2022年09月29日
 6 分

2022年秋の3つのファッショントレンドと時計

Chrono24
Rolex-Oyster-Perpetual-Magazin-2-1

今年もだんだんと日が短くなり、夜風が冷たく感じられるようになってきた。猛暑となった2022年の夏もずっと続くわけではないのだ。深いため息をつき、温かい夏の夜をノスタルジックに思い出しながら、秋物の服をクローゼットの奥から取り出し始める。これから訪れる秋と冬に備えなければいけないのは庭や家、車だけではない。クローゼットも衣替えしなくてはいけないのだ。そして、2月に開催された今年最初のファッションウィークで次の秋冬のトレンドが発表された時のことをおぼろげに思い出す。もし思い出すことができないとしても、自分を責める必要はない。春の到来を感じ始め、コートをようやくクローゼットにしまうことができるという時に、普通の人は次の秋冬コレクションをチェックしたりしない。  

そのため、いくつかのトレンドをもう一度思い出して、自分のコレクションの中で今年の秋に特に映える時計はどれで、どの時計を新たにコレクションに加えることができるのかという、時計愛好家にとって重要な問いに答えていきたい。それでは、今年秋トレンドの「ファッション×時計」トップ3をご紹介しよう。  

1. チャンキーニット×グランドセイコー SBGY007  

マックルモアーの『Thrift Shop』の一節を思い出させるおじいちゃんの服に少し似た厚手のニットは、再びトレンドとして注目を集めている。チェックのプルアンダーからVネックのカーディガン、大胆な色や柄の厚手ニットまでなんでもありだが、組み合わせるアイテムにはクラシックで現代的なものを選びたい。それによって全体のバランスを取ることができる(ジーンズ、白シャツ、スニーカーの控えめな組み合わせなど)。  

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これは組み合わせる時計にも当てはまる。グランドセイコー SBGY007「御神渡り(おみわたり)」は、タイムレスなデザインと革新的なスプリングドライブ・テクノロジー、および少しの歴史をあわせ持つ時計だ。端正な38.5mm径のステンレス製ケースは時計にクラシックな印象を与えているが、最も目を引くのは文字盤である。全体的に非常にクリアで控えめなデザインは、諏訪湖で真冬に全面結氷した時に起きる神秘的な自然現象を想起させる文字盤の色と肌理によって見る人を魅了する。内部ではスプリングドライブキャリバー9R31が時を刻んでおり、72時間のパワーリザーブは背面で読み取ることが可能だ。この信頼できる時計は、定価93万5000円で手に入れることができる。Chrono24では未着用品のモデルが平均して100万円ほどで販売されている。 

グランドセイコー SBGY007:この時計が秋冬シーズンにぴったりである理由はそのデザインだけではない。
グランドセイコー SBGY007:この時計が秋冬シーズンにぴったりである理由はそのデザインだけではない。

2. ロレックスとオリスで表現する自分の色    

寒くもの悲しい季節の到来を予告するものはほとんどなく、夏らしい淡色のパステルトーンやクリームトーンは、勇気が必要な流行の力強く表現力豊かな色に席を譲った。とりわけドルチェ&ガッバーナやヴェルサーチェ、ポール・スミスなどのランウェイで多く見られたのはピンクトーンやレッドトーンであった。この流行りのカラーを慎重に試してみたいという方は、配色のバランスが取れたコーディネートをするか、ワンポイントで人目を引くアクセサリーを使うといいだろう。カラフルなデザインの時計は、そのためにうってつけのアイテムである。  

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その好例がコーラルレッドのロレックス オイスター パーペチュアル(Ref.124300)だ。そして、この時計には色以外にも注目される理由がある。2020年にリリースされたオイスター パーペチュアルは2022年春に生産終了となり、その結果価格はもちろん上昇した。つまり、手に入れることは難しくなっているが、オイスター パーペチュアルは単なるトレンドカラーの時計ではないのである。 

Sorprendentemente colorato per i canoni della maison ginevrina: il Rolex Oyster Perpetual 41 mm rosso corallo
ロレックスにしては驚くべきほどカラフル:ロレックス オイスター パーペチュアル 41mm コーラルレッド

オリス ダイバーズ65 Ref. 01 733 7771 3158-07 8 19 15はそれよりも安くスポーティーな選択肢である。このモデルは春にリリースされた「コットンキャンディ」コレクションの一部であり、ピンクの文字盤を搭載したブロンズモデルを着用するには少々勇気が必要だろう。しかし、派手なデザインはひとまず置いといて、ダイバーズ65は38時間のパワーリザーブ、38mm径のケース、サファイアクリスタル風防とステンレスケースバック、10気圧防水を備えた日常使いにぴったりの時計なのだ。オリスによると、このコレクションの目的は「良き時代の暖かさと楽観主義を取り戻し」、笑顔をもたらすこと。この時計を身につければ、秋に爽やかなスタートを切ることができるかもしれない。 

笑顔をもたらすために作られた時計:「コットンキャンディ」コレクションのオリス ダイバーズ65 ピンクモデル
笑顔をもたらすために作られた時計:「コットンキャンディ」コレクションのオリス ダイバーズ65 ピンクモデル

3. カジュアルな秋のお気に入り ブルゾンの再来           

スポーティーで若い頃の気持ちを蘇らせてくれるカジュアルなブルゾンは2022年秋の新しいトレンドだ。カレッジスタイルのジャケットは目立つディテールやパッチによって人目を引く。自分のスタイルに自信があることを証明したい人は、色を合わせたスニーカーだけでなく、服装に合わせた時計もコーディネートするといいだろう。  

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ノモスのクラブ・ネオマティック・キャンパスよりもこのスタイルに似合うモデルはほとんど思いつかない。グラスヒュッテに本社を構えるノモスは、削ぎ落とされたバウハウスデザインと「メイド・イン・ジャーマニー」の精密な時計技術の融合を体現しているブランドだ。ネオマティック(Ref. 765)でも最初に目立つのはそのミニマルな外観。文字盤は白銀仕上げで、アラビア数字とローマ数字、およびバーインデックスの組み合わせを際立たせている。ステンレス製ケースはサファイアクリスタル風防を備えており、同社初のメタルブレスレットも組み合わせることができる。時計の内部で時を刻んでいるのは独自のノモススウィングシステムを搭載した自動巻きキャリバーDUW 3001。この駆動装置は最高の精度だけでなく、43時間のパワーリザーブも実現しており、さらには驚くほど薄い。そのためブルゾンの袖口にもすっきりと収まる(この美しいタイムピースを隠したいのであればだが)。要するにノモス クラブ・ネオマティック キャンパスは独自のデザインを見せながら、秋トレンドのブルゾンに合わせることができる懐の深さも持ち合わせているのだ。 

完璧なタッグ:カレッジブルゾンとノモス クラブ・ネオマティック キャンパス
完璧なタッグ:カレッジブルゾンとノモス クラブ・ネオマティック キャンパス

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Chrono24

Chrono24マガジンの裏側にはChrono24社員、フリーの記者、ゲスト記者などがいますが、その全員に共通していること、…

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