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ロレックスのダイバーズウォッチ シードゥエラー 4000
ロレックス シードゥエラー 4000はプロのニーズに答える、優れた機能を持つダイバーズウォッチです。スイス高級時計ブランド、ロレックスのモデル シードゥエラー 4000の特徴は、セラミックベゼル、ヘリウムガスエスケープバルブ、自社ムーブメントです。
ヘリウムエスケープバルブで最大1220m防水
シードゥエラー 4000はスイス高級時計メーカーであるロレックスが誇る、最も優れた性能を備えるダイバーズウォッチのひとつです。直径40mmの大型なステンレスケースは水深1220m (122気圧)までの防水性を持ち、これは深さ4000フィートになることから、シードゥエラー 4000というモデル名が付けられました。116600のリファレンスナンバーを持つこのモデルは、その約6年前に大きなシードゥエラー ディープシーが誕生したことによって生産終了を迎えたシードゥエラー Ref.16600の後継モデルです。このシードゥエラー Ref.16600は3900m (390気圧)までの防水性を誇るケース径44mmの時計でしたが、腕時計としては大きすぎるという難点もありました。そのためロレックスは、小さめのサイズのプロ用ダイバーズウォッチとしてシードゥエラー 4000をコレクションに追加しました。
シードゥエラー 4000は、プロダイバーのためのダイビング用ツールとも言えます。この時計は非常に安全なトリプロックリューズ、飽和潜水適応のヘリウムガスエスケープバルブ、黒セラミックの逆回転防止ベゼルを持ちます。インデックスと時計針にはクロマライトという夜光塗料が塗られています。この塗料は暗い場所で青く光り、インデックスと針は黒文字盤の上にくっきりと浮かび上がります。またこの時計には、日差±2秒のクロノメーター認定済みCal.3135が内蔵されており、3時位置には日付表示が施されています。ロレックス サブマリーナと違い、シードゥエラー 4000には日付表示拡大レンズが備えられていません。
2017年に、シードゥエラー 4000の新モデル Ref.126600が発表されました。このモデルには、旧モデルに比べて大型な43mmのケースが備えられ、新しいムーブメントが搭載され、文字盤には赤文字で「Sea-Dweller」と表記され、日表示の上にはサイクロップレンズが取り付けられました。
シードゥエラー 4000を買う理由
- 最大1220m (122気圧) 防水
- 直径40mmのステンレスのケース
- ヘリウムガスエスケープバルブで圧力調整
- スイスクロノメーター検定協会 (COSC) 認定
- セラミックインレイの潜逆回転防止ベゼル
シードゥエラー 4000の価格一覧
モデル / Ref. | 価格 (約) | 防水性 / サイズ |
シードゥエラー 4000 Ref.116600 | 155万円 | 1220m (122気圧)、40mm |
サブマリーナ COMEX Ref.5514 | 565万円 | 200m (20気圧)、40mm |
シードゥエラー Ref.16600 | 165万円 | 1220m (122気圧)、40mm |
シードゥエラー シングルレッド Ref.126600 | 160万円 | 1220m (122気圧)、43mm |
シードゥエラー ディープシー Ref.116660 | 145万円 | 3900m (390気圧)、44mm |
シードゥエラー 4000の価格
2020年7月のシードゥエラー 4000 Ref.116600の未使用品の価格は、約150万円でした。中古品はそれより若干安く提供されていますが、価格的にはさほど変わりません。このモデルの価格は、過去数年で確実に上昇してきました。
ロレックスはこのモデルを2017年に廃盤としましたが、その時点で価格は急激に上昇し、約100万円で販売されていた時計におよそ125万円の価格が付けられるようになりました。この傾向は現在でも変わっておらず、価格は今でも右肩上がりです。つまり、シードゥエラー 4000は資産投資として最適です。
シードゥエラーの詳細
シードゥエラー 4000の直径40mmのケースは、1220m (122気圧) までの防水性を備えます。ケース、並びに3連リンクのブレスレットは、904Lタイプのステンレスを素材としています。ロレックスがオイスタースチールと呼ぶこの素材は、非常に錆びにくいと言われます。時計のミドルケースはモノブロックで、スクリューバックが取り付けられています。風防の素材には、耐傷性のあるサファイアクリスタルが使用されており、これによって黒文字盤が安全に保護されています。
防水時において、ケースに開けられた穴に押し込まれるリューズは、浸水の可能性をもたらす弱点となります。リューズ部分からの浸水を防ぐため、ロレックスではトリプロックシステムを使用しています。ダイバーズウォッチのリューズ部分には4つのガスケットが使用されており、時計を水や汚れの浸入から保護しています。また、リューズはケースにしっかりとねじ込まれ密閉されます。時計を設定する際、もしくはねじを巻く際にのみ、リューズを緩めます。
ヘリウムガスエスケープバルブ使用で長時間の潜水も可能
シードゥエラーコレクションにおける特別な要素であるヘリウムエスケープバルブは、シードゥエラー 4000にも搭載されています。このバルブは、浮上する際の減圧による風防の破裂を防止するため、飽和潜水における欠かせない要素です。深海まで潜水する際には、潜水士はヘリウムを混合したガスを吸引します。へリウム原子は非常に微細なため、浮上する際にケース内に侵入し、これが減圧の際に時計のケース内に留まることによってガラスが破壊されてしまう危険性があります。ロレックスはこの問題に対処するため、ケース内のヘリウム原子を外へ出すためのバルブを設置しました。このバルブを手動で作動させるタイプの腕時計もありますが、シードゥエラー 4000では自動です。
プラチナ製のセラミックベゼル
完全なダイバーズウォッチであるシードゥエラー 4000には、逆回転防止ベゼルが搭載されています。ベゼルはフレーテッドベゼルで、グローブを着用した手でも操作できるようになっています。インサートにはブラックセラクロムが使用されています。インデックスと60分の目盛りには、プラチナのPVDコーティングがに使用されています。また、0位置のポイントには夜光塗料が塗布されています。
暗い場所でも読み取りが可能なように、時計針、インデックスには、長時間青白い光を放つ夜光塗料、クロマライトが使用されました。この塗料は明るい場所では白く見え、黒文字盤上にくっきりと浮き上がります。
高精度な自社製キムーブメント3135
シードゥエラー 4000は、自社ムーブメント 3135によって駆動されています。この機構のパワーリザーブは48時間を誇り、毎時2万8800回 (4Hz) で振動します。Cal.3135は、非常に堅牢で高精度なことから、時計専門家の間でも高い評価を受けています。機構の精度は、スイスクロノメーター検定協会 (COSC) によって認定されています。さらに、ロレックス独自の検査にも合格しており、最大日差2秒以内の精度を誇ることから「Chronometer der Superlativ」の称号が与えられています。
フリップロックとグライドロックでブレス調節
ダイバーズウォッチはネオプレン製ダイビングスーツの上からも着用されるため、ブレスレットの調節はできるだけ簡単でなければなりません。シードゥエラーにはフリップロックエクステンションが使用され、エクステンション部分を開くことによりブレスレットを大幅に延長することができます。
微調整はグライドロック テクニックにより行われます。グライドロックシステムでは、端のパーツをバックルの内側から引き出しスライドさせ、ロックします。