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オメガ シーマスター アクアテラ: スポーツウォッチ
アクアテラはシーマスターコレクションの時計で、150mの防水性と耐磁性を持ち合わせる、スーツにも合うオメガの堅牢な万能ウォッチです。
ドレスウォッチ兼ダイバーズウォッチ
スイスの高級時計メーカーであるオメガは、シーマスター アクアテラコレクションにおいて、ドレスウォッチのエレガンスとダイバーズウォッチの機能性・堅牢性を融合させました。ねじ込み式リューズとねじ込み式裏蓋により、150m (15気圧) の防水性を実現しています。また、針やインデックスに夜光塗料を使用しているため、暗い場所でも読み取ることができます。三角形のアワーマーカーと矢印の付いた分針は、シリーズのクラシックモデルであるシーマスター300を強く連想させるため、ここでも他のシーマスターとの関係を見ることができます。
しかし、有名な姉妹モデルとは異なり、アクアテラには目盛り付きのダイビングベゼルではなく、幅が狭く、大部分にポリッシュ仕上げが施されたベゼルが使用されています。これにより、アクアテラはシンプルでスポーティーかつエレガントな印象を与えます。また、ヨットの板をイメージしたという繊細なテクスチャーの文字盤が、その印象をさらに強めています。シーマスター アクアテラは、スーツにもポロシャツにも合います。ケースの直径は28mm、34mm、43mmと様々なサイズがあり、ほとんどの人の好みに合うモデルが見つかるでしょう。アクアテラ XXL スモールセコンドは、直径49.2mmです。
アクアテラシリーズにおいて、オメガは豊富なバリエーションを重視しています。例えば、ケースやブレスレットにステンレスを使用したモデルや、イエローゴールドやレッドゴールドを使用したモデルなどがあります。また、18Kゴールドとステンレスを組み合わせたコンビモデルも用意されています。一方、2020年に発表されるウルトラシン モデルは、ケースや文字盤、ムーブメントの大部分など、ほとんどがチタンでできています。
コレクションの多様性は、搭載されているコンプリケーションにも見られます。シンプルな3針時計、クロノグラフ、第2タイムゾーン表示のある時計、24のタイムゾーンを同時に表示できるワールドタイム機能の付いた時計など、さまざまなタイプのモデルが提供されています。オメガは、自社製コーアクシャル脱進機を搭載した自動巻きキャリバーを同シリーズに採用しており、メンテナンス性が高く、磁場の影響を受けにくいのが特徴です。しかし、特に小径のレディースモデルではETAのクォーツムーブメントが採用されています。
シーマスター アクアテラを買う理由
- 最大150m (15気圧) 防水
- 効率が良く、衝撃に強いコーアクシャル脱進機
- 磁場に耐久する
- クロノグラフ、GMT、ワールドドタイム機能
- ケース素材: ステンレス、チタン、18Kゴールド、プラチナ、コンビモデル
オメガ シーマスターの価格一覧
モデル | 価格 (約) | 素材 / サイズ / Cal. |
アクアテラ ワールドタイマー / 220.93.43.22.99.001 | 575万円 | プラチナ / 43mm / マスターコーアクシャル |
アクアテラ GMT / 231.50.43.22.06.002 | 305万円 | ピンクゴールド / 43mm / コーアクシャル |
アクアテラ GMT クロノグラフ / 231.20.43.52.06.001 | 120万円 | ゴールド、ステンレス / 43mm / コーアクシャル |
アクアテラ ゴールドプラネット GMT / 231.90.43.22.04.001 | 80万円 | チタン / 43mm / マスターコーアクシャル |
アクアテラ 007 スペクター / 231.10.42.21.03.004 | 70万円 | ステンレス / 41.5mm / マスターコーアクシャル |
アクアテラ 30 / 231.20.30.20.06.004 | 55万円 | ゴールド、ステンレス / 30mm / コーアクシャル |
アクアテラ 15000ガウス / 231.12.42.21.01.001 | 45万円 | ステンレス / 41.5mm / マスターコーアクシャル |
アクアテラ / 2577.50.00 | 15万円 | ステンレス / 36mm / クォーツ |
シーマスター アクアテラの価格
アクアテラ」コレクションは、オメガの全シリーズの中でも最も充実したシリーズの一つです。それに伴い、価格も様々です。ステンレス製の古いモデルで、クォーツキャリバーを搭載した時計は特にお買い得です。小さめのレディースウォッチの、状態の良い中古品は、Chrono24で15万円前後で販売されています。男性用の大きなサイズの時計は、通常、それより数万円高くなります。オメガのコーアクシャルキャリバーを搭載した3針のアクアテラに興味をお持ちの方は、どのサイズ、どの素材を選ぶか、また時計の状態にもよりますが、35万円~55万円の間でご入手いただけます。
2015年、オメガはいわゆるコーアクシャル マスタークロノメーターを搭載した時計を初めて発表しました。耐磁性、耐衝撃性、精度に優れたこのキャリバーは、その後アクアテラにも搭載されています。ステンレス製の3針モデルの未使用品で45万円程度の価格になります。中古のモデルは35万円前後です。ダイヤモンド装飾付きの未使用モデルに興味のある方は、約130万円をご用意ください。ここでも、中古の時計で数万円の節約が可能です。3針時計で最も高級なモデルには、オメガ独自の金合金「セドナゴールド」を使用したモデルや、わずか55gの「ウルトラライト」モデルがあります。ゴールドモデルは約260万円、軽量なチタンモデルは約520万円でご購入いただけます。これらの時計の中古品はまだ稀です。
クロノグラフとGMT時計
また、オメガはアクアテラに追加のコンプリケーションを搭載したモデルも用意しています。アクアテラGMTクロノグラフは、特に充実した機能を備えています。日付に加えて、ストップウォッチ機能や第2時タイムゾーンの表示もあります。第2タイムゾーン表示は、スモールセコンドを表示する9時位置のインダイヤルと場所を共有しています。一方、クロノグラフの分と時間は、3時位置の積算計で読み取ることができます。そして、6時位置には日付が表示されます。この43mmのステンレススチール製モデルは、未使用時で約70万円、中古品で約55万円です。ステンレススチールとピンクゴールドのコンビモデルの未使用品は、Chrono24で約125万円で販売されており、状態の良い中古品は約25万円安くなっています。また、18Kセドナゴールドを使用したモデルも用意されています。メーカー希望小売価格が3万7100ユーロ (340万円) なので、480万円の相場は大変お買い得です。
2018年頃までは、トリコンパックスダイヤルのクロノグラフもコレクションに含まれていました。これらの時計では、ミニッツカウンターとアワーカウンターのインダイヤルが3時と6時位置に、スモールセコンドが9時位置に配置されています。これらの時計は、フレデリック・ピゲのムーブメントをベースにしたキャリバー3303または3313を搭載しています。6時位置の日付が特徴的な42mmのステンレスモデルは、約50万円の予算が必要です。44mmの姉妹モデルで、日付表示が「4」と「5」の間に配置されており、ステンレスモデルの価格は約57万円です。コンビモデルの場合、価格は60万円前後になります。この3つのケースでは、中古時計で数万円の節約が可能です。
GMT機能を搭載したスポーティなドレスウォッチをお探しですか?その場合、アクアテラ GMTがぴったりです。この43mmモデルには、これまでの3針モデルで好評を博したすべての機能が搭載されています。さらに、24時間針を追加することで、第2タイムゾーンの表示が実現されています。価格は、ステンレスモデルが約59万円、バイカラーモデルが約100万円、18Kローズゴールドのモデルが約300万円となっています。中古時計の価格は、モデルによって40万円から260万円となっています。
特別モデル:ゴルフスポーツ、ボンド、ワールドタイム
ほとんどのコレクションと同様に、オメガはアクアテラから数多くの特別モデルやスペシャルエディションを提供しています。アクアテラ15000ガウスもその一つです。その中で、スイス・ビエンヌを拠点とするオメガ時計職人は、現在マスタークロノメーターキャリバーに使用されている技術や素材を初めて使用しました。この時計は、ブラックとイエローのストライプが入った秒針と、6時位置の上にある「> 15'000 GAUSS」というイエローの文字で識別することができます。この耐磁時計のレザーストラップ付きモデルを購入するには、約45万円のご予算が必要です。ステンレスブレスレット付きのモデルは、未使用約55万円、中古約45万円です。
ジェームズ・ボンドの24作目の映画『007 スペクター』に合わせて2015年に発売された限定特別モデルアクアテラ 007 スペクターは、>15,000の「GAUSS」と構造がほぼ同じです。文字盤にはハニカム(蜂の巣)模様が施され、秒針は全体にイエローで統一されています。また、15'000 GAUSSのレタリングには、007のロゴが組み込まれています。この15,007本限定のジェームズ・ボンド時計の価格は、未使用で約70万円、中古で約65万円前後です。
オメガは、ゴールドプラネットシリーズのモデルに、軽量で耐久性のあるチタンを採用しました。この時計は、環境保護基金「GoodPlanet」に捧げられており、38.5mmの3針タイプと43mmのGMT機能付きタイプがあります。GMTモデルに追加されている4本目の針は、もう一つのタイムゾーンの時間を24時間単位で表示します。GMTバージョンの未使用品は約80万円で、三針モデルは未使用で約45万円です。中古品はモデルや状態に応じて、約45万円~65万円でご購入いただけます。
アクアテラ ゴルフは、コレクションの中のもう一つの特別仕様の時計です。技術的にはスタンダードモデルと変わりませんが、秒針がグリーンで、ブラックのダイヤルに見られる「Seamaster」の文字と、15分、30分、45分、60分のミニッツマーカーもグリーンで統一されています。さらに、グリーンとブラックのNATOストラップで仕上げられています。このカラーコンビネーションがお好みでない方は、ホワイトの文字盤にオレンジ色のアクセントを加えたバージョンをお選びいただけます。グリーンバージョンは約50万円で販売されています。オレンジ色のバージョンは数万円高く、約55万円になります。状態の良い中古品は、平均8万円ほど安くご入手いただけます。
ワールドタイム機能を搭載するアクアテラ
特に目を楽しませてくれるのが、アクアテラ ワールドタイムです。これは、オメガが初めてワールドタイム表示を搭載した時計です。43mmサイズのこのモデルにおける目を引く特徴は、文字盤の中央にあるエナメルで表現された地球です。これを24時間スケールのリングが囲み、さらにそのリングが文字盤に埋め込まれています。サマータイムが導入されている都市は青、導入されていない都市は黒で、それぞれのタイムゾーンを表現しています。
オメガは、アクアテラ ワールドタイマーに3つのバリエーションを用意しています。特に2017年に登場したプラチナモデルは高級感があります。スイス・ビエンヌのオメガ マニュファクチュールは、この時計をわずか87本しか生産されていません。そのうちの1本を手に入れたい場合、約580万円のご予算をお立てください。それに比べて大幅に安いのは、セドナゴールドのケースとブレスレットを採用した2019年モデルで、約380万円でご購入いただけます。また、2019年に登場した「ワールドタイマー」の廉価版はステンレス製で、ストラップにはブルーのラバーを採用しています。このモデルは95万円前後で提供されています。これらの時計の中古品はまだ非常に稀です。
磁気に強い時計
磁気は機械式時計のムーブメントにとって深刻な脅威です。ヒゲゼンマイなどの部品は、磁界の影響でくっついてしまい、時計の動作に大きな支障をきたします。永久磁石から成るフリップチャートや冷蔵庫などのみでなく、ヘッドホン、スマートフォン、タブレット、スピーカー、さらには電磁調理器など、あらゆる磁場が時計に悪影響を及ぼします。
1930年代以降、時計メーカーは軟鉄製のシールドでキャリバーを磁場から保護してきました。しかし、これらのメカニズムでは通常、1000ガウスまでしか保護できません。アクアテラ >15,000 GAUSSを発表したオメガは、これまでとは異なるアプローチを取っています。1万5000ガウスの磁場の中でもクロノメーターレベルの精度を保証するために、スイスの高級時計メーカーは、非磁性体の部品を採用しています。まず第一に、非磁性体であるシリコン製のヒゲゼンマイを採用しています。このヒゲゼンマイは、非磁性体であるチタン製のテンプの中で自由に振動します。また、シリコンからガンギ車を作ることにも成功しました。さらに、シャフト、ピボット、軸にも非磁性体を使用しています。
オメガのマスタークロノメーターキャリバーは、スイス連邦計量研究所 (METAS) で検査され、その耐磁性と精度が認定されています。