ロレックス (Rolex) ミルガウス
>で921件の商品が見つかりましたロレックス ミルガウス: 磁気に強いツールウォッチ
ロレックス ミルガウスは、強力な磁気にも耐久する究極のツールウォッチです。従来エンジニアや研究者向けに開発されたこのスポーティで優雅な高級時計は、現在ではデザインやファッションに敏感な時計ファンたちにも人気です。
研究者、企業マネージャー、スポーツが趣味の方に最適
ミルガウスは、オイスターコレクションの中でも特別な地位を誇ります。これは磁気シールドを使用することによって強力な磁気にも影響されない、ジュネーブ出身の ロレックス社にとって初の耐磁性能時計です。ミルガウスの名前の由来は、フランス語の「ミル (千)」と単位の「ガウス」の融合です。1965年の発売以来、ミルガウスは1000ガウスまでの耐磁性能を誇る時計として有名です。
それに加え、この時計はねじ込み式の裏蓋とツインロックねじ込み式リューズ使用で、100m (10気圧) までの防水機能を持ちます。ミルガウスは強い磁場で働く研究者のみでなく、水泳やその他のスポーツを趣味とする人たちからも好まれる万能な時計です。また、そのスポーティーで優雅なデザインはオフィス環境にも合い、企業トップやマネージャーの日常用時計としても愛用されています。
デザインの特徴としては、直径40mmのオイスターケースと3連リンクのオイスターブレスレットが挙げられ、ポリッシュ仕上げのミドルリンクによって、時計の優雅さが強調されています。特に象徴的なのはオレンジ色のイナズマ時針、そして同じくオレンジ色で表記された「MILGAUSS」の文字、また文字盤上の同色のミニッツトラックです。また、緑色のサファイアクリスタルもロレックス ミルガウスのトレードマークとなっています。
ロレックス ミルガウスを買う5つの理由
- 1000ガウスまでの耐磁性能
- COSC検定済みのクロノメーター Cal.3131
- 目立つイナズマ針と緑のサファイアガラス
- 万能なサイズ: ケース径40mm、904Lステンレス
- 最大防水100m (10気圧)
ロレックス ミルガウスの価格一覧
リファレンスナンバー | 価格 (約) | 特徴 |
116400GV | 95万円 | 黒文字盤、緑サファイアクリスタル |
116400 | 100万円 | 白文字盤、透明なサファイアクリスタル |
116400 | 100万円 | 黒文字盤、透明なサファイアクリスタル |
116400GV | 110万円 | 青文字盤、緑サファイアクリスタル |
1019 | 275万円 | ヴィンテージ時計、銀文字盤、アクリルガラス |
1019 | 335万円 | ヴィンテージ時計、黒文字盤、アクリルガラス |
6541 | 1845万円 | 第一世代、非常に希少、アクリルガラス |
ロレックス ミルガウスの価格
ロレックス ミルガウス Ref.116400GVにはZブルーダイヤルが搭載されており、未使用約105万円で提供されています。このモデルの中古品は、約90万円でご購入いただけます。リファレンスナンバーの末尾についている「GV」は「Glace Verte」の略で、緑色のサファイアクリスタルのことを指します。この腕時計の価格は2018年初期以降着実に上昇しており、2018年1月には約80万円でご購入いただけたのが、その1年後には85万円以上になりました。2019年の終わりに、このZブルーダイヤル搭載のミルガウスモデルの価格は、約100万円に到達しました。中古時計の価格もまた、過去2年間で10万円以上上昇してきました。
黒文字盤と緑サファイアクリスタルのモデルも同じリファレンスナンバーを持ち、未使用品は約100万円、中古品は約85万円で提供されています。2015年にはまだ75万円ほどの価格で販売されていたこのミルガウスモデルの価格は、過去数年間で上昇してきたと言えます。
緑帯びていない透明のサファイアクリスタルのモデルをご希望の方は、Ref.116400をご覧ください。文字盤は、白と黒の2種類で提供されています。黒文字盤のモデルの未使用品は約105万円で、中古品は約75万円で提供されています。2017年初期、このモデルの未使用品はまだ約75万円でした。白文字盤のモデルはそれに比べて若干安く、未使用約100万円、中古約80万円でご購入いただけます。
ヴィンテージ ミルガウスの価格
ヴィンテージ時計のコレクターが注目するのは、ミルガウスのRef.1019です。このモデルは1960年初期から1988年までという比較的長い製造期間を持つにもかかわらず、市場ではなかなか見つからない希少性の高い時計です。その理由は、当時ミルガウスがそれほど好んで購入される時計ではなかったことにあり、そのため市場で販売された本数は限られていました
Ref.1019の特徴は、ポリッシュ仕上げのベゼルと直線的な秒針です。文字盤には、黒、シルバー、そして放射性の夜光塗料を使用していないモデルの3種類が提供されています。放射性の夜光塗料なしのモデルは、欧州原子核研究機構CERNによって発注されたもので、コレクターの間で非常に人気です。このCERNダイヤルを備えるミルガウスのモデルの価格は、275万円~575万円ほどになります。トリチウム塗料使用の銀文字盤モデルの中古品は、約275万円で提供されています。黒文字盤のモデルはそれより数十万円高く、約335万円で販売されています。
ミルガウスコレクションには、1956年~1960年代前期まで製造されていたRef.6541があります。このリファレンスナンバーのモデルは現在非常に希少なため、オークションにて1875万円ほどの価格が付けられることもあります。コンディションによっては、約625万円でご購入いただける時計もあります。
それよりもっと希少性のあるモデルは、6541以前のごく短期間しか製造されていなかったRef.6543です。このモデルにも、場合によっては1875万円以上の価格が付けられます。黒の回転ベゼルとオイスターケースと、そしてオイスターブレスレットを備えるこの時計は、初期のロレックスサブマリーナ時計とよく似ています。
ミルガウスの文字盤について
ミルガウスの文字盤は、黒、白、青の3種類でご入手いただけます。白文字盤のモデルでは、アワーマーカーが明るいオレンジ色になっています。Ref.116400GVの黒文字盤モデルでは、3・6・9時のインデックスがオレンジ色で、その他の箇所は白で統一されています。青文字盤モデルでは、すべてのインデックスが白で統一されています。これら3つのモデルのすべてにおいて、ミニッツトラックはオレンジ色のアラビアインデックスです。透明サファイアクリスタルの黒文字盤モデルのみは、他と若干異なります。このモデルの文字盤上ミニッツトラックの縁には、オレンジ色の長方形のマークが見られます。インデックスはZブルーと同じく、すべて白で統一されています。
ロレックス ミルガウスの象徴として、イナズマの形をした時針があり、これは全てのモデルでオレンジ色に統一されています。その先には矢印のような形になっており、まさに雷のイナズマを連想させます。このイナズマ針は、比較的控えめでシンプルな時計のデザインとの対照となっています。
2007年以降 自社ムーブメント3131搭載
この時計のケース内で時を刻むのは、自社ムーブメント3131です。この自動巻きムーブメントの駆動時間は48時間で、毎時2万8800回 (4ヘルツ) で振幅します。さらに、軟鉄のシールドによって時計が磁気から保護されています。
Cal.3131は2007年、ミルガウスのリニューアルモデルと共に市場へ送り出されました。例えば時報を聞きながら時刻を正確に設定する際には、センター秒針を完全に停止できます。Cal.3131と深く関係するのは、ダイバーズウォッチ シードゥエラーに長く使用されていた、日付表示付きのCal.3135です。日付表示はミルガウスのシールドに隙間を与え、磁気に対する耐久性に悪影響を与える可能性があることから、ミルガウスには設置されていません。
ツインロックリューズで100m (10気圧) まで防水
ミルガウスのケース径は40mmで標準的であるため、手首の太さや細さに関わらず、多くの方にご着用いただけます。ケースの素材には、ポリッシュ仕上げの904Lステンレスが使用されています。904Lステンレスの特徴は、頑丈で錆びにくいことです。ミルガウスは100m (10気圧) までの防水機能を持つため、水に濡れても問題ありません。このためミルガウスは水泳やシュノーケルダイビングの際にも着用できます。防水を可能にしているのはねじ込み式のツインロックリューズで、これには2重のガスケット構造システムが使用されています。
イージーリンク付きのオイスターブレスレット
ミルガウスに取り付けられている3連リンクのブレスレットは、ケースと同じく904Lステンレス製です。これはオイスターブレスレットと呼ばれ、その他多くのロレックスモデルにも採用されています。ミルガウスのブレスでは、ミドルリンクがポリッシュ仕上げで、、外側の両リンクはマットに仕上げられています。このブレスにはイージーリンクが備えられており、ブレスの長さを簡単に調節できます。
ロレックス ミルガウスの歴史
ミルガウスの特徴は、特殊ヒゲぜんまいと金属シールドの使用によって時計が磁気の影響を受けないことです。初代モデルのRef.6541は1956年に発表されました。このモデルの本数は極度に少なく、高価格で取引されています。その当時ミルガウスは、研究者や技術者など強い磁気のある場所で働く必要のある人々のために作られていました。1957年にロレックスが本社を構えるジュネーブに欧州合同原子核研究機構「CERN」が設立されたことも、ミルガウスの発展に影響しました。
磁力の強さを表す単位 (正しくは磁束密度) は科学者カール・フリードリヒ・ガウスにちなんで名付けられました。初代ミルガウスは1000ガウスまでの耐磁性を持ち、この性能がモデル、ミルガウスの名称の由来となっています。このモデルの生産は1988年に一時中断しましたが、その後2007に再開されました。
磁気は時計ムーブメントに悪影響
磁気は腕時計の精度に大きな影響を及ぼします。中でも特に影響を受けやすいのが、ヒゲぜんまいです。磁気は特殊な場所のみでなく、日常的な環境にも存在します。ドイツの時計メーカージンは、顧客サポート活動において約1000本の時計を検査したところ、その約60%が磁気を帯びていたことを発見しました。そして、それらの時計の半数が、強い磁気の影響で故障していました。スピーカーやドアノブなどは強い磁気を帯びており、これらがい故障の原因と言えます。また、主電動機も同様に強い磁気を帯びており、鉄道や電車内でもこの問題が生じます。
耐磁性の部品で作られた機構
磁気に対する対策として、ロレックスは近年のミルガウスにパラクロムヒゲぜんまいを採用しました。メーカーは5年の開発期間を経て、2005年にこのヒゲぜんまいを発表しました。ニオブ・ジルコニウム合金と酸化膜からできているブルーのヒゲぜんまいは磁気の影響を受けることがありません。
もうひとつの磁気対策には、ファラデーケージの原理でムーブメントを包んで磁気から保護する磁気シールドがあります。ロレックスは、この昔ながらの方法を補足として採用していますが、シールドに使われる合金成分と割合に関しては極秘となっています。他のメーカーは、この部品の素材に軟鉄を使用しています。ミルガウスの耐磁インナーケースは上部分と下部分二重構造になっており、ムーブメントを搭載をした後に時計技師が両部分をねじ込み式で密閉します。隙間は時計の軸とリューズ部分にのみに限られています。
ドイツ工業規格DIN 8309は、耐磁性能時計は60ガウスの磁気にさらされた後でも、日差は±30秒以内でなければならないと規定しています。ロレックスの特殊時計であるミルガウスは、この基準を大幅に上回る1000ガウスで、精度はDIN 8309に規定されたものよりもはるかに正確で、日差は最大±2秒となっています。ミルガウスの精度は、スイスクロノメーター検定協会 (COSC) でも認定されています。