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ブライトリング トランスオーシャン、レトロなドレスウォッチ。
トランスオーシャン コレクションのレトロな腕時計は、クラシックなデザインで仕上げられています。ポリッシュ仕上げのケースとベゼルが、同コレクションのタイムピースの特徴です。最高級モデルは18Kゴールド素材を採用し、永久カレンダーやクロノグラフを搭載します。
1958年から続く伝統
1950年代は、ヨーロッパとアメリカ間の大陸間飛行ブームの始まりでした。欧州に住む多くの人々が、アメリカへの往復航空券を手に入れることができるようになりました。スイスの時計メーカーであるブライトリングは、この富裕なターゲット層にアプローチするため、1958年にトランスオーシャンを発表しました。プロ向けのパイロットウォッチである クロノマットやナビタイマーとは異なり、トランスオーシャンはよりクラシカルなデザインとなっています。
ポリッシュ仕上げのケースとベゼルは、ブライトリングが2010年に最後にリニューアルした、より新しいモデルの外観を特徴づけています。このウォッチシリーズにラインナップされている中でも最高級のモデルは、クロノグラフ、カレンダー、ワールドタイムなど、実用的な機能を備えています。さらに、この若い世代の時計に搭載されているすべてのムーブメントは、クロノメーターとして認定されています。
ブライトリング トランスオーシャン クロノグラフ QP リミテッドエディションは、このコレクションでも注目すべきモデルです。各25本の限定生産で、クロノグラフ機能と永久カレンダーを搭載しています。そのため、ブライトリングの時計の中で最も複雑なタイムピースのひとつとなっています。このモデルには640万円前後の予算が必要です。
70時間のパワーリザーブを持つ自社製キャリバーB01を搭載したクロノグラフは、それよりもかなり安価です。ステンレススチールの時計は、中古で約55万円、新品で約65万円です。特徴は直径43mmのケースサイズ、文字盤の縁に刻まれたタキメータースケール、夜光塗料を施した針とインデックスです。
トランスオーシャンを買う5つの理由
- レトロデザインのドレスウォッチ
- クロノグラフと永久カレンダー、もしくはワールドタイム機能搭載のトップモデル
- コレクター注目の限定エディション
- クロノメーター認定のムーブメント
- パワーリザーブ70時間の自社製ムーブメント
ブライトリング トランスオーシャンの価格一覧
モデル / Ref. | 価格 (約) | 素材 / 直径 / 機能 |
トランスオーシャン クロノグラフ QP 限定エディション / R2931012 | 640万円 | レッドゴールド / 43mm / クロノグラフ、永久カレンダー |
トランスオーシャン クロノグラフ / RB015212 | 145万円 | レッドゴールド / 43mm / クロノグラフ |
トランスオーシャン クロノグラフ ユニタイム / AB0510U4 | 80万円 | ステンレス / 46mm / クロノグラフ、ワールドタイム |
トランスオーシャン クロノグラフ 1461 / A1931012 | 80万円 | ステンレス / 43mm / クロノグラフ、半永久カレンダー |
トランスオーシャン クロノグラフ 38 / A4131012 | 60万円 | ステンレス / 38mm / クロノグラフ |
トランスオーシャン クロノグラフ 1915 / A141112 | 55万円 | ステンレス / 43mm / モノプッシャークロノグラフ |
トランスオーシャン デイデイト / A4531012 | 45万円 | ステンレス / 43mm / デイデイト |
トランスオーシャン 38 / A1631012 | 45万円 | ステンレス / 38mm / スモールセコンド、アウトサイズデイト |
ブライトリング トランスオーシャンの価格
1950~60年代のブライトリング トランスオーシャンは、状態にもよりますが、15万円前後で購入することができます。金無垢のモデルには、約40万円の価格がつけられます。比較的新しい3針時計、ブライトリング トランスオーシャン デイデイト Ref.A4531012は中古で35万円前後、未使用で45万円前後となっています。
18Kゴールド製で未使用のブライトリング トランスオーシャン クロノグラフは、約145万円で購入できます。中古時計を購入する場合は、数十万円節約することができます。コレクターやブランドファンにとっては、トランスオーシャンシリーズを復活させた2010年の限定モデルリミテッド エディション 2010が気になるところでしょう。ブライトリングは、このステンレススチール製腕時計を2000本限定で生産しました。レッドゴールドのバージョンは200本に限定されています。この希少なゴールドウォッチには、115万円程度の価格が付けられます。ステンレススチール モデルは約55万円で販売されています。
ブライトリング トランスオーシャン クロノグラフ GMTは、頻繁に旅行する方に最適なモデルです。腕時計の内部では、自社製キャリバーB04が時を刻んでいます。ムーブメントはB01ベースで、70時間のパワーリザーブを備えています。追加のセンター針と24時間スケールによって、ローカルタイムと平行して第2タイムゾーンの時刻を表示します。ステンレススチールの時計は、新品で約75万円です。中古の時計はそれよりもかなり安く、50万円前後で手に入ります。
ワールドタイム機能搭載のトランスオーシャン クロノグラフ ユニタイム
トランスオーシャン クロノグラフ ユニタイムは、同コレクションの中でもトップクラスのモデルであり、ブライトリング史上最も複雑な時計の一つです。クロノグラフ機能に加え、ワールドタイム機能も搭載しています。そのため、24のタイムゾーンを同時に表示することができます。この複雑時計は、世界を飛び回る旅行者や国際的に活躍するビジネスマンに最適です。ブライトリングは2012年にこの46mmモデルを発表しました。
トランスオーシャン クロノグラフ ユニタイムの文字盤では、3、6、9時位置に3つのインダイヤルが設置されており、縁には24時間表示と都市表示ディスクが配置されています。24の都市名は、それぞれ該当するタイムゾーンを表しています。リューズを使って、素早く簡単に現地時刻を設定できます。操作は、リューズを中間まで引き出した状態で、現在いるタイムゾーンの都市名を12時位置に回すだけです。すると、同時に時針も動きます。これは、特にタイムゾーンを変更したいときに実用的です。時計が停止したら、リューズを完全に引き出して通常通り時刻を合わせることができます。トランスオーシャン クロノグラフ・ユニタイムの印象的な特徴は、文字盤の中央に配された地球です。日付表示は4時と5時の間に配置されています。
ブライトリングは、GMTキャリバーB04と同様、B01をベースにした自社製キャリバーB05を採用しています。2時位置と4時位置のプッシュボタンでクロノグラフのスタート、ストップ、リセットを行います。
このワールドタイム時計の未使用品の価格は、80万円前後を念頭に置いてください。中古品は65万円程度で入手できます。
トランスオーシャン クロノグラフ ユニタイムの特徴
- ワールドタイム機能付きのクロノグラフ
- 自社製ムーブメント Cal.B05
- ケース径46mm
- 地球儀を中央に配した文字盤デザイン
半永久カレンダーを備えるクロノグラフ
ブライトリング トランスオーシャン クロノグラフ 1461は、クロノグラフに加え、4年カレンダーとも呼ばれる半永久カレンダーを搭載している、シリーズの中でもトップクラスのモデルです。モデル名の数字もこのカレンダーの方式に因んでいます。このメカニズムでは、うるう年とそれに伴う2月29日は考慮されていないため、ちょうど1461日、つまり4年後のみに手動で修正する必要があります。一方、このムーブメントはムーンフェイズを表示します。
これらのさまざまな機能を担っているのはキャリバーB19です。ETA 2892-A2をベースとし、約42時間のパワーリザーブを保持します。
ケース径は43mmです。未使用のトランスオーシャン クロノグラフ 1461の価格は、80万円前後です。中古時計は約75万円で入手できます。リファレンスナンバーR1931012の18Kレッドゴールド製モデルは500本限定で、価格は約205万円です。
モノプッシャークロノグラフのトランスオーシャン 1915
ブライトリングは、初の独立型クロノグラフプッシャー誕生100周年を記念して、2015年にブライトリング トランスオーシャン クロノグラフ 1915を発表しました。ブライトリングがこの機構を開発する以前、スタート、ストップ、リセットはすべてひとつのリューズで行われていました。トランスオーシャン クロノグラフ 1915では、1915年に発表されたクロノグラフのデザインを踏襲し、プッシャーをリューズの上の2時位置に配置しました。このモデルのさらなる特徴は、43mmケース、アンティーク感のある夜光塗料付きアラビア数字、6時位置の日付表示、シルバーカラーの文字盤などです。9時位置にはスモールセコンド、3時位置には30分積算計を配置しています。
ムーブメントには、ブライトリングが自社で製造した手巻きキャリバーB14を使用しています。このムーブメントは70時間のパワーリザーブを備えています。
トランスオーシャン クロノグラフ 1915は、その名にふさわしく1915本の限定生産です。未使用品55万円前後で、中古品は45万円前後で購入できます。
トランスオーシャン クロノグラフ 1915の特徴
- 手巻き式自社製ムーブメントB14
- 2時位置に独立型ボタンを備えるモノプッシャークロノグラフ
- 1915本限定
- ケース径43 mm
38mmサイズの3針モデル
38mmの直径を持つブライトリングトランスオーシャン38は、多くの方の手首に適しています。そのため、女性でも男性でも着用できるモデルです。この3針モデルの注目点は、12時位置にある大きな二重窓の日付表示と、6時位置のオフセンターセコンドです。内部にはETAベースのキャリバーB16を搭載しています。
デザイン面では、面取りされたベゼルやカーブしたラグが特徴的です。ケースは100m (10気圧) 防水を実現しています。ドーム型のサファイアクリスタルには両面無反射コーティングが施されており、それによって反射が抑えられ、視認性が向上しています。ケースはステンレススチール製です。ブライトリングは、ブラックとシルバーの文字盤のほか、マザーオブパールのバージョンも用意しています。美しい女性的なモデルには、ダイヤモンドインデックスも用意されています。ホワイト文字盤にブラウンのクロコダイルレザーストラップを備えたクラシックでシンプルなモデルは、約45万円で入手できます。
ブライトリングの伝統を受け継ぐトランスオーシャン38には、クロノグラフ機能を搭載したモデルもあります。これらのモデルには、同じくETA社製のムーブメントをベースにしたキャリバーB41が搭載されています。パワーリザーブは42時間です。トランスオーシャン クロノグラフ 38では、6時位置に日付表示、3時と9時位置にインダイヤルがあります。未使用品は約60万円、中古品は約40万円です。