2024年02月20日
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予算200万円でそろえる究極のブライトリングコレクション

Donato Emilio Andrioli
200万円でそろえるブライトリングコレクション

200万円でそろえるブライトリングコレクション

予算200万円でブライトリングだけの時計コレクションと作ると聞いたら、皆さんにはどんなモデルが思い浮かぶだろうか。筆者は、着用者のニーズを考慮して、全くタイプが違う3本を選んだ。アイコニックなパイロットウォッチ、その魅力がまだあまり世間に知られていないダイバーズウォッチ、どんな服装やシーンにも合うスポーティでエレガントなオールラウンダーの3本である。

常にナビタイマーである必要はない:ブライトリング アベンジャー オートマチック 43

ブライトリングと聞けば、大抵の時計ファンはすぐにパイロットウォッチを思い浮かべるだろう。ブライトリングほどパイロットウォッチに注力している時計ブランドは他にないため、驚くことではない。ナビタイマーやクロノマットは、ブライトリングが生み出した史上最も偉大なパイロットウォッチだ。このタイプの3番目のモデルは、ナビタイマーやクロノマットほどの人気ではないかもしれないが、間違いなくブライトリングの絶対的な定番モデルと言えるアベンジャーだ。

アベンジャーには、3針モデルとクロノグラフがあり、最近最新作が登場した。しかし、新しいデザインは、そのすべてがファンに受け入れられたわけではない。新しい文字盤の色とサイズは魅力的ではあるが、12時位置の象徴的なウイングロゴがなくなったのは、一部の時計ファンをがっかりさせた。そのため筆者が選んだのは、つい最近廃盤となった、やや丸みを帯びた前世代モデルだ。

Die Breitling Avenger gehört zu den beliebtesten Breitling-Uhren aller Zeiten.
ブライトリング アベンジャーは史上最も人気のブライトリングウォッチに属する。

がっしりとして頑丈なアベンジャーは、普段使いの時計として優秀なだけでなく、機能性と精度という点でとても秀でている。古いアベンジャーは直径43mmでラグトゥラグが52.6mmというかなり妥協のないサイズ感だが、その重厚な外観はアイコニックなパイロットウォッチの姿と見事にマッチしている。アシンメトリーなリンクを持つ典型的なブライトリングのステンレスブレスはぴったり合うが、レザーやナイロンストラップとも合う。日付表示や300mの防水性といった着用者が望む全ての機能を備えている。価格は約45〜50万円で、状態の良い中古の個体だけでなく、未着用の個体も見つけることができる。

ブライトリング スーパーオーシャン オートマチック 42

1950年代末の登場以来、ラインナップに欠かせない存在となっているスーパーオーシャンコレクションは、ブライトリングがパイロットウォッチ以外でも優れたブランドであることを証明している。スーパーオーシャン オートマチック 42は、現在では生産を終了したモデルだが、現代的なデザインの素晴らしいダイバーズウォッチだ。特にホワイトの文字盤を持つモデルは、そのマリンテイストが魅力。ダークブルーのベゼルとともに、時計ファンがつい欲しくなってしまうような爽やかな夏らしい仕上がりとなっている。

スーパーオーシャン オートマチック 42のストラップは、アイコニックなステンレスブレスと、爽やかで夏らしいラバーストラップから選択できる。この時計には自社製ではなく改良されたETAムーブメントが搭載されているが、500mの防水性と実用的な日付表示機能を備えたこのマリンテイストのブライトリングは、ダイバーズウォッチに求められるすべてを備えている。

Die Breitling Superocean Automatic 42 versprüht eine Menge maritimen Charme.
ブライトリング スーパーオーシャン オートマチック 42は、爽やかなマリンテイストが魅力だ。

直径42mm、ラグトゥラグ50.6mm、厚み13mmのスーパーオーシャン オートマチック 42は、それなりの存在感がある時計だが、それでも大抵の人に合うサイズとなっている。このモデルは認知度が高いだけに、ブライトリングが新モデルになぜこの成功したデザインを採用しなかったのか、つい疑問に思ってしまう。

また、現行のスーパーオーシャン 42の前身モデルでは、ベゼルに高品質なゴム製のベゼルインサートを使用し、立体感あるアプライド仕様の目盛りを組み合わせるという特徴的なデザインが特に印象に残っている。この時計は市場であまり多く出回ってはいないが、市場価格はブルーのバージョンが約50万円、ホワイトのバージョンが約60万円で、現行のブライトリングのダイバーズウォッチよりもおすすめだ。直径44mmのモデルも視野に入れると、もう少し選択肢が広がる。

ブライトリング クロノマット オートマチック GMT 40

究極のパイロットウォッチにユニークなダイバーズウォッチに続き、ブライトリングだけでそろえる時計コレクションの最後に加えたいのは、オールラウンダーなモデルだ。どんな服装やシーンにぴったり合い、普段使いでも特別なイベントにも最適な時計と言えば、クロノマット オートマチック GMT。しかも80万円以内で購入が可能である。

ここで紹介するのはずっしりした定番パイロットウォッチでも、小型モデルでもない。直径40mmサイズのクロノマットは、どんな人でも付けられるサイズ感でありながらも、クロノマットの定番であるライダータブやルーローブレスレットというデザイン要素もしっかりと兼ね備えている。

Die Breitling Chronomat Automatic GMT 40 ist der perfekte Allrounder für alle Outfits und Situationen.
クロノマット オートマチック GMT 40は、どんな服装やシーンにも合う完璧なオールラウンダーだ。

クロノマット オートマチック GMT 40はその見た目と輝きから、まるでドレスウォッチのように見える。また、スペックも申し分なく、自動巻きムーブメントを搭載し、6時位置には日付表示窓が配置され、ビビットな赤い針は第2タイムゾーンの時刻を表示する。文字盤のカラーはブラック、ブルー、グレーまたはライトブルーがあり、どんなテイストにも合うが、筆者が特に気に入ったのはホワイト文字盤で、赤いGMT針と完璧にマッチし、手元を見るのが楽しくなりそうだ。クロノマット オートマチック GMT 40は、今回のリストの欠かせない時計と言えるだろう。

ブライトリングだけで作る時計コレクション

今回は、予算200万円でそろえるブライトリングコレクションを紹介した。アベンジャーはアイコニックな定番パイロットウォッチ、スーパーオーシャン オートマチック 42は対照的にマリンテイストが魅力的な時計、そしてクロノマット オートマチック GMT 40はどんな服装やシーンにもマッチするオールラウンダーであり、無敵のトリオが出来上がった。

皆さんなら、どんな時計を選ぶだろうか?


記者紹介

Donato Emilio Andrioli

チューダー ブラックベイ41という機械式時計を始めて買って以来、機械式時計の虜になってしましました。特に、古くて感動的な歴史を持つアイコン時計が大好きです。

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