ビッグ・バン ウニコ: ウブロのフラグシップモデルシリーズ
ビッグ・バン ウニコは、スイスの高級時計ブランドであるウブロを最も体現しているシリーズです。この時計の大きなケース内には自社ムーブメントが搭載されており、そのモジュール構造によって GMT や永久カレンダーなどの機能を追加できます。
ビッグ・バン ウニコを買う5つの理由
- チャレンジ精神旺盛の角ばったスポーツウォッチ デザインで抜群の知名度
- マジックゴールド、チタン、カーボン、サファイアガラス素材のボリューム感あるケース
- モジュール構造の自社クロノグラフムーブメント、ウニコ HUB 1242 がベース
- 第2タイムゾーン、永久カレンダー、フライバック機能付きモデルあり
- 多数の特別限定モデル
自社ムーブメント搭載の強大なタイムピース
ウブロはウニコ モデルシリーズにて、大型サイズの時計をラインナップしています。このシリーズの多くの時計は 45 mm のケース直径を持ち、厚さは 15 mm です。2018年春以来、ウブロは 42 mm のやや小さめのモデルも提供しています。同社はビッグ・バン ウニコにおいて、伝統保守的なデザインを受け継ぐことを全く重視していません。ウブロがブランドとして成功している理由の一つは、そのデザインが奇抜で斬新なものであることだともいえます。角ばったテクニカルなデザインは、伝統とは正反対に位置するものです。
ウニコという名称は、それと同名の自社ムーブメントが由来になっています。ウニコ モデルシリーズの時計すべてに搭載されているこの機構は、シースルーの文字盤を通して眺めることができます。このキャリバーはモジュール構造で作られており、フライバックや第2タイムゾーンといった機能を追加で搭載できます。
ウブロは、様々な特殊素材を使用したビッグ・バン ウニコを提供しています。この素材には例えば、チタン、セラミック、カーボン、独自開発のキングゴールド、またサファイアガラスなどがあります。エクスクルーシブな新素材であるマジックゴールドは、特許を取得しているゴールドとセラミックの特殊合金素材です。軟らかく傷がつきやすい18金ゴールドにセラミックを配合することによって、非常に硬い金属が生み出されます。これはダイヤモンドによってのみ加工できるほどの硬さを持っています。
ビッグ・バン ウニコの価格は?
モデル | 価格 (約) | 特徴 |
ウニコ 45 レッドマジック | 230万円 | フライバック クロノグラフ、赤のセラミック製ケース |
ウニコ GMT チタニウム | 180万円 | クロノグラフ機能、第2タイムゾーン |
ウニコ パーペチュアルカレンダー サファイア | 975万円 | 永久カレンダー、クロノグラフ機能 |
フェラーリ ウニコ キングゴールド | 380万円 | フェラーリデザイン、クロノグラフ機能 |
ウニコ ゴルフ | 260万円 | ゴルフカウント機能、カーボンケース |
価格とモデルの詳細
ウニコ のフラグシップモデルはウニコ 45 です。45 mm の大型なクロノグラフはフライバック機能を持ち、このモデルには多彩なデザインの時計が用意されています。最も安いモデルはチタンもしくはセラミック製ケースのもので、価格は約170万円です。例外としては、2018年初期に発表された真っ赤なセラミックのケースを持つモデルで、この時計の価格は約230万円になります。金時計がお好みの方には、キングゴールドやマジックゴールドのモデルがお勧めで、価格は約320万円になります。ウニコ 45 にはサファイアクリスタル製ケースのモデルもあり、その価格は約500万円~700万円になります。最高額の時計にはダイヤモンド装飾が施されており、そのような時計の価格は約800万円~975万円になります。
2018年のバーゼルワールドで発表された 42 mm サイズのビッグ・バン ウニコのケース素材は、現在までチタン、キングゴールド、そしてその両素材のコンビネーションでセラミックベゼルが使用されたモデルのみとなっています。ウブロはこれらの時計において、ウニコ ムーブメントを完全に新しくデザインし直し、時計の機能性と72時間のパワーリザーブを保ったまま、薄さを 1.3 mm 薄く仕上げました。ウニコ 42 の価格は大型のモデルと同じ程度になります。チタン製モデルは約180万円、ゴールド製モデルは約420万円でご購入いただけます。
追加機能を搭載したウニコ: GMT と永久カレンダー
ウニコ GMT では、クロノグラフ機能の代わりに第2タイムゾーン表示機能が搭載されています。GMT針とデイ & ナイトプレートによって、もう一つのタイムゾーンの時刻を一目で読み取ることができます。また、クロノグラフの両プッシュボタンはそのまま残されています。このボタンを用いて、メインタイムゾーンの時間を一時間ごとに前進・後進させて簡単に設定できます。価格はケース素材にチタン、カーボン、またはキングゴールドを使用するかによって異なり、約180万円~320万円になります。
ビッグ・バン ウニコのその他の興味深いモデルにはビッグ・バン パーペチュアルカレンダーがあり、この時計にはストップ機能のみでなく永久カレンダーとムーンフェイズ機能が搭載されています。ベゼルの下部分に設置された隠れたプッシュボタンによって、日付の設定ができます。2つの大きなプッシュボタンは通常通りクロノグラフの操作に使用されます。カーボンケースのウニコ パーペチュアルカレンダーのモデルは、約520万円でご購入いただけます。キングゴールドとマジックゴールドの価格は約635万円~760万円になります。サファイアケースのパーペチュアルカレンダーをご購入希望の方は980万円ほど見込んでください。
特別モデル: フェラーリ、サッカーワールドカップ、デペッシュ・モード
同じくウニコ ムーブメントが搭載されているモデルには、フェラーリ社のデザイン部門ディレクターであるフラビオ・マンツォーニがその開発に多大な影響を与えたモデル、ビッグ・バン フェラーリ ウニコがあります。この時計は、フェラーリのシンボルであるキャバリーノ・ランパンテ風に装飾されているだけでなく、イタリア製スポーツ車であるフェラーリのコックピットを思わせるデザインにもなっています。例えば、このクロノグラフの分積算計は、フェラーリ車のタコメーターからインスピレーションを得ており、また時計のローターはフェラーリのリムを連想させます。ケース素材にチタン、カーボン、またはゴールドを選ぶかによって、このスポーティなタイムピースの価格は約230万円~380万円を上下します。
ウブロはビッグ・バン ウニコにおいて、時には本数が厳しく限定された特別モデルをこれまで数々発表してきました。サッカー UEFA ヨーロッパチャンピオンスリーグ、FIFA ワールドカップなどの大イベントの記念として、また FC バイエルン・ミュンヘン、ユヴェントス FC などのチームを讃えて特別なモデルも販売されました。また、シンセ・ポップの先駆であるバンド、デペッシェ・モードとのパートナーシップから生まれたウニコ デペッシェ・モードも人気のコレクターズ時計です。さらに、ウブロはゴルフファンのための時計も開発しました。時計モデル、ウニコ ゴルフではショット数、ホール数、トータルスコアのカウントができます。これら特別モデルの価格は220万円~320万円になります。
フレキシブルな自社ムーブメント HUB 1242
ビッグ・バン ウニコにはキャリバー HUB 1242 が搭載されています。ウブロが研究開発に4年の期間を費やしたこの機構は、330の部品が手作業で組み立てられており、毎時振幅数2万8800回で作動しています。この機構のパワーリザーブは72時間です。このムーブメントはモジュール構造を持ち、様々なコンプリケーションが付け加えられる仕組みになっています。例えば、GMT 機能やフライバック・クロノグラフ機能、永久カレンダー、バイレトログラード・クロノグラフなどの機能が追加できます。
ウブロの代表コレクションであるビッグ・バン
ウニコはビッグ・バン コレクション全体を代表するモデルシリーズと言えます。このシリーズは2005年の発売以来、ウブロの看板商品として同社の発展に大きな影響を与えました。異なる素材を一つの時計に融合するというコンセプトは、ウブロ社の重要な哲学でもあります。ゴールドケースの時計に取り付けられたラバーベルトは、1980年の発表当時に大変な注目を集め、ウブロの「フュージョン」コンセプトを確立しました。それまで組み合わされることのなかった素材のコンビネーションがウブロ時計の特徴であり、1980年当時、天然ラバーとゴールドのコンビネーションは全く新しいミックスでした。ウブロは今日までフュージョン哲学に基づき時計開発に取り組んでいます。
「ウブロ」はフランス語で舷窓を意味し、これが同社の時計デザインの基本となっています。幅の大きなベゼル上に配置されたH型のネジが、この時計の外観において際立つ特徴となっています。