2022年03月02日
 5 分

熱狂的に騒がれない時計: 最も過小評価されているタイムピース6選

Thomas Hendricks
CAM-2142-Header_Teaser_Most_underrated_2-1
高級時計に関するレビュー、チュートリアル、トーク、インタビューをもっと見たい場合は、Chrono24のYouTubeチャンネルをご覧ください。

今日の時計市場を定義する要素があるとするなら、それはハイプだ。今や時計収集において投資収益力がかつてないほど重要な役割を果たすようになり、購入者、販売者、ブランド、メディアなど業界のあらゆる側面が少数の人気モデルばかりに注目するようになっている。しかしもちろん、多くの素晴らしい時計が注目を浴びることなく存在しており、そういったものこそもっと高い評価を得るべきなのだ。 

というわけで、Chrono24は読者・ユーザーたちに最も過小評価されていると思う時計を聞いてみた。確かに、大人数の人々に他のみんなが見落としていると思うものを尋ねるということには少々の皮肉が感じられるが、意外で多種多様な、非常によく考えられた回答の提出をいただいた。それでは、見ていこう。 

1. グラスヒュッテ・オリジナル パノグラフ

これまでに、グラスヒュッテ・オリジナル パノグラフについて聞いたことがあるだろうか?私は今に至るまでなかった。しかし少々調べてみて、私は嬉しい驚きを覚えた。これはドイツの時計作りの中心地、ザクセン州グラスヒュッテで生まれた楽しい時計で、非対称的なレイアウトの文字盤、シャープなデザインディテール、革新的なクロノグラフカウンターが、さもなければ伝統的な見た目の時計に良いひねりを加えている。ドイツの時計作り全体が過小に評価されていると言って良いが、グラスヒュッテ・オリジナルはその重要な例だ。この時計は、一度目にしたら忘れ難い時計である。 

2. オリス クロノリス & アクイス ダイバーズウォッチ

Chrono24のコミュニティーはオリスへの愛も示してくれた。このスイス産ブランドはさまざまなスタイルの時計を生み出しており、そのほとんどが35万円以下におさまる。このブランドの1970年代からインスピレーションを得たクロノリスと、アクイス ダイバーズウォッチラインが、読者たちが特に過小評価されていると感じるもののようだ。製造品質はこの価格帯の時計に通常期待するよりもずっと高い。そのうえ、例えばオリス アクイス アップサイクルにはっきりと見られるように、オリスはカラーを使うことを恐れていない。多くのダイバーズウォッチは、お決まりのブラックとブルー以外のカラーを思い切って採用するということをしないため、非常に斬新だ。 

3. IWC 3706 クロノグラフ

ここからは、さっとIWCジャガー・ルクルトロンジンについて触れたい。3社どれもが、ダイバーズウォッチ、クロノグラフ、ドレスウォッチ、パイロットウォッチなど多種多様なカテゴリーの時計づくりに関する長い歴史を持っている。 

IWCは独立を保ちながら、業界でも有数の視認性の高い、本気のパイロットウォッチを作っている。コミュニティーは特にIWC 3706 クロノグラフがお気に入りのようだ。 

4. ジャガー・ルクルト ポラリス & マスターコントロール

ジャガー・ルクルトはその歴史を通じて作り上げてきたムーブメントの純粋な数から、「時計メーカーの中の時計メーカー」と呼ばれている。そのうちの多くのムーブメントは競合他社の時計に搭載されている。私自身、かなりの間JLCファンであるため、ジャガー・ルクルト ポラリスとマスターコントロールシリーズを支持する声が聞けたのは嬉しいことである。 

5. ロンジン スピリット コレクション

The Longines Spirit Collection
ロンジン スピリット コレクション

ロンジンは機械式時計への入門として最高であり、同ブランドは自身の過去のモデルから着想を得た、アンティークスタイルの時計でその本領を真に発揮している。その良い例が、ロンジン スピリット コレクションとロンジン アヴィゲーション ビッグアイ クロノグラフだ。 

6. セイコーとグランドセイコー

The Grand Seiko Spring Drive Snowflake: not such a hidden gem in the watch world.
グランドセイコー スプリングドライブ スノーフレイク: 時計業界ではそこまで隠れた名作というわけではない。

最後に、セイコーグランドセイコーに対してもいくつもの声が上がった。これは非常に興味深いことである。というのは、セイコーは長い間、その価格帯で最もお勧めされてきたブランドであり、グランドセイコーはほぼ間違いなく、過去数年において世間で最も大きな人気上昇を見せているからである。それでも、両ブランドの人気が高まり確固たるものとなってさえも、多くの人が彼らの評判がいまだにその価値ある提案に追いついていないと感じているのだ。 

さて、これが私たちのコミュニティが最も過小評価されていると感じる時計のリストである。同感?それとも反対意見をお持ちだろうか?他の良い時計が入っていない?チャンネルでは常にたくさんの動画が公開される予定なので、お楽しみに。Chrono24のトーマスより、楽しい時計ライフを! 

 

もっと読む

ロレックス以外で、130万円以下で手に入り、かつ資産価値が安定している時計3本

完璧さを作り上げる: オーデマ・ピゲの高級時計製造の豊かな歴史

腕時計へのラブレター: オンリーワンを求めて


記者紹介

Thomas Hendricks

私はもともと時計を見て育ったわけではありません。しかし、大学を卒業してから数年後、私はオンラインポータル「Watchonista」でライター兼マーケターとして就職。同僚は私に向かって冗談半分で「誰も後戻りできない時計の世界へようこそ!」と言いました。現在はChrono24でプライベートクライアントアドバイザーとして、人生の大事な節目に完璧な時計を探す人々のお手伝いをしています。

記者紹介

最新記事

Cartier-Magazin-2-1
2022年09月21日
時計アドバイザー
 3 分

時計市場:カルティエの台頭

Thomas Hendricks
Klassiker-in-kleinem-Format-Magazin-2-1
2022年09月15日
時計アドバイザー
 8 分

小さな定番モデル – オメガからノモスまで

Barbara Korp
Top-3-Chronographen-für-jedes-Budget-2-1
2022年09月08日
時計アドバイザー
 9 分

おすすめクロノグラフ:エントリークラスからオートオルロジュリーまで

Tim Breining