オリス クロノリス: モータースポーツの時計
オリス初のレーシングクロノグラフ、 クロノリス 1970は革新的なデザインで、当時のスタイルを先導するモデルとなりました。オリスは2005年にこの人気時計の復活版を発表しました。トップモデルは、ウィリアムズ 40周年 リミテッドエディションです。
オリス クロノリスを買う5つの理由
- 1970年代のアイコニックなデザイン
- クロノグラフ・3針モデル
- ステンレスブレスのトップモデル
- ケース径 39mm・40mm
- 正確なスイス製自動巻きキャリバー
人気デザイン時計の復活
オリスは1970年にスタークロノリスと呼ばれる元祖クロノリスモデルを発表し、その後数年間このモデルを様々なケースと文字盤のデザインで提供してきました。初代クロノリスで注目すべき点は、このモデルはオリスが市場で販売した初のクロノグラフであったことです。さらに凄いのは、オリスはこれをクォーツ危機がいつ到来してもいいと予期されていた時期に実行したことです。
オリスはクロノリスコレクションにて、1970年代のデザインを復活させました。2015年にリニューアルされた伝説のモデルは、歴史的なタイムピースを原型としてこれを新しく定義したものです。すべてのモデルに共通している点は、1970年代の雰囲気を醸し出すオーバルケースです。また、文字盤上に施されたレッドもしくはブルーの色のアクセントも、同じくこの時代を連想させます。オリスは当時のモデルに手巻きキャリバーを搭載していましたが、新モデルには自動巻きキャリバーが使用されています。
イギリスのウィリアムズ・レーシングチーム誕生40周年を機に、オリスは1000本限定のクロノリス クロノグラフを発表しました。また、赤い色のアクセントが特徴的なクロノリス クロノグラフモデルも、同じく本数限定でリリースされました。オリスはこのモデルの各リファレンスにステンレスブレス、レザーストラップ、またはラバーストラップ付きで限定200本づつ販売しました。
オリス クロノリスの価格は?
モデル / Ref. | 価格 (約) | 特徴 / 直径 |
クロノリスクロノグラフ、ウィリアムズアニバーサリー01 673 7739 4084-Set MB | 34万円 | 限定エディション、ステンレスブレス、40mm
|
クロノリス クロノグラフ01 673 7739 4034-Set LS | 31万円 | 限定エディションレザーストラップ、40mm |
クロノリス デイト01 733 77374054-07 5 19 45 | 15万円 | 日付、レザーストラップ、39mm |
クロノリス デイト01 733 77374054-07 8 19 01 | 15万円 | 日付、レザーストラップ、39mm |
クロノリス デイト01 733 77374053-07 8 19 01 | 17万円 | グレーの文字盤、日付、ステンレスブレス、39mm |
クロノリス デイト01 733 77374053-07 5 19 23 | 14万円 | グレーの文字盤、日付、NATOストラップ、39mm |
クロノリス クロノグラフの価格
このクロノグラフのオーバルケースは直径40mmで、サテン仕上げが施されたステンレスで作られています。オリスはこのケースに、100m (10気圧) の防水性を備える機構を納めており、これは内側に無反射コーティングが施された丸みを帯びたサファイアガラスによって保護されています。この時計は、ラバーストラップ、レザーストラップもしくはステンレスブレスで手首に着けられます。機構には、ETA7750ベースのオリスキャリバー673が使用されています。
時間・分・タイムはセンター針で表示されます。6時位置には12時間積算計、12時位置にはミニッツカウンター、3時位置には日付表示が設置されています。赤い色のアクセントになっているアプライドのインデックス、並びに時計針は、スーパールミノバでコーティングされています。また、文字盤の周りの45秒の位置にまで表示された赤いタキメータースケールは独特です。このモデルはステンレスブレス付き、未使用品で約31万円で販売されています。メーカーが提供する定価は3300ユーロ (約39万円) です。
クロノリス ウィリアムズ 40周年アニバーサリーエディションは、上記のモデルと機能面では変わりませんが、このモデルではタキメータースケールとクロノグラフ針における赤色のアクセントの代わりに、イギリスのF1チーム、ウィリアムズ・レーシングのチームカラーが使用されています。また、裏蓋にはロリスのロゴの代わりに、ウィリアムズの紋章がエングレービングされています。ステンレスブレス付きの未使用時計は、Chrono24で約34万円にご購入いただけます。国内定価は51万8400円です。
クロノリス クロノグラフの要点
- ケース径40mm
- 3種類のブレスレット
- 自動巻きキャリバー オリス773
- 限定エディション
- 防水性100mm (10気圧)
オリス クロノリス デイトの価格は?
デイトモデルは、オリス クロノリスシリーズで初めての3針時計です。100m(10気圧) の防水の直径39mmケースを備えるこのモデルは、5種類のブレスレットでご入手可能です。ステンレス、ブラックかブラウンのレザーストラップ、ラバーストラップ、NATOストラップがこの5種類です。さらに、文字盤の色もブルーとグレーの2タイプからお選びいただけます。
デイトモデルは、セリタSW 200-1ベースの自動巻きオリスキャリバー733で駆動されており、時・分・秒の表示に並び、3時位置には日付表示が設置されています。このモデルの特徴は回転式インナーベゼルで、これは、分単位のインターバルを計測するために2つ目のリューズで操作されます。赤色のアクセントが際立つアプライドインデックスには、蓄光塗料が使用されています。また、さらなる特徴としては、赤色の秒針が挙げられます。
ダークブラウンのレザーストラップ、もしくはステンレスブレスで腕に巻かれるこのモデルは、未使用約15万円でご購入いただけます。 メーカーが提供する定価は、それぞれ21万1680円と23万3280円になります。グレーの文字盤を備えるモデルにも同じ機能が搭載されていますが、インデックスと秒針にはオレンジ色のアクセントが見られます。ステンレスブレスレットの未使用品は約17万円、グレーのNATOブレスレットは約14万円で販売されています。これらの各モデルの定価は、それぞれ約21万円と18万円になります。
クロノリス デイトの要点
- ケース径39mm
- 5種類のブレスレット
- ブラック、グレーの文字盤
- 自動巻きキャリバー オリス733
- 防水性100mm (10気圧)
オリスについて: 1904年から続く時計ブランド
1904年にスイスのヘルシュタインで創業されたオリスは、初期には懐中時計の製造のみを行っていました。オリスが腕時計の製造を始めたのは1925年で、これは当時懐中時計にラグとレザーストラップを取り付けたものでした。1938年、オリスは初のポインターデイトとビッグクラウン搭載の時計を発表し、また初の自社工房を設立して自社製の文字盤と脱進機の製造を開始しました。こうしてオリスは1952年に、パワーリザーブ表示を備える初の自社製キャリバー601をリリースしました。これに続き、1965年に回転ベゼル搭載で100m (10気圧) の防水性を持つ、蓄光のインデックスを取り付けた同社初のダイバーズウォッチが市場に送り出されました。
クォーツ危機の真っ只中であった1970年には、オリスの従業員総数が900人からわずか数10人にまで縮小しました。その12年後の1982年に、ウーリック・W・エルゾックとロルフ・ポートマンは、衰弱していたオリス社を1970年初期に同社を傘下に入れたASUAG (スイス時計総合株式会社) から買収しました。1984年のビッグクラウン ポインターデイトのリリースによりオリスは復興を成し遂げ、再び独立しました。
1990年~2000年代にかけて、オリスはアクイス, アートリエ、ダイバーズなどのコレクションを同社のカタログに追加してきました。
オリスは2014年以降、自社製のキャリバーも開発しています。キャリバー110をベースにして、その後さらに複数の自社製ムーブメントが製造されてきました。
2016年、オリス社に新しい幹部陣が就任しました。以降同社の代表取締役であるウーリック・W・エルゾックは、クローディーン・ゲルティサー=ヘルツォークとロルフ・スチューダーの2人のCEOと共にオリスを導いています。