タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー 01

ジャック・ホイヤーはすでに1963年に、自身の手でカレラを開発しました。それ以来この伝説のクロノグラフはタグ・ホイヤーコレクションで受け継がれており、いくつかの進化を遂げてきました。2015年のバーゼルワールドにて、同社は特別なモデルである、 カレラ キャリバー ホイヤー 01 のリファレンスナンバーCAR2A1Zを発表しました。

このモデル、並びにそれ以降に発表されてきたモデルの特徴は、堂々とした革新的なデザインです。タグ・ホイヤーの時計にしては例外的な、カレラ 01のアバンギャルドなデザインは、時計専門家やファンたちをあっと驚かせました。それ以前のラインナップは、大半がクラシックなデザインのものでした。また、シリーズ内で初めて、自社製キャリバーのホイヤー 01が搭載されました。この時計のさらなる特徴となる要素は、中身の機構を透かして見せるスケルトンの文字盤です。

タグ・ホイヤーはカレラ 01コレクションの中で、様々な異なる様式のクロノグラフを提供しています。例えば、リファレンスナンバー CAR208Zのモデルはグレーの文字盤とステンレス素材のベゼルを備え、リファレンスナンバー CAR205Bはピンクゴールドで作られています。また、メーカーは元F1レーサーの故アイルトン・セナに捧げるリファレンスナンバー CAR2A1Lモデルを提供しています。このスポーティーなクロノグラフモデルは、PVDコーティングされたステンレスを素材としています。

特に突飛なモデルは、カラフルなアレック・モノポリー装飾が見られる、色鮮やかなリファンレンスナンバー CAR201AAのスペシャルエディションです。セラミックがお好みの方には、PVDコーティングされたリファレンスナンバー CAR2090のカレラ キャリバー 01モデルが提供されています。

コレクション内の時計の多様性により、その価格も様々です。2015年のバーゼルワールドで発表された リファレンスナンバー CAR2A1Z のモデルに備えられたケースは、ポリッシュ/ブラッシング仕上げのステンレス素材で、100m (10気圧) の防水性を持ちます。ケース径は45mmと大型で、このため時計は男性的な印象を与えます。カレラ 01のその他すべてのモデルと同様、この時計の文字盤もスケルトンになっており、中で動く自社製キャリバーを眺められます。ロジウムメッキ製のインデックスとクロノグラフ針の赤い配色は時計内の色のアクセントになっており、見まごうことのない存在感を提供しています。

回転しないポリッシュのセラミックベゼルには、速度の計測を可能にするタキメータースケールが刻まれています。時計の風防と裏蓋の両方には、耐傷性の強いサファイアガラスが採用されています。この時計は、ブラックのラバーストラップで手首に着用されます。また、砥粒研磨が施されたPVDコーティングのチタン製折りたたみ式クラスプが、時計を確実に固定します。このモデルの未使用品は、約436万円でご購入ただけます。 リファレンスナンバー CAR2A1Wのステンレスブレスレットモデルの価格は、それより数十万円高くなります。

タグ・ホイヤーの リファレンスナンバー CAR205B は、特別な高級クロノグラフです。時計のラグ部分、並びにタキメータースケールが刻まれた固定式のベゼルには、ブラッシング/砥粒研磨が施されたピンクゴールドが使用されています。ケース中央部分とリューズ、またプッシュボタンには、PVDコーティングされたステンレスが使用されています。

また、同様の金属素材が、夜光塗料付きの時計針とインデックスにも使用されています。クロノグラフプッシュボタンとクロノグラフ針、インダイヤル内の針には赤のアクセントが使用されており、これがこのクロノグラフにバランスの良いデザインを与えています。ブラックのラバーストラップは、PVDコーティングされたブラッシング仕上げのステンレス製折りたたみ式クラスプによって手首に固定されます。このモデル未使用品は、約93万円で販売されています。

ピンクゴールドとブラックベゼルがとお好きな方は、 リファレンスナンバー CAR205A がお気に召すでしょう。このモデルはリファレンスナンバー CAR205Bと同じ構造を持ちますが、ベゼルにポリッシュのセラミックの素材が使用されています。このため、価格はピンクゴールドベゼルのモデルに比べて安く、未使用約72万円にてご購入いただけます。

タグ・ホイヤーは2017年、1994年に亡くなったアイルトン・セナのモナコ・グランプリ優勝30周年を記念して、キャリバー 01搭載のセナ・エディションを発表しました。 リファレンスナンバー CAR2A1L は、タグ・ホイヤーが数年前から「マジック・セナ」へのオマージュのタイムピースに採用している典型的な特徴を備えています。

このモデルのベゼル、並びにスケルトンダイヤルの9時位置には、セナのイニシャルの「S」が赤文字で表記されています。直径45mmのケースは100m (10気圧) までの防水性を備えており、ブラックPVDコーティングのステンレス素材で作られています。セラミック製のタキメーターベゼルは固定式で、回転しません。赤文字のセナの「S」はサファイアクリスタルのケースバックにも表記されています。レジェント・ブレスレットとも呼ばれるS字型のブレスも、同じくPVDコーティングのステンレスを素材としています。価格は未使用品で約50万円です。

39石のルビーを受け石とする自社製自動巻きキャリバー、ホイヤー 01は、ホイヤーのクロノグラフキャリバー 1887をさらに進化させた機構です。このスケルトンの機構はスイスメイドで、クロノグラフ機能をオンにした状態で40時間のパワーリザーブを保ちます。テンプの振幅数は、毎時2万8800回で、これは4Hzに値します。時針・分針・クロノグラフ秒針は、センター針として時計の中央に取り付けられており、スモールセコンドは9時位置に配置されています。また、ミニッツカウンターは12時位置、 アワーカウンターは6時位置にあります。クイックチェンジ機能付きの日付表示は、3時位置に設置されています。ジュネーブストライプで装飾されたブラックコーティングのローターには、「CAL. HEUER 01 SWISS MADE」の文字が彫刻されています。