ロンジン プリマルナ

ロンジンは、プリマルナ コレクションを2009年に発表しました。真ん丸のケースは月の趣を連想させます。このコレクションの名前にも表れている「ルナ」は月の意味ですが、その満ち欠けは時間の経過の体現でもあります。ロンジンは Ref. L8.115.4.71.6 に、従来の時刻表示に追加してムーフェイズを搭載しています。プリマルナのサイズは、26.5mmと30mmの2種類で提供されています。素材にも2つのタイプがあります。その1つは完全にステンレスから成るモデル、もう1つはベゼルとブレスレットのミドルリンク部分に18Kピンクゴールドが使用されているモデルです。また、ロンジンはこの時計のケースに0.403カラットの高級なウエッセルトン ダイヤモンドを使用しています。

新しいモデルに共通している点は、ブルーに発色された針です。古めのモデルには、シルバーの針が取り付けられたものもあります。文字盤上の12時の下部には、ロンジンのロゴである翼のある砂時計が見られます。スイス・サンティミエに拠地を置く高級時計ブランド ロンジンは、プリマルナ コレクションの時計にシルバー、もしくはマザーオブパールの明るい色の文字盤を使用しています。いくつかのモデルでは、文字盤に特有の透明さをもたらす複層無反射コーティングが施されています。モデルによってはダイヤモンドインデックスや、アプライドのローマインデックスが使用されています。

ロンジンはコレクション内の多くのモデルを、センターの時針・分針・秒針、並びに3時位置に日付表示を搭載するクォーツ式のCal. L129、L250、L263で駆動しています。また、これらすべてのクォーツ機構に共通する点は、EOL表示が備えられていることです。EOLは ”End Of Life” の略で、電池の消耗率を示すことによりいつ電池交換が必要かを確認できるようになっています。モデル Ref. L8.111.5.79.6 などのトプモデルには、クォーツ機構と同じ時間・日付表示の構造で作られた自動巻きムーブメント Cal. L592 が使用されています。

最も高貴なプリマルナ時計の1つに、 Ref. L8.112.5.89.6があります。このモデルのベゼルには、合計0.403カラットのウェッセルトン ダイヤモンドが48粒ちりばめられています。さらに、マザーオブパールの文字盤上には、合計0.044カラットの11粒ダイヤモンドがインデックスとして使用されています。直径30mmのステンレスケースのベゼルとブレスレットのミドルリンクには、18Kピンクゴールド素材が使用されています。この時計はETA 956.412ベースのクォーツ機構Cal. L129によって駆動されています。このモデルの未使用品は約59万円でご購入いただけます。中古品はまだ市場に多く存在しません。

クォーツ機構Cal. L250のプリマルナ Ref. L8.110.5.79.6.は、レッドゴールドとステンレスから成るコンビデザインでも提供されています。ケース径26.5mmのこのモデルのベゼルには、総重量0.29944カラットのウェッセルトン ダイヤモンドが使用されています。複層無反射コーティングが施されたシルバーの文字盤には、アプライドのローマインデックスが見られます。このモデルは未使用約40万円、中古約36万円でご入手いただけます。

ステンレス素材が完全に使用されたデザインがお好みの方は、 Ref. L8.112.0.87.6 がお気に召すかもしれません。そのケース径は30mmで、ベゼルには48粒のダイヤモンドが備えられており、さらに11粒のダイヤモンドが日付表示窓のある3時位置を除くその他すべてのアワーマーカーに使用されています。Chrono24では、このモデルを未使用約26万円、中古約16万円でご購入いただけます。

ロンジンは、ケース径26.5mmの小型のステンレスモデルも提供しています。そのモデルは Ref. L8.111.0.71.6 で、ベゼルには総重量0.299カラットの44粒の美しいウェッセルトン ダイヤモンドが輝きます。文字盤の色はシルバーで、アワーマーカーにはローマインデックスが使用されています。この時計はETA A20.L11ベースの自動巻きムーブメント Cal. L592 によって駆動されており、パワーリザーブは40時間です。Chrono24にて、このモデルの未使用品は約29万円で提供されています。ステンレスベゼル、クォーツ機構、文字盤に11粒のダイヤモンドが使用された Ref. L8.110.4.87.6. モデルは、未使用約11万円でご購入いただけます。

プリマルナ コレクションには、ダイヤモンド装飾なしのモデルも提供されています。ステンレスとレッドゴールドから成るコンビモデル Ref. L8.111.5.78.6 のケース径は26.5mmで、自動巻きムーブメントCal. L592で駆動されるこのモデルは、未使用約29万円で販売されています。ケース径30mmの Ref. L8.113.4.71.6 は、完全にステンレス素材で作られています。このモデルのケース内でも、Cal. L592が時を刻んでいます。シルバーの文字盤上には、ブラックのアプライド ローマインデックスが見られます。このシンプルなレディース時計は、未使用約13万円です。