プロのダイバーズウォッチ オメガ シーマスター ダイバー300M
オメガ シーマスター ダイバー300Mは水深300 m (30気圧) までの防水性を誇り、ヘリウムエスケープバルブとコーアクシャル脱進機を使用した最高精度のキャリバーを搭載しているため、プロとアマチュアのダイバーに最適です。また、本数限定の特別版はコレクターに魅力的です。
目次
ダイバー300Mを買う5つの理由
- ヘリウムエスケープバルブによって飽和潜水に対応
- 水深300 m (30気圧) まで防水
- クロノメーター認定の高精度なキャリバー、衝撃に強いコーアクシャル脱進機
- 3針モデルとクロノグラフ
- 限定ジェームス・ボンドモデルは収集家に人気で、資産運用としても有益
ヘリウムエスケープバルブを搭載した現代的ダイバーズウォッチ
シーマスター ダイバー300M は1993年に発表されました。オメガは当初、この時計をクロノグラフ仕様で発売し、その後まもなく3針モデルを追加しました。有名なシーマスター 300と同様、ダイバー300Mも水深300 m (30気圧) までの防水性を備えています。この時計においてまず目に付くのは、10時位置に設置された ヘリウムエスケープバルブです。酸素とヘリウムの混合ガスを呼吸して行われる飽和潜水の際に、この装備が特に重要になります。この装備が、時計ケースの中に侵入したヘリウムによって、浮上の際に時計が故障することを防ぎます。
その他の違いは、すべてのダイバー300Mに日付表示が付いていることと、時計のデザインが全体的にリニューアルされていることです。波打つようなデザインのベゼルが、時計に独特のルックスを与えています。ケースサイズは28 mm~42 mmで提供されており、ほとんどのモデルはステンレス製です。いくつかの限定版においてはチタンや、大変珍しいタンタルという素材を使用した時計も提供されています。
発売初期には、クォーツムーブメントと自動巻きムーブメントを搭載する時計が製造されていましたが、現在オメガは機械式ムーブメントを搭載するモデルも提供しています。このムーブメントはクロノメーターとして認定されているのみでなく、2006年以降 オメガ コーアクシャル脱進機 も搭載しています。バーゼルワールド 2018においてオメガは、今後この時計に最大1万5000ガウスまでの耐磁性を誇る自社製マスタークロノメーターキャリバーを採用することを発表しました。
オメガ ダイバー 300Mの価格は?
モデル | 価格 (約) | 特徴 |
ダイバー 300M コマンダーウォッチ ゴールド | 335万円 | 限定007本、ゴールドケース |
ダイバー 300M クロノグラフ ETNZ | 60万円 | チタンケース、レガッタタイマー |
ダイバー300M クロノグラフ GMT | 55万円 | 第2タイムゾーン、クロノグラフ機能 |
ダイバー300M クロノグラフ | 45万円 | クロノグラフ機能 |
ダイバー 300M 41 | 35万円 | コーアクシャル クロノメーター |
ダイバー300M 28 | 20万円 | クォーツ ムーブメント |
3針モデルの価格
ダイバー300Mはオメガが提供するシリーズの中でも、比較的新しいものです。それにもかかわらず、このシリーズには沢山の異なる様式のモデルがラインナップされています。例えば、3針モデルにはケースサイズ41 mm、36 mm、28 mmの3種類があり、女性にも男性にも魅力的です。オメガは41 mmと36 mmサイズの両モデルに、コーアクシャル脱進機を使用した クロノメーター認定の自動巻きキャリバーを搭載しています。これに対し、28 mmサイズの小型モデルはクォーツ機構によって稼動されています。また、オメガは28 mmサイズのモデルにヘリウムエスケープバルブを使用していません。大型のモデルの価格は35万円前後、小型モデルの価格は約20万円です。
魅力的な価格で提供されているのは、90年代~2000年代初期にかけてのモデルです。文字盤の表面に薄い波模様が描かれているのが、これらのモデルの特徴です。クォーツ機構搭載の41 mmサイズのモデルは、約22万円で販売されています。1993年発売の、クロノメーター認定の自動巻きキャリバーを搭載した36 mmサイズモデルは、約13万円からの価格でお買い求めいただけます。また、このモデルでコーアクシャル脱進機が使用されている時計を見つけるのは大変困難です。
オメガはバーゼルワールド2018にて、同年中に次世代のダイバー300Mを出すこと発表しました。この新型モデルのケースサイズは42 mmで、ケース素材はステンレス、またはステンレスとゴールドの両方が使用されたコンビモデルの中からお選びいただけます。日付表示は3時位置から6時位置へと移され、より高性能のヘリウムエスケープバルブが搭載されています。リュウズの形状は、上部が細めの円筒形になりました。文字盤には初期のダイバー300Mにも使用されていた、波模様が見られます。しかし、最大の変更点は、1万5000ガウスまでの耐磁性を備える、マスタークロノメーターキャリバーを搭載したことです。時計に使用されている素材により、価格は約55万円~115万円になります。
クロノグラフ機能を搭載するダイバー 300Mの価格
ストップ機能を搭載したシーマスター ダイバー300Mにも、豊富なモデルの選択肢が用意されています。まず、サイズには44 mmと41 mmの2種類があります。次に、クロノグラフ機能に並び、 GMT機能を搭載したモデルにするかをご選択いただけます。GMT機能の付いたモデルは、矢印の形をしたセンター秒針と24時間スケールによって、第2タイムゾーンの表示を実現します。このモデルは、約54万円でご購入いただけます。クロノグラフ機能のみを搭載する標準モデルの価格は、約45万円です。
3針モデルと同様、クロノグラフにおいても以前のモデルは比較的安い価格で提供されています。その特徴は、6時、9時、12時位置に配置されたインダイヤルの構成です。日付表示は3時位置に設置されています。これに対し、現行のモデルではインダイヤルが3時、6時、9時位置に配置されており、日付表示は6時位置のアワーカウンターと統合されています。
90年代中頃に発売された、チタンとゴールドのコンビモデルは、約32万円でご購入いただけます。2000年代の状態の良いステンレス製モデルの価格は約42万円になります。
007映画からヨットレースまで: 特別モデルと限定版
ダイバー300Mは1995年に公開された007映画『ゴールデン・アイ』において、スパイとして活躍するジェームス・ボンドの腕に着けられ、センセーションを巻き起こしました。その後オメガは、秘密工作員007のために、数々の特別限定エディションを発表してきました。
その最新モデルは コマンダーウォッチです。限定7007本のこの特別なダイバー300Mの特徴は、白く輝く文字盤と、青と赤のセラミックベゼル、そして軸の下部に007のロゴが着いた赤い秒針です。さらに、サファイアクリスタルケースバックを通して眺められるローターは9 mm弾をイメージさせ、またこの部分にも007のロゴが彫刻されています。時計はイギリス海軍の軍旗色であるブルー、レッド、グレーの縦縞模様を持つNATOストラップで腕に巻かれます。ステンレス製の41 mmサイズの時計は、約53万円でご入手いただけます。
オメガのコマンダーウォッチには、18Kゴールド素材のモデルもあります。このモデルではNATOストラップに追加して18Kゴールドのブレスレットでも提供されています。しかし、このゴールドウォッチは7本しか製造されておらず、時計の収集価値を非常に高くしています。価格は約332万円で提供されています。
これより安い価格のダイバー300M時計も存在します。カジノ・ロワイヤルです。その文字盤デザインは、有名なジェームス・ボンド映画のオープニング テーマからインスピレーションを受けています。状態の良い中古時計の価格は約45万円です。また、 ダイバー300M ジェームス・ボンド 50周年記念限定モデル をご希望の方は、約50万円のご予算をご検討ください。このモデルは人気のジェームス・ボンド映画シリーズ公開50周年を記念して発売されました。文字盤は沢山の小さな「007」ロゴで埋め尽くされており、セラミックベゼル上の50の数字は赤色になっています。
ジェームス・ボンド映画に並び、オメガはセーリングチームとして大変有力な エミレーツ・チーム・ニュージーランドとも長年の深い関係を築いています。44 mmサイズの時計の特徴は、ブラッシュ仕上げのチタンケース、チタン製の文字盤、ブラックセラミックの回転ベゼルです。3時位置のミニッツカウンターには、レガッタ用の5分間カウントダウンタイマーが搭載されています。ブラックとレッドのラバーベルトが、時計を腕にしっかりと固定します。このスポーティーなクロノグラフの価格は、約60万円です。