2019年03月27日
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バーゼルワールド2019: スポーティーなノモス

Jorg Weppelink
写真: ノモス

写真: ノモス

ノモス グラスヒュッテの腕時計は、バウハウススタイルのシンプルで控えめなエレガンスを併せ持つドイツ時計製造技術を代表し続けている。「Form follows function (形態は機能に従う)」。これがバウハウスデザインのモットーである。そして、現在バーゼルワールド2019で発表されているノモスの新作モデルにも、このバウハウス哲学を見て取ることができる。

バウハウス創設100周年の年に、ノモスはスイスの見本市にて新作モデルのクラブ スポーツとタンジェント スポーツを発表し、スポーティーな進化を遂げた。両モデルの機構には自社キャリバーのDUW 6101を採用。このキャリバーの丈夫でコンパクトな構造は日常的に使用するモデルだけではなく、スポーツモデルにも適している。両モデルともに1000フィート(300m) の防水性能を誇り、サファイアガラスおよび特別に長いスーパールミノバを施した針と文字盤細部を備えている。

写真: ノモス
写真: ノモス

ノモスはこれまでのデザイン原理に忠実であり続け、抑制された美学とスポーティーな機能性が、互いに調和する組み合わせであることを証明している。この確信をより強固にしているのが、両モデルに採用されている手作業でネジ止めされた新デザインのステンレスブレスレットだ。また、42mmのケース径を持つ新作スポーツモデルのブレスレットは、頑丈であるだけではなく、快適な着け心地も提供しなければいけない。このブレスレット自体はスリムに保たれ、独自開発された折りたたみ式バックルを使用している。

タンジェント スポーツ

写真: ノモス
写真: ノモス

 

このモデルは名前の通りノモスの定番時計であるタンジェント モデルをベースにしている。従って、これらの時計のデザインには多くの共通点があるが、145個の部品から構成される新しいブレスレットがその違いを際立たせている。タンジェント スポーツはホワイトとブルーブラックの文字盤で手に入れることができる。後者のモデルは、大洋の色を想起させるライトブルーのアワーマーカーによって見る人を魅了する。

仕様& 特徴:

  • 直径: 42mm
  • 高さ: 10.9mm
  • キャリバー: DUW 6101
  • ケース素材: ステンレス、サファイアガラス
  • 文字盤: ホワイトまたはマリーンブラック
  • 防水性: 最大約300m
  • ブレスレット: ステンレス、ハンドメイド
  • パワーリザーブ: 最大42時間
  • 巻き上げ: 自動巻き
  • 価格: 50万円
  • リファレンスナンバー: 580 (ホワイト)581 (ブルーブラック)

クラブ スポーツ

写真: ノモス
写真: ノモス

タンジェント スポーツと同様に、クラブ スポーツもノモス定番時計のデザインをベースにしている。文字盤はブラックで手に入れることができ、最大300mのダイビングにぴったりの、暗闇の中に浮かび上がるホワイトの数字が人目を引く。以下がこの時計の仕様だ:

仕様& 特徴:

  • 直径: 42mm
  • 高さ: 10.2mm
  • キャリバー: DUW 6101
  • ケース素材: ステンレス、サファイアガラス
  • 文字盤: ブラック
  • 防水性: 最大約300m
  • ブレスレット: ステンレス、ハンドメイド
  • パワーリザーブ: 最大42時間
  • 巻き上げ: 自動巻き
  • 価格: 40万円
  • リファレンスナンバー: 781

4つの定番時計の新モデル

写真: ノモス
写真: ノモス

ノモスがバーゼルワールドで発表したその他の新作はスポーツモデルほど目立たないが、それでも言及しておく価値がある。それは、すでに定番モデルであるオリオンタンジェントテトララドウィッグの新モデルだ。これらのモデルは時計針が2本に減らされたことで、シンプルにデュオと名付けられた。33mmの直径は(テトラ: 一辺の長さが27mm)ほっそりとした手首にも完璧にマッチする。そして、シルバーカラーのケースがゴールドの針とコントラストを奏でている。機構には、信頼性が高く正確な自社キャリバーAlpha.2が搭載されている。

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記者紹介

Jorg Weppelink

こんにちは、ヨルグです。2016年からChrono24で記者として執筆しています。しかし、Chrono24との関係はそれ以前からあって、時計好きになったのは2003年頃からです。私の友人 …

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