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今週の編集者のおすすめ: ゼニス、ロンジン、IWC

Balazs Ferenczi 著
2020年7月8日
4 分
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今週の編集者のおすすめ: ゼニス、ロンジン、IWC

50万円以下の素晴らしい時計 

ゼニス エル・プリメロ クロノマスター 

 

ゼニスは、他の多くの時計ブランドと同様に、現代の時計製造に大いに貢献している。このブランドによる最も注目すべき発明は、何と言っても「エル・プリメロ」ムーブメントとそれを搭載する時計である。1960年代後半、世界初の自動巻きクロノグラフのムーブメントを製造する競争があり、それに参加していたメーカーのひとつがゼニスである。その努力の結果として誕生したのが、前述したエル・プリメロ キャリバーである。長年に渡り、ゼニスは数多くのエル・プリメロのバリエーションを様々な時計に搭載させリリースしてきた。このゼニス エル・プリメロ クロノマスターの時計は、1969年に発売されたオリジナルモデルからインスピレーションを得ているが、よりモダンなアプローチを持って提供している。ケースの形状、文字盤、そしてクロノグラフのプッシュボタンは全て1969年のエル・プリメロ クロノグラフを連想させる。直径38mmのこのモダンなタイムピースは、歴史に名を残している以前のモデルと同じサイズである。多くの人は、このエレガントなエル・プリメロを日常的に着用する時計として選んでおり、時計業界のレジェンドとして認めている。 

  

ファンのコーナー: レアで特別なタイムピース 

ロンジン スキンダイバー 

 

ダイバーズウォッチは、市場で最も人気のあるツールウォッチのひとつだ。ダイバーズウォッチは頑丈で、長持ちするように設計されており、大胆な配色が施されていることが多く、またどんな着用者でもフィットできるように多様なサイズで提供されている。しかし、プロのダイバー、またはダイビングを趣味とする者でないとダイバーズウォッチを購入することは考えられなかった時代もあった。1950年代から60年代初頭にかけ、水中探査は裕福な方々の趣味となっていた。多くのブランドは、そこに多くのマーケティングバリューがあることをすぐに気づき、アマとプロ両方のためのダイバーズウォッチの製造を始めた。ロンジン スキンダイバーはこのようにして誕生した時計の一つである。と言うよりは、このダイバーズウォッチが基とされたヴィンテージ時計がそうである。ロンジン スキンダイバーは、ロンジンがダイビングを趣味とする当時の方々に向けて作った、ヴィンテージ時計のリメイクである。だが、この現代風に作られた時計は、同じ布から作られている訳ではない。本格的なダイバーズウォッチであるロンジン スキンダイバーは、潜水度が深いダイビングにとって最適である。300mの防水性を持つこの時計は、多くの特徴を持ったれっきとしたツールウォッチである。 

  

アイコニックなタイムピース: 価格に対する最高の価値 

IWC フリーガークロノグラフ IW3706 

 

IWCとして知られる「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー シャフハウゼン」は、ミリタリーウォッチに関して長い歴史を持っている。特に、飛行用のミリタリーウォッチは有名である。多くの期間限定モデルが生産ラインから離れ、世界中の様々な軍隊に時計を提供するようになった。1990年代初頭、これを基盤にするこのブランドは、IW3706を製造することになった。フリーガークロノグラフ (またはパイロットクロノグラフ) としても知られるIW3706には、IWCの有名なミリタリーウォッチのDNAが含まれている。これは民間向けのバージョンだが、実際に軍事用に使われる時計として相応しいと証明するのは簡単だ。1994年に発売されて以来、IW3706 フリーガークロノグラフは大きな成功を収めており、IWCはこのモデルに若干の変更を加えた様々なモデルを幾度にわたり発売してきている。フリーガークロノグラフは、幅広い種類の時計が内在するIWCのポートフォリオの中で、肝要なモデルとなっている。これらの時計は、スポーティーで便利なコンプリケーションが搭載されている。さらに、フリーガークロノグラフは、シンプルなデザインであるため、どんな服装にでも相性がいいと言える。アイコニックな時計であるのと同時に、幅広い用途を持つ時計である。 

 

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時計にはもうずっと前から興味を持っています。時計は男性が身に付けられる唯一のアクセサリーである、といつも思っていました。時計は身に付ける人の個性を表現します。何年もの間、私は …

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