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IWC ヨットクラブ – 人気の定番ヴィンテージ時計
ヨットクラブはIWCが提供する定番のヴィンテージ時計シリーズです。中でも、ジェラルド・ジェンタがデザインしたモデルは、コレクター時計として人気です。スポーティーなヨットクラブ クロノグラフは、2010年以降ポルトギーゼ コレクションに追加されました。
ヨットクラブを買う5つの理由
- ステンレスもしくはゴールド素材の、スポーティーで優雅なヴィンテージ時計
- ヨットクラブ II: ジェラルド・ジェンタによるデザインの注目コレクター時計
- 2重のショックアブゾーバーを備える自社製キャリバー
- 36mmと38mmのケースサイズ: レディース・メンズ用
- ヨットクラブ クロノグラフ: ポルトギーゼスタイルのフライバッククロノグラフ
2重ショックアブゾーバーを1967年以来備えるオールラウンドウォッチ
インターナショナルウォッチ・カンパニー (IWC) は、インヂュニア コレクションよりもスポーティーなシリーズとして、1967年にヨットクラブ Ref.811を市場に送り出しました。この3針時計モデルの特徴は、ステンレスまたはイエローゴールドを素材とする直径36mmの優雅なトノー型ケースです。IWCはこの時計の機構として効率のよい巻き上げに並び、 洗練されたショックアブゾーバー (二重耐震装置) を搭載した自社製キャリバー8541を使用しました。このシステムは2重の構造で作られており、バネとゴム製緩和材を使用することでより高い堅牢性が実現されています。また、ステンレスモデルは水深100m (10気圧) まで、ゴールドモデルは60m (6気圧) まで防水します。
有名デザイナー、ジェラルド・ジェンタが1977年ヨットクラブに新たな装いを提供しました。ジャンボとも呼ばれたヨットクラブ IIのケースサイズは38mmになり、これに幅の広い 8角ベゼルを合わせることによって完璧に仕上げられました。クォーツ危機の真っ只中であった当時、このモデルの大半にクォーツ機構が搭載されました。機械式の自社製キャリバー8541や、ジャガー・ルクルトの889をベースとするキャリバー3254によって駆動されるモデルは数千本しか製造されなかったため、現在では非常に注目されるコレクター時計となっています。
2010年以降、ヨットクラブ クロノグラフがポルトギーゼ コレクションの一部として提供されています。このモデルはそれ以前に製造されてきたヨットクラブとは全く異なり、ポルトギーゼのクラシックな赴きにリューズガードや夜行のインデックスと針、またラバーストラップなどのスポーティーな要素を付け加えています。さらに、直径43.5mmのステンレスまたはレッドゴールド素材のケース内にはIWCが自社で製造したクロノグラフキャリバー89361が搭載されました。
ヨットクラブの価格は?
モデル | 価格 (約) | キャリバー |
ヨットクラブ Ref.9209 | 164万円 | 8541 |
ヨットクラブ Ref.3211 | 60万円 | 3254 |
ヨットクラブ Ref.811 | 36万円 | 8541 |
ヨットクラブ Ref.3311 | 33万円 | クォーツ |
ポルトギーゼ ヨットクラブ クロノグラフ Ref.390202 | 242万円 | 89360 |
ポルトギーゼ ヨットクラブ クロノグラフ Ref.390503 | 115万円 | 89361 |
ヴィンテージ ヨットクラブの価格は?
スポーティーで優雅なヴィンテージ時計で、多くの時計コレクターに着用されているモデルとは違うタイムピースをお探しの方は、IWC ヨットクラブ Ref.811を一度必ずご覧になってください。この時計は、夜光の細い針とアプライドインデックス、またその外側の縁部分に設置された夜光のポイントによって、簡素に仕上げられています。ケースサイズは36mmので、レディース・メンズの両方に適しています。
このモデルで最も頻繁に見られるのは、3時位置に日付を搭載するサンレイ仕上げが施されたシルバーホワイトダイヤルのステンレス製タイプです。また、同じく日付表示ありのゴールドケース、ゴールドダイヤルバージョンも比較的多く提供されています。これらのヴィンテージ時計の価格は約36万円です。
ブラック文字盤のモデルやノンデイトバージョンは、それに比べて低価格で提供されています。これらはより希少ですが、価格は約25万円~35万円と比較的安くご購入いただけます。
ジェンタ デザインの8角ベゼル
コレクターに人気のモデルは、ヨットクラブ Iです。これは、ジェラルド・ジェンタがデザインした8角ベゼルを持つ時計が、彼の有名な作品であるロイヤルオークを思わせるからでしょう。IWCはこの自動巻きモデルを少数本しか製造しなかったため、この時計はコレクターに非常に注目されています。ゴールドケースとジャガー・ルクルト ベースのキャリバーが使用されたヨットクラブ II Ref.3211には、約60万円の価格が付けられます。自社製キャリバー8541搭載のRef.9209は、状態の良い中古品で約165万円にて販売されています。
デザインが時計を選ぶとき重要だ、という方には、クォーツ式のヨットクラブ IIがおすすめです。このモデルは、ステンレス素材やゴールド素材、ブラックやホワイトの文字盤、またバーインデックスやローマ数字など、バラエティ豊かです。モデルの種類と時計のコンディションによって、価格は約33万円~45万円になります。
2010年以降: フライバック クロノグラフを備えたヨットクラブ
IWCは2010年、ヨットクラブにおいて新しい歴史の幕を開けました。それ以降、ヨットクラブはポルトギーゼ コレクション内の、ヨットクラブ クロノグラフに属するようになり、そのデザインにも変更が加えられました。ケース直径は43.5mmになり、ポルトギーゼ コレクションにてお馴染みのラウンド型です。また、 レイルウェイミニッツトラックやアプライド アラビア数字も、同コレクションで提供される時計モデルの特徴です。にもかかわらず、ヨットクラブ クロノグラフはコレクション内のその他のモデルに比べて格段にスポーティーです。この時計はポルトギーゼにおいて唯一リューズガード、蓄光針とインデックス、ラバーベルトを備えるモデルです。また、真っ赤なクロノグラフ針がスポーティーな印象をさらに助長しています。
2012年以降、ヨットクラブ クロノグラフの時計には、フライバック機能を備える68時間パワーリザーブの自社製キャリバー89361が使用されています。この機構は、古めのモデルにおいて使用されていたキャリバー89360を改良したものです。どちらの機構においても、クロノグラフ分針と時針が12時位置にあるインダイヤルに設置されています。スモールセコンドは6時位置にあり、3時位置には日付が表示されています。
ステンレス製のヨットクラブ クロノグラフの文字盤は、ブラック、ホワイト、ブルーの3種類が提供されています。このモデルの価格は、未使用品で約103万円~117万円になります。中古品は、約92万円にてご購入いただけます。2012年以前のモデルもそれ以降のモデルも、価格的には同じです。しかし、レッドゴールドケースとブラウンのサンレイ仕上げダイヤル使用のモデルは格段に高い価格で販売されています。このモデルのキャリバー89361搭載バージョンは、未使用品約193万円にて販売されています。キャリバー89360を備えるそれ以前のモデルは、未使用品で約242万円になります。2012年以降のモデルの中古品は、多少安くご購入いただけます。その価格は約151万円で、2012年以前のモデルに比べて約23万円安く提供されています。