ロレックス チョコレート: チョコレート色の文字盤
ロレックス チョコレートの特徴といえば、その褐色の文字盤です。スイス高級時計ブランド ロレックスの様々なコレクションにてチョコレート色の文字盤を使用した時計が数々ラインナップされており、その多くは18Kエバーローズゴールドを素材としています。
特徴的なチョコレートダイヤル
チョコレート文字盤 (チョコレートダイヤルとも呼ばれる) は、ロレックス チョコレート時計の決め手となる特徴です。コレクターの間では、外気の影響により褐色に変色したトロピカルダイヤルを持つモデルと、チョコレート色の文字盤が備えられた新しいモデルの両方をチョコレート時計とされています。特に人気を誇るロレックス チョコレートモデルには、コスモグラフ デイトナ、デイデイト、ロレックス デイトジャストがあります。また、スカイドゥエラーとヨットマスターのいくつかのモデルにも、ブラウンの文字盤が使用されています。
ロレックスは褐色の文字盤の多くを、独自の合金素材18Kエバーローズゴールドとの組み合わせで提供しています。また、ステンレスとゴールドのコンビモデルも入手可能です。いくつかのレディースモデルにおいては、文字盤上のインデックスにダイヤモンドが使用されています。時計の話題からは少し反れますが、ロレックスは実際に王冠マークのロゴが付いたチョコレートも販売しています。
ロレックス チョコレートの特徴
- 「チョコレートダイヤル」と呼ばれる褐色の文字盤
- 人気のモデル: コスモグラフ デイトナ、デイトジャスト、デイデイト
- 18Kピンクゴールド、もしくはステンレスとピンクゴールドのコンビケース
- レディース腕時計にはダイヤモンド装飾のモデルあり
ロレックス チョコレートの価格一覧
モデル | 価格 (約) | 特徴 |
スカイドゥエラー Ref.326935 | 540万円 | GMT機能、72時間駆動 、18Kエバーローズゴールド |
デイトナ Ref.116505 | 460万円 | クロノグラフ、72時間駆動、18Kエバーローズゴールド |
デイデイト Ref.228235 | 410万円 | 拡大レンズ付き日表示、曜日表示、18Kエバーローズゴールド、ダイヤモンド装飾のモデルあり |
ヨットマスター Ref.116621 | 155万円 | 拡大レンズ付き日表示、ステンレスとエバーローズゴールド、両方向回転ベゼル |
デイトジャスト 41 Ref.126331 | 150万円 | 拡大レンズ付き日表示、ステンレスとエバーローズゴールド、ダイヤモンド装飾のモデルあり |
デイトジャスト 36 Ref.126231 | 150万円 | 拡大レンズ付き日表示、ステンレスとエバーローズゴールド、ダイヤモンド装飾のモデルあり |
デイトナ チョコレートの価格
デイトナは、1963年以降ロレックスの商品として確固たる地位を築いてきました。このクロノグラフモデルは、発売当初の売れゆきはあまり良好ではなかったもの、その後ロレックスブランドにおける最人気モデルの一つにまで発展しました。中でも特に熱い人気を誇るのは、1960年代のポール・ニューマン デイトナ などのヴィンテージモデルです。この希少なモデルには、時として2500万円以上のに価格が付けられることもあります。
デイトナ チョコレートの価格は、そこまで高くはありません。このモデルのケース素材には、18Kエバーローズゴールドが使用されています。ブレスレットには、3連リンクのエバーローズゴールド製オイスターブレスレットと、エラストマー合金素材ででコーティングされた柔軟性のあるオイスターフレックスブレスレットの2種類が提供されています。オイスターフレックスモデルのベゼルには、ブラックのセラクロム素材が使用されています。ゴールドブレスレットのモデルでは、ベゼルにも同じく18Kエバーローズゴールドが使用されています。文字盤は、アラビアインデックスと夜光インデックスの2種類からお選びいただけます。
その他の新しいデイトナモデルと同じく、チョコレートモデルも自社ムーブメントCal.4130によって駆動されています。この機構はコラムホイール式で、72時間駆動します。また、「Superlative Chronometer」の称号が与えられたこのムーブメントは、日差最大±2秒と非常に高精度です。
ロレックス チョコレート デイトナ Ref.116515LNの、オイスターフレックスブレスレット付き中古モデルは、約315万円でご入手いただけます。同モデルの未使用品は、約370万円で提供されています。ブレスレットが完全にエバーローズゴールドから成るRef.116505の価格は、中古415万円、未使用460万円ほどになります。
デイトナ チョコレートの特徴
- 18Kエバーローズのケース
- オイスターフレックスもしくはエバーローズゴールド素材のブレスレット
- 72時間駆動の自社製ムーブメントCal.4130
- 日差±2秒以内
ロレックス定番: デイトジャスト チョコレート
デイトジャストはロレックスの定番モデルです。ジュネーブに拠点を置くロレックス工房は、このモデルを1945年に発売しました。デイトジャストは史上初の日付け表示搭載の自動巻きクロノメーターで、元アメリカ合衆国総理大臣 アイゼンハワーも愛用した時計です。時計の特徴は、フレーテッドベゼルと日表示拡大レンズです。このモデルは現在では様々なデザインとサイズで製造されています。ダイヤモンド装飾が施された28mmのプラチナ製レディース時計から、36mmサイズのステンレスモデル、または41mmのゴールドケースを備えるモデルまで用意されています。また、デイトジャストにもチョコレートダイヤルを持つモデルが存在します。デイトジャスト チョコレートモデルは複数あるため、お好みの一本がきっと見つかることでしょう。
41mmサイズのステンレス/エバーローズゴールドのコンビモデル、Ref.126331の未使用品は、約150万円でご購入いただけます。同モデルの中古時計はそれとほぼ変わらなく約140万円で入手いただけます。36mmサイズのユニセックスモデルは中古で約100万円、新品で約115万円になります。小型な31mmサイズの18金エバーローズゴールド製デイトジャスト チョコレートをご購入されたい場合、価格は約260万円になります。インデックスとベゼルにダイヤモンド装飾が施された女性用ロレックス チョコレートの価格は約375万円になります。
ロレックス デイデイト チョコレート: 価格
1956年に発売されたロレックス デイデイトは日付とフルスペルの曜日表示機能が付いた腕時計です。当時このような機能を搭載した腕時計はまだ存在しておらず、これが初のデイデイト時計となりました。このモデルは現在に至るまでゴールドもしくはプラチナでのみ製造されています。過去にこの腕時計はとりわけ権力や影響力を持つ人々を魅了していました。例えばキューバの元首相フィデル・カストロがこの時計を愛用していました。また、アメリカの伝説の投資家であるウォーレン・バフェットもこの「プレジデント・ウォッチ」の愛好家の一人です。
プレジデントブレスレット付き、40mmサイズのデイデイト チョコレート Ref.228235の未使用品は、約410万円でご購入いただけます。中古品の価格はそれより若干安くなります。プレジデントブレスレットは3連の半円形リンクのメタルブレスで、1956年にデイデイトと共に初めて市場に登場しました。ダイヤモンド装飾が施された文字盤のモデルには、500万円ほどの価格が付けられます。さらにベゼルにもダイヤモンド装飾が施されたたデイデイト40 チョコレートモデルは、約600万円になります。
女性・男性兼用の36mmサイズのモデルにも10粒のダイヤモンドが使用されており、未使用品は約390万円で販売されています。このモデルのリファレンスナンバーはRef.128235です。また、Ref.128345RBRのベゼルとブレスレットは多数のダイヤモンドで装飾されており、これは正にレディース向けのジュエリー時計です。このモデルの価格は約650万円になります。
ヨットマスター チョコレート: 最大100m防水
ロレックス ヨットマスターは、ウォータースポーツファンや船乗りのための時計です。同コレクションのクラシックなモデルのケースサイズは、37mmまたは40mmです。ヨットマスターIIはこれに比べて新しいモデルで、レガッタクロノグラフです。このモデルのケース径は44mmで、ロレックスの時計の中でも大型なサイズに属します。
ヨットマスター チョコレートには、現在ステンレスとピンクゴールドの組み合わせから成るコンビモデルのみで提供されています。ロレックスはこのような素材の組み合わせをロレゾールと名付けています。その他の文字盤色のモデルには、ケース素材に18Kエバーローズゴールド、もしくはステンレスとプラチナのコンビから成る高級なロレジウムが使用されたものもあります。ケース径40mmの現行のモデルの駆動には、Cal.3135とCal.3235が使用されています。37mmサイズのモデルには、小型なCal.2236が搭載されています。言うまでもなく、これら3つのムーブメントはすべてクロノメーター認定を受けています。
ヨットマスターのデザインは、世界的に有名なダイバーズウォッチであるサブマリーナを連想させます。両モデルの3時位置に日表示が設置されており、その上にはロレックス定番のサイクロップレンズが取り付けられています。ヨットマスターの防水性はサブマリーナに比べて低く、100m (10気圧) 防水です。これに対してサブマリーナの防水性は、300m (30気圧) までになります。ヨットマスターのさらなる特徴は両方向に回転するベゼルにあり、このベゼルによってタイムを測定することができます。ロレックス サブマリーナのようなダイバーズウォッチにおいては、逆回転防止ベゼルが使用されています。ロレックス チョコレート ヨットマスターの回転ベゼルは18Kエバーローズゴールド素材です。数字インデックスと目盛りは浮き出ており、ポリッシュ仕上げが施されています。それに対し、ベゼルの表面はマットな仕上げになっています。
ロレックス ヨットマスター40 チョコレート Ref.126621は、未使用約165万円でご購入いただけます。中古品の価格は約155万円になります。Cal.3135によって駆動される旧モデルRef.116621の価格は、それに比べて10~15万円ほど安くなります。37mmケースのRef.268621は、未使用約145万円で提供されています。この時計の中古価格は、約135万円です。
ヨットマスター チョコレートの特徴
- ケース素材: ステンレスとピンクゴールドのロレゾール
- ケース径: 37mmもしくは40mm
- 2019年以降自社ムーブメント Cal.3235搭載、70時間駆動
ロレックス スカイドゥエラー チョコレートの詳細
スカイドゥエラーはロレックスが開発した時計の中で、最も複雑なコンプリケーションを持つモデルです。ロレックスは、GMT 機能を搭載したこの腕時計を2012年に発表しました。2つのタイムゾーンを表示する最も有名な{model-3,GMTマスター}と同じく、スカイドゥエラーにおいても2つのタイムゾーンの時刻を同時に表示することが可能です。ローカルタイムは時針、分針、秒針の3針で表示します。タイムゾーンを変更する場合にはリューズを回して、センター時針を時刻に合わせて設定します。第2タイムゾーン、すなわちホームタイムは、文字盤上の24時間リングによって表示されます。このリング上の小さな赤い三角形が、自宅の時刻を表します。ベゼル上の目盛りが24時間スケールになっているため、一目で昼夜の区別がつきます。
ロレックス チョコレート スカイドゥエラーには、直径42mm の大型なピンクゴールドケースが使用されています。ブレスレットは、茶色のアリゲーターレザーもしくはエバーローズゴールド製オイスターブレスレットの2種類からお選びいただけます。オイスターブレスレットのミドルリンクはポリッシュ仕上げされており、これがサブマリーナやシードゥエラーに使用されたオイスターブレスレットに比べて、よりエレガントな印象を与えています。、両ダイバーズウォッチでは、すべてのリンクがサテン仕上げになっています。また、革ベルトも大変高品質で、クラシックなファッションによく似合い、オイスタークラスプ ロックシステムによって時計が腕にしっかりと固定されます。
アリゲーターレザーストラップで腕に着用されるスカイドゥエラー チョコレートRef.326135は、約365万円で販売されています。中古時計の価格は、それより約40万円弱安くなります。完全にエバーローズゴールドに素材で作られたオイスターブレスレット付きのモデルを好まれる場合、未使用品には540万円ほどのご予算をお立てください。また、中古時計はこれより若干安く提供さえているもの、さほど金額の差はありません。