2021年09月30日
 8 分

上級者向けロレックス: 250万円以下のベストウォッチ

Donato Andrioli
Rolex-fuer-Fortgeschrittene-Magazin-2-1
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あなたは有名な高級時計ブランドについてすでに一通り学んでおり、魅力的なロレックスワールドにどっぷりと浸かっている。自身のコレクションをアップグレードする準備はできているが、その際に妥協するつもりはなく、人気のモデルとリファレンスを加えたいと思っている。狙っているのはどちらかといえばアンティークウォッチではなく、現代的な6桁のリファレンスで、予算は250万円。この金額に至るまであなたは長い間貯金する必要があった。 

そんな熟練のロレックスコレクターに良い知らせがある。250万円以下でも、上級者向けの現代的なロレックスの人気モデルがいくつかあるのだ。ここでは250万円以下で買えるおすすめモデルを3つ紹介したい。これら3つのロレックス時計は外観においてだけでなく、それぞれの機能においても互いに大きく趣を異にしている。それでは、以下で見ていこう。 

250万円以下で入手できる現代的なロレックスリファレンス
250万円以下で入手できる現代的なロレックスリファレンス

完璧なシンメトリー: ロレックス サブマリーナ、Ref.114060

ここで紹介するロレックス時計は、すべてがそれぞれにアイコニックかつ伝説的である。そのため、サブマリーナがどれほどアイコニックで、時計界においてどのような重要性を持っているかについて語ることで、読者を退屈させるつもりはない。それでも、サブマリーナRef.114060を抜きにして、上級者向けロレックスモデルを語ることはできない。しかし、なぜ有名なサイクロップレンズを持たないサブマリーナなのだろうか?この疑問について考えた時、筆者は多くの理由を見つけることができた。その1つに、114060が初代モデルに最も近いデザインを持っていることがある。サブマリーナは50年代に初めてリリースされた時、すべて日付表示機能なしでデザインされていた。また、人気の日付表示付きブラックモデルを身に着けている人は非常に多くいるが、ノンデイトモデルを見かけることは珍しい。とりわけ熟練の時計コレクターは、文字盤に完璧なシンメトリーを与えるノンデイトモデルの魅力を知っている。 

コレクターの評価も含め、114060は時計に関する豊富な知識を持つロレックスファンにぴったりの興味深いサブマリーナであると筆者は思う。日付表示付きの116610LNが10年間製造されたのに対して、114060の製造期間は8年間だけ。デイトモデルは人気が非常に高かったため頻繁に市場に供給されたが、114060はどちらかというとコアな時計ファンに支持を得ていた。それによって114060は比較的珍しい時計となったのだ。このコレクター的観点は、筆者が技術的に優れた現行の124060を選ばなかった理由の1つでもある。114060と116610LNは、公式に40mmのケース径を持つ最後のサブマリーナである。「マキシケース」は今でも存在しているが、ロレックスの新しいサブマリーナモデルは再び昔のリファレンスのデザインに回帰しており、ラグが少々スリムにデザインされている。これは多くの場合ファンに歓迎されている。ラグ幅が広いケースは常に複雑な気持ちで受け取られていたのだ。しかし、筆者は114060が将来的に非常に人気の高いサブマリーナ リファレンスとなると考えている。そして、この推測は現在の市場価格によって裏書きされている。114060の価格は状態と付属品に応じて、現在130万円から180万円の間を推移している。2020年9月の生産終了後、この時計は驚くべき展開を見せた。 

まるで時計通とコレクター向けの未来のサブマリーナ ― サブマリーナ114060
まるで時計通とコレクター向けの未来のサブマリーナ ― サブマリーナ114060

定番ロレックス: 最高のデイトジャスト リファレンス

ステンレス製スポーツモデルが絶大な人気を誇っているとしても、ロレックスの名前を聞いたり目にしたりした時に必ず想起するのは、「ラグジュアリー」という言葉。ロレックスのラグジュアリーを最もよく体現している時計、それはデイトジャストである。そのため、このサイクロップレンズを搭載するアイコニックな時計が、おそらく史上最も有名なロレックスであることは不思議ではない。熟練のロレックスコレクターも、デイトジャスト41を一度見てみるべきだろう。なぜなら、この時計はエレガントな時計として、一般的なステンレス製スポーツモデルに対するコントラストを提供しており、だからといって日常的に使いにくいわけではなく、極めて高い人気を誇っているのだ。この時計が提供するオプションは非常に広範である。有名なフレーテッドベゼルを選ぶにせよ、目立つのを好まずドーム型ベゼルを選ぶにせよ、基本的に失敗することはない。ブレスレットも、250万円の予算であればオイスターブレスや、デイトジャストのためだけにデザインされたジュビリーブレスなど、自由に選ぶことができる。文字盤については言うまでもなく、ロレックスコレクターが求めるすべてがそろっている。 

つまり、熟練のロレックスコレクターは、自身の個性を正確に反映しているデイトジャストを選ぶことができる。個人的には、フレーテッドベゼルを搭載したRef.126334を選びたい。このリファレンスはデイトジャストの本質を最もよく表現しており、それを現代的な41mmモデルに落とし込んでいる。反対に、デイトジャスト41でジュビリーブレスは選ばない。36mmモデルでは美しいデイトジャストブレスがない一方で、ポリッシュ仕上げされたミドルリンク付きオイスターブレスがよく似合い、より上品である。これは筆者個人の意見にすぎないが、それでも1つだけ確かなことがある。それは、デイトジャスト41が間違いなくコレクションの価値を引き上げ、変化をもたらすということだ。素晴らしいことに、デイトジャスト41は上品な時計として特別な機会に着用することも、デイリーウォッチとして使用することもできる。優れた堅牢性と最大150mの防水性によって、この時計は日常使いにも完璧に適している。250万円の予算があれば、ステンレス・ゴールドモデルやダイヤモンド装飾付き文字盤など、ほぼすべてのオプションが選択可能だ。 

この時計のエレガンスによって、一般的なロレックスのステンレス製スポーツモデルに対する好ましい変化をつける
この時計のエレガンスによって、一般的なロレックスのステンレス製スポーツモデルに対する好ましい変化をつける

250万円のロレックス デイトナ

250万円以下で購入できるロレックス時計は、あまり知られていない名作のヨットマスター40や、今でも最も人気がある時計の1つであるGMTマスター II ”バットマン”、グリーンベゼルを持つ新しい「スターバックス」サブマリーナなど、他にもいくつかある。上記モデルにはすべてこの記事で詳しく見ていくだけの価値があり、熟練のロレックスコレクターや時計ファンにとって素晴らしい選択肢であるに違いない。しかし筆者は、ここで外観と機能が互いに大きく異なる3つの時計を紹介することを第一に考えていた。熟練のロレックスコレクターを対象にしているのだから、自分にも少々課題を与えたかったのだ。 

ステンレス製デイトナの市場価格が約515万円にまで達した時、筆者は熟練のロレックスコレクターとロレックスファンに適したリファレンスを探さずにはいられなかった。250万円以下の6桁のデイトナリファレンスを見つけることは、まだ可能なのだろうか?結論から言うと、運が良ければ、それは可能である。ロレックス デイトナ 116523はステンレスとゴールドのコンビモデルで、改良されたクラスプを含むソリッドタイプの新しいブレスレットを装備している。ケースには前リファレンスと異なり、現行のリファレンスと同じようにすべてポリッシュ仕上げが施されている。116523の内部で時を刻んでいるのはゼニス製ムーブメントではなく、72時間のパワーリザーブを誇るロレックス キャリバー4130である。確かに選択肢はそれほど大きくなく、大抵の入手可能な個体は2000年代前期から中期に製造されたモデルであるが、人目を引くステンレスとゴールドのコンビモデルが気に入り、この伝説的クロノグラフがずっと前から夢の時計で、十分な予算があるのであれば、この選択肢によって現代的な6桁のデイトナリファレンスを250万円以下で手に入れることができる。そのためにはオークションか、Chrono24で個人販売者が出品している商品を探してみるのが一番おすすめだ。この伝説的クロノグラフがそれほど有名でないリファレンスであるとしても、250万円以下の商品はすぐに売り切れてしまうだろう。しかし、とっさの決断力と素晴らしい商品に対する目配りがあれば、じきに250万円以下でロレックス デイトナをコレクションに加えることができるだろう。 

250万円以下のデイトナ。多くはないが、それは (まだ) 市場に存在している。
250万円以下のデイトナ。多くはないが、それは (まだ) 市場に存在している。

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記者紹介

Donato Andrioli

チューダー ブラックベイ41という機械式時計を始めて買って以来、機械式時計の虜になってしましました。特に、古くて感動的な歴史を持つアイコン時計が大好きです。

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