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ロレックス シードゥエラー ディープシー: 深海の時計
ロレックス シードゥエラー ディープシーはスイス高級時計ブランド、ロレックスにおける最良の性能を誇るダイバーズウォッチです。この時計は高精度で、深海でも問題なく動き続けるため、プロとアマチュアのダイバーを常に魅了します。
リングロックシステムで最大3900m防水
ロレックスは、ダイバーズウォッチの分野において長い伝統を誇ります。シードゥエラー ディープシーは、現在同ブランドが提供する、最も耐久性の高いコレクションです。ケース径44mmのステンレス時計は2008年に発表され、3900m (390気圧) までの防水性を備えます。これは、1220m (122気圧) までの防水性を持つロレックス シードゥエラーのスタンダードモデルよりも、3倍以上の性能です。
このような高い防水性を実現しているのは、リングロックシステムと呼ばれる特別なケースの構造です。ロレックスは、潜水作業専門会社COMEXと共同開発した超圧力タンク内にて、すべてのディープシーモデルを検査しています。これにより、この時計が深海の環境に耐久することが保証されています。
時計の左側には、飽和潜水に必要な、自動のヘリウムエスケープバルブが設置されています。これが、ディープシーのプロ仕様の性能の一つです。この時計を駆動する自社ムーブメントは、スイスクロノメーター検定協会 (COSC) によって認定されており、日差は最大2秒です。このコレクションで最も注目されるのは、D-Blueモデルです。D-Blueモデルの文字盤の色は、青から黒へのグラデーションのになっており、コレクターに非常に人気です。
ロレックス ディープシーを買う5つの理由
- 非常に高い3900m (390気圧) 防水
- 直径44mmの大型なステンレスケース
- スイスクロノメーター検定協会 (COSC) 認定の高精度
- 青い強光を放つクロマライト使用の時計針とインデックス
- 人気モデル: 青~黒の文字盤のディープシー D-BLUE
シードゥエラー ディープシーの価格一覧
モデル | 価格 (約) | 防水性 / Cal. |
シードゥエラー コンビ Ref.126603 | 200万円 | 1220m (122気圧) / 3235 |
ディープシー D-BLUE Ref.126660 | 175万円 | 3900m (390気圧) / 3235 |
ディープシー D-BLUE Ref.116660 | 175万円 | 3900m (390気圧) / 3135 |
シードゥエラー シングルレッド Ref.126600 | 160万円 | 1220m (122気圧) / 3235 |
ディープシー Ref.126660 | 155万円 | 3900m (390気圧) / 3235 |
シードゥエラー 4000 Ref.116600 | 155万円 | 1220m (122気圧) / 3135 |
ディープシー Ref.116660 | 150万円 | 3900m (390気圧) / 3135 |
ロレックス シードゥエラーの価格
初代シードゥエラー ディープシーのリファレンスナンバーはRef.116660で、黒文字盤のモデルは約145万円で販売されています。青~黒の文字盤を備えるD-Blueモデルの未使用品のご購入をご希望の方は、約175万円お見積りください。この両モデルの中古時計は、未使用品より3万円弱安く提供されています。過去数年において、相場は多少上昇してきました。
ロレックスは2018年に、ディープシーのリニューアルモデルを発表しました。これがRef.126660で、旧モデルと異なるCal.3235で駆動されています。このモデルにも、青~黒の文字盤を持つD-Blueバージョンが提供されています。同リファレンスの普通モデルの未使用品は、Chrono24で約155万円でご購入いただけます。コレクターやファンの間で非常に高い人気を誇るD-Blueモデルの価格は、約175万円になります。2018年以来、これらの時計の価格は2.5万円ほど上昇しており、将来さらに上昇する傾向にあるため、資産投資として最適です。
シードゥエラーと類似の他の時計
類似のモデルには、40mmのケース径を持つシードゥエラー 4000 Ref.116600があり、ディープシーに比べて格段に小型になります。ロレックスはこのモデルを、2014年~2018年に製造していました。生産終了以来、コレクター時計としての価値が急上昇し高価格が付けられるようになりました。2017年にはシードゥエラー 4000を100万円弱で購入できましたが、現在では、状態の非常に良い中古時計にも約155万円の価格が付けられます。
また、2017年に発表されたシードゥエラーのRef.126600も注目すべきモデルです。そのケース径は43mmで、シードゥエラーのシリーズでは初めてロレックスで定番のサイクロップレンズプレンズが採用されています。ステンレスモデルは店頭では約130万円で販売されていますが、長期の入荷待ち時間が見込まれます。オンラインでは待ち時間なしで約160万円でご入手いただけます。また、Ref.126603にはコンビモデルもあります。機能的にはステンレスモデルと変わりませんが、時計の素材にはステンレスとイエローゴールドが使用されています。Chrono24では、このモデルを約200万円でご購入いただけます。オンラインの価格は、メーカー小売希望価格に比べて数万円増し程度になります。
ディープシー モデルのデザインと機能
ロレックス シードゥエラー ディープシーは、最大3900m (390気圧) の防水性を備えます。ロレックスは、窒素合金製のステンレスを使用したインナーリング内蔵のリングロックシステムによって、この高い防水性を実現しています。このシステムが、904Lステンレスケースに安定性を与えています。グレード5チタン製の裏蓋と、5.5mmの厚さを持つ、サイクロップレンズなしのサファイアガラスのコンビネーションによって、時計ケースは水圧約3トンまで耐久します。
ロレックスは、ディープシーを2種類のデザインで提供しています。普通モデルは黒文字盤で、3時位置に日付窓が設置されています。12時位置にはロレックスの社名と「Oyster Perpetual Date」が表記がされており、その下に「Deepsea」のモデル名が白でが銘刻されています。6時位置には水深表記「12800 ft = 3900 m」とクロノメーター認定の表記、そして「Sea-Dweller」が印字されています。また、ステンレスベゼルのヘリ部分には「Original Gas Escape Valve. Ring Lock System」と表記されています。
ディープシーには逆回転防止のダイビングベゼル、黒のセラクロムベゼル、プラチナコーティングされたミニッツマーカー、ねじ込み式リューズ、ヘリウムエスケープバルブが搭載されています。また、ステンレスのオイスターブレスレットが装着されており、機能的なグライドロックとフリップロック延長システムで、簡単に長さを調節できます。グライドロックシステムでは、ブレスレットを2mmごとに調節可能で、最大20mmまで延長できます。フリップロックシステムでは、一度に26mmまで延長できます。
2つ目のモデルは、ディープシー D-BLUEです。普通モデルとの違いは文字盤のみであり、リファレンスナンバーも同一です。D-Blueの文字盤の色は、その名称からも分かるように、紺色から漆黒へのグラデーションとなっています。また、ライムグリーンで書かれた「Deepsea」の文字が6時位置に見られます。この時計は、ハリウッドの巨匠で映画「タイタニック」の監督を務めたジェームス・キャメロンが、マリアナ海溝における潜水に成功した際の記念として発表されたため、通称「キャメロン」とも呼ばれています。
ディープシーの自社製ムーブメント
ロレックスは2018年に、シードゥエラー ディープシーの2代目のモデルをリリースしました。このモデルはRef.126660で、旧モデル Ref.116660と見た目はほとんど変わりません。現行モデルでは、ラグとケースサイドのみが、やや細身に仕上げられています。
しかし、最も大きな違いは時計のケース内にあります。Ref.116660の駆動にはCal.3135が使用されていましたが、Ref.126660にはCal.3235が搭載されています。両ムーブメントは非常によく似ており、毎時2万8800回振幅します。また、青いパラクロムひげゼンマイ、パラフレックス・ショックアブゾーバが使用されており、「Chronometer der Superlative」として認定されていることも共通点です。パワーリザーブにおいては、Cal.3235の性能は格段に向上しています。クロナジーエスケープメントと、より長いゼンマイを用いることに因って、70時間駆動し続けます。
ロレックス ディープシーの歴史
ロレックス・ディープシーの歴史は、海洋学者ジャック・ピカールとドン・ウォルシュが、1960年に深海探査艦トリステでマリアナ海溝の水深1万1000m弱まで潜水したことをきっかけに始まりました。ロレックスはこの試練のために、試行用に開発されたディープシー スペシャルを探査艦の外側に設置しました。そして、この時計は無事に潜水に耐久しました。この実験から得られた多くの結果が、後に開発されたロレックスのダイバーズウォッチであるサブマリーナやシードゥエラーに影響を与え、最終的にロレックス ディープシーの発表に結びつきました。
2012年3月26日に、ロレックスは再び自社で設計した時計を潜水させるために、マリアナ海溝の海底実験のために一本の時計を送りました。この時計は、ハリウッド映画監督ジェームス・キャメロンが参加する探検隊の潜水艦、ディープシー チャレンジャー号のロボットアームに時計が設置されました。ロレックス ディープシー チャレンジに使用された時計はとても大型で、ケース径51.4mm、厚さ28.5mmで、サファイアガラスの厚さだけでも14.3mmでした。52年前の実験に成功した時計に続き、ディープシー チャレンジも海底までの潜水を無事に達成しました。しかし、この時計は残念ながら市場では販売されていません。