2022年07月18日
 8 分

オメガ シーマスター コレクションについて知っておくべきすべてのこと

Donato Andrioli
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オメガ シーマスター コレクションは、オールラウンダーからプロ用ダイバーズウォッチまで、時計愛好家魂が求めるものをすべて揃えている。革新的な技術、心を掴むデザイン、圧倒的なコストパフォーマンス。しかし、オメガが提供するラインナップはあまりにバラエティに富んでいるため、経験豊富な時計コレクターでさえも、その全体像を見失うことがある。そこで、オメガ シーマスター コレクションの中でも特に重要なモデルをご紹介し、そのモデルについて知っておくべきことをすべてお伝えしようと思う。 

The Omega Seamaster collection offers innovative watches, exciting designs, and unbeatable value.
オメガ シーマスター コレクションは革新的な技術、心を掴むデザイン、そして圧倒的なコストパフォーマンスを提供している。

完璧なオールラウンダー:オメガ シーマスター アクアテラ

最も人気の高い時計ブランドであるオメガは、オメガ シーマスター アクアテラでスポーティーとエレガンスを融合させることに成功した。どんなシーンにも適し、理屈的にはどんな時にも外さずにいられる時計が誕生したのだ。ドーム型ベゼルとミニマルデザインのケースがスポーティーな印象を、ミドルリンクがポリッシュ仕上げになっているブレスレットが洗練された印象を醸し出している。そのためアクアテラはジーンズやTシャツはもちろん、スーツにもよく似合う。また、デザインが見事なだけでなく、技術的にも現代の時計に求められるものをすべて持っている。「METAS」の認証を受けたコーアクシャル自動巻きムーブメントは60時間のパワーリザーブを備え、日差0~+7秒という極めて高い精度を実現している。また、このムーブメントの大きな特徴は耐磁性にあり、オメガ シーマスター アクアテラは1万5000ガウスまでの磁場に耐えることができる。6時位置に実用的な日付表示機能があり、防水性も150mと技術仕様は完璧だ。さらには、サファイアガラスのケースバックから、自動巻きのムーブメントが動く様子を鑑賞することもできる。しかし、オメガ アクアテラの真骨頂といえば、オメガが「チークコンセプト」と呼ぶ文字盤であり、これは豪華なヨットのウッドデッキをイメージしたものだ。サンレイ仕上げと太い横縞模様は、特に日中や晴れた日に息を呑むような光の戯れを生み出し、見る者を楽しませてくれる。 

オメガがアクアテラで用意している選択肢の幅広さも人気の理由だ。このオールラウンダーの文字盤には数え切れないほどのバリエーションが用意されており、暗い色、明るい色、あるいはカラフルなものなど、どんな好みの方にも必ずお探しのものが見つかるはずだ。また、41mm径では大きすぎるという方には、小さめの38mm径モデルも用意されている。そして、オメガはつい最近文字盤のバリエーションをさらに拡大した。2022年の新作には美しいチークコンセプトの文字盤は採用されていないが、代わりにとてもカラフルで息を呑むようなサンレイ仕上げの文字盤が採用されている。今後、時計界にセンセーションを巻き起こすことは間違いない。しかし、オメガ シーマスター アクアテラの市場価格はすでに時計ファンを熱狂させている。この素晴らしいオールラウンダーは、70万円以下からコレクションに加えることができるのだ。 

The Omega Seamaster Aqua Terra is the all-rounder of the Seamaster collection.
オメガ シーマスター アクアテラは、シーマスター コレクションのオールラウンダーだ。

非常に魅力的な現代のダイバーズウォッチ:オメガ シーマスター ダイバー 300M

オメガ シーマスター ダイバー 300Mは、シーマスター コレクションの中でも最も有名な時計だろう。このアイコンウォッチは非常に人気が高く、魅力的な現代のダイバーズであり、ある意味ではかの有名なロレックス サブマリーナでさえも古臭く見える。シーマスター アクアテラ同様、ユニークで素晴らしいデザインに、優れた技術と圧倒的なコストパフォーマンスの良さを誇る。300Mの一番の魅力は、波模様の文字盤だと筆者は思う。レーザーエングレービングで波模様を描いたセラミック製の文字盤は、時計界でも他にはない独創的なデザインだ。もちろん時計の内部も、300m防水、日付表示機能、ムーブメントを鑑賞できるサファイアガラスのケースバックを備え、それ自体充実していて満足できるものだ。しかしオメガはそれでもまだ足りず、その上さらに、アクアテラと同様、METAS認定のコーアクシャル自動巻きムーブメントを搭載し、極めて正確なだけでなく、1万5000ガウスまでの耐磁性を与えている。またオメガは、防水性に関して他社を何歩もリードしている。多くの時計は、文字盤に表示されている水深に合わせて圧力を設定した圧力テストを受けるだけだが、オメガは実際に300m、あるいはそれ以上の深さの水中にダイバーズウォッチを潜らせているのだ。 

さらに言えば、アクアテラと同様にここでもバリエーションの多さにこだわっている。カラー展開が豊富なので、ダイバーズウォッチファンの誰もが満足できるはずだ。個人的には、白い文字盤に黒いセラミックベゼルの組み合わせが特に気に入っている。確かにベゼルの操作感にはまだ改善の余地があり、チューダー ブラックベイやロレックス サブマリーナの触り心地の良さには到底及ばないが、それ以外の点では、オメガ シーマスター ダイバー 300Mには非の打ちどころがない。とりわけラバーストラップと合わせると、現在購入できるダイバーズウォッチの中でも特に美しく、魅力的なモデルと言える。代わりにメタルブレスのダイバーズ・エクステンションを諦めることになっても、個人的にはまったく構わない。市場価格も70万円以下からと、価格的にも大変魅力的だ。 

The Omega Seamaster collection offers innovative watches, exciting designs, and unbeatable value.
現代のダイバーズウォッチの中でも特に魅力的なオメガ シーマスター ダイバー300M

オメガ シーマスター プラネットオーシャン

シーマスター プラネットオーシャンもオメガのダイバーズのもうひとつのラインだ。ロレックス シードゥエラーにも比肩する優れたモデルである。そのサイズと特徴からも予想がつくことだが、この時計はプロ仕様のアプローチをしており、普段着よりスイムショーツやダイビングスーツに似合う時計だ。シーマスター プラネットオーシャンは、スポーティーで妥協のない一本だと言えるだろう。300Mと比べると、全体的なデザインはトラディショナルであまり革新的ではないが、だからといってディテールの豊富さで劣るわけではない。ロゴ、フォント、インデックス、針はすべて見事な出来で、文字盤と同様これ以上は望めないほど非の打ちどころがない。ケースサイズは43.5mm径で、手首が太めの方に適している。セラミックベゼルのダイビングスケールは、チタン、ジルコニウム、銅等の合金で傷がつきにくい「リキッドメタル」製だ。ブレスレットにはオメガが特許を取得したダイバーズエクステンションを採用しており、ブレスレットを素早く調整することができる。METAS認定のコーアクシャル・ムーブメント「キャリバー8900」は、60時間のパワーリザーブ、伝統的な3時位置に日付表示機能、1万5000ガウスまでの耐磁性を備えている。また、オメガではお馴染みだが、このモデルでもサファイアガラス製のケースバックからムーブメントを眺めることができる。オメガ シーマスター プラネットオーシャンは600mの防水性を持つことで、プロのダイバーのニーズを完璧に満たしている。驚くことに、このダイバーズウォッチには革新的な技術や最新技術による数々の改良が行われているのに、自由市場で70万円前後で購入できるのだ。 

オメガはシーマスター プラネットオーシャンでも文字盤とベゼルのカラーに豊富な選択肢を用意している。特に、数ヶ月前に発表されたオメガ シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープが素晴らしいと思う。このモデルにはカラーバリエーションも複数あるが、特に筆者の印象に残っているのはブラック&ブルーのモデルだ。このモデルは色彩的にはロレックス シードゥエラー ディープシーを驚くほど彷彿させるが、それでも独自のデザインで見る者を納得させる力がある。直径はなんと45.5mmで普段使いには向かないサイズだが、内蔵されている技術と6000mという驚異的な防水性能は、ダイバーズウォッチファンの度肝を抜くものだ。これまで常に過小評価されてきたプラネットオーシャンだが、新しい「ウルトラディープ」は、希望小売価格が100万円を超えるため、すべてのダイバーズウォッチ愛好家には手が届かないとしても、時計界にセンセーションを巻き起こす可能性を秘めている。 

The Ultra Deep is the latest creation in the Seamaster Planet Ocean series.
ウルトラディープはシーマスター プラネットオーシャン・シリーズの最新作だ。

記者紹介

Donato Andrioli

チューダー ブラックベイ41という機械式時計を始めて買って以来、機械式時計の虜になってしましました。特に、古くて感動的な歴史を持つアイコン時計が大好きです。

記者紹介

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