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ミドー マルチフォート: 多彩でスポーティー
マルチフォートは、ミドーの商品カタログにおける重要なモデルの1つです。その時計はクラシックとモダンを結び付けており、クロノグラフやGMT機能を搭載する時計も提供されています。また、トップのモデルはクロノメーター認定を受けています。
ミドー マルチフォートを買う5つの理由
- スポーティーなドレスウォッチの豊富なコレクション
- 3針時計、クロノグラフ、GMT時計
- 最大80時間のパワーリザーブ
- トップモデルはCOSCのクロノメーター認定
- ジュネーブストライプの特徴的な文字盤
クラシックをモダンな装いで
マルチフォートは、スイスの時計メーカーのミドーで最も古いコレクションの1つです。1934年に発売されたシリーズは、自動巻きで防水性を備え、衝撃に強く耐磁性を持ち合わせていることにより、当時センセーションを巻き起こしました。
このコレクションはそれ以降大きく成長し、3針モデルのみでなくクロノグラフや第2タイムゾーン機能を搭載する時計も提供されています。すべてのモデルに共通する点は、クラシックな設計のステンレスケースで、そのサイズは標準的な直径40mm~44mmです。多くのモデルでは、ブラックもしくはゴールドのPVDコーティングが施されています。また、大半のモデルは100m (10気圧) の防水性を備えています。その例外は、200m (20気圧) の防水性を持つマルチフォート トゥークラウンズ、並びに50m (5気圧) 防水のマルチフォート パトリモニーです。
マルチフォートにおけるもう1つの特徴は、その文字盤にあります。そのデザインは非常に簡潔で、多くのモデルには縦方向のジュネーブストライプが見られます。ミドーは時計の駆動にETAのベース機構に手を加えたムーブメントを使用しており、いくつかのモデルは最大80時間のパワーリザーブを保ち、さらにスイスクロノメーター検定協会 (COSC) の認定を受けています。
マルチフォートの価格は?
モデル / Ref. | 価格 (約) | Cal. |
クロノグラフ SE Ref. M005.614.37.051.01 | 21万円 | Cal. 1320 (ETA 7750) |
クロノグラフ キャリバー 60 Ref. M005.914.11.060.00 | 18万円 | Cal. 60 (ETA A05.H31) |
クロノメーター 1 Ref. M038.431.22.031.00 | 15万円 | Cal. 80 COSC Si (Eta C07.821) |
クロノメーター Ref. M005.431.11.031.00 | 13万円 | Cal. 80 COSC (ETA C07.621) |
デュアルタイム Ref. M038.429.36.051.00 | 10万円 | Cal. 80 (ETA C07.661) |
パトリモニー Ref. M040.407.16.040.00 | 9万円 | Cal. 80 (ETA C07.621) |
ジェント Ref. M005.430.16.031.80 | 8万円 | Cal. 80 (ETA C07.621) |
80時間までのパワーリザーブを保つ3針モデル
マルチフォート コレクションでは、多数の3針モデルが提供されています。その1つがマルチフォート ジェントです。このスポーティ-なドレスウォッチのケース径は42mmです。その素材には、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが施されたステンレス、あるいはレッドゴールドのPVDコーティングが使用されています。その例外となるのは、ジェント スペシャルエディションで、このモデルのケースはブラックコーティングされています。両モデルにおいて、ケースの防水性は100m(10気圧) で、その中で時を刻むのは80時間のパワーリザーブを持つCal. 80 (ETA C07.621)です。
ジュネーブストライプの模様が付けられた文字盤は、大変シンプルなデザインになっています。アプライドのバーインデックスは3時、6時、9時、12時位置に配置されており、それ以外の箇所はドットインデックスになっています。これらのアワーマーカーと針には、蓄光塗料が塗布されています。曜日と日付の表示が、時計の装備を完璧なものにしています。文字盤の色には、シルバー、ダークグレー、ブラックが提供されています。ステンレスケースのマルチフォート ジェントは、約8万円でご購入いただけます。ゴールドコーティングが施されたモデルには、約10万円の価格が付けられます。オレンジ色の針とインデックスを備えるブラックスペシャルエディションは、それより約1万円高い価格で販売されています。
ミドーはマルチフォート エスケープで、トレンドのユーズド感のある時計を提供しています。このモデルに備えられた直径44mmのステンレスケースには、ダークグレーのPVDコーティングが施されており、そのルックスは古くなったサンドブラスト仕上げのステンレスを彷彿させます。文字盤の色はカーキもしくはブラックで、アプライドのアラビアインデックスが使用されています。このインデックスはモデルによって、ホワイト、グリーン、もしくはベージュの蓄光塗料で塗布されています。また、スケルトン加工が施された針にもこの塗料が使用されています。分目盛りが刻まれた細身のインナーベゼルによって、文字盤が囲まれています。このモデルでは、日付窓が6時位置に設置されています。ブラック、もしくはグレーのレザーストラップで腕に巻かれるマルチフォート エスケープは、約9万円でご購入いただけます。ライトブラウンのホーウィン レザーストラップが付いてくる特別エディションは、約10万円で販売されています。
マルチフォート トゥークラウンズは、正真正銘のダイバーズウォッチです。この時計は200m (20気圧) の防水性で、浸水や湿気から保護されています。また、インナーベゼルに潜水用のスケールが刻まれているのも特徴の1つです。4時位置に取り付けられた追加のリューズによって、このリングを操作できます。そのため、時計を巻くためのリューズは2時位置に移動しました。ダークグレーの文字盤上には、アプライドのドットインデックスが見られ、12時位置のみには上下を区別できるように数字インデックスが使用されています。水中での視認性を確保するため、インデックスと針には蓄光塗料が使用されています。この時計は機能的にはマルチフォート ジェントと同一で、時刻の表示に並び、3時位置に日付が表示されます。このダイバーズウォッチは、約10万円の価格でご購入いただけます。
パトリモニー: レトロな雰囲気のマルチフォート
マルチフォート パトリモニーは、シリーズ内のその他のモデルとは打って変わった時計です。このレトロな雰囲気を醸し出す時計は、1930年代に発表された初期のマルチフォートモデルにインスパイアされたもので、シリーズ内で唯一、文字盤にジュネーブストライプの代わりにサンバースト仕上げが施されています。文字盤は3つのパーツに分けられています。中央には細い秒目盛りのリングが配置されており、その周りには3時、6時、9時、12時位置が数字インデックスのアワーマーカーのリングが見られます。一番外側には、プルソメーターの目盛りが刻まれています。ヴィンテージのルックスに合わせて、針は先の尖った形に仕上げられています。この時計を高い精度で駆動するのは、80時間のパワーリザーブと6時位置の日付表示を持つCal. 80です。
パトリモニーを腕に巻くのは、ブラウンもしくはブラックのレザーストラップです。ブルーあるいはダークグレーの文字盤とポリッシュ仕上げのステンレスケースを持つ文字盤は、約8万円でご入手いただけます。レッドゴールドコーティングのケースとブラウンの文字盤のモデルは、約10万円でお買い求めいただけます。
マルチフォート クロノメーターの価格
マルチフォート クロノメーターのデザイン設計には、マルチフォート ジェントがモチーフにされています。ケースはほぼ同一で、文字盤も似たように洗練されています。ただし、アワーマーカーにはアプライドの3画マークが使用されています。デイデイト表示は代わらず3時位置に設置されています。モデル名からも分かるように、搭載されている機構Cal. 80 COSC (ETA C07.621) はクロノメーターとして認定されています。透明のケースバックを通して、中身の機構の動きを眺められます。
ミドーはこのモデルにおいて、文字盤の色をブラックとシルバーの2種類で、ケース素材にはポリッシュ仕上げのステンレスケース、ゴールドPVDコーティング、あるいはコンビモデルの3タイプを提供しています。時計の仕様によって、価格は約10万円~13万円になります。
2018年以降、ミドーはマルチフォート クロノメーター 1の名で、リニューアルされたモデルを提供しています。このモデルにおける最も主要な改善点は、ETA C07.821ベースのCal. 80 COSC Siを使用していることです。ヒゲぜんまいなどの重要な部分にシリコンを使用することにより、より高い耐磁性が実現されており、かつ以前のモデルと同様に長いパワーリザーブと高い精度が保たれています。
クロノメーター 1は、蓄光塗料が使用されたバーインデックス、並びにバータイプの針で見分けられます。このモデルも、ステンレス、コンビ、ゴールドのケース素材とシルバー、もしくはブラックの文字盤からお選びいただけます。さらに、ブラックの文字盤とブラック PVDコーティングが施されたケースのモデルも提供されています。このシリーズの価格は、モデルによって約13万円~15万円になります。
マルチフォート クロノグラフの価格は?
マルチフォート コレクションには、多様なクロノグラフがラインナップされています。最も大型なモデルは、ケース径44mmのマルチフォート クロノグラフです。このモデルには、シルバーかダークグレーの文字盤を備えるステンレス時計、シルバーの文字盤を持つゴールドコーティング時計、またブラックの文字盤でブラック PVDコーティングケースの時計の3種類のタイプがあります。ブラックモデルでは、針、数字、インデックスが鮮やかなオレンジ色になっています。
ミドーはこのクロノグラフに、有名なETA バルジュー 7750ベースのCal. 1320を搭載しています。従って、マルチフォート クロノグラフの3時位置にはデイデイト表示が、6時と12時位置には分積算計と時積算計が、9時位置にはスモールセコンドが設置されています。ステンレスモデルは約16万円で、ゴールドコーティングモデルは約17万円になります。ブラックモデルは約21万円でご購入いただけます。
マルチフォート クロノグラフ アルミニウムベゼルとクロノグラフ アドベンチャーも、同じくブラックコーティングされたモデルです。これらの時計に搭載されている機構は、ETA A05.H31ベースのCal. 60で、そのパワーリザーブは60時間です。3時位置には30分積算計、6時位置には日付、9時位置にはスモールセコンドが配置されています。両インダイヤルとアプライドの「12」の数字が、ダークグレーの文字盤内におけるデザインの決め手となっています。標準モデルではインナーベゼルに刻まれているタキメータースケールは、このモデルではベゼル刻まれています。ブラックの穴あきレザーストラップで腕に着用されるクロノグラフ アルミニウムベゼルは、約16万円でご入手いただけます。クロノグラフ アドベンチャーはユーズド感のあるレザーストラップで腕に巻かれ。価格は約19万円になります。
マルチフォート クロノグラフ キャリバー 60は200m (20気圧) の防水性を備えており、特にダイビングやマリンスポーツを楽しむ方にとって最適の時計です。モデル名からも分かるとおり、この時計のケース内にもCal. 60が搭載されています。しかし、この時計はその他のモデルとはまったく異なる設計になっています。クロノグラフプッシュボタンに並び、10時位置に日付を調整するためのもう1つのプッシュボタンが追加されています。 また、8時の高さに第2のリューズが設置されており、これによってダイビングスケールが刻まれたインナーベゼルを操作します。このダイビングクロノグラフは、約18万円でお買い求めいただけます。
第2タイムゾーン搭載のマルチフォート
第2タイムゾーン機能を搭載するモデルも、マルチフォート コレクションの一部となっています。その1つにマルチフォート デュアルタイムがあります。このモデルは、Cal. 80 (ETA C07.621)のGMTバージョンによって駆動されており、第2タイムゾーン下での時刻は4本目のセンター針によって表示されます。このGMT針が24時間スケールの文字盤上で、時刻を示します。さらに、3時位置には日付表示が設置されています。このモデルには3つのタイプがあります。1つ目は、ブルーの文字盤を備えるステンレスモデル、2つ目はダークグレーの文字盤を持つゴールドコーティングモデル、そして3つ目は完全にブラックで仕上げられたモデルです。この便利なタイムピースの価格は、約10万円~12万円です。
マルチフォート GMTにも第2タイムゾーンが表示されます。デュアルタイムと同様、センターGMT針と24時間スケールによってその時刻が表示されます。さらに、インナーベゼルには各タイムゾーンを代表する24の都市名が表示されています。4時位置のリューズによってGMT針で表示する希望の都市を選択します。古いマルチフォート GMTのインナーリングには、都市名の代わりに赤と青で刻まれた従来の24時間スケールが見られますす。また、これらのモデルの文字盤は、シルバーではなくブラックです。しかし、機能的には新しいモデルと変わりません。搭載されているムーブメントは、Cal. 1193と呼ばれるETA 2893-2で、42時間のパワーリザーブを持ちます。マルチフォート GMTの価格は、モデルによって約9万円~11万円です。