オリエント サン&ムーン

日本の腕時計メーカーオリエントは、機械式腕時計を低価格で提供することで有名です。同メーカーのラインナップのひとつに、種類豊富なドレスウォッを集めたコレクション サン&ムーンがあります。これらの時計における最大の特徴はデイ/ナイト表示です。この表示には夜間を表す月と、日中を表す太陽のシンボルが見られます。また、これがサン&ムーンというコレクション名にもなっています。ムーンフェイズ表示は搭載されていません。

その代わり、オリエント サン&ムーンには曜日表示のインダイヤルと日付表示が設置されています。これらの機能の駆動には、オリエントが自社で開発して製造している機械式ムーブメントが使用されています。この価格帯で自社製ムーブメントを備える腕時計を提供するメーカーは、他にはそうそうありません。ムーブメントのパワーリザーブは40時間です。自動巻きのため、着用時の動きだけで巻かれます。

オリエントは、サン&ムーンにアラビア数字、もしくはローマ数字のインデックスを使用しており、さらに部分的に透かし過去王が施されたオープンハートの文字盤を持つモデルも提供しています。時計のデザインにはクラシックで優雅なものからスポーティーでモダンなものまで見られ、どなたでもお気に入りの1本が見つかることでしょう。ケースの防水性は300m (30気圧) 以上で、サイズは38.5mm～42.5mmです。すべての時計の共通する点は、耐久性に強いサファイアクリスタルの使用、そして中身の機構の動きを眺められるシースルーのケースバックです。

オリエント サン&ムーン バージョン1は、コレクションでもスポーティーなシリーズです。同シリーズの時計の特徴は10時位置のデイ/ナイト表示、6時位置の日付表示、そしてバーインデックスです。曜日表示は1時と3時の間に見られ、ギョーシェ彫刻が施されています。ステンレスケースの直径は41.5mで、防水性は30m (3気圧) までになります。比較的低い防水性のため、この腕時計を着用して海やプールで泳ぐのは避けることをおすすめします。

シャンパンカラーの文字盤 を備えるゴールドコーティング モデルは、最高にエレガントなモデルです。そのリファレンスナンバーはET0P001Wで、未使用品は約1万9000円でご購入いただけます。

これよりスポーティーなモデルをお探しの方は、リファレンス ET0P002Bをご覧ください。この時計はブラックの文字盤を備え、5連リンクのステンレスブレスによって手首に着用されます。価格は約2万5000円です。

オリエント サン&ムーン バージョン2は、コレクション内でもクラシックでエレガントなモデルシリーズです。その特徴は10時位置のデイ/ナイト表示と、7時から8時の間に設置された日付表示です。大きめの日付窓からは、常に3日間の数字が見られます。また、アワーマーカーに使用されたローマインデックスによって、これらのモデルの優雅さがさらに助長されています。

文字盤の配色には、ブラック、シルバー、シャンパンカラー、ブラウン、ブルーの種類が提供されています。ブラックとシルバーのモデルにはギョーシェ彫刻が施されており、その他のカラーバリエーションに比べてよりクラシックな趣になっています。オリエントはバージョン2の時計に、レザーブレスレットを取り付けています。直径42.5mmのステンレスケースは50m (5気圧) 防水です。さらに、ゴールドコーティングが施されたモデルも提供されています。その文字盤には、ブラウンとシャンパンカラーの2種類があります。リファレンスナンバーはET0T001Wはで、状態の非常に良い中古モデルは約3万円でご購入いただけます。ゴールドコーティングなしモデルはそれより若干安い価格でお買い求めいただけます。オリエント サン&ムーンのバージョン1とバージョン2は、Cal.46B46によって駆動されています。

オリエント サン&ムーン 65周年限定モデル

オリエントはサン&ムーン コレクションにおいて、3000本限定の特別エディションを提供しています。創業65周年を記念して、このモデルは2015年に発表されました。直径42.5mmのステンレスケースにはピンクゴールドのコーティングが施されており、文字盤の色はシャンパンカラーです。時計の駆動にはCal.46B46が使用されています。3000本のうち、どの時計を所有しているかの番号が裏蓋に刻まれています。サン&ムーン 65周年限定モデルは、特別なプレゼントボックスに入ってきます。このモデルの市場価格は大幅に上下し、中古品の最安値は約2万3000円から始まり、新品の時計には約6万2000円の価格が付けられます。この限定モデルのリファレンスナンバーはSET0T005Yです。

オリエント サン&ムーン バージョン3は、バージョン2に非常によく似ています。その主な理由は、ローマインデックスと文字盤の色にあります。相違点は、バージョン3にCal.F6B24が使用されている点です。この機構ではデイ/ナイト表示が5時位置に設置されており、曜日は9時と11時の間で確認できます。また、日付は変わらず7時と8時の間に表示されます。ステンレス製のケースは直径42.5mmで、50m (5気圧) 防水です。バージョン3にはゴールドコーティングモデルも提供されています。Ref.AK00002Sはコーティングなしのモデルで、シルバー文字盤にはギョーシェ彫りが施されています。このモデルの未使用品は約4万6000円でご購入いただけます。

アラビアインデックスの腕時計をご希望の方は、オリエント サン&ムーン バージョン4をご覧ください。このシリーズの時計はバージョン3とほぼ同じですが、ローマインデックスの代わりにブレゲタイプのアラビアインデックスが使用されています。価格的にはバージョン4の方が安く、未使用品を約3万7000円でご購入いただけます。

オリエント サン&ムーンのバージョン5は、バージョン1と同じくややスポーティーなモデルシリーズです。バージョン1と同様、アワーマーカーにはバーインデックスが採用されています。デイ/ナイト表示は、バージョン3や4と同じく5時位置に設置されています。日付表示のインダイヤルは、文字盤左上の9時と11時の間に備えられています。3時位置の日付窓には、現在の日付のみが表示されます。文字盤の色の種類としては、ブラックとブルーが提供されています。

サン&ムーン バージョン5のケース径は38.5mmで、コレクション内で最も小型です。防水性は50m (5気圧) で、素材はステンレスです。また、ピンクゴールドのコーティングモデルもご入手可能です。そのリファレンスナンバーはRA-AK0304Bで、未使用品の価格は約2万3000円です。ステンレスケースとステンレスブレス付きのブルー文字盤のモデル、Ref.RA-AK0303Lの未使用品は約4万5000円でご購入いただけます。

サン&ムーン オープンハートは、テンプの振幅を眺めるのが好きな方に最適な時計です。オリエントはこの時計の文字盤の9時部分にスケルトン仕様を施しました。そのためデイ/ナイト表示は6時位置に移動し、日付と曜日の表示はありません。それによりオープンハートモデルはより整理された印象を与えます。この時計の時を刻むのはCal.F6L24です。文字盤の色の種類には、ブラック、シルバー、シャンパンカラー、ブルーが提供されています。ブルー文字盤のモデル以外には、すべてギョーシェ彫りの装飾が施されています。

サン&ムーン オープンハートのステンレスケースのサイズは直径42mmで、防水性は50m (5気圧) です。また、ゴールドコーティングモデルとコンビモデルも提供されています。コンビモデルのリファレンスナンバーはRA-AS0001Sで、コンビ素材のステンレスブレスによって手首に装着されます。このモデルは中古、未使用共に市場ではまだほとんど見つかりませんが、価格は約3万7000円～5万円になります。また、イエローゴールドコーティングのモデルやステンレスモデルも、これと同じ価格帯でご購入いただけます。