ジン U1 – 潜水艦 Uボートスチール素材による高い耐久性
ダイバーズウォッチ ジン U1は、Uボートスチール素材で海水にも難なく耐久します。このモデルの防水性能は水深1000m (100気圧) で、DNV GLによる欧州潜水用装備規格試験に合格し、その認証を受けています。
U1を買う5つの理由
- 堅牢で傷が付きにくいUボートスチール素材のケース
- 船級・認証機関 DNV GLの認定
- 水深1000m (100気圧) まで防水
- 外れてしまう心配のないダイビングベゼル
- 4時位置のリューズで腕を痛めることなし
いつでも使用可能で信頼の置ける時計
ジン特殊時計は、厳しい環境にも耐えるタイムピースの製造で有名です。そして、モデル U1もそのような耐久性の強い時計のひとつです。ダイバーズウォッチである U1はプロ仕様の防水性能を誇り、水深1000m (100気圧) までの潜水にて着用できます。また、ケースの素材にはドイツの潜水艦 Uボートスチールが使用されています。この素材は耐海水性を持っているため、従来の時計のように潜水後すぐに海水を洗い流す必要はありません。
U1のリューズは何重にもガードされています。テギメント加工が施されているためキズが付きにくく、この加工によってUボートスチールの表面が硬い層でガードされています。また、ベゼルはケースに特殊なシステムで固定されており、ベゼルが外れてしまう心配はありません。そのため、時計はいかなる衝撃にも耐えうるように作られています。
暗い海中を潜水する際にも時計の視認性が悪くならないように、ジンはU1のベゼルに刻まれたダイビングスケール、針、インデックスに夜光塗料を使用しています。特にブラックダイヤルのモデルでは、そのコントラストによって時刻をはっきりと読み取ることができます。また、44mmの大型なケースサイズも、時計の視認性を高めています。ブレスレットの素材には、レザー、ステンレス、シリコン、ナイロンなどが提供されており、レザーストラップは陸上での着用に、それ以外のタイプは水中での着用に適しています。
ジン U1の価格は?
モデル (リファレンスナンバー) | 価格 (約) | 文字盤の色 |
U1000 (1011.010) | 63万円 | ブラック |
U1.Camouflage (1010.0101) | 25万円 | 土色のカモフラージュ模様 |
U1.S.E (1010.023) | 25万円 | ブラック |
U1.B (1010.0102) | 24万円 | ブルー |
U1.SDR (1010.040) | 23万円 | ブラック |
U1 (1010.010) | 22万円 | ブラック |
U1 時計の価格
U1 コレクションのダイバーズウォッチは、保存状態の良い中古モデルで約19万円からの価格でご購入いただけます。この価格帯で販売されているのは、ブラックダイヤルとホワイトのインデックス、そしてホワイトとレッドの針を持つスタンダードモデルです。ブレスレットはブラックのシリコン素材か、ステンレスからお選びいただけます。新品の自動巻き時計モデル U1.SDRはそれより約3万円高くなります。回転ベゼルの表面にはPDV加工とテギメント加工が施されており、これがその外見をさらに美しく見せています。このモデルは新品約23万円で提供されています。
レトロな時計のファンの方は、 U1.S.Eをご覧ください。このモデルのインデックス、針、ベゼル上のスケールに使用されている夜光塗料はアイボリーカラーです。文字盤はブラックで、テギメント加工が施されたケースによく調和しています。モデル U1.S.Eは全体としてレトロとモダンを融合したデザインに仕上げられています。陸上で着用する際には、レッドブラウンのレザーストラップを組み合わせることができ、潜水時の着用にはシリコンベルトが適しています。新品のU1.S.Eモデルは、約25万円でご購入いただけます。
ミリタリーファンの方には U1.Camouflageがおすすめです。定番のカモフラージュ模様の文字盤を持つこの時計は、500本に限定されています。ベルトにはシリコンとナイロン素材の2種類があり、その両方とも色はカーキです。このモデルも新品約25万円で提供されています。
2018年に、U1 コレクションにさらなるモデルが追加されました。これは電気メッキ加工されたブルーの文字盤を持つ U1.Bです。電気メッキ加工では、溶液などから電流を用いてメッキしたい物質を還元し、文字盤の表面にその金属の薄い膜を形成させます。時計の配色に合わせたブルーのシリコンベルトが取り付けられたモデルは、約24万円でご入手いただけます。
スイス製の自動巻きムーブメント
ジン U1にラインナップされているすべての時計には、スイスの時計ムーブメント製造会社セリタのキャリバーSW 200-1が搭載されています。この自動巻きキャリバーのパワーリザーブは38時間で、文字盤上の3時位置には日付表示が設置されています。また、機構には26粒のルビーが使用されており、テンプの毎時振幅数は2万8800回です。
ジンは、キャリバーの耐衝撃性をDIN 1413規格で、耐磁性をDIN 8309規格でテストします。時計機構の堅牢さは、海中においてダイバーズウォッチを頼りとするプロダイバーにとって大変重要な基準です。海底のサンゴや岩などに時計がぶつかって時計が壊れてしまったり、磁気の影響によって時計が狂って潜水時間が延長されてしまった場合、それはダイバーの命にかかわります。彼らにとって、酸素の供給が尽きる前に浮上するために、時間を正確に表示するダイバーズウォッチは非常に重要なのです。
ジンが提供するその他のダイバーズウォッチ
ドイツ・フランクフルト出身のジン社は、 ダイバーズウォッチの分野におけるスペシャリストとして有名なメーカーで、数々の潜水用モデルシリーズを展開しています。その一つにUXシリーズがあり、時計のケース素材にはUボートスチールが使用されています。この時計の防水性能は水深1万2000m (1200気圧) までです。搭載されているクォーツ機構は5000m (500気圧) までしか動作を保証されていませんが、それでもその他のダイバーズウォッチと比べれば非常に高い性能です。新品のUX時計は、約24万円にてご入手いただけます。
ダイバーズクロノグラフのU1000は、1000m (100気圧) までの海中でタイムを計ることができます。自動巻き機構SZ02は有名なETA バルジュー7750をベースにジンによって開発されたキャリバーです。その6時位置には60分積算計、12時位置には12時間積算計が設置されています。また、3時位置にはスモールセコンドが配置されており、その下に日付が表示されています。新品のU1000時計は、約63万円で販売されています。
船級・認証機関 DNV GLとジン
2005年以降、ジンはダイバーズウォッチを船級・認証機関 DNV GLによって試験、認証させています。この認証を受けたモデルシリーズには、T1、T2、U2、EZM 3などがあります。船級・認証機関 DNV GLの起源は船舶の分野にあり、1864年に創業した船級協会 (DNV) と1867年に設立されたゲルマニア・ロイド (GL) との合併により実現されました。この認証機関は現在、船級分野、並びにオイル・ガスなど海事の各産業分野における試験・検査機関としても活躍しています。
ジンは2006年、同社のダイバーズウォッチをその他の試験・認証に並び、潜水装置として認証するようDNV GLに依頼しました。欧州潜水装置標準規格EN250とEN14143に準じて検定された時計はそれ以前には存在せず、これは世界初の出来事でした。DNV GLは既存の基準にさらに2つの試験を追加しましたが、ジンの時計はその試験に難なく合格し、潜水用の装備として認証されました。