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ロレックス GMTマスターII「スプライト」
ロレックスGMTマスターII「スプライト」は、リューズと日付が時計の左側にある左利き用モデル。回転ベゼルはブラックとグリーンのツートンカラーデザインです。
左利きのためのGMTマスター
2022年に発表されたGMTマスター II Ref. 126720VTNRは、キャリバー3285を搭載し、40mmサイズのオイスターケースに100mの防水性を備えた、一見すると通常のGMTマスター IIと何ら変わらないかのように見えます。しかし、このモデルはいくつかの理由から特別なモデルとされています。
GMTマスター II「スプライト」が特別な理由
最初に挙げられるのが、GMTベゼルのカラーで、グリーンとブラックは同コレクションでは初のコンビネーション。そして次に挙げられるのは、このRef. 126720VTNRが左利き用モデルであるということです。サイクロップレンズを含むリューズと日付表示は、時計の右側ではなく左側に配置されています。
これはロレックスでは初となる一般販売された左利き用モデルであり、これまでは左利き用モデルは受注生産のみでした。ただし、リューズと日付表示窓の位置以外に変更された箇所はありません。このように、「スプライト」は、ロレックスにとっても、GMTマスター IIコレクションにとっても初のモデルと言えます。
Ref. 126720VTNRが「スプライト」と呼ばれる理由
GMTマスターII Ref. 126720VTNRは、ロレックスファンの間で瞬く間に「スプライト」というニックネームで呼ばれるようになりました。その理由は、同名の清涼飲料のパッケージカラーを彷彿とさせるグリーンとブラックのベゼルにあります。
ロレックスファンの間では長らくGMTマスターに有名な清涼飲料の名前をニックネームとして付ける伝統がありました。赤と青のベゼルを持つモデルは「ペプシ」、黒と赤のベゼルを持つモデルは「コーク」、ブラウンとベージュのベゼルを持つモデルは 「ルートビア」と呼ばれています。
「スプライト」の種類
ロレックスは、GMTマスター II「スプライト」にオイスターブレスレットバージョンとジュビリーブレスレットバージョンを用意しています。どちらの場合も、アウターリンクはサテン仕上げ、インナーリンクはポリッシュ仕上げです。
GMTマスター II「スプライト」を購入する理由
- GMTマスター IIの左利き用モデル
- グリーンとブラックのツートンカラーベゼル
- 最大3つのタイムゾーンを同時表示
- オイスターブレスレットまたはジュビリーブレスレットを選択可能
GMTマスター II「スプライト」の価格
2024年10月時点でのGMTマスター II Ref. 126720VTNR「スプライト」のメーカー希望小売価格は、オイスターブレスレットバージョンが161万4800円、ジュビリーブレスレットバージョンが164万4500円です。ただし、正規販売店で購入を希望する場合、1~2年ほどかかると言われています。
一方、二次流通市場ではすぐに同モデルを入手することができます。しかし、希望小売価格よりもかなり高い金額になることが予想されます。Chrono24では、2024年の秋時点で、未使用品、中古品にかかわらず約280万円で取引されています。
GMTマスター II の価格一覧
モデル / Ref. | 価格(約) | ベゼル |
「ペプシ」/ 126710BLRO | 330万円 | ブルー、レッド |
「ルートビア」/ 126711CHNR | 300万円 | ブラック、ブラウン |
「スプライト」/ 126720VTNR | 280万円 | グリーン、ブラック |
「コーク」/ 16760 | 200万円 | レッド、ブラック |