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オメガ スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン
スピードマスター ダークサイドオブザムーンはコーアクシャル脱進機を備える機械式時計です。月の裏デザインと最新ムーブメントの融合です。
目次
伝統とイノベーションの融合
スイスのマニュファクチュールであるオメガは、2013年のバーゼルワールドで「ダークサイド オブ ザ ムーン」を初めて発表しました。このモデルは、初めて月に降り立った時計として有名な!{model-71,スピードマスター プロフェッショナル}の現代的な解釈です。一方、「ダークサイド」は、6つのモデルからなる小さなコレクションを形成しています。ダークサイドシリーズは、デザイン面ではオリジナルの"ムーンウォッチ"から大きく逸脱していませんが、素材や技術面では独自の新境地を開拓しています。
ケースサイズも大きな違いがあります。ダークサイドは44.25mmのケースで、従来の「ムーンウォッチ」を2mmほど上回っています。また、新型のスピードマスターでは素材も異なっており、ステンレススチールの代わりにブラックセラミックが採用されました。文字盤には硬度が高く、傷つきにくい酸化ジルコニウムが使用されています。
ダークサイドには、オメガの自動巻きキャリバー9300が搭載されています。このムーブメントは、「スピードマスター プロフェッショナル」に搭載されているクラシックな手巻きムーブメント1861とは異なり、6時位置に日付表示を備えています。スピードマスター プロフェッショナルでは、ストップウォッチ機能の分・時カウンターが2つのインダイヤルに分かれていますが、ダークサイド オブ ザ ムーンでは、2つの針が3時位置のインダイヤルに統合されています。
ダークサイド オブ ザ ムーンを買う理由
- シリコン製ヒゲぜんまい使用のコーアクシャル機構、クロノメーター認定
- メンテナンスの必要性が少なく、長持ちするムーブメント技術
- 耐傷性の強いブラックセラミックケース
- スポーティーでモダンなデザイン、ケース直径44.25mm
- 無反射サファイアクリスタル
オメガ ダークサイド オブ ザ ムーンの価格一覧
モデル / Ref. | 価格 (約) | 特徴 |
ダークサイド オブ ザ ムーン / 311.98.44.51.51.001 | 210万円 | ベゼルとインデックスにダイヤモンド装飾 |
"セドナブラック" / 311.63.44.51.06.001 | 125万円 | セドナゴールド素材の針、インデックス、ベゼル |
"セドナブラック" / 311.92.44.51.01.005 | 105万円 | 黒い針、インダイヤル、インデックス |
"ヴィンテージブラック" / 311.92.44.51.01.006 | 105万円 | ヴィンテージの趣あるブラウンの針とインデックス |
"ピッチブラック" / 311.92.44.51.01.004 | 100万円 | 針、インデックスに夜光塗料 |
ダークサイド オブ ザ ムーン / 311.92.44.01.51.003 | 100万円 | ホワイトの針、インデックス、文字 |
スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーンの価格
モデルによって異なりますが、ダークサイド オブ ザ ムーンは未使用で約100万円~210万円となっています。最も値段の高いモデルにはダイヤモンドがふんだんに使われているため、圧倒的に高価になります。
すべてのモデルは、1960年代に発売されたスピードマスター プロフェッショナルのクラシックな外観をベースに、セラミックケースやコーアクシャルキャリバーなどの革新的な技術を採用しています。このスピードマスターコレクションでは、ブラックが圧倒的な存在感を放っています。機能的な外観を持ち、ストップウォッチ機能を使える時計がお好みの方には、「ダークサイド」をお勧めします。
モデルは多数の種類の中からお選びいただけます。ピッチブラックのリファレンス311.92.44.51.01.004は、ほとんど黒一色で仕上げられています。例外として、ライトグリーンの数字やインデックス、その他の文字には、夜光塗料スーパールミノバが使用されています。
オメガ スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン ピッチブラックの未使用品は約100万円でご購入いただけます。中古品は85万円程度でご入手いただけます。ダークサイド オブ ザ ムーンには通常ナイロン・ストラップが使用されていますが、ピッチブラックにはこれとは対照的なレザー・ストラップで手首に固定されます。また、ダークサイド オブ ザ ムーンはインデックスの幅がやや広く、夜光塗料なしのタキメータースケールを採用しています。
ブラック ブラック Ref.311.92.44.51.01.005では、文字通りすべてがブラックです。ステルス機をモチーフにしたデザインを持つこのモデルはクール時計ですが、ブラックの夜光塗料は暗い場所で特に見やすくはありません。この点は、セドナブラック Ref.311.63.44.51.06.001の方が優れています。オメガ独自のレッドゴールド合金であるセドナゴールドの針、インデックス、日付、そしてベゼルの縁が印象的です。ヴィンテージ・ブラックのRef.311.92.44.51.01.006は、針、インデックス、すべての文字がブラウン系で統一されており、レトロな雰囲気が魅力的です。ブラウンのレザーストラップがこのスタイルを強調しています。
スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン ブラック ブラックの未使用品の価格は105万円前後、すでに着用されている時計は95万円程度です。セドナブラックモデルの価格は、未使用時で約125万円、中古で約100万円となっています。未使用のヴィンテージブラックの価格は約105万円です。中古の状態であれば、約90万円でご購入いただけます。
ダイヤモンドをあしらったスピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーンは、このシリーズの中で最も高価な{keyword-chronograph,クロノグラフ}です。このブラックセラミックの時計Ref.311.98.44.51.001のベゼルとインデックスは、多数のダイヤモンドで装飾されています。未使用の時計には、約210万円をご用意ください。Chrono24では、中古品はまだほとんど見られません。
グレイ / ホワイトサイド オブ ザ ムーン
また、オメガは「グレイサイド オブ ザ ムーン」と「ホワイトサイド オブ ザ ムーン」という鮮やかなセラミック製の時計も提供しています。グレイサイド オブ ザ ムーンは、月の塵の色からインスピレーションを得たグレーのケースを採用しており、アメリカの宇宙飛行士ジム・ラヴェルが、「月は本質的に灰色だ」と言ったのを想起させます。コーアクシャルキャリバーとクロノグラフ機能を搭載したこの腕時計は、サンドブラスト加工を施したプラチナの文字盤と、ギベオンの隕石から作られた「メテオライト」の文字盤があります。これらの文字盤はそれぞれ独自の構造を持っており、グレイサイド オブ ザ ムーン "メテオロイド" をユニークなものにしています。さらに、セドナゴールドの針とインデックス、レッドゴールドのタキメータースケールを備えたセラミック製のベゼルが採用されています。さらに、ベゼルエッジにもこの素材が使われています。
プラチナダイヤルのオメガ スピードマスター グレイサイド オブ ザ ムーンのプラチナ製ダイヤル使用モデルの価格は、未使用で約105万円、中古で約85万円になります。グレイサイド オブ ザ ムーン ”メテオライト”は新品で約130万円、中古で約110万円で販売されています。グレイサイドオブザムーンにご興味をお持ちの方は、未使用品であれば約100万円、既に着用されている個体であれば約85万円をご用意ください。グレーサイド オブ ザ ムーン "メテオライト" の価格は、未使用で130万円前後、中古で110万円前後となっています。そのため、定価がそれぞれ138万6000円、171万6000円であるのに対し、Chrono24では数十万円もお得にご購入いただけます。
オメガ スピードマスター ホワイトサイド オブ ザ ムーンは、白一色のモデルです。このセラミックウォッチのデザインは、地球から見える月の輝きからインスピレーションを得ています。このクロノグラフにおける数少ないカラーアクセントは、ストップセコンド針の赤い先端と「Speedmaster」の赤い文字表記です。このモデルは全体的にやや女性的な雰囲気のデザインになっています。18Kホワイトゴールド製の針とインデックスが、44.25mmの時計を引き立てています。特に、マザーオブパールの文字盤とダイヤモンド装飾のあるベゼルを備えたモデルは、装飾性に優れています。このモデルではさらに、ゴールドのインデックスにもダイヤモンドがあしらわれています。ホワイトのレザーストラップが、同シリーズの輝きを際立たせています。
ダイヤモンドをセットしたマザーオブパールの文字盤のバージョンの国内定価は283万8000円です。Chrono24では、この時計の未使用品が約215万円で販売されています。中古品はまだほとんど見られません。ダイヤモンドなしのバージョンは、未使用で約105万円と大幅に安く入手できます。ここでは、定価143万円と比較して、約45万円の節約になります。中古時計は約85万円とさらに安くなります。
スピードマスター プロフェッショナル (Ref.304.93.44.52.03.001) は、ダークブルーの天空をイメージしています。特別な機能としては、6時位置の上にあるムーンフェイズ表示を駆動するコーアクシャルキャリバー9904が挙げられます。ケースの直径は42.25mmで、素材はセラミックです。ブルーの文字盤にもこの素材が使われており、18Kのホワイトゴールド製のインデックスが取り付けられています。ブルーのタキメータースケールには、オメガが独自に開発したセラミックを含むリキッドメタル合金を使用しています。
このスピードマスターを購入する場合、未使用であれば約110万円を見積もる必要があります。中古品は約95万円です。定価は大幅に高く、165万円前後となっています。
月の裏面からインスピレーションを受けて
時計コレクションの名前の由来は様々です。オメガはアポロ計画に携わった宇宙飛行士を讃えて、スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーンを打ち上げました。特に1968年12月に宇宙飛行したアポロ8号は、このコレクションの名付けにおいて大きな意味を持っています。この飛行の際、人類の歴史上初めて月の裏側を見ることに成功しました。月の公転と自転の周期は一致しているため、月は地球に常に同じ面を向けています。このような状態のことを同期自転とも呼びます。
ソビエト連邦の衛星ルーニック3号が、既に1959年に月の裏側の撮影に成功していたため、1968年のアポロ8号の宇宙飛行の際の画像は世界初とはなりませんでした。また、月の裏側が真っ暗というわけではなく、裏側も太陽の光で照らされています。
また、「ダークサイド オブ ザ ムーン」という名前は、宇宙飛行のみに関連するものではありません。アメリカ人作家マーク・トウェインはこの言葉を人間の暗い側面を表現するのに使っています。音楽が好きな方なら、この名を聞けば、これと同じ名前を持つピンク・フロイドのアルバムを思い浮かべることでしょう。このアルバムは1973年にリリースされ、全世界で5000万枚以上を売り上げています。
つまり、オメガの「ダークサイド オブ ザ ムーン」はという名前は様々な意味に解釈できるものです。この名が付けられているモデルの多くの特徴は、アポロ計画の公認時計であるスピードマスター プロフェッショナルと共通しています。両モデルとも、タキメータースケール搭載の固定ベゼル、9時位置のスモールセコンド、ストップウォッチ機能を備えています。クロノグラフ機能は2つのプッシュボタンによって操作されます。このボタンによってストップ機能を開始・停止し、また0位置に戻すことができます。また、スピードマスター プロフェッショナルとダークサイド オブ ザ ムーンのもうひとつの共通点には50m (5気圧) までの防水性があります。
コーデュラストラップとコーアクシャル機構9300
オメガはスピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーンのベーシックモデルとブラックブラックモデルに、黒いコルデュラ製ブレスレットを採用しています。この繊維素材は従来のナイロンよりも強く、ベルトやバック、およびバイクウェアなどに多く使用されています。これに対してピッチブラック、セドナブラック、ダイヤモンド装飾付きの特別モデルには黒いレザーストラップが付けられています。
ダークサイドモデルでは、上下のサファイアガラスが時計の中身を保護しています。セラミック製のケースバックには「Dark Side of the Moon」の文字が彫刻されています。
クリスタルケースバックからは、オメガが自社で製造しているキャリバー9300を見ることができます。このムーブメントは、2つの香箱を直列に搭載し、60時間のパワーリザーブを誇ります。コーアクシャルエスケープメントと呼ばれる脱進機が使用されているため、このキャリバーは特に振動に強く、低摩擦で作動します。オメガはシリコンからひげゼンマイを製造しているため、磁気の影響を受けません。