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IWC アクアタイマ ー・クロノグラフ – ダイビング・ストップウォッチ
IWC アクアタイマ ー・クロノグラフは、逆方向回転防止ベゼルとセーフダイブ・システムを備える正真正銘のダイバーズウォッチです。そのクロノグラフ機能は水中でも操作可能。防水性は300m (30気圧) です。
目次
アクアタイマ ー・クロノグラフを買う5つの理由
- 高精度な確たるダイビング・クロノグラフ
- 防水性300m (30気圧)
- IWC独自開発のセーフダイブ・システムで安全な潜水
- 自社製キャリバーとブロンズケースの限定モデル
- 水中でも操作可能なクロノグラフ プッシュボタン
潜水用のクロノグラフ
アクアタイマー・クロノグラフは、2000年代初期から高級時計ブランドIWC シャフハウゼンのプログラムに取り入れられています。3針のアクアタイマーモデルと同様、クロノグラフ バージョンにも目を引く回転式インナーベゼルが設置されており、これによって潜水時間を計ることが可能です。2014年以降、このモデルにセーフダイブ・システムが搭載されるようになりました。このシステムでは、内側に取り付けられた潜水用スケールが付いたリングが、外側に設置されたベゼルによって操作されます。
IWC アクアタイマー・クロノグラフのさらなる特徴は、洗練されたパッキンシステムを備えるクロノグラフ プッシュボタンが、 水中でも使用可能なことです。 古いモデルの防水性は120m (12気圧) までです。IWCha2014年に、その防水性を300 m (30気圧) まで向上させました。時計を海の底でも読み取れるように、インデックスマーカーには明るい夜光塗料が使用されています。
アクアタイマー・クロノグラフのケースの多くは、ステンレスを素材としています。しかし、中にはチタンやレッドゴールド、さらに "エクスペディション・チャールズ・ダーウィン" モデルにおいてはブロンズなどの独特な素材も採用されています。ケース内にしっかりと保護されている機構は、モデルによって自社製キャリバーや、バルジュー7750ベースのキャリバーに精巧な仕上げが施されたものになります。時計はステンレス製ブレスレット、もしくはラバーストラップにて腕にしっかりと固定されます。ブレスレットはクイック交換システムによって、簡単に取り外し可能です。
アクアタイマ ー・クロノグラフの価格は?
モデル | 価格 (約) | ムーブメント | 素材 |
アクアタイマ ー・クロノグラフ "シャーク" | 114万円 | 89365 | ステンレス |
アクアタイマー・クロノグラフ "ガラパゴス・アイランド" | 93万円 | 89365 | ステンレス、ラバーコーティング |
アクアタイマー・クロノグラフ "エクスペディション・チャールズ・ダーウィン" | 92万円 | 89365 | ブロンズ |
アクアタイマー・クロノグラフ 44 | 60万円 | 79320 | ステンレス |
アクアタイマー・クロノグラフ 42 | 48万円 | 79320 | チタン |
ステンレスケース、バルジューキャリバー、防水性300m
価格的に一番安値のモデルは、バルジュー7750ベースのキャリバー79320を搭載するステンレスモデルです。このモデルは、インダイヤルの構成によってすぐに見分けが付きます。分・時積算計はそれぞれ12時と6時位置に配置されており、デイデイト表示が3時位置に、そしてスモールセコンドが9時位置に取り付けられています。
2004年発売のリファレンスナンバーIW3719が最も安く、約55万円でご入手いただけます。ケース直径42mmのこのモデルの特徴は、4時位置に設置されたリューズによって操作されるインナーベゼル です。この初代アクアタイマー・クロノグラフの防水性は 120m (12気圧) になります。
ダイビング・クロノグラフの2代目となる、2009年に発表されたリファレンスナンバーIW3767は、2つの点において初期のモデルと一線を画しています。まず、ケース直径が2mm大型になったこと、そしてインナーベゼルに代わって伝統的な逆方向回転式のダイビングベゼルが使用されたことです。この回転ベゼルはサファイアガラスが中敷になっており、表面には夜光の数字とマーカーが刻まれています。この時計の未使用品は約56万円、中古は約49万円にて提供されています。
2014年に発表されたリファレンスナンバー3768のモデルにおいて、IWCは再度インナーベゼルに戻りました。ただし、このモデルでは両方向回転ベゼルが使用されています。さらに、 セーフダイブ・システムが備えられているため、時計と逆方向にのみ回転するようになっており、これにより潜水時間が誤って延長されないよう安全面での考慮がなされています。また、もうひとつの改善点は 300m (30気圧) の防水性です。未使用品の価格は約60万円、中古品は約55万円になります。
ブロンズケースと自社製キャリバーの特別エディション
IWCはアクアタイマー・クロノグラフをこれまで次々に更新してきました。また、数々の特別エディションも発表してきました。その一例が、 "エクスペディション・ジャック=イヴ・クストー" です。このモデルは機能面では標準モデルと変わりませんが、ブラックの文字盤の代わりにサーキュラーグレイン仕上げが施されたブルーの文字盤が使用されています。このステンレス製時計の裏蓋には、有名なフランス人潜水士であったジャック=イヴ・クストーの肖像が彫刻されています。価格は未使用品で64万円、中古で約59万円です。
これに対し、 アクアタイマー・クロノグラフ "ガラパゴス・アイランド" は完全にブラックで統一されています。直径44mmのステンレスケースには加硫接着されたラバーコーティングが施されており、このためベゼルの操作が特に容易になっています。また、時計の中身も標準モデルと異なり、このモデルには自社製キャリバー89365が搭載されています。この機構はフライバック機能が備えられており、3時位置の小窓によって日付が表示され、60分までのタイムの計測が可能です。分積算計は12時位置に、6時位置にはスモールセコンドが配置されています。このモデルの未使用品は約93万円で販売されており、中古品はそれより約12万円安くなります。
アクアタイマー・クロノグラフ "エクスペディション・チャールズ・ダーウィン" はそれとほぼ同じ価格帯にあり、未使用約92万円、中古約80万円で提供されています。このモデルは技術面では "ガラパゴス・アイランド" と変わりませんが、ケースの素材にブロンズが使用されているのが特徴です。この錆びに強い素材はダーウィンの時代には海洋分野における計器の製造において主流の素材とされており、また、舷窓の取っ手部分にも使用されていました。ブロンズ素材の時計は独特な風靡を持ち、時が流れるにつれてその1本にしかない古つやが出てきます。これにより、時計の各1本が一点ものになります。
コレクターに特に人気なタイムピースは、"シャーク" や "ラ・クンブレ・ボルケーノ" などの限定モデルです。その両モデルは各 500本に限定されており、自社製キャリバー89365によって駆動されています。直径44mmのケースを備える "シャーク" モデルは、ホワイトの文字盤と針,またインデックスにて提供されています。ケースの裏蓋にはシュモクザメの群れが彫刻されています。この特別モデルの価格は保存状態により、約102万円~114万円になります。
"ラ・クンブレ・ボルケーノ" のケース素材にもステンレスが使用されていますが、このモデルではラバーコーティングが施されています。また、文字盤は時計の配色に合わせてマットなブラックで統一されています。クロノグラフの分針と秒針、またダイビングベゼルに刻まれた15分のスケールの赤い色が、完全にブラックの時計におけるアクセントとなっています。ケースバックには、ガラパゴス諸島にあるラ・クンブレ火山が彫刻されています。この限定モデルの価格は、その状態により約86万円~91万円です。