしくはピンクゴールドなどのケース素材から、マザーオブパール製の文字盤の色などまで様々な選択肢が用意されています。さらに、ケースバックの装飾に使用される高級木材も6種類から選べます。

卓越した高級時計の内部では、手巻きのブライトリング18Bキャリバーがその役割を果たします。このムーブメントも、COSCによって認定されています。キャリバーの特別な機能は、30秒クロノグラフです。6時位置のトゥールビヨンが、最高の時計製造の芸術性を証明しています。素材の組み合わせにもよりますが、この時計には約655万円の価格が付けられます。