2021年07月20日
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100万円以下で購入できるヴィンテージ時計 トップ5

Jorg Weppelink
Top Vintage Watches under $10000

ヴィンテージ時計は注目の的となっており、時計の歴史の一部を購入したいと考える人が増えている。魅力的なストーリーの一部を担ってきた時計を腕に着けるのは素晴らしいことである。しかし、自分のストーリーに合うものをどのように決めるのだろうか?また、どの時点で時計はヴィンテージ時計になるのだろうか?この記事では、私自身の経験から得たいくつかのヒントをご紹介する。

ヴィンテージ時計に近道はない

私からのアドバイスは、自分が本当に好きな時計を選ぶことである。その上で、予算内に収まるかどうかを確認することだ。予算内であれば素晴らしいが、まだ買えないのであれば、その分のお金を貯めること。その間に他の選択肢が出てきても、最初から狙っていたモデルを思い出してみてほしい。思い入れのある時計は、長い目で見れば一番の喜びを与えてくれることが多いのだ。

Rolex Vintage
ヴィンテージ時計は状態の良さが大切だ。

2つ目の重要なポイントは、状態の良いヴィンテージ時計を購入することである。もし、お望みの時計の平均価格が設定した予算を超えている場合に、予算に収まる時計に出会ったときは、購入しないことをお勧めする。その時計が平均価格よりも安いのには理由があるのだ。ヴィンテージ時計の場合、時計の修理のために予想外の追加料金を支払わなければならないことほど、腹立たしいことはない。素晴らしい状態の同じモデルを見つけることで、購入後の多くの出費と不満を軽減できるのだ。

時計はどの時点でヴィンテージになるのか?

ヴィンテージ時計の定義に決まったルールはない。一般的には、少なくとも20年以上前のものをヴィンテージと呼ぶ人が多いようだが、もっと古いという人もいる。自分にとってのヴィンテージ時計を定義するのは、あなた次第である。しかし、このリストでは少なくとも30年以上前の時計について扱っていく。それでは早速、現在100万円以下で購入できるヴィンテージ時計のトップ5を見ていこう。

時計1: ロレックス サブマリーナ ref. 16800

Rolex Submariner Vintage
ロレックス サブマリーナは、希少なモデルでありながらも日常的に使える素晴らしいヴィンテージ時計である。

まずは、最も人気のあるブランド、ロレックスからご紹介する。ロレックスは、新品、中古、ヴィンテージのいずれにおいても最大の知名度を誇る。最も人気のモデルにはデイトナやサブマリーナなどがある。さて、デイトナを100万円以下で買うのは不可能だが、サブマリーナは100万円以下で買えるものもある。しかし、状態の良いものを買うという私のアドバイスに従えば、選択肢はある程度限られてくることを知っておいてほしい。ロレックス サブマリーナ ref. 16800は1977年から1987年までの間に生産されたものである。ロレックス サブマリーナとしては初めて、プレキシガラスではなくサファイアクリスタルを採用したモデルであった。さらに、昔ながらのトリチウムとマットな文字盤で、ロレックスコレクターに愛されているモデルである。状態の良いものを探すのに少々時間がかかるかもしれないが、毎日身に着けられる素晴らしいヴィンテージ ロレックスであることは間違いない。

時計2: オメガ スピードマスター プロフェッショナル ref. 145.022

Omega Speedmaster Vintage
オメガのアイコンであるレマニア321ムーブメントを搭載した最後のムーンウォッチは、145.012である。

次に紹介するのは、ムーンウォッチとして知られる伝説のオメガ スピードマスター プロフェッショナルである。ヴィンテージのムーンウォッチといえば、コレクターが好む重要なリファレンスがかなりある。その1つは105.012で、バズ・オルドリンが月面で着用したモデルである。もう1つはref. 145.012で、アイコニックなレマニア321ムーブメントを搭載した最後のモデルだ。これらのモデルは一般的に100万円以上で販売されているが、それ以下の価格のものには手を出さないでほしい。通常、これらは良い状態の時計ではない。スピードマスター プロフェッショナルのref. 145.022は、ヴィンテージのムーンウォッチとしては完璧な選択肢である。1968年から1981年まで生産されていたモデルのため、選択肢は豊富である。運がよければ、いわゆる「プレムーン」バージョンを見つけることができるかもしれない。そうでなければ、オメガが月に行ったことを示す、異なるケースバックの中から選択できる。

時計3: ブライトリング ナビタイマー ref. 806「逆パンダ」

Breitling Vintage
ブライトリング ナビタイマーの「逆パンダ」モデルは、同ブランドの他のヴィンテージ クロノグラフに比べて価格が手頃である。

もうひとつのおすすめブランドは、ブライトリングである。ブライトリングほど多種多様な素晴らしいクロノグラフを生み出してきた時計メーカーはないだろう。もし時間があれば、ブライトリングが素晴らしい時計を生み出した1950年代と1960年代のモデルをチェックしてほしい。ブライトリングにおける最大のヴィンテージアイコンは、何と言っても「ナビタイマー」である。ブライトリングが発表したナビタイマー ref. 806は、1954年に「オールブラック」の文字盤で登場した。これらは一般的に100万円以上の価格で取引されている。しかし、100万円以下で完璧なのは、ナビタイマー ref.806の「逆パンダ」だろう。1965年にデビューしたこのモデルは、有名なレーシングカードライバーであるジム・クラークやグラハム・ヒルが着用していたものだ。しかし、私がこのモデルを購入したいと思う理由は、伝説のジャズミュージシャンであるマイルス・デイビスも数々の演奏やレコーディングの際にこのモデルを着用していたからである。また、現在のナビタイマーに最も似ているモデルでもあり、55年前と同じように今でも根強い人気のあるアイコンである。

時計4: ホイヤー カレラ 2447T

Heuer Carrera Vintage
ヴィンテージ時計「ホイヤー カレラ 2447T」は、ブランドの豊かなレースの歴史を思い起こさせる。

時計業界のもう一つのアイコンは、ホイヤー カレラ 2447である。1963年に発売されて以来、ホイヤー社 (後のタグ・ホイヤー社) のカタログに名を連ねてきたモデルである。意外かもしれないが、実は初代のホイヤー カレラは100万円以下で購入することができる。ご存知のとおり、ホイヤーにはレースにおける豊かな歴史がある。カレラが1960年代初頭にデザインされた際、ジャック・ホイヤーと彼のチームは、レーシングカーのドライバーを念頭に置き、そのために完璧な読みやすさを持つクロノグラフの開発に注力した。そして、それこそがこの時計をアイコニックなものにしているのだ。滑らかな36mm径のケースと真っ白な文字盤、そして白いサブダイヤルは、60年近く経った今でもすっきりとした印象を与える。そして、あなたの腕につければ、あなたと真のヴィンテージウォッチファンに、その伝説的な地位を明らかにしてくれる時計なのだ。

時計5: ロレックス エクスプローラー II ref. 16570

Rolex Explorer Vintage
ヴィンテージのニューカマーであるロレックス エクスプローラー II ref 16570。

このリスト最後の時計は、複数の理由からロレックスに戻る。まず、これまでの4つのヴィンテージウォッチは少なくとも30年以上前のものなので、もう少し最近のもので (それでも20年以上前になるが)、100万円以下のロレックスを紹介したかった。そこで、1989年に発売され2011年まで生産されていたロレックス エクスプローラー II ref. 16570を選んだ。ヴィンテージバージョンを見つけるためには、25年以上前のモデルに限定するために、1989年から1996年までに生産された個体に絞り込んで検索する必要がある。すると、たくさんの商品の中から選ぶことができることがわかる。ロレックスは、エクスプローラーシリーズの現代的な追加モデルとして、エクスプローラー IIを開発した。エクスプローラー IIは、暗い洞窟の中でGMT針を午前/午後の時間表示として使用する洞窟探検家のために開発された。ほとんどの人は地上でしか過ごさないので、この機能は第2タイムゾーンの時間を表示するのに便利である。このモデルは完璧なネオヴィンテージ・ロレックスであり、このリストの最後を飾る素晴らしいモデルなのだ。

以上が、100万円以下で購入できる5つのアイコニックなヴィンテージ時計である。これらは氷山の一角にすぎないので、今後もぜひヴィンテージ時計の世界を探求し続けてみてほしい。

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記者紹介

Jorg Weppelink

こんにちは、ヨルグです。2016年からChrono24で記者として執筆しています。しかし、Chrono24との関係はそれ以前からあって、時計好きになったのは2003年頃からです。私の友人 …

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