IWC (アイ・ダブリュー・シー) ポルトギーゼ
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IWC (アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ クロノグラフ
¥518,203~

IWC (アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ オートマチック
¥676,335~

IWC (アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ パーペチュアル カレンダー
¥2,105,534~

IWC (アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ ヨットクラブ クロノグラフ
¥777,038~

IWC (アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ ハンドワインド
¥566,818~

IWC (アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ アニュアルカレンダー
¥1,578,516~

IWC (アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ トゥールビヨン
¥3,852,867~

IWC (アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ・ミニッツ・リピーター
¥3,751,898~

IWC (アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ グランド コンプリケーション
¥12,051,828~
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IWC ポルトギーゼ – 高貴なスイス製高級時計
ポルトギーゼは、IWCの最も人気で有名な時計です。中でも特によく知られるのは、クラシックで優雅なクロノグラフ モデルです。シリーズの見どころは、永久カレンダー、ストップウォッチ機能、ミニッツリピーターなどを備えるグランドコンプリケーションです。
IWC ポルトギーゼを買う5つの理由
- クラシックなマリンクロノメーター - 知名度の高いデザイン
- コンプリケーション: クロノグラフ、年次カレンダー、永久カレンダー
- フライバック機能搭載のポルトギーゼ・クロノグラフ・クラシック
- 自社製の自動巻きキャリバー使用のモデルは7日間のパワーリザーブ
- コンスタントフォース・トゥールビヨン、永久カレンダー、星座盤を備えるシデラーレ・スカフージア
クロノグラフからグランド・コンプリケーションまで
ポルトギーゼはIWC シャフハウゼンによる最も有名で人気の時計です。 その名前は1930年代にマリンクロノメーター級の精度を誇る腕時計の製造を依頼したポルトガル人に因んで付けられました。このクラシックで優雅なクロノグラフ コレクションには今日様々なモデルがラインナップされており、168時間のパワーリザーブを持つ自動巻き時計や、永久カレンダー、ミニッツリピーター、ストップウォッチ機能のような複雑機構を搭載するモデルなどが提供されています。
ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージアは、IWCが誇る時計技術の頂点となるモデルです。トゥールビヨンを搭載するこの時計には永久カレンダーが備えられており、同時に文字盤上で恒星時と星座盤が見られます。また、コンスタントフォース メカニズムによって、格別に高い精度が実現されています。IWCは年間を通して、このユニークな時計をたったの数本しか製造しません。
ポルトギーゼ・クロノグラフは、シデラーレ・スカフージアよりも格段に多く市場に提供されています。このクラシックなクロノグラフモデルはシリーズ内で最もよく知れており、かつ低価格なモデルです。このモデルの比較的新しいバージョンは、ETAバルジュー7750ベースのキャリバーIWC79350によって駆動されています。IWCの時計技師たちはメーカーが提供する時計に対する厳しい基準をクリアするため、ベースキャリバーに大幅な改良を加えています。直径約41mmの大型なケースの素材には、ステンレスもしくはゴールドが使用されています。
IWC ポルトギーゼの価格一覧
モデル / リファレンス | 価格 (約) | 素材 / 直径 |
グランド・コンプリケーション、IW377601 | 2271万円 | プラチナ、45mm |
パーペチュアルカレンダー、IW503406 | 508万円 | プラチナ、44.2mm |
アニュアルカレンダー、IW503504 | 281万円 | レッドゴールド、44.2mm |
クロノグラフ・クラシック、IW390402 | 208万円 | レッドゴールド、42mm |
ヨットクラブ・クロノグラフ、IW390211 | 124万円 | ステンレス、43.5mm |
オートマチック、IW500109 | 107万円 | ステンレス、42.3mm |
クロノグラフ、IW371445 | 70万円 | ステンレス、40.9mm |
IWC ポルトギーゼ・クロノグラフの価格は?
ポルトギーゼと聞いてまず思い浮かぶのが、ポルトギーゼ・クロノグラフです。その特徴は、アラビア数字、細いリーフ針、6時位置のスモールセコンド、そして12時位置の分積算計です。IWCはこのモデルにおいて読みやすさにこだわり、時積算計と日付表示を省いています。時計を駆動させるのは、ETAバルジュー7750をベースに製造されている キャリバー79350です。これは44時間のパワーリザーブを持つ自動巻き機構です。ポルトギーゼ・クロノグラフのケース素材にはステンレス、レッドゴールド、ホワイトゴールド、イエローゴールドが使用されており、サイズは40.9mmです。ケースの厚みは12mmで、クロノグラフにしては薄型サイズです。
ステンレスモデルの未使用品は、約69万円で販売されています。また、多くの中古時計は60万円以下の価格で提供されています。文字盤の色はシルバー、ブルー、ブラックからお選びいただけます。これに対しレッドゴールドモデルの文字盤は、IWCがアルドワーズの呼称を付けたスレートグレーとシルバーの2種類で提供されています。レッドゴールドモデルの価格は新品同様約143万円、中古約123万円になります。
IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ・ラトラパンテは、ポルトギーゼ・クロノグラフ シリーズを代表するモデルのひとつです。時計に備えられている自社製のスプリットセコンド メカニズムにより、 中間タイムの測定が可能です。これを操作するプッシュボタンは、ケースの左側10時位置に設けられています。IWCは初代のポルトギーゼ・クロノグラフ・ラトラパンテを1995年に発売して以来、定期的に厳しく限定された特別エディションを発表してきました。250本に限定された、リファレンスナンバー371217の「ブティック・ミュンヘン」モデルなどがこれに当たります。この時計にはブルーの文字盤が使用されており、その配色にマッチするブルーのアリゲーターレザーストラップが取り付けられています。ケースの裏蓋には、ドイツ・バイエルンの首都ミュンヘンのシンボルのひとつでもある、フラウエン教会が見られます。時計内にはバルジュー7760ベーズの手巻きキャリバーが搭載されており、パワーリザーブは44時間です。このモデルの未使用品は、約111万円でご購入いただけます。
IWC ポルトギーゼ・クロノグラフの特徴
- タイム計測機能を持つ優雅なドレスウォッチ
- スモールセコンドと分積算計搭載の整った文字盤
- バルジュー7750ベースのキャリバー79350
- ラトラパンテ機能が付いたトップのモデル
フライバック機能搭載のポルトギーゼ・クロノグラ・ クラシック
自社製キャリバーを搭載するポルトギーゼ・クロノグラフをお探しですか?その場合、シリーズ内のクラシックバージョンをご覧ください。キャリバー89361を搭載するこのモデルはフライバック機能を備え、68時間のパワーリザーブを保ちます。繊細なフィニッシングが加えられたムーブメントは、サファイアクリスタルを通してケースの裏蓋側から眺められます。中でも取り分け目を惹くのは、ジュネーブストライプが施されたスケルトンのローターです。
ポルトギーゼ・クロノグラフと異なり、クラシックには60分積算計と同じく12時の場所に、12時間積算計が設置されています。3時位置には日付表示があります。レイルウェイ・ミニッツトラックが、時計を一層クラシックに見立てています。文字盤の色の種類にはシルバーとブルーが提供されており、直径42mmのケース素材はステンレストレッドゴールドからお選びいただけます。どちらのモデルもケースの厚みは14.2mmで、防水性30m (3気圧) です。この高級時計を腕にはめるブラックもしくはブラウンのアリゲーターストラップで、これがクラシックな優雅さをさらに助長しています。
ステンレスの IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ・クラシック は、未使用で約108万円、中古で約91万円になります。レッドゴールドモデルは新品同様で約188万円、中古で約180万円で提供されています。
ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ: 防水性60m
ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフは、ポルトギーゼ コレクション内のスポーツモデルです。このタイムピースの特徴は、直径43.5mmのステンレスもしくはレッドゴールド素材のケース、ラバーベルト、また60m (6気圧) の向上された防水性です。リューズガードと赤いクロノグラフ針が、この時計をスポーツウォッチとして惹き立てます。これに対し、文字盤を一周するレイルウェイ ミニッツトラック、 スモールセコンドとインダイヤルのデザインは、クラシックな印象を与えます。
フライバック機能搭載、パワーリザーブ68時間の自社製キャリバー89361が、ポルトギーゼ・クロノグラフ・クラシックと同じく、正確な時刻の表示と信頼の置けるタイム計測を実現しています。サファイアクリスタルケースバックを通して、美しく仕上げられた機構を眺めることが可能です。
新品同様のステンレスモデルは、約123万円でご購入いただけます。中古はこれに比べて数十万円安く86万円ほどの価格でご入手いただけます。レッドゴールドモデルの未使用品は約205万円、中古品は約169万円で販売されています。
ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフの特徴
- ポルトギーゼ コレクション提供のスポーツウォッチ
- フライバック機能とパワーリザーブ68時間の自社製キャリバー89361
- ラバーベルト
- 防水性60m (6気圧)
ポルトギーゼ・オートマティックは7日間のパワーリザーブ
クロノグラフ機能は必要ないという方には、ポルトギーゼ・オートマティックがおすすめです。この高級時計のデザインはマリンクロノメーター風のもので、ポルトギーゼ コレクションの特徴がよく表れています。9時位置のスモールセコンドと3時位置のパワーリザーブ表示のため、ポルトギーゼ・オートマティックはクロノグラフモデルと混同しそうなほどよく似ています。しかし時計を注意深く見てみると、ケースの側面にプッシュボタンはなく、文字盤上にも時・分積算計がないことがすぐに分かります。その代わり、6時位置には日付表示が設置されています。
ポルトギーゼ・オートマティックのサファイアクリスタルのケース裏蓋から透き通って見える 自社製キャリバー52010は、168時間という大変長いパワーリザーブを誇ります。このためこの時計を数日間ケースにしまって置いても、時計が止まることはありません。
ポルトギーゼ・オートマティックのケースは直径42.3mmで、厚み14.2mmです。また、防水性は30m (3気圧) です。素材はステンレスとレッドゴールドの2種類からお選びいただけます。文字盤の色の種類には、シルバー、ブルー、ブラック、アルドワーズが提供されています。
新品同様の自動巻きポルトギーゼモデルは約107万円で、中古は約80万円でご購入いただけます。新品同様のレッドゴールドモデルは約192万円、中古は約148万円で提供されています。
ポルトギーゼ・ハンドワインドの価格は?
IWC ポルトギーゼ・ハンドワインドには長い歴史があります。1930年代に発売された初代のモデルは、懐中時計用の手巻きムーブメントで駆動されました。また1993年に発表された IWC社の創立125年記念モデルには、手巻きキャリバー9828が使用されました。この記念モデルのデザインは、30年代に製造された昔ながらの時計を思わせるものです。このモデルのリファレンスナンバーは5441で、ステンレス、レッドゴールド、プラチナの3素材で提供されています。ステンレスモデルの本数は1000本、レッドゴールドモデルは500本、プラチナモデルはわずか250本に限定されています。
ステンレスモデルの価格は、時計の保存状態によって約99万円~148万円になります。ゴールドモデルは約185万円、プラチナモデルは約308万円でお買い求めいただけます。この3種類のモデルは、セットで約500万円にてご購入いただけます。
IWCは、その25年後にさらなる特別エディションを発表しました。これが ポルトギーゼ・ハンドワインド・エイトデイズ "150 イヤーズ" です。この特別版のステンレスモデルは1000本、レッドゴールドモデルは250本に限定されています。6時位置のスモールセコンドとレイルウェイ ミニッツトラックのデザインが、同じく1930年代のモデルを思い起こさせます。しかし、この時計の中で時を刻む機構は、8日間のパワーリザーブを持つキャリバー59215です。パワーリザーブ表示は時計の裏側に配置されており、文字盤上のバランスを崩さないよう配慮されています。また、サファイアクリスタルケースバックを通して、このパワーリザーブ表示と同時に美しく仕上げられたムーブメントの動きをご覧いただけます。
ステンレスモデルの価格は未使用約107万円、中古約91万円になります。レッドゴールドモデルはそれよりずっと高額で、未使用約407万円、中古約289万円にて提供されています。
永久カレンダー搭載ポルトギーゼ モデルの価格
IWC ポルトギーゼ コレクションは、カレンダー機能を備えるモデルも提供しています。カレンダー機能の中でも、自社内で永久カレンダーを製造することは時計技術上大変難しく、これを実現するということはメーカーが高い水準を誇ることを意味します。IWC ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーは、2015年以降自社製のキャリバー52610もしくは52615にて駆動されています。キャリバー52615には北半球と南半球の永久ムーンフェイズ表示が備えられているのに対し、キャリバー52610では普通のムーンフェイズ表示が使用されています。どちらのモデルにおいても、実際の月の満ち欠けに対する誤差は577.5年間で1日と微々たるものです。さらにこの高級時計は、日付、曜日、月、年、パワーリザーブの表示機能も備えています。また、2重の香箱によって7日のパワーリザーブが実現されています。
ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーのケースは直径44mmで、素材は18レッドゴールドもしくはホワイトゴールドです。文字盤の色はポルトギーゼの定番色である、シルバー、アルドワーズ、ブルーで提供されています。この複雑時計はアリゲーターレザーストラップ、もしくは イタリアの高級ブランド、サントーニ社が提供するベルトによって腕に巻かれます。
シルバーダイヤルを備えるプラチナモデルは、未使用約506万円で販売されています。ブルーのダイヤルを持つホワイトゴールドモデルは、未使用品で約358万円にてご購入いただけます。また、このモデルの中古品は約315万円で提供されています。両半球のムーンフェイズ表示を搭載するレッドゴールド素材のポルトギーゼ・パーペチュアルモデルの価格は、未使用品で336万円、中古品で約302万円になります。普通のムーンフェイズ搭載のレッドゴールドモデルは、未使用品約318万円、中古約299万円で提供されています。ホワイトゴールドモデルは新品約358万円で、やや高めの価格です。中古品の価格は約296万円です。
ポルトギーゼ・アニュアル・カレンダーの価格は?
年次カレンダー機能は永久カレンダーほど複雑ではなく、そのため全般的により安い価格で提供されています。ただし、ポルトギーゼ・アニュアル・カレンダーを毎年2月の終わりに手動で調整する必要があります。これに対し、永久カレンダーは2100年まで手動での調節を必要としません。
IWC ポルトギーゼ・アニュアル・カレンダー のデザインは、同コレクション内で提供されているオートマティック モデルに似ています。特に3時位置のパワーリザーブと、9時位置のスモールセコンドがこれらの時計の構造要素となっているところがよく類似しています。オートマティック モデルと異なり、年次カレンダーモデルは、日付に並び曜日と月を表示します。ポルトギーゼ・アニュアル・カレンダーのケースは直径44mmで、厚さ15mm、素材にはステンレスとレッドゴールドの2種類があります。時計を動かすのは自社製キャリバー52850です。この自動巻きキャリバーは168時間のパワーリザーブを保ち、さらに秒針停止機能を備えています。
未使用のステンレスモデルは、約189万円でご購入いただけます。中古品の価格は158万円ほどで提供されています。レッドゴールドモデルをご希望の場合、未使用品の価格は280万円、中古品は約235万円とお考えください。
20機能搭載のポルトギーゼ・グランド・コンプリケーション
ポルトギーゼ・グランド・コンプリケーションは、IWC シャフハウゼンが生み出す時計の中でも最も複雑なモデルです。20の機能は、永久カレンダーやクロノグラフ、またミニッツリピーターなどの複雑機構を含みます。ミニッツリピーターは時刻を音で知らせる機能で、このチャイム機構を製造できるのは最高の技術を持つ時計師のみに限られています。
ポルトギーゼ・グランド・コンプリケーションのケースは、大型の直径45mm、厚さ16mmです。ケース素材にはレッドゴールドもしくはプラチナが使用されており、そのためステンレス時計に比べて重量があります。製造本数は。両モデルとも250本に限されています。ケースバックにはポルトギーゼ モデルの歴史的な根源を思い出させるウインド・ローズに並び、リファレンスナンバーが彫刻されています。サントーニ社によって仕上げられたアリゲーターレザーストラップには、レッドゴールドもしくはプラチナの糸によるステッチが施されています。
IWC ポルトギーゼ・グランド・コンプリケーションのプラチナモデルは、未使用品で最低2218万円です。18Kレッドゴールドモデルの価格はこれより安く、同じく未使用品で約1935万円です。中古品は両モデルとも、約1232万円からの価格で見つかります。
その他の特徴
- 永久カレンダー
- ミニッツリピーター
- クロノグラフ
- ムーンフェイズ
- 自動巻き
- 秒針停止機能
ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア – IWCのマスターピース
ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージアは、IWCがこれまで生み出してきた時計の中で最も複雑なモデルです。その開発には10年の歳月が費やされました。この時計における最大の特徴はコンスタントフォース・トゥールビヨン、4日間のパワーリザーブ (96時間)、また恒星時表示です。 恒星時は、私たちが日常使用する太陽時と一日に4分差が出ます。天文関連分野では、例えば1つの星を毎日正確に同じ位置に見出す際に恒星時が使用されます。
恒星時は、地球の自転によって回転する星の動きを基本にした時間です。1恒星日は、星々が地球の自転によって360度1周するのに要する時間です。別の言葉に置き換えると、1恒星日は地球が360度自転するのにかかる時間となります。
ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージアの12時位置には、恒星時を表示するインダイヤルが設けられています。通常の時刻は、センター時針と分針、また、オフセンターの秒針にて示されます。スモールセコンド針はトゥールビヨンのケージに取り付けられており、1分間に360度回転するトゥールビヨンの原理が秒表示にも利用されています。4:30の位置にはパワーリザーブ表示が設置されており、手巻きキャリバー94900消耗率が小さな針によって示され、時計をいつ巻くべきか一目で分かります。
シデラーレ・スカフージアのコンスタントフォース・トゥールビヨン
IWC ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア に備えられたコンスタントフォース・トゥールビヨンは、非常に独特なものです。IWCはこのメカニズム二よって、テンプの振幅幅を一定に保つことに成功しました。機械式のムーブメントにおいては、ヒゲぜんまいから脱進機伝えられる動力に差が出ることが多くあります。時計が完全に巻かれた状態の下ではそのエネルギーが最も大きく、巻きが消耗するにつれてエネルギーも低下していきます。そして、これが精度に誤差をきたす原因となります。
IWCのコンスタントフォース・トゥールビヨン メカニズムは、テンプの振幅幅を一定に保ちます。これにより、非常に高い精度が実現されています。同時に作動する2つの香箱が、一定のエネルギーを48時間提供します。その後さらに48時間、コンスタントフォース メカニズム無しで作動し続けます。48時間が経過してコンスタントフォースが停止すると、秒針とパワーリザーブ針が滑らかに進むようになります。秒針はテンプの振幅数1万8000回/時に従い、1秒間に5回前へ進みます。コンスタントフォース作動中は、クォーツ式の時計と同じく1秒に1度針が進むようになっています。IWCはスポーツウォッチ インヂュニアに、さらに2019年以降のビッグパイロット・ウォッチ "プティ・フランス" にもコンスタントフォース・トゥールビヨンを採用しています。
星座図と永久カレンダー搭載の腕時計
ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージアの裏側には、星座図が表示されています。この星座盤は、所有者の希望に合わせて設定した場所から見た夜空の星の図を提供します。ケースバックに輝く500~1000個の星々によって、東西南北の方向をすぐに知ることが出来ます。また、この星座図は日中ブルーですが、夜間はグレーになります。その円周には2つの24時間リングが備えられており、これによって時刻が読み取れます。外側のリングは太陽時を表示し、内側のリングは恒星時を表示します。さらに、この時計は日の出/日の入りの時刻をも示します。そして、365日表示の永久カレンダーも搭載されています。この表示方法では、1月1日が1日目、1月31日は31日目、12月31日は365日目となります。閏年には、もちろん12月31日は366日目となります。この数え方は、天文学の分野においては一般的です。「LY」の表記は「leap year (閏年)」 の略で、閏年にはリング上の小さな窓にこの略が表示される仕組みになっています。左側の大きいな数字と、右側の小窓に表示される小さな数字をプラスした結果が、現在の日付になります。
IWCはシデラーレ・スカフージアのケース素材にプラチナ、18Kホワイト、もしくはレッドゴールドを使用しています。ケース直径は46mmと大型で、力強い腕を持つ方に似合うサイズです。また、520個の部品を内蔵する機構を持つこのモデルのケースは、17.5mmと比較的厚くなっています。プラチナモデルの重さは、280gになります。この時計には、イタリアの高級ブランドサントーニ社が製造する、アリゲーターレザーストラップが取り付けられています。
1930年以降の卓越した高精度
IWC ポルトギーゼの歴史は、20世紀の前半にまで遡ります。1930年代に2人のポルトガル人が、 マリンクロノメーター級の精度を誇る腕時計の開発をIWCに依頼しました。マリンクロノメーターは、航海の際に船を導く、大変高精度な時計です。これほどの精度を持つ時計機構の製造は、当時の時計技術では懐中時計用のみに限られていました。IWCも当時、サボネット用のキャリバー74を腕時計のケース内に収めていました。この懐中時計機構ではリューズが右側に設置されていたため、これをケースに収めるのは難しくありませんでした。
懐中時計の機構としては複雑で、大型なキャリバー74を内蔵した腕時計は、ケース直径41.5mmと比較的大型でした。当時の腕時計は小型なものが主流で、アールデコ風の四角いケースを持つ時計などがモダンとされていました。つまり、デザイン面ではポルトギーゼは時代を先取るものであったと言えます。また、技術面でもいくつかの良好な要素を提供しています。大型の懐中時計機構が使用された腕時計は、当時出回っていた小型な腕時計に比べて、遥かに高精度でした。
1980年代に入るまで、IWCはポケットウォッチ・ムーブメント使用のポルトギーゼをたったの数百本しか製造していませんでした。しかしメーカーは、1993年に発表されたポルトギーゼのリニューアル版で、この時計を復活させました。それ以降、このタイムピースはIWCが誇る最も有名なモデルシリーズのひとつとなりました。
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