2022年07月05日
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ロレックス デイトナ、手頃な価格のリファレンス3選

Donato Andrioli
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ロレックス デイトナは伝説的な腕時計として常に高い人気を誇ってきた。しかし近年、多くの時計コレクターにとって、このアイコニックなクロノグラフを手に入れることはまず不可能になっている。現行のロレックス デイトナ「パンダ」Ref.116500LNの市場価格は約700万円にもならんとしており、我々時計愛好家の大多数にとって高嶺の花になってしまった。また、旧モデルも今だに記録的な高値で取引されており、こちらもほとんど入手が困難という状況だ。ではアンティーク時計をもう少し詳しく調べてみたらどうだろう?探しているうちに、魅力的なロレックス デイトナのリファレンスを3つ見つけたのでこれからご紹介したいと思う。おかしな期待を抱かせないよう先に言っておきたいが、これからご紹介するリファレンスも決して廉価品とはいえない。ただ、現在市場に出回っている伝説的なクロノグラフの中では指折りの、手頃な価格のリファレンスだということだ。

現行のロレックス デイトナ、特に「パンダ」モデルは多くの時計愛好家にとって手の届かない存在だ。

1. コンビカラーの負け組モデル ロレックス デイトナ Ref.116523

ロレックスの伝説的クロノグラフの中で、手頃な価格のリファレンスとして今回最初にご紹介するのは、そもそもこの記事を書こうというインスピレーションを与えてくれた1本だ。昨年、250万円以下で買えるロレックスのベストウォッチについて記事を買いた時、ちょっとした自分への課題として、6桁のデイトナをご紹介しようと思った。その際、本当に250万円以下で購入できるロレックス デイトナ Ref.116523に出会ったのだ。それから約1年、価格は多少上がったが、それでもデイトナの6桁リファレンスの中では最も安い価格であることに変わりはない。Ref.116523は伝説的なクロノグラフのステンレスとイエローゴールドのコンビカラー・バージョンだ。2000年代の製造ということで古めのリファレンスではあるが、すでに自社製キャリバー4130が搭載されており、パワーリザーブはなんと72時間だ。それ以前のデイトナにはゼニスのエルプリメロが搭載されていた。

このリファレンスには、ソリッドパーツを使用して堅牢性がアップしたブレスレットとクラスプがすでに採用されている。これ以前のリファレンスとは異なり、ケースにはすべてポリッシュ加工が施され、まさに現行のデイトナで馴染みのある仕上げとなっている。ロレックス デイトナにずっと前から憧れていただろうか?ステンレスとゴールドのコンビはお好みだろうか?そして、予算に収まるだろうか?もしそうなら、Ref.116523は夢を叶えてくれる最も手頃な選択肢と言えるだろう。運が良くて鼻もきくなら、ブラック、ホワイトあるいはシャンパンカラーの文字盤のモデルでも250万円前後で購入することが可能だ。

最も安く購入できるデイトナの6桁リファレンス、ロレックス デイトナ Ref.116523

2. 伝説のクロノグラフのステンレス・バージョン ロレックス デイトナ Ref.116520

Ref.116523のステンレス&ゴールドのコンビモデルではピンと来ない、あるいは、とにかくステンレスモデルしか眼中にない、という方には、Ref.116520がお探しのモデルかもしれない。1本目にご紹介したスチール&ゴールド・バージョンと同様、サファイアガラス、72時間パワーリザーブのロレックス自動巻きキャリバー4130、ソリッドパーツを使用して堅牢性がアップしたブレスレットとセーフティフォールディングクラスプなど、現代のロレックスが持つ長所をすべて備えている。しかし、現行のロレックス デイトナで人気のパンダルックも、ブラックセラミックベゼルも諦めざるをえない。Ref.116520は白文字盤のバージョンもステンレスベゼルとシルバーのインダイヤルを備えている。

一方、黒文字盤のモデルは、現行の伝説的クロノグラフに極めて近い顔つきをしている。Ref.116520のきらめくシルバーのインダイヤルとインデックスは、ロレックス デイトナの最新モデルとほぼ同じように見える。セラミックベゼルがないことでくらいしか、注意深い時計愛好家も最新リファレンスと見分けることはできない。Ref.116520は決して安い買い物とは言えないが、市場価格は約350万円~430万円と、現行のロレックス デイトナより明らかに「手頃」なのが特徴だ。手頃な価格のステンレスモデルをお望みで、特に黒い文字盤がお好みなら、Ref.116520が最善の選択だ。この組み合わせだと、新しいモデルに驚くほど近いのだ。

ロレックス デイトナ Ref.116520は、伝説的クロノグラフの現行リファレンスに驚くほど近い。

3. 黄金の異端児 ロレックス デイトナ Ref.16518

ロレックスの伝説的クロノグラフの5桁リファレンス16518は、まさに異端児と言ってよく、非常に珍しいモデルだ。どんなに経験豊富な時計愛好家でも、このようなデイトナをそうそう目にすることはないだろう。ロレックス デイトナ Ref.16518は90年代に生産されたモデルで、まだゼニス社のエルプリメロを搭載していた。ケースとタキメーターベゼルはイエローゴールドだが、金製の堅牢なブレスレットはよく似たリファレンスのRef.16528にしか使われておらず、Ref.16518はブラウンのクロコダイルレザーストラップのみで、ゴールドのセーフティフォールディングクラスプがついている。これは、ラバーストラップの現行リファレンスを驚くほど彷彿とさせる。近年のモデルのスポーティーさには遠く及ばないものの、Ref.16518は非常にエレガントで、アンティークとしての美しさは上品なドレスウォッチのようだ。

しかし、このモデル最大の特徴は文字盤上でひときわ目をひくアラビア数字だ。アラビア数字の文字盤は、ロレックスファンにとってはすでにお馴染みのものだろう。特にアンティークのリファレンスでは何度も採用されている。しかし、デイトナのようなアイコニックなモデルとしては、この文字盤は明らかに異色と言って良い。Ref.16518はケース素材、文字盤、レザーストラップの組み合わせにより、デイトナの中でも最も風変わりなリファレンスのひとつと言えるだろう。ゴールドの時計はお好きだろうか?伝説のロレックス クロノグラフの高貴な姿がご自身の手首にある様子を想像できるだろうか?もしそうなら、ロレックス デイトナRef.16518は将来価値が上がる可能性のある、非常に良い選択かもしれない。この異色でエレガントなリファレンスは馴染みのものとは全く違う。市場価格は約430万円からと、デイトナ・リファレンスの中では最も手頃な価格だ。何しろこれはアイコニックなレーシングクロノグラフのゴールドバージョンなのだ。

ゴールドのロレックス デイトナ Ref.16518、異色かつ上品

記者紹介

Donato Andrioli

チューダー ブラックベイ41という機械式時計を始めて買って以来、機械式時計の虜になってしましました。特に、古くて感動的な歴史を持つアイコン時計が大好きです。

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