2020年09月09日
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Chrono24で最も人気のあるロレックス以外の5つの時計

Jorg Weppelink
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Chrono24で最も人気のあるロレックス以外の5つの時計

ロレックスが時計業界のキングであることは間違いない。ジュネーブに本拠地を置くこのブランドは、機械式時計の世界を支配している。新品の時計でも中古品でも、最も高い販売率を誇っているのがロレックスである。Chrono24の最近の記事では、最も売れているロレックス時計のリストを紹介した。 

だが、ロレックス以外にもこの世に時計は存在する。今回の記事では、Chrono24で販売されている最も人気のあるロレックス以外の5つの時計に迫る。 

1. オメガ スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.005 

Omega Speedmaster Professional Moonwatch 311.30.42.30.01.005 
オメガ スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.005 

 

このリストの第1位は、驚きではない。この世にロレックスのトップモデルに並ぶアイコニックな時計があるとするならば、それはオメガ スピードマスター プロフェッショナル、いわゆるムーンウォッチである。  

現行のオメガ スピードマスター プロフェッショナルは、ヘサライトの風防とステンレスのケースバックを備えており、月面着陸に携帯された時計に最も近いモデルとなっている。 

現時点では、このスピードマスターの小売価格は60万5000円となっている。これは、この時計に同等するロレックスやブライトリングよりも手頃な価格だ。中古品に関しては、スピードマスターの時価は小売価格よりも低くなっているが、多くのロレックスモデルではそのようなことにはならない。それでもスピードマスターを入手するには高額な予算が必要で、手に入れるのは単なる古い時計ではなく、歴史上最も賞賛される素晴らしいタイムピースのひとつである。 

 

2. オメガ スピードマスター リデュースド 3510.50.00 

 

Omega Speedmaster Reduced 3510.50.00 
オメガ スピードマスター リデュースド 3510.50.00 

 

このリストの第2位もスピードマスターだが、名声高いムーンウォッチではない。スピードマスター オートマティックまたはスピードマスター リデュースドという別名でも知られるスピードマスター 3510.50.00のケース径は、ムーンウォッチの42mmとは異なり、38.5mmとなっている。このモデルの別名は、時計愛好家がなぜこのモデルを非常に好むのか、それを説明するための有用な情報となっている。  

まず始めに、スピードマスターの持つ歴史やストーリーに惹かれる人は多いが、手巻きより自動巻きのスピードマスター プロフェッショナルの方が好まれている。また、ケース径42mmというサイズのスピードマスター プロフェッショナルは、多くの時計愛好家の手首には大きすぎる。このような要因により、スピードマスターの伝説にとても惹かれるが、それでも少し違うものを望む人にとって、スピードマスター リデュースドは最適な選択肢となっている。  

スピードマスター リデュースドがとても人気があるもうひとつの理由は、大型のスピードマスターよりも大幅に安いことだ。中古品の価格は上昇を見せているが、まだ天井知らずの上昇は遂げていない。 

 

3. オメガ スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.006 

 

Omega Speedmaster Professional Moonwatch 311.30.42.30.01.006
オメガ スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.006 

 

このリストの第3位は、またもやオメガ スピードマスターのモデルだ。ここでは、サファイアクリスタルとサファイアケースバックを備えたオメガ スピードマスター プロフェッショナル 「ムーンウォッチ」 でランクインしている。サファイアクリスタルを除いて、オメガはなぜほぼ同一の時計を2つ製造したのか、と疑問に感じているかもしれない。 

ヘサライトというオメガのアクリルガラスの主な問題は、比較的簡単に擦り傷がつきやすいことにある。よって、より硬く擦り傷がつきにくく、パリッとした印象を与えるサファイアクリスタルを好む人が多い。 

サファイアクリスタルが風防と裏蓋に採用されている最初のスピードマスター プロフェッショナルは、2003年に発売された。このモデルは、擦り傷などに恐れず毎日ムーンウォッチを着用したいという人にとって最適である。これは、このモデルが過去15年間で非常に人気のあるスピードマスターモデルとなった主な理由のひとつだ。 

 

4.セイコー スピリット SARB033 

 

Seiko Spirit SARB033 
セイコー スピリット SARB033 

このリストの第4位にランクインした時計は、今回紹介する時計の中で群を抜いて手頃な価格の時計である。だからと言って、それほど価値のない時計ということではない。セイコーは、手頃な価格でも素晴らしい時計を提供することでその名を上げたブランドで、SARB033も例外ではない。 

SARB033の人気にはいくつか理由がある。まず、ケース径38mmは多くの人の手首にちょうどいいサイズである。次に、この時計がChrono24にて7万7000円から12万円で購入できると考えると、その仕上げの精度には驚かされる。また、この時計は、カジュアルでもフォーマルな場面でも問題なく着用できる時計である。 

さらに、この時計を駆動するセイコー キャリバー 6R15は、セイコーの多くの高級時計に搭載されている機構だ。この時計は、もともとセイコーJDMコレクション (日本国内モデル) として製造されていたため、現在とても希少なモデルとなっている。最後に、SARB033は2018年に生産終了となったため、今では多くのセイコーファンが入手したいと切望しているモデルなのだ。このことを含め、この時計の中古品が手頃な価格であることを考えると、この時計がこのリストの第4位にランクインする理由は明白だ。 

 

5. オメガ シーマスター ダイバー 300M 212.30.41.20.01.003 

 

Omega Seamaster Diver 300M 212.30.41.20.01.003 
オメガ シーマスター ダイバー 300M 212.30.41.20.01.003 

 

第5位は、象徴的なオメガ シーマスター ダイバー 300Mだ。ここで驚いたのは、これはピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドで着用したことで人気を博したブルーの色調が印象的なバージョンではなく、ブラックの文字盤とベゼルを備えたバージョンであることだ。このバージョンは、2018年に現行のシーマスター ダイバー 300Mに置き換えられる前のシリーズの最後の時計である。 

25年の歳月に渡り、シーマスター 300Mはスピードマスターに次ぐオメガの最も人気のあるモデルとなった。シーマスター ダイバーは、1993年に初めて発売された。映画「ゴールデンアイ」でジェームズ・ボンドが着用して以来、この時計は常に人気を誇っている。先ほど述べたように、ジェームズ・ボンドはブルーのシーマスター 300Mを着用していたので、Chrono24ではブラックのバージョンの方が人気であることに驚いている。 

もしかすると、007はだいぶ前からダニエル・クレイグが演じているため、ファンたちは従来のブルーのバージョンから離れ、ブラックのバージョンの方をより本物として捉えているのかもしれない。 

 

まとめ 

ロレックス以外のトップ5の時計は以上である。正直に言って、5つのうち4つがオメガによる時計で、そのうち3つがスピードマスターであることは驚きではない。オメガとロレックスは、ここしばらく高級腕時計の世界を支配する2大ブランドとなっている。オメガは知名度や名声という点では後を追う立場にあるが、技術的な発展に関してはもっと優れたブランドである。 

セイコーがとても手頃な価格の時計をもってこのリストにランクインされたことは、とても嬉しいことだ。とは言ってもSARB033がトップとして選ばれたことには驚いたが、それも理解はできる。セイコーには、このリストに登場してもおかしくない手頃な価格で人気の時計がたくさんある。SARB033について少しリサーチをしたことにより、私も1本入手した方がいいのではと考え始めてしまっている。 

全体的には、価格の点でさまざまな時計が登場するリストになったことは素晴らしいことだ。これは、運の良い少数の人だけが機械式時計を所有できるのではなく、誰でも予算に関係せずに素晴らしい時計を楽しめるということを証明している。そして実際に、そうあるべきなのだ。 

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