2020年01月28日
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ジャガー・ルクルト レベルソ ― 2つのストーリーを持つクラシックウォッチ

Chrono24
ジャガー・ルクルト レベルソ ― 2つのストーリーを持つクラシックウォッチ

ジャガー・ルクルト レベルソ ― 2つのストーリーを持つクラシックウォッチ

クラシックウォッチと呼ばれる時計は多くある。それはカテゴリー全体やブランドの歴史を代表する時計であることが多い。レベルソはこのどちらにも該当し、さらには文字盤の反転機構というユニークな技術要素およびデザイン要素も持ち合わせている。つまり、ジャガー・ルクルト レベルソは2つの顔を持っているのだ。これは文字盤だけに当てはまるのではない。というのも、この時計は1931年にポロプレイヤーのために開発されたのだが、現在は洗練されたドレスウォッチとして見なされている。現在の基準では普通に思われるかもしれないが、1930年代において腕時計が競合していたのはスマートウォッチではなく、懐中時計であった。そして、堅牢性と信頼性はこの時計カテゴリーの受容において特に重要な役割を果たした。腕時計メーカーは、ポロの競技場のような腕時計にとって極めて過酷な環境においても、自由に文字盤を眺められることによって、腕時計が懐中時計より優れていることを証明しなければいけなかったのだ。そして、スイス人のセザール・ド・トレーがジャガー・ルクルトにそのような時計の製造を依頼したことで、文字盤を回転させ、試合中の衝撃から保護する特別な機構が生み出された。スクエア型のケースだけではまだ十分にユニークではないと言わんばかりに、レベルソの文字盤の背面には刻印や宝石装飾など、個別のカスタマイズを施すことも可能であった。少なくとも、デュオフェイスモデルのように時計の背面にもう1つの文字盤を搭載するのでない限りは。これによってJLCレベルソは間違いなく他の多くの時計とは一線を画し、四角い洗練された形によって、現在パテック フィリップ カラトラバと共に究極のドレスウォッチとして見なされている。

Chrono24のズームイン ビデオシリーズでは、ジャガー・ルクルト レベルソの定番モデルを詳細に見ていく。あなたはレベルソについてどのような意見をお持ちだろうか?ぜひYouTubeのコメント欄に書き込んでほしい。

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