2018年10月04日
 6 分

お手頃価格の3つのIWC時計が、IWCの様々な物語を語る

Jorg Weppelink
お手頃価格の3つのIWC時計が、IWCの様々な物語を語る

写真:IWC

この記事では、人生初の高級時計としてふさわしく、またどんな時計コレクションにも首尾よく追加できる、3本の安いIWC時計を紹介する。これら3本はIWC3つの異なるコレクションで提供されており、そのどれもが何年もこのブランドの人気商品として存在してきた代表的で見事な時計だ。

高級時計の大手ブランドであるIWCは、無垢なデザインを持つ高技術な自社ムーブメントを製造することで多く知られている。世界的に有名なIWCの時計は、6つのスタンダードコレクションと、1つの限定版コレクションに分類される。スタンダードIWCコレクションには、ポルトギーゼ、ポートフィノ、ダ・ヴィンチ、インヂェニア、アクアタイマー、そしてパイロットウォッチとある。「ジュビリー」コレクション(詳しくはここから)には、特別な場面のために生産された全てのリミテッドエディションがラインナップされている。

IWC マークXVIII

IWC マークXVIII
IWC マークXVIII写真:IWC

今回まず紹介する時計は、有名なIWCパイロットウォッチ コレクションからの最新モデルであるIWCマークXVIIIだ。このモデルは古くから続くIWCマークシリーズに属しており、このシリーズの歴史は1936年に発表された時計にまで遡る。「スペシャル パイロットウォッチ」は、航空時の極限状態に耐久する時計の中でも世界的に初期のものであった。この時計の特徴は、ブラックの文字盤上でそれと対照的に輝く蛍光針、そして時刻を示す大きな数字インデックスだ。これらの特徴が、現行モデルに到るまで全てのIWCパイロットウォッチの象徴的で人気な外装を形成する基盤となっている。

マークXVIIIには、それ以前に発売された全てのマークシリーズの時計のように、大きな数字インデックスと輝く大きな針といった象徴的なデザインが文字盤に施されている。マークXII以降の全てのモデルには、日付表示が配されている。XVIII40mmのケースと自動巻きムーブメント、IWCキャリバー35111が搭載されており、パワーリザーブは42時間。

現行モデルのマークXVIIIは、様々な配色から選べる。最もクラシックなモデルは、ブラックの文字盤にホワイトの時分針が備えられ、ブラックのストラップで提供されている。さらにホワイトの文字盤にブラックレザー、またはベージュの布製ストラップで提供されているモデルもある。IWCマークXVIIIは60万円を少し上回る価格で提供されている。時計産業の歴史の中でも伝説的なタイムピースを、お手頃な値段で購入できる。

IWCアクアタイマー オートマティック

IWCアクアタイマー オートマティック
IWCアクアタイマー オートマティック写真:IWC

次に紹介する時計は、IWCアクアタイマー オートマティックだ。このアクアタイマーは、1967年に初めて発売されて以来、現在に至るまでIWCプログラムで継承されている。発売当時は、このシャフハウゼンに拠点を置くブランドにとって、遅からず成功を収められると見込まれていた新たな時計シリーズからの最初の時計であった。だが、成功の軌道に乗るまでの航海は険しいものであった。IWC1970年にアクアタイマーのデザインを更新したが、日本のクォーツ式時計が市場を席巻したことにより、スイスの時計業界は大きな影響を受け、あいにく人気を得ることが困難であった。

IWCは1998年にIWCアクアタイマー GSTオートマティック 2000を発表し、アクアタイマーを改めて販売開始した。それが現在知られるアクアタイマーシリーズの始まりであった。復興されたアクアタイマーシリーズの最新モデルは、2014年に販売されたアクアタイマー オートマティックだ。オートマティックは、全てのアクアタイマーの最も基本的な要素を含むモデルで、日付表示と潜水時間を図るためのIWCセーフダイブ システムという回転式アウター/インナーベゼルが備えられている。文字盤は、現代的デザインが施されており、扱いやすくなっている。搭載されている大きなインデックスはダイビングに最適だ。自動巻きIWCキャリバー 30210が搭載され、パワーリザーブは42時間。

スタンダードのアクアタイマー オートマティックは、ブラックのラバーストラップと、ブラックまたはホワイトの文字盤で提供されている。どちらの文字盤でも、この時計は70万円を少し上回る値段で販売されている。

IWC ポートフィノ オートマティック

IWC ポートフィノ オートマティック
IWC ポートフィノ オートマティック写真:IWC

お手頃価格の3本のIWC時計の中から最後に紹介する時計は、IWCポートフィノ オートマティックだ。ポートフィノ コレクション1984年に発表された。この時計デザインは、IWCのポケットウォッチとして1970年代に登場したレピーヌが手本となっている。「ポートフィノ」という名前は、イタリアのかつて漁村であった町の名であり、その美しい町での優雅な生活を表している。ポートフィノは、マークXVIIIやアクアタイマー オートマティックのような古い歴史はないが、男女両方に人気があるなど、IWC時計の中で最も成功したシリーズの一つである。

1984年に発表した最初のポートフィノにおいて、IWCにとって昔ながらの定番であるポケットウォッチのような、クラシックなラウンド型の使い勝手の良いケースを製造していた豊かな歴史が復興された。その後20年間、IWCクラシックなデザインが施されたポートフィノ時計を販売するだけではなく、技術的に改良が加えられたムーブメントを含むシリーズを発表していった。そして2011年以降発売された、現在のポートフィノが存在する。現行モデルは、多くから愛されてきた従来の美しく優雅でシンプルなデザインを保っている。この時計には、自動巻きキャリバー35111が搭載されており、パワーリザーブは42時間。

この時計は、ブラックまたはシルバーの文字盤で提供されている。シルバーで提供されている時計には、ステンレス製またはゴールドの針から選べられる。3つの全ての時計にはブラックのアリゲーターストラップを備えており、特にクラシックで優雅な印象を与えている。この時計は約60万円の価格で購入できる。その価格で、イタリア・ポートフィノの素晴らしい生活に触発された高級感と優雅さを表す時計を購入することができるのだ。

ということで、これらが様式の全く異なる、有名な、しかし低価格な3本のIWC時計だ。3本とも全てIWCブランドの人気商品である。これらのどの物語、またはどのデザインがあなたのライフスタイルと合うか決めるのはあなた次第だ。この有力な3本の中から1本を選ぶのは難しいかもしれないが・・・。

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IWCシャフハウゼンの新作時計 SIHH 2018


記者紹介

Jorg Weppelink

こんにちは、ヨルグです。2016年からChrono24で記者として執筆しています。しかし、Chrono24との関係はそれ以前からあって、時計好きになったのは2003年頃からです。私の友人 …

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