ロレックス
>で100,467件の商品が見つかりましたロレックス: 世界的な名声を誇る高級腕時計
ロレックスは100年以上に渡り、世界的に有名な高級腕時計の代名詞とされています。スイスの独立マニュファクチュールであるロレックスの時計は、最高の性能、名声、高精度を持ち合わせており、資産投資としても非常に効率的です。
高品質で長い寿命
ロレックスの腕時計は ”高級、威厳、名声” の象徴です。1905年にハンス・ウィルスドルフによって創業されて以来、ロレックスは世界で最も有名な時計ブランドへと発展してきました。同ブランドが頭角を見せるきっかけとなったのは、1920年代の「オイスター」デザインの時計の発表でした。オイスター時計は特別な構造で設計され、世界で初めて開発された防水性のある時計の一つとされています。その後何十年間にも渡り、オイスターシリーズの時計には一貫したデザインが施され、変更はごく細部のみに限られました。この戦略によってロレックスのモデルは知名度の高い「定番」時計と呼ばれるようになり、コレクターアイテムとしての価値も上がりました。
今日まで、ロレックスの腕時計は安定した価値を保つことで知られています。その理由は、タイムレスで調和の取れたデザインにあります。これはオイスターモデルだけだなく、世界的に有名な デイトナ、デイデイト、デイトジャスト、サブマリーナでも同様です。
ブランドが醸し出す良質なイメージの理由は、同社が今日まで独立企業として、自社内でほぼすべてのパーツと時計一本一本を製造していることにあります。その他の大手時計メーカーの多くは、例えばオメガはスウォッチグループの一部であるように、現在では大きな企業グループの傘下に入っています。また、ロレックスブランドの成功のもう一つの秘訣として、「企業秘密」に重きを置いていることが挙げられます。ロレックスの工場に外部の人が足を踏み入れる機会はほとんど無く、企業幹部がインタビューに応じることは非常に稀で、年間売上が公表することもありません。
ロレックス時計を買う理由
- 自社製ムーブメント搭載の上等に仕上げられた時計
- 価値上昇の見込みある多数のモデル
- セレブ、マネージャー、政治家に愛される時計
- 高級と名声のシンボル
- 知名度の高いデザイン
- 伝説的な人気モデル: サブマリーナ、デイトナ、デイトジャスト
ロレックス時計の価格一覧
モデル | 価格 (約) | 特徴 |
デイトナ レインボー Ref.116595RBOW | 3300万円 | エバーローズゴールド、36色のサファイア装飾ベゼル、ダイヤモンド装飾ケース |
サブマリーナ Ref.6538 | 1440万円 | ボンドウォッチ、ビッグクラウン、リューズガードなし、Cal.1030 |
デイデイト Ref.228238 | 375万円 | イエローゴールドケース、日付、曜日、Cal.3225 |
デイトナ Ref.116500LN | 275万円 | クロノグラフ、ステンレスケース、ブラック セラミックベゼル、Cal.4130 |
チェリーニ Ref.50515 | 180万円 | ポインターデイト、ピンクゴールドケース、Cal.3165 |
シードゥエラー Ref.126600 | 160万円 | 1220m防水、日付、ステンレスケース、Cal.3235 |
GMT マスター II ”バットマン” Ref.116710BLNR | 175万円 | 第2タイムゾーン、日付、ステンレスケース、ブルーとブラックのGMTベゼル、Cal.3186 |
サブマリーナ デイト Ref.116610LN | 135万円 | 300m防水、日付、ステンレスケース、ブラック ダイビングベゼル、Ca.3135 |
サブマリーナ ノーデイト Ref.114060 | 115万円 | 300m防水、ステンレスケース、ブラック ダイビングベゼル、Cal.3130 |
ミルガウス Ref.116400GV | 95万円 | 1000ガウス耐磁、ステンレスケース、Cal.3131 |
デイトジャスト Ref.126300 | 100万円 | 日付、ステンレスケース、Cal.3235 |
エアキング Ref.116900 | 80万円 | ステンレスケース Cal.3131 |
エクスプローラー Ref.214270 | 90万円 | ステンレスケース Cal.3132 |
オイスターパーペチュアル 39 Ref.114300 | 70万円 | ステンレスケース、Cal.3132 |
ロレックスの価格
ロレックスは世界で最も有名な時計ブランドです。スイスのジュネーブを拠点とする同マニュファクチュールの腕時計は、絶大な人気を誇ります。特に定番とされるモデルには注文が殺到します。GMTマスター、サブマリーナ、デイトナなどのアイコンモデルは、店頭では常に売り切れ状態です。数年はある入荷待ち時間を節約したい場合、Chrono24に出品されている7万本以上のロレックス商品からお選びください。
価格としては、メーカーの希望小売価格より格段に割高になります。Ref.116610LNのステンレス製サブマリーナ デイトはChrono24で約130万円で販売されており、定価より25万円ほど高くなります。デイトナ Ref.116500LNやステンレス製のGMT マスター II Ref.126710BLROをご希望の場合それよりもさらに割高になり、定価の約2倍の275万円、並びに200万円で提供されています。
しかし、割安になるモデルも存在します。1940年代や40年代のヴィンテージモデルであるレディースのプレシジョン スーパーバランス Ref.4211やオイスター スポーツ アクア Ref.3136は、10万円ほどの価格でお買い求めいただけます。
ロレックスで投資?
ロレックス時計は ”高級、威厳、名声” の象徴であるのみでなく、その価値は非常に安定しています。お持ちのロレックスを販売したいとお考えの場合、損をする心配は通常要らず、大抵の場合は逆に得をする結果になります。これは現行のモデルとヴィンテージモデルに当てはまり、オークションでは数百万、数千万、あるいは億単位の価格が付けられることもあります。このように、ロレックス時計の大半が良い投資になります。
ロレックス サブマリーナ: ダイバーズウォッチのパイオニア
1953年に発表された世界初のダイバーズウォッチの一つであるサブマリーナによって、ロレックスの時計デザイナーたちは海洋に対する情熱を表現しました。このモデルは、今日まで絶大な人気を誇っています。「ダイバーの友」と呼ばれるこの腕時計は、2重にガードされたリューズによって100mまでの防水性を持ち、マットブラックの文字盤と、当時まだ両方向回転式であったベゼルには潜水時間の読み取りを可能にするミニッツスケールが刻まれていました。
過去にロレックスのディレクターを務めたレネ=ポール・ジャネットは、趣味としていたダイビングの経験から講じて、サブマリーナの開発におき針や文字盤、ケースのデザインに関して助言をしました。この腕時計に対しては様々な試験が行われ、さらに合計132度の潜水を経た後、水中の環境下に問題なく耐久することが証明されました。ある話によると、2mの高さからコンクリートの埠頭に落ちたこの時計は、そのまま動き続け、最終的には分針の塗料が少し剥がれただけで済んだと言われています。初代サブマリーナの次にリリースされたモデルは200m防水で、イギリス、カナダ、オーストラリア海軍にて公式腕時計として使用されました。
ロレックス サブマリーナの価格
現行のモデルでは、2012年に商品カタログに追加されたRef.114060のサブマリーナ ノーデイトがロレックスのダイバーズウォッチの中でも一番お手頃な価格で販売されています。ブラックの文字盤とブラックのセラクロムベゼルを持つステンレス時計には、日付表示は備えられていません。未使用品の価格は約115万円で、中古品は約100万円です。日付表示を備えるサブマリーナ デイトのRef.116610LNは、未使用約135万円、中古約120万円でご購入いただけます。
コレクターの間では、グリーンのサブマリーナ ”ハルク” と ”カーミット” も人気です。Ref.116610LVのハルクモデルは緑色のベゼルと文字盤を持ち、未使用約175万円、中古約165万円で提供されています。Ref.16610LVのカーミットモデルではベゼルのみがグリーンで、文字盤はスタンダードなサブマリーナと同じくブラックです。未使用のカーミットは約245万円でご入手いただけます。中古品は約170万円でで未使用品より数十万円安く提供されていますが、それでもブラックベゼルのステンレス製サブマリーナ デイトモデルよりも高価になります。
2020年の新作サブマリーナモデル
ロレックスは2020年の秋に、いくつかの新作サブマリーナモデルを発表しました。これらすべてに共通する点は、41mmのケース径とやや細めに設計されたラグです。これにより、ケースとオイスターブレスレットとのバランスが向上されました。ロレックスはさらに、これらの腕時計に最新型のムーブメントCal.3230を搭載しました。Cal.3230は耐磁性のクロナジーエスケープメントを備えており、駆動時間は70時間です
新作のステンレスモデルは、ロレックスファンの方にとって大変興味深い腕時計でしょう。ステンレスモデルには、まずサブマリーナ ノンデイト Ref.124060とサブマリーナ デイト Ref.126610LNの2種類があります。両モデルには、黒文字盤と黒いセラクロムベゼルが備えられています。日付なしのノンデイトモデルの国内定価が96万5800円で、日付表示ありのモデルは85万4700円です。3本目の新作サブマリーナは、ステンレスモデルのRef.126610LVです。このモデルも黒文字盤を持ちますが、ベゼルのインサートには緑色のセラクロムセラミック素材が使用されています。この時計は、人気のカーミットの新作リニューアルモデルです。このモデルの国内定価は100万9800円です。
ステンレス時計に加え、ロレックスはホワイトゴールドとイエローゴールド、そしてコンビモデルの新作もリリースしました。ホワイトゴールドモデルはRef.126619LBで、黒文字盤とブルーのセラクロムベゼルが備えられています。このモデルは国内定価419万5400円で提供されています。18Kイエローゴールドの新作モデルは、黒文字盤と黒いベゼルを持つRef.126618LNと、青文字盤と青いベゼルを持つRef.126618LBからお選びいただけます。両モデルとも、国内定価は390万6100円です。また、同じ文字盤とベゼルの配色を持つオイスターススチールとイエローゴールドのコンビモデルも提供されています。青いモデルはRef.126613LBで、黒いモデルはRef.126613LNです。両モデルの国内定価は150万9200円になります。
ヴィンテージ サブマリーナの価格
ヴィンテージ時計がお好きな方は、サブマリーナの豊富なモデルからお選びいただけます。初期のモデルの一つであるRef.6204は、時計の状態によって約250万円~1490万円の価格で提供されています。また、1962年のRef.5513もこれと同じ価格帯で販売されています。これらより格段に高額なモデルは、「ジェームズ・ボンドサブ」としても有名なRef.6538です。このモデルの状態の良い中古品には、約1455万円の価格が付けられます。
ヴィンテージ サブマリーナのもう一つの人気のモデルはRef.1680で、この中古品は約360万円になります。また、ロレックスがフランスの潜水作業専門会社COMEXのために開発したRef.5514の「ロレックス コメックス」モデルも大変人気です。このモデルは約525万円の価格で提供されています。
ロレックス デイトナ ー カーレーサーや映画スターの時計
ロレックス デイトナは、飛躍的に超人気モデルにまで成長した、ロレックスを代表する自動巻き腕時計です。このスポーツクロノグラフが初めて発売された1960年代初期、この時計の売れ筋はまだそれほど良好ではありませんでした。俳優でレーシングチームの所有者でもあったポール・ニューマンや、F1レーサーのジャッキー・スチュワートによって、このクロノグラフは瞬く間にアイコンモデルとなりました。文字盤に対照的な配色の秒目盛りが見られるモデルは、1980年以降「ポール・ニューマンモデル」と呼ばれるようになりました。このようなとモデルは、価値の高いコレクター時計とされています。
「デイトナ」という名前は、フロリダ州にあるアメリカを代表するサーキット、デイトナビーチに因んで付けられました。この地はレーシングスポーツの世界的なメッカとされており、1904年~1935年の間だけでも14回も世界最速記録が更新されました。そして、その記録の内5つは、ロレックスを着用したマルコム・キャンベルによるものでした。
投資としてのデイトナ
ロレックス コスモグラフ デイトナは時計セクターにおいて、投資として最も有利なモデルです。2016年に発表されたステンレスモデル Ref.116500LNは時計ファンの間で大変な人気を誇り、正規店舗での購入には通常長い入荷待ち時間が必要です。オンラインならより早く購入できますが、その代わりデイトナの価格は高くなります。このステンレス製デイトナモデルの定価は126万1000円ですが、Chrono24では未使用品は約275万円で販売されています。中古品は若干安くはなりますが、それほど大きくは変わりません。これは、同モデルの価格価値が非常に安定していることを意味します。Ref.116500LNにはブラックのセラクロムというセラミックベゼルが取り付けられており、自社製ムーブメント4130は72時間のパワーリザーブを提供します。
その前世代のモデルでステンレスベゼルを備える Ref.116520も自社製ムーブメント4130によって駆動され、定価124万2000円で販売されています。ストップウォッチ機能を備えるこのクロノグラフの中古価格は2020年まで上昇し続けてきました。未使用品をお探しの方は、約300万円のご予算をお立てください。
ロレックスは2018年のバーゼルワールドにて、カラフルな文字盤配色を持つ「レインボーデイトナ」Ref.116595RBOWを発表しました。このモデルの駆動にもCal.4130が使用されています。時計の素材にはエバーローズゴールドが採用されており、ベゼルは36石の虹色のサファイアによって装飾されています。さらに、ラグとリューズガードは56石のダイヤモンドで装飾されています。このジュエリーウォッチは、約3335万円でご購入いただけます。
ヴィンテージとゴールドのデイトナの価格
コレクターの間では、1988年に発表されたゼニス エルプリメロをベースとしたCal.4030駆動のモデルも大変人気です。Ref.16520のエルプリメロ デイトナは、未使用約460万円です。また、中古品は約360万円で売買されています。
1960年代や1970年代のデイトナモデルとは種の異なる文字盤を備えるポール・ニューマン デイトナは、特に希少なモデルです。機能面では当時のデイトナとまったく変わりませんが、Ref.6241のポール・ニューマンモデルには最低でも1865万円ほどの価格が付けられます。しかし、2017年にニューヨークで開催されたオークションに出品された、ニューマン自身が実際に着用していた腕時計に比べれば、これは安いものです。このニューマン個人の時計は20億円以上の驚異的な価格で落札されました。このような特別な文字盤を持たないRef.6240などの1960年代のスタンダードなデイトナモデルの価格は、約935万円になります。
18Kイエロー、ホワイト、またはロレックスがエバーローズと呼ぶピンクゴールドの高級素材を使用したモデル (Ref.116508) は、ステンレスモデルに比べて高額で販売されていますが、需要はより少なくなっています。未使用品のゴールドデイトナモデルは国内定価は367万4000円のところ、Chrono24では約435万円~485万円で販売されています。ステンレスとゴールドのコンビモデルは、知る人ぞ知るデイトナモデルです。リファレンスナンバー116503ーの中古品は、約195万円で、未使用品は約205万円でご購入いただけます。また1990年代の古いモデルは、時には110万円以下で見つけられます。
ロレックスのディープダイバー: シードゥエラーとディープシー
深海探査艦トリエステが1960年にマリアナ海溝の海底まで潜水した際、この潜水艦の外側にロレックスのディープシー スペシャルが設置されました。ディープシー スペシャルは深海1万916mまでの潜水における厳しい環境下でも問題なく動き続けました。ロレックスは、この極限の環境における実験を2012年に再度行い、今回は潜水艦ディープシー チャレンジャー号のロボットアーム部分に時計が設置され、深さ1万908mまで潜水しました。この時計は1万2000mまでの防水性を備え、1500気圧までの圧力に耐久します。
ディープシー Ref.126660の防水性は3900m (390気圧) です。このリファレンスは2種類の異なるモデルでご入手いただけます。その一つはブラック文字盤とブラックのセラクロムベゼルを持つモデルで、もう一つは、ダークブルーから黒へのグラデーションから成るD-Bueダイヤルを持つモデルです。ディープシーの価格は、モデルによって約165万円~175万円です。
シードゥエラーの価格
ディープシーと同じく、ロレックス シードゥエラーもプロのダイバー用の腕時計です。この時計にもヘリウムエスケープバルブが設置されており、その防水性は1220m (122気圧) です。シードゥエラーの価格は過去数年で上昇しているので、最近シードゥエラーをご購入された方にとってはお得になります。その理由は、いくつかのモデルが廃盤となっており、現在では製造されていないことにもあります。
Ref.16600は、1988年~2008年という比較的長い期間製造されていました。この時計の価格は過去10年間で常に上昇しており、2008年には約50万円でしたが、現在では中古品が約100万円で販売されています。未使用品の時計はそれより格段に希少で、約165万円になります。
ロレックスは2014年に、新たな40mmサイズのシードゥエラーモデルをリリースしました。しかし、このモデルは3年間しか製造されず、そのため価格は飛躍的に上昇しました。2017年のバーゼルワールド以前には約105万円で販売されていた時計が、現在では175万円以上で売買されています。
2018年に導入されたシードゥエラーRef.126600の日付の上には、サブマリーナと同様のサイクロップレンズが設置されています。このモデルの未使用品はオンラインで約165万円でご購入いただけ、店舗でのご購入に比べて約25万円高くなります。その代わり、オンラインでは長い待ち時間を節約できます。
GMTマスターとGMTマスター II
ロレックスがこれまでに市場へ送り出してきた多くの人気時計の中でも、GMTマスターとその後継であるGMTマスター IIは特別な地位を誇っています。スイスのジュネーブを拠点とするロレックスは、1954年にアメリカのパンナム航空の長距離飛行機パイロットのためにこの時計を開発しました。ケースのフォルムと文字盤のデザインは、サブマリーナと大変よく似ていますが、GMTマスターには追加のセンター針と、両方向に回転する2色の24時間ベゼルが備えられています。これによって、この時計では複数のタイムゾーンにおける時刻を同時に表示することが可能です。
ロレックスは、午前と午後の区別をすぐに付けられるように、元祖GMTマスターのベゼルを赤と青でデザインしました。この配色により、このGMTマスターは「ペプシ」というあだ名で呼ばれるようになりました。その後、黒と赤の「コーラ」やベージュの「ルートビア」、そしてファンの間で大変人気な青と黒の「バットマン」など、その他の配色のモデルもリリースされてきました。
2018年のバーゼルワールド以降、最新のステンレス製ペプシモデルはRef.126710BLROとなっています。このGMTマスター IIのケース径は40mmで、自社製ムーブメント3285によって駆動されています。この時計の価格は約200万円です。また、ホワイトゴールドのケース (Ref.116719BLRO) を持つモデルは425万円です。オイスターブレスレット付きの青と黒の「バットマン」Ref.116710BLNRは約175万円となります。そして、2019年に発表されたジュビレーブレスレット付きのバットマンモデル (Ref.126710BLNR) も、それとほぼ同価格で提供されています。
1970年代~80年代のヴィンテージモデルのRef.1675と16750の、状態の良い中古品は約150万円~175万円でご購入いただけます。初代のモデルRef.6542はこれらより格段に高く、約540万円の価格で提供されています。
デイトジャストとデイデイト
デイトジャストは1945年以降、ロレックスの商品として絶え間なく提供されています。このモデルはロレックスの創立40周年を記念して発表されましたが、その後すぐにスポーティーなドレスウォッチのアイコンと呼ばれるようになりました。細いベゼル、細身のバーインデックス、Ref.4467と同じく3時位置に配置された日付表示と拡大レンズから成るシンプルなデザインは、現在までほぼ変わらず受け継がれています。また、この時計において導入されたジュビレーブレスレットも今日までロレックスの時計に使用され続けています。
デイトジャストはその70年間の歴史において、多くの有名人の手首を飾ってきました。この時計を着用したのは、ドワイト・D・アイゼンハワー、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、ウィンストン・チャーチル、ロナルド・レーガンなどの政治的人物です。また、バスケットボール選手のマイケル・ジョーダン、テニス選手のロジャー・フェデラー、女優のジェニファー・アニストン、そしてダライ・ラマもこのタイムレスな定番時計を愛用しています。
デイトジャストの元祖モデルのケース径は36mmでしたが、ロレックスは異なるサイズのモデルもリリースしてきました。現在ではケース径26mm、31mm、34mm、36mm、41mmのデイトジャストが提供されています。また、時計の素材のラインナップにはステンレス、ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールド、並びにゴールドとステンレスのコンビモデルがあり、さらに沢山の異なる文字盤の種類からお選びいただけます。
その他のロレックスの定番時計と比べて、デイトジャストは比較的安い価格で販売されています。ケース径41mmでグレーのサンバースト仕上げの文字盤と平らなベゼルを持つRef.126300は、Chrono24にて約105万円で提供されています。ブルーの文字盤とダイヤモンドベゼル、そしてフレーテッドベゼルを持つRef.126334には、約125万円の価格が付けられます。1960年代~1970年代のヴィンテージモデルはこれらよりずっと安い価格で提供されており、約43万円~60万円の価格でご購入いただけます。Ref.4467の初代モデルには、約130万円の価格が付けられます。
2020年以降、ホワイトゴールドとステンレスモデルも
ロレックスは2020年秋に、ケース径31mmのホワイトロレゾール モデルの数々の時計をリリースしました。ホワイト ロレゾールは、ロレックスによるホワイトゴールドとステンレスのコンビです。このシリーズには多数のモデルが提供されており、お好みの一本をお選びいただけます。例えば、フレーテッドベゼルのRef.278274や、ドーム型ベゼルのRef.278344RBRが提供されています。ケース径31mmの、ダイヤモンド装飾ベゼルを持つデイトジャストは、Ref.278384RBRです。
ベゼルの形のみでなく、文字盤にもたくさんの種類が提供されています。また、ジュビレーブレスとオイスターブレスからお選びいただけます。時計の仕様によって、価格は約80万円~170万円になります。
デイデイト: プレジデントの腕時計
ロレックスは1956年に発表されたオイスター パーペチュアル デイトによって、同社の歴史上における大きなマイルストーンを築きました。この時計は「プレジデント ロレックス」としても有名です。これは、世界で初めて日付とフルスペルの曜日を表示する腕時計でした。日付窓はデイトジャストと同様、3時位置のレンズの下に配置されており、曜日窓は12時位置のロレックスの王冠ロゴの上に見られます。デイデイトは、特別な3連のプレジデントブレスレットによって腕に着用されます。
デイデイトは現在までゴールドとプラチナの2種類のみで提供されています。ケース径は36mmと40mmからお選びいただけます。36mmサイズのイエローゴールドのデイデイトRef.1803は、約105万円でご入手いただけます。40mmサイズのRef.218206には約605万円の価格が付けられます。
ロレックス ミルガウス: 磁気に耐える
堅牢なムーブメントとケースの設計を持つミルガウスは、1950年初期以降ロレックスの商品として確固たる地位保っています。1956年に発表されたこの時計は、スイスのジュネーブを拠地とするロレックスの、創造性の豊かさの象徴です。1000ガウスまでの磁気に耐久するミルガウスの名前は、フランス語で1000を意味する「ミル」と、ドイツ人の物理学者カール・フリードリヒ・ガウスに因んで付けられました。
欧州原子核研究機構 (CERN) が1970年8月10日に実施したテストによって、この時計が1000ガウスの磁気にさらされても狂わず動き続けることが正式に証明されました。これを実現しているのは自動巻きムーブメント1065 Mで、耐磁性の部品と軟鉄製のインナーケースによってさらにこの機構が保護されています。この耐久性の強い時計の開発は、エンジニア、発電所の技術者、その他の強い磁気の下で働く人々にとって大変な有益をもたらしました。
コレクターにも人気のミルガウスの特徴は、緑がかった色調のサファイアガラス、そして独特のイナズマ型の秒針です。
Ref.116400などの現行モデルは約80万円でご購入いただけます。1960年~1989年に製造されたミルガウスの状態の良い中古品には、約290万円の価格が付けられます。また、Ref.6541の初代ミルガウスモデルには、1865万円ほどの高価格が付けられます。
2020年その他のロレックス新作モデル
2020年9月、サブマリーナとデイトジャストに並びオイスターパーペチュアルとスカイドゥエラーシリーズにも、いくつかのモデルが追加されました。オイスターパーペチュアルシリーズでは、39mmモデルに代わりケース径41mmのオイスターパーペチュアルRef.124300がリリースされました。デザインはほぼ元のまま受け継がれましたが、コーラルレッド、グリーン、イエロー、ターコイスブルーのカラーバリエーションが追加されました。3時、6時、9時位置には、各2本のバーインデックスが使用されています。大きな変革は時計の内部に見られ、クロナジーエスケープメントを搭載し70時間の駆動時間を誇る、最新のムーブメントCal.3230が採用されています。オイスターパーぺチュアル 41の国内定価は62万1500円です。
41mmでは大きすぎるという方には、36mm、34mm、31mm、28mmのオイスターパーペチュアルモデルも提供されています。これらの時計も、大型モデルと同じクラシックなデザインを持ち、同様な新鮮なカラーバリエーションからお選びいただけます。36mmモデルも駆動には、新しいCal.3230が使用されています。これよりも小型なモデルは、Cal.2232によって駆動されています。国内定価は、サイズによって約53万円~59万円になります。
スカイドゥエラーの新作
スカイドゥエラーで新しくなったのは、新型のブレスレットのみです。ロレックスは、クラシックコレクションの時計では初めて、オイスターフレックスブレスレットを取り付けた時計を発表しました。このブレスレットタイプでは、内部に金属板が設置されており、外部はブラックエラストマーでコーティングされています。この素材は耐久性が非常に強く、肌にも優しいのが特徴です。
新しいブレスレットを備えるスカイドゥエラーは、非常にスポーティーな雰囲気を醸し出しています。ゴールドモデル (Ref.326238) の国内定価は422万8400円で、ピンクゴールドモデル Ref.326235 は438万3500円です。
ロレックスのモデル一覧
- エアキング
- チェリーニ タイム、チェリーニ デイト、チェリーニ デュアルタイム、チェリーニ ムーンフェイズ
- コスモグラフ デイトナ
- デイトジャスト、デイトジャスト II、デイトジャスト 41
- デイデイト
- エクスプローラーとエクスプローラー II
- GMTマスターとGMTマスター II
- レディ デイトジャスト
- ミルガウス
- オイスターパーペチュアル
- パールマスター
- シードゥエラー、シードゥエラー 4000、シードゥエラー ディープシー
- スカイドゥエラー
- サブマリーナとサブマリーナ デイト
- ヨットマスターとヨットマスター II
ロレックスのクラウン付き
ロレックスの歴史は1905年に始まりました。ドイツ出身のハンス・ウィルスドルフは、ロンドンでアルフレッド・デイヴィスと共にウィルスドルフ & デイヴィスという時計専門店を開きました。デイヴィスは時計ケースの製造に従事し、ウィルスドルフはスイスのビエンヌを拠点としたエグラーというメーカーから時計ムーブメントを仕入れる業務を専門としました。1908年に「ROLEX」という社名が登録されました。この社名は「rolling export」という言葉に因んで付けられたという説がありますが、その信憑性は定かではありません。
ロレックスはその後、徐々に時計の文字盤にブランド名「ROLEX」を刻印するようになりました。当時は、販売店の名前が文字盤に刻印された時計は見かけられたものの、まだブランド名を刻印するという手法は普及していませんでした。「ROLEX」の名前は5文字と短く、それでも文字盤上に宝飾店の名前を表示するスペースが十分に残るという利点もあり、市場には同社の名前が刻印された時計が益々多く出回るようになりました。その19年後、同社の時計の文字盤とケースにはROLEXのブランド名のみが表示されるようになりました。
そして、1925年にはクラウンと呼ばれる王冠のロゴが導入されました。なぜロレックスは自社のロゴに王冠のマークを使用するかについて、同社は語っていません。専門家の間では、王冠の5本の突起が優れた時計職人の5本の指を表している、または「ROLEX」というアルファベットの5文字のひとつずつに突起が付けられている、などと憶測されています。1939年以降の時計にはすべて、文字盤、リューズ、バックルにロゴとブランド名が見られます。
1950年代の終わりには、革命家のチェ・ゲバラとフィデル・カストロによってロレックスの時計が着用されました。ロレックスの堅牢な腕時計が1959年のキューバ革命において活躍したかどうかは定かではありませんが、チェ・ゲバラとカストロの2人がロレックスを好んでいたことは確かです。このような権力者やダライ・ラマ、そしてモデルのエル・マクファーソンなど、これほど多種多彩に渡る分野の人々から愛されるブランドは他に類を見ません。
1910年から続くクロノメーターの品質
ロレックスの自社製ムーブメントを搭載する時計は非常に高精度とされており、すべての時計にスイスクロノメーター認定協会 COSCによるクロノメーター認定が与えられています。時計は同協会による厳しい審査を受け、それに合格した時計のみにクロノメーターとしての認定が与えられます。そこでは15日間を通し、時計は3つの温度と5つのポジションの条件のもとで測定され、一日最大のズレが最小限に納まるかどうかのテストが行われます。これに加え、ロレックスはムーブメントを時計のケース内に収めた後に自社内で独自の検査を行っており、精度のズレを-2秒~+2秒内と定めています。
創業者のウィルスドルフは、20世紀の初期にすでに正確に時を刻む腕時計の製造に専念し始めました。彼は1910年に、自社で開発した時計をスイスのビエンヌにある時計師訓練学校へ検査に送りました。その時計は14日間の公式な検査期間を経て、その後世界初のクロノメーターとして、認定書と共にロンドンへ返送されました。
ウィルスドルフは、そのわずか4年後にさらなるセンセーションを巻き起こしました。彼は、自身で開発したエグラーの手巻きムーブメントをロンドンのテディントンにあるイギリス国立物理学研究所に検査のため送ったのです。この研究所においてムーブメントは、3つの異なる温度と5つのポジション (リューズ上・左・・右、文字盤上・下) における検査に見事合格しました。その45日後に、ゴールドケースとブルーのエナメルベゼルを持つこの時計は、A級の精度を誇る世界初の腕時計として認定されました。それ以前は、この検査はマリンクロノメーターなどの大型な時計のために実施されていました。
社会貢献: ロレックスと財団
ロレックスの腕時計を買うことは、社会に貢献することにもなります。創業者ウィルスドルフには子供がいませんでした。そのため、彼は妻の死後、自身の株の所有分を「ハンス・ウィルスドルフ財団」に移管しました。ロレックスはこの財団の基金をベースにしている財団法人組織で、売上の大部分は財団の所有となります。ハンス・ウィルスドルフ財団は、民間公益活動、環境運動、学術分野、また芸術・文化分野を支援しています。