オメガ (Omega)
>で41,203件の商品が見つかりましたオメガ: 海底と宇宙で高精度
オメガの代名詞は、信頼の置ける高精度です。アポロ計画に参加した宇宙飛行士もこれを知っていました。コーアクシャル脱進機やマスタークロノメーターなどの革新的な機能が、現在までオメガの名声を高めています。
1848年から続く革新と伝統
オメガは19世紀半ばから続くブランドで、信頼の置ける高精度な時計の製造においてその名を高めてきました。時計機能の分野においては、特にコーアクシャル脱進機の開発が有名です。油切れが起こりにくいこの革新的な機構によって高い精度を実現し、同時に時計を衝撃から保護します。
オメガは世界で最も有名な腕時計を提供するブランドです。その一つが スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナルです。1969年に初めて月へ向けて飛行した宇宙飛行士たちの手首に、厳しい審査を通り抜けたこの時計が装着されました。オメガは2020年1月に、月面着陸50周年記念として、スピードマスターに2つの新作モデルを追加し、ファンを大いに喜ばせました。プラチナとステンレスの2種類で提供されているこの時計は、元祖ムーンウォッチにも使用されていたCal.321のリニューアル版が搭載されています。
プロとアマチュアのダイバーは、豊富な種類が提供されているシーマスターコレクションの腕時計を愛用します。同シリーズの時計は、イギリスのスパイ映画『ジェームズ・ボンド 007』のスクリーンに過去に頻繁に登場しました。オメガは2019年に公開される予定となっていた『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』に合わせて、時計愛好家に大変人気のある シーマスター ダイバー 300Mを本数制限なしのエディションでリリースしました。プロプロフは、一風変わった見かけのダイバーズウォッチで、1200m (120気圧) の防水性を誇ります。
オメガは機能性に重視したツールウォッチのみでなく、デ・ヴィル、コンステレーション、、グローブマスターなどの、クラシックで優雅なタイムピースも提供しています。これらのコレクションでは、レッドゴールドやイエローゴールドなどの金素材も使用されており、高級感をさらに高めています。
オメガの腕時計を買う理由
- スピードマスターやシーマスターなどの世界的に有名なモデル
- シーマスター プロプロフ: 1200m (120気圧) 防水
- コーアクシャル脱進機: 衝撃に強い
- シーマスター アクアテラ: 強い磁気にも耐久
- 「スヌーピー」や「スペクター」などの限定モデル
オメガ時計の価格一覧
モデル / リファレンス | 価格 (約) | 特徴 |
デ・ヴィル トゥールビヨン / 528.53.44.21.03.001 | 1140万円 | レッドゴールドケース、トゥールビヨン |
スピードマスター プロフェッショナル スヌーピー / 311.32.42.30.04.003 | 425万円 | 白文字盤、1970本限定 |
シーマスター ブルヘッド クロノグラフ / 225.12.43.50.01.001 | 75万円 | 11時と1時位置のプッシュボタン |
ニュームーン / 310.30.42.50.01.001 | 希望小売価格 6100ユーロ (約75万円) | コーアクシャル Cal.3861 |
シーマスター プロプロフ 1200M / 224.30.55.21.01.001 | 75万円 | 左リューズ、1200m (120気圧) まで防水、ヘリウムエスケープバルブ |
コンステレーション グローブマスター / 130.30.39.21.03.001 | 65万円 | 青文字盤、パイパンダイヤル |
シーマスター アクアテラ 150M GMT / 231.10.43.21.03.004 | 60万円 | 第2タイムゾーン、ステンレス |
シーマスター300 / 233 30.41.21.20.01.001 | 55万円 | レトロデザイン、300m (30気圧) まで防水 |
スピードマスター プロフェッショナル / 311.30.42.30.04.003 | 50万円 | ムーンウォッチ、ヘサライトガラス |
シーマスター プラネット オーシャン 600M / 232.30.46.21.01.001 | 50万円 | 600m (60気圧) まで防水、ヘリウムエスケープバルブ |
オメガ スピードマスターの価格
スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナルは、オメガを代表する腕時計の一つです。1957年に発売されたこのクロノグラフは、元々はモータースポーツ用に考案されましたが、1960年以降、NASAによって宇宙飛行のための公認タイムキーパーに採用されるようになりました。1969年のアポロ計画で人類初の月面着陸に成功した際には、この時計が宇宙飛行士の手首に着けられていました。それ以降オメガは、同コレクションに種類豊富なモデルを追加してきました。元祖ムーンウォッチに最も近いモデルは、スピードマスター プロフェッショナルです。この時計は手巻きのCal.1861によって駆動され、昔ながらのプレキシガラスとステンレスバックを備えています。この時計のステンレスブレスレット付きモデルの未使用品は、約50万円でご購入いただけます。中古品はChrono24において、約40万円からの価格で提供されています。
サファイアクリスタルのケースバックのモデルをご希望の場合、価格は約6万円増しになります。Ref.2998などの、1960年代のヴィンテージモデルには、約195万円の価格が付けられます。
人気のコレクター時計の多くには本数制限があり、そのため価格が上昇する可能性が高くなっています。2017年に発表された「スピーディー チューズデー」の国内価は71万5000円でしたが、2020年には未使用品に約115万円の価格が付けられています。その後2018年にオメガによってリリースされた「スピーディー チューズデー ウルトラマン」の国内定価は70万2000円でしたが、その2年後には105万円ほどで売買されるようになりました。これらの両モデルは、2012本に限定されています。
Omega fertigt die Moonwatch auch komplett aus Gold. Die 2019 vorgestellte „ Apollo 11 50th Anniversary Moonshine“ aus 18-karätigem Gold kostet um 35.000 EUR.
スピードマスター 「ダーク サイド オブ ザ ムーン」は完全にブラックで、傷が付きにくいセラミック素材で仕上げられています。このモデルのご購入には、95万円ほどのご予算をお立てください。
スピードマスター「スヌーピー」はさらに人気の高いモデルで、白文字盤の表面に、アメリカンコミックのキャラクターとして有名なスヌーピーが描かれています。この時計は未使用約430万円、中古約345万円の価格で販売されています。
新型のCal.321
オリジナルのままであることを重視される場合、オメガの歴史的な手巻きムーブメントCal.321を搭載する2つのモデルをお勧めします。人類初の月面着陸50周年を記念してリリースされたモデルには、プラチナケースが備えられています。このモデルの文字盤素材には、ブラックオニキスが使用されています。そして、3つのインダイヤルの素材には月の石が使用されています。この大変高級感のある腕時計は、Chrono24で約810万円の価格で見つけられます。オメガによる定価は701万8000円です。つまり、この腕時計の資産価値は安定していると言えます。
ステンレス素材のモデルをお選びいただいた場合、価格は若干安くなります。オメガはこのモデルを2020年に発表しました。Ref.105.003「エド・ホワイト」を連想させるこのモデルは、39.7mmととても薄型です。このモデルの未使用品の市場相場もオメガによる定価151万円を上回り、約225万円になります。
2021年: Cal3861搭載の「ニュームーン」
オメガは2021年1月に、それまでの現行モデルであったムーンウォッチRef.311.30.42.30.01.005を廃盤とし、新しい「ニュームーン」のモデルを出すことを発表しました。この新作ではデザインに若干変更が加えられ、まったく新しいムーブメントが採用されました。この手巻きCal.3861にはコーアクシャル脱進機が備えられており、スイス連邦計量・認定局 (METAS) によってマスタークロノメーターとして認定されています。また、この機構は1万5000ガウスまでの磁場に耐久します。
この新モデルのステンレスケース径は42mmで、サイズは旧モデルと変わりません。また、ヘサライトガラスとステンレスのスクリューバックもこれまでと同じです。風防とケースバックにサファイアクリスタルが採用されているムーンウォッチをお探しの場合、Ref.310.30.42.50.01.002をお勧めします。
これらの新作モデルは、Chrono24ではまだほとんど見られません。オメガによるヘサライトガラスモデルの定価は73万7000円です。また、サファイアクリスタルモデルの定価は84万7000円です。両モデルには、多少変更が加えられたステンレスブレスレットが取り付けられています。このブレスの特徴は、ラグ側では20mmある幅がバックル側に向かうにつれて徐々に15mmまで細くなっている点です。
レッドゴールドとホワイトゴールドの「ニュームーン」
オメガはステンレスのムーンウォッチ新作モデルと同時に、レッドゴールドとホワイトゴールドモデルもリリースしました。Ref.310.60.42.50.01.001のケースとブレスレット素材には、オメガが独自に合金したセドナゴールドが使用されています。また、針とインデックスもこの素材で作られています。この顕著なクロノグラフの定価は411万4000円です。これに対し、ホワイトゴールドのムーンウォッチであるRef.310.60.42.50.02.001はやや控えめな印象を与えます。文字盤はシルバーのサンバースト仕上げで、18Kカノープスゴールド (オメガ独自開発のホワイトゴールド) を素材としています。定価は534万6000円です。
その他のスピードマスター-モデル
ムーンウォッチモデルに並び、同コレクションにはその他の興味深いモデルが存在します。オメガは2017年に、スピードマスター60周年記念を機に、38.6mmサイズの '57 クロノグラフを発表しました。ムーンウォッチモデルのラグが丸型になっているのに対し、このモデルのラグは1957年の元祖モデルから続く、直線的な所謂ストレートラグです。この非常にクラシックな趣の腕時計は3557本に限定されており、未使用品は約90万円、中古品は約80万円でご購入いただけます。
これよりも多少モダンな雰囲気を醸し出すモデルには、スカイウォーカー X-33とスペースマスター Z-33があります。これらのモデルはクォーツ駆動で、アナログとデジタル表示、第2タイムゾーン、クロノグラフ、永久カレンダー、アラームなど多数のマルチ機能を備えています。価格はx-33が約45万円、Z-33が約50万円となっています。女性におすすめのモデルは、スピードマスター38です。この腕時計のゴールドケースは38mmサイズで、ダイヤモンドで装飾されています。価格は約85万円になります。
オメガ スピードマスターの特徴
- ムーンウォッチは人類初の月で着用された時計
- 本数限定の特別エディションは価格上昇見込みあり
- セラミックケースのダークサイド オブ ザ ムーン
- 伝説のCal.321を搭載する2つのモデル
- 多様な素材で入手可能
シーマスター300の価格
シーマスターコレクションも、オメガでもっとも人気の腕時計を提供しています。スイスの高級時計ブランドであるオメガは同コレクションから、高い防水性を誇る、時にはそれぞれ非常に異なる各種モデルを豊富に提供しています。中でも最も有名なモデルに、300m防水のシーマスター300があり、この時計は複数の素材で提供されています。特にクラシックな装いのモデルは、オメガによるコーアクシャルキャリバーCal.8400を搭載するRef.233.30.41.21.01.001です。この非常にレトロな腕時計はステンレスを素材としており、文字盤とセラミックベゼルは黒で統一されています。このモデルの未使用品は約55万円で販売されており、中古品は45万円ほどの価格でご入手いただけます。
ゴールドのシーマスター300は約290万円で提供されています。この価格は予算オーバーという方は、中古品をご覧ください。中古品は、商品によっては195万円前後でご購入いただけます。これは定価376万2000円に比べて50%オフの価格です。
オメガは1957 トリロジー コレクションにおいて、1957年に発売されたシーマスター300をもとにしたモデルをリリースしました。トリロジーとは3部作のことで、このシーマスター300モデルに加えて、スピードマスターとレイルマスターも同時に発表されました。これら3種類のモデルはすべて、各3557本限定となっています。1957 トリロジーコレクションのシーマスター300はステンレス素材で、ケース径は39mmです。価格は未使用約80万円、中古約65万円になります。
ダイバー300M: ヘリウムエスケープバルブ搭載の潜水腕時計
ダイバー300Mコレクションからは、レディース・メンズサイズの3針時計とクロノグラフが提供されています。典型的なメンズモデルには、コーアクシャルマスタークロノメーターRef.210.30.42.20.01.001があります。この時計はオメガの自社ムーブメントCal.8800で駆動されます。特徴としては、ヘリウムエスケープバルブの採用と、黒文字盤の表面に見られる波模様が挙げられます。時計を腕に巻くのは、5連リンクのステンレスブレスレットで、そのパーツは部分的にポリッシュ仕上げが施されています。未使用品の価格は約50万円で、中古品はそれより5万円ほど安くご入手いただけます。
また、ダイバー300Mコレクションからはコンビモデルも提供されています。種類には、ステンレスとイエローゴールドのコンビと、ステンレスとレッドゴールドのコンビが提供されています。イエローゴールドを使用したモデルは未使用約90万円、中古約80万円で提供されており、ケースの配色に合わせたブレスが付いてきます。
シーマスター ダイバー300M: 007 ボンド エディション
オメガは2019年に公開予定となっていたジェームズ・ボンド映画『ノー・タイム・トゥ・ダイ』を機に、シーマスターダイバー300Mの特別エディションをリリースしました。この腕時計のケース径は42mmで、ケースとブレスレットの素材にはチタンが使用されています。ベゼルと文字盤の素材にはアルミニウムが使用されており、色は温かみのあるブラウンです。Chrono24では、未使用品が約105万円の価格で提供されています。中古品はそれより少し安く、約95万円でご入手いただけます。オメガはこの007エディションを、3色から成るNATOストラップでもしており、その価格は未使用約95万円、中古約90万円です。
プロプロフ: プロのためのシーマスター
深海で作業するプロのダイバーの方には、プロプロフ1200Mが最適です。このコレクションの時計は1200m防水で、ヘリウムエスケープバルブやダイビングベゼル用のセキュリティプッシュボタンなどのプロ用の機能を備えています。
プロプロフ1200Mのステンレスモデルは、未使用約75万円、中古約70万円でご購入いただけます。チタンやセドナゴールド素材のモデルをご希望の場合、約150万円お見積りください。プロプロフのケースサイズは55mm x 48mmと大変がっしりしているため、力強い手首を持つ方に特におすすめです。
シーマスター プラネットオーシャン600Mの価格
オメガはプラネット オーシャン600Mコレクションから、多様なサイズ、また様々な色と素材のコンビネーションの腕時計を提供しています。37.5mm~39.5mmサイズのケース径を持つ時計は、レディースもしくはユニセックスモデルです。これに対し、43.5mmと45.5mmサイズの大型な時計はメンズモデルとなります。女性用・ユニセックスモデルの多くはクラシックな3針時計ですが、中には時針がもう1本追加されたGMT時計もあります。プラネットオーシャンシリーズのクロノグラフのケース径は45.5mmで、時計の厚みからも力強い腕の持ち主に適しています。
43.5mmサイズのステンレスケースの定番の3針プラネットオーシャン600Mの未使用品は、約55万円で販売されています。中古品の価格は、これより約5万円安くなります。、GMT機能搭載のレザーブレス付きレッドゴールドモデルの価格はそれよりもずっと高く、未使用品には約275万円の価格が付けられます。中古品はそれでも約55万円でご入手いただけます。
クロノグラフ機能付きのプラネットオーシャン600Mの価格は、レザーストラップ付きのステンレスモデルの未使用品で約70万円になります。同モデルの中古品は、約60万円で提供されています。レザーストラップ付きのレッドゴールドモデルの価格は、未使用品で約265万円、中古品で約175万円です。レディース、あるいはユニセックス時計では、ステンレスモデルの未使用品が約40万円で販売されており、ダイヤモンド装飾が施されたレッドゴールドモデルには約175万円の価格が付けられます。
ブルヘッド、レイルマスター、アクアテラ
シーマスターコレクションからは、ブルヘッド、レイルマスター、アクアテラ150Mの3つの興味深いモデルが提供されています。プッシュボタンをケースの上側に設置した構造が雄牛の頭を思わせることから名付けられたブルヘッドモデルは、コレクターの間で非常に人気です。現行コレクションから提供されているこのモデルの価格は約75万円になります。これに対し、1969年のヴィンテージクロノグラフモデルの相場は、これより50万円ほど高くなります。
レイルマスターは、スピードマスターやシーマスターと同じく、1957年以来オメガの商品として提供されており、元々、電磁波の強い場所で作業する人々のために開発された時計です。比較的新しいモデルは、1万500ガウスまでの磁気に耐久します。現行のステンレスブレス付きモデルの未使用品は、約45万円でご購入いただけます。1950年代や1960年代の時計には、190万円ほどの価格が付けられます。
レイルマスターのデザインを持つ、信頼の置ける日常用腕時計をご希望ですか?その場合、同コレクション60周年を記念してオメガが2017年に発売した、レイルマスター1957トリロジーをご覧ください。この時計の設計はヴィンテージモデルとほぼ同一ですが、最新のムーブメントCal.8806が搭載されました。このモデルの未使用品は約65万円、中古品は約55万円です。
アクアテラ: 水中でも陸上でも使える
アクアテラコレクションは、オメガにおける、直線的なツールウォッチと優雅なドレスウォッチの共演です。ダイヤモンド装飾が施されたゴールドウォッチもあれば、マザーオブパール文字盤でアリゲーターレザーストラップが付いた時計も提供されています。ケース径には、38mmと41mmの2種類があります。ステンレスモデルの未使用品は約50万円からの価格で見つかり、中古品は約40万円で提供されています。GMT機能やクロノグラフの相場は約65万円になります。ゴールドとダイヤモンドが使用された時計には、140万円~440万円の価格が付けられます。
オメガは2019年に、特殊合金のガンマチタンを使用したシーマスター アクアテラ 150M ウルトラライトを発表しました。ケース径41mmのこの時計の重量はわずか55gです。この時計の開発には、北アイルランドのプロゴルファー、ローリー・マキロイが携わりました。彼の目的は、スポーツをする際に特に着け心地が良い時計を設計することでした。時計の重さをさらに軽減するため、オメガはMETASの手巻きムーブメントCal.8928の素材にもチタンを使用しました。この時計の未使用品は、約505万円でご購入いただけます。
これよりもずっと安い価格でご入手いただける時計に、世界時計機能を搭載するアクアテラ 150M ワールドタイマーがあります。この時計の特徴は、文字盤の中心に、北極から見た地球が表示されていることです。ラバーストラップ付きモデルの未使用品は、約90万円でご購入いただけます。レッドゴールドのワールドタイマーモデルには、約225万円の価格が付けられます。
シーマスター時計の特徴
- 300m (30気圧) ~ 1200m (120気圧) 防水
- 3針時計、クロノグラフ、GMTモデル
- ガンマチタン素材のアクアテラ 150M ウルトラライト
- 高精度な自社ムーブメント、モデルによって強耐磁性
- トリロジーコレクションの限定エディション
コンステレーションとデ・ヴィル: クラシカルで優雅
オメガのコンステレーションは、スピードマスターやシーマスターと一変し、機能性よりも美しさを追及したコレクションです。このシリーズは1952年から続いています。古いモデルの多くはシンプルでエレガントな3針時計ですが、長い年月を経るとともに、そのデザインにはいくつかの変更が加えられてきました。1980年代以降、多くのコンステレーションモデルに、ローマインデックスが表示された固定ベゼルが使用されるようになりました。ベゼルの3時と9時位置には、「爪」と呼ばれる隆起が2つずつ見られます。デザインが徐々に改新されてきたのに加え、非常に高品質なクォーツ機構が採用されました。1967年以降、オメガはも同コレクションからレディース時計も提供しています。女性用時計には、ゴールドやダイヤモンドを使用した美しいモデルもあります。
高級素材や宝石を使用したこのようなモデルには、315万円~1265万円にという高価格が付けられます。これに対し、シンプルなステンレスモデルは、25万円~50万円ほどでご入手いただけます。60年代のヴィンテージ時計は、15万円以下でも見つけられます。
オメガは2020年に、コンステレーションコレクションに新しいモデルをいくつか追加しました。これ以降、ケース径39mmと41mmの2種類のサイズからお選びいただけます。41mmサイズの時計は、自動巻きのオメガ コーアクシャル マスタークロノメーターCal.8900Caで駆動されています。時計の素材には、ステンレス、イエローゴールド、セドナゴールド、コンビが提供されています。価格は素材によって、未使用60万円~190万円になります。
デ・ヴィル: 恰好よくエレガント
コンステレーションよりもさらにクラシカルな時計を提供するのが、デ・ヴィルです。同オメガコレクションから提供される時計は、ブランパンやブレゲなどのブランドの趣向を持っています。ローマインデックス、トゥールビヨン搭載の機構、ホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドなどの高級素材が、デ・ヴィルの保守的なスタイルにしっくりと馴染みます。オメガはこのコレクションのレディースモデルのいくつかに、ダイヤモンド装飾ベゼルを使用しています。デ・ヴィルにコレクションは、1960年代から続いています。
特に興味深いのは、トゥールビヨンシリーズのメンズ時計です。Ref.528.53.44.21.03.001はセドナゴールドモデルで、ケースサイズは44mmです。この時計を駆動するのは、オメガの自社Cal.2638です。自動巻きムーブメントであるこの機構には、プラチナ製のローターと、1分に軸の周りを1周するチタン製のトゥールビヨンキャリッジが備えられています。ムーブメントの裏面には、時計師のイニシャルが表記さています。このような高級時計では、定価1888万円と、価格もそれ相応になります。
トレゾアコレクションから提供されている、クォーツ式の女性用上時計は、これより多少安い価格で提供されています。Ref.428.58.36.60.11.001のケースは18Kゴールドを素材としており、両サイドの表面にはダイヤモンド装飾が施されています。このモデルのケース径は36mmです。時計を動かすのは、「ロングライフ」機能を持つ自社Cal.4061です。文字盤とストラップはワインレッドになっています。Chrono24では、未使用品を約80万円でご購入いただけます。
オメガの歴史
オメガの歴史は19世紀に始まります。1848年にスイス人のルイ・ブランがラ・ショー=ド=フォンにて懐中時計を製造するための工房を開きました。彼は同地区の部品製造者と契約を結び、製造した時計をイタリアからイギリス、またスカンジナビアに至る各地で販売しました。その後ブランの子孫がこの工房を現在の拠地であるビエンヌへ移動しました。1903年にブラン家の3世代目が同社を継いだ際に、ブランド名が正式に「オメガ」と名付けられました。
この名前はギリシャ語の最後のアルファベットである「Ω (オメガ)」に由来し、「究極」を意味します。このブランド名には、高品質な時計を作るというオメガの意思が込められています。
オメガは1930年にティソとパートナーシップを結びましたが、両ブランドはそれぞれ個々に継続しています。この両会社の役割としては、オメガが高級時計の分野で営み、ティソが比較的安価な時計の分野を担っています。クォーツ危機によりスイスの時計産業が大きな打撃を受けた1983年、両社は当時新しく結合されたスウォッチグループに加入しました。オメガは今日まで同グループに属しています。
技術的革新、オリンピック、有名人
オメガは数十年に渡り、数々の技術的革新により時計界でその名を高めてきました。1906年にオメガは、聴覚的複雑機能であるミニッツリピーター搭載の初の腕時計を開発しました。1932年には同社の時計の精度が認められ、ロサンゼルスオリンピックにて初の公式タイムキーパーとして活躍しました。1952年のヘルシンキ夏季オリンピックにて、オメガは電子計測機器を導入しました。
1970年代に、オメガはクォーツクロノメーターにてワンランク上の精度を実現しました。その最高峰となったのは、フランス海軍用のマリンクロノメーターに搭載されたCal.1525です。このマリンクロノメーターは特別に製造されたもので、納品の際には真鍮の金具を取り付けた高級な木箱に収納されました。この時計の年差は、最大でもわずか5秒でした。
スイスを拠点とするオメガが成し遂げたもう一つの技術的な革新に、強い耐磁性を備える時計の製造があります。2013年10月、新型のシーマスターアクアテラに、最大磁力1万5000ガウスに耐久する新世代のムーブメントが搭載されました。この高い耐磁性は、非磁性のシリコン素材によって実現されています。オメガは2015年、自社の時計の耐磁性に関する独自の基準を設けています。
オメガの時計は多くの有名人にも愛用されています。実際に存在する有名人のみでなく、中には架空のキャラクターもいます。特に有名なのはイギリスのスパイ映画で有名な秘密工作員ジェームズ・ボンドで、彼は1995年に公開された『ゴールデンアイ』でシーマスターを着用していました。また、海洋学者のジャック・クストーも、潜水の際にこのシリーズの時計を常用していました。キング・オブ・ロックンロールと呼ばれるたエルヴィス・プレスリーは西ドイツ滞在中の1960年に、GI (一兵士) からサージェント (軍曹) へ昇格した際に、シーマスター カレンダーを着用していました。
また、王室貴族、国の首相や大統領、その他有数の著名人もオメガ ブランドを好んで着用しています。アメリカ合衆国元大統領ジョン・F・ケネディや、中国の元主席、毛沢東もオメガの愛用者でした。ソビエト連邦の元最高指導者ミハイル・ゴルバチョフは、コンステレーション シリーズのゴールドモデルを手首に着用していました。宇宙飛行ドラマの映画『アポロ13』で主役を演じたハリウッド俳優トム・ハンクスは、映画でも着用したオメガ スピードマスター プロフェッショナルを実際に所有しています。