ブルガリ ブルガリ

イタリアの高級宝飾品メーカー ブルガリは、ドルチェヴィータの最盛期であった1970年代中盤に時計コレクション "ブルガリ" を発表しました。ローマのコンドッティ通りに構えられたブティックは、国際的に活躍するセレブたちが集まる場所となり、そのことが当時同ブランドの名を上げる要因となりました。ブルガリが新しく発表したこの時計シリーズは、特に成功を収める自信に満ちた女性たちの間で人気を現しました。この時期に確実に地位を高めたブルガリは、コレクションをイタリアの国外へも展開し、ヨーロッパやその他の大陸においても提供するようになりました。

ブルガリコレクションにはケース径23mm～37mmのレディース時計に並び、 リファレンス 102977 など男性も着用できるモデルがあります。時計の様式にはクラシックな3針時計から、 リファレンス 102034 などのトゥールビヨン時計も提供されています。イエローゴールド ケースのレディース時計は大変希少で、このモデルには約902万円というシリーズ内で最も高い価格が付けられます。

リファレンス 102157 のベゼル、リューズ、ステンレスブレスレットのミドルリンクはピンクゴールドを素材としています。このレディース時計のステンレスケースは直径33mmで、ブルガリ自社製の自動巻きムーブメントによって駆動されています。時計に表示されるのは、時・分・秒です。ブラウンのコーティングが施された文字盤にはサンバースト仕上げが施されており、12粒のダイヤモンドインデックスが輝きます。レディース時計の防水性は300m (30気圧) で、日常的な水や湿気から保護されています。このモデルの価格は未使用約77万円、中古約58万円です。

ブルガリ・ブルガリ 102157の特徴

• ピンクゴールドのアクセント
• ケース径 33mm
• 自動的巻きの自社製ムーブメント
• 30ｍ (3気圧) まで防水
• ダイヤモンドインデックスの文字盤

自動巻きのレディース時計ブルガリ・ブルガリのリファレンスナンバー 102721は直径33mmのステンレスケースを備え、防水性は300m (30気圧) までになります。同コレクションで提供されているその他のモデルと異なり、この時計のベゼルにはパヴェダイヤモンドの装飾が施されています。パヴェダイヤモンドとは、ブリリアントカットを施した小粒のダイヤモンドのことを指し、これがベゼルに敷き詰められています。ステンレス製のリューズには、ピンク色のカボションがはめ込まれています。ホワイトマザーオブパールの文字盤上にはダイヤモンドインデックスが見られ、センターの時針、分針、秒針が設置されています。折りたたみ式バックル付きのブルーアリゲーターレザーストラップが付いてくるモデルは、未使用品で約90万円になります。メーカー国内定価は121万円です。

ブルガリ・ブルガリ ソロテンポ リファレンスナンバー 102977のケースはブロンズを素材としており、直径41mmで防水性は50ｍ (5気圧) です。このモデルはブルガリの自社製キャリバー BVL 191によって駆動されています。この機構ではコート・ド・ジュネーブ装飾が見られ、面取り仕上げとスネイル仕上げが施されています。センター針では時・分・秒が表示され、3時位置では日付を確認できます。ブラックの文字盤の6時と12時位置にはアラビアインデックスが、その他の箇所にはバーインデックスが見られます。ブラックのケースバックには透明のサファイアガラスがはめ込まれており、中身のムーブメントが透けて見えます。ピンバックル付きのブラウンレザーストラップが、時計を手首に心地よく固定します。Chrono24ではこのモデルの新品は約47万円でご購入いただけます。ブルガリの定価は66万9900円です。

ブルガリ・ブルガリのRef.101976はステンレス製のレディース時計です。直径37mmのケースは300m (30気圧) までの日常防水です。ホワイトのマザーオブパール文字盤にはバーインデックスとアラビアインデックスが使用されています。この時計の表示は、時・分・秒、並びに4時30分位置の日付です。蝶展開バックル付きのステンレスブレスレットが付いてくるこのモデルは、未使用約46万円でお買い求めいただけます。

コレクション内の頂点を成すモデルは、リファレンスナンバー 102034です。このモデルには直径41mmのピンクゴールドケースが備えられており、ブルガリの自社製ムーブメント BVL 263が時を刻みます。この自動巻きムーブメントはサファイアブリッジを搭載する透明のトゥールビヨンで、最大64時間のパワーリザーブを保ちます。ブラックの文字盤上にはピンクゴールド素材のアプライドインデックスが使用されており、時と分の表示があります。ベゼルにはこのコレクションでお馴染みのブルガリのブランド名がローマ字で刻印されています。この時計はピンクゴールド製のピンバックル付きのブラックありゲーアーレザーストラップで手首にはめられます。この非常に希少なモデルは、905万円ほどの価格で売買されます。

このモデルと共通の構造を持つ時計に、同じくとても希少なホワイトゴールドのリファレンスナンバー 102212があります。この時計の入手状況もピンクゴールドモデルとほぼ同じで、約845万円という高価格が付けられます。

ギリシャ人の銀細工職人ソティリオ・ブルガリは、1884年ローマにてアクセサリーとアンティーク品を販売するために何店かの店を開きました。1905年にコンドッティ通りに創業したブティックは当時「Old Curiosity Shop」と呼ばれ、今日まで同じ場所で営業を続けています。ブルガリは1910年から彼の晩年となった1934年まで、アールデコスタイルのアクセサリーの製造に専念しました。1950年代と1960年代、同ブランドはマレーネ・ディートリヒ、オードリー・ヘップバーン、ロミー・シュナイダー、クラーク・ゲーブルなど多くの国際的大スターによって発見され、彼らセレブたちがブルガリの名声を飛躍的に上げることになりました。

特に1970年代のブルガリの作品はバラエティーに富んでおり、例えばアンディ・ウォーホルによって率いられたポップアートなど、様々な流れからの影響を受けています。ブルガリは1970年代から2000年代にかけての国際化に伴い、パリ、モンテカルロ、ニューヨーク、ジュネーブにブティックを展開していきました。また、同社は2001年以降マリオットとリッツ・カールトンの両ホテルグループとコラボレーションしており、これらのホテル内でブルガリのショップを営業するのみでなく、今日までミラノ、バリ、ロンドンにてブルガリホテルを経営しています。2010年以降ブルガリは高級ファッション企業グループ LVMH (モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン) の傘下に入っています。このコングロマリットには、ディオール、タグホイヤー、ゼニス、ウブロなどの高級時計ブランドも属しています。