ゼニス
>で6,334件の商品が見つかりましたゼニス 1865年以来続く精度と最高性能
ゼニスの高級時計は、その精度、品質と信頼性で知られています。エル・プリメロは、世界初の自動巻クロノグラフムーブメントです。2017年に発表されたこの定番ムーブメントのさらなる進化により、1/100秒単位での計測も可能となっています。
時代の一歩先を行く
スイスの高級時計メーカー、ゼニスはクロノグラフムーブメントのエル・プリメロと分かちがたく結びついています。このハイビートムーブメントは、1969年に3019 PHCの名前で市場に登場し、世界初のクロノグラフ機能を搭載した自動巻ムーブメントとみなされています。このムーブメントは、毎時3万6000振動という非常に高いテンプの振幅数のおかげで、1/10秒単位での計測が可能です。このムーブメントのさまざまな現代版は、{model-189,クロノマスター}や{model-3022,クロノマスター スポーツ}といったコレクションの時計で見つけることができます。
2017年、同ブランドはデファイシリーズに最先端のキャリバー、ゼニス エル・プリメロ 21を備えたリニューアル版を発表しました。この世界的に有名なムーブメントはさらなる進化を遂げ、時刻表示用とクロノグラフ機能用に2つの脱進機を搭載しています。クロノグラフ機能用の脱進機は毎時36万振動となっており、1/100秒の精度での計測が可能です。時刻表示用の脱進機は、従来通りの毎時3万6000振動です。
ゼニスは、その後エル・プリメロ 21にいくつかの興味深いバージョンを追加しています。例えば、ゼロGシリーズではテンプと脱進機がジャイロスコープ式に搭載されており、調整機構、つまりテンプと脱進機は、常に地面と平行になるように保たれます。他にも注目したいのは、ダブルトゥールビヨンやフュゼトゥールビヨンを搭載したムーブメントです。これらのムーブメントでは、チェーンフュジー機構により、ひげゼンマイの動力をムーブメントに伝達します。
エル・プリメロのキャリバーを搭載したさまざまなクロノグラフの他にも、ゼニスは高精度な3針時計のシリーズを展開しています。ここで特に注目したいのは、パイロットシリーズのパイロットウォッチ、および{model-194,エリート}のコレクションです。エリート コレクションはクラシックでエレガントなドレスウォッチで、ゼニスがムーンフェイズ、またはスモールセコンドを搭載しているものもあります。
ゼニスの時計を買う理由
- ゼニス エル・プリメロ 世界初の自動巻クロノグラフ
- 2つの脱進機と1/100秒単位の精度を備えたエル・プリメロ 21
- ゴールド製でダブルトゥールビヨンを備えたトップクラスのクロノグラフ
- "グラビティコントロール" を搭載したデファイ ゼロG
- アンティークな外観を持つパイロットコレクションの現行パイロットウォッチ
ゼニス時計の価格一覧
モデル / Ref. | 価格 (約) | 素材 / Cal. |
デファイ ダブルトゥールビヨン / 40.9000.9020/78.R582 | 1328万円 | プラチナ / エル・プリメロ 9020 |
デファイ ゼロG / 18.9000.8812/79.M9000 | 1170万円 | レッドゴールド / エル・プリメロ 8812 S |
デファイ フュゼトゥールビヨン/ 40.9000.4805/75.R582 | 967万円 | プラチナ / エル・プリメロ 4805 |
クロノマスター オープン トゥールビヨン / 18.2050.4035/01.c713 | 412万円 | レッドゴールド / エル・プリメロ 4035 |
デファイ クラシック レインボー / 32.9002.670/71.R583 | 327万円 | チタン / エリート 670 |
デファイ エクストリーム / 97.9100.9004/02.I001 | 189万円 | チタン / エル・プリメロ 9004 |
クロノマスター スポーツ / 03.3100.3600/69.M3100 | 132万円 | ステンレス / エル・プリメロ 3600 |
エリート クラシック / 18.3100.670/01.C920 | 128万円 | レッドゴールド / エリート 670 |
デファイ ミッドナイト / 16.9200.670/01.MI001 | 105万円 | ステンレス / エリート 670 |
クロノマスター オリジナル / 03.3200.3600/69.C902 | 104万円 | ステンレス / エル・プリメロ 3600 |
パイロット タイプ 20 クロノグラフ シルバー / 05.2430.4069/17.I011 | 90万円 | シルバー 925 / エル・プリメロ 4069 |
クロノマスター リバイバル A384 / 03.A384.400/21.C815 | 80万円 | ステンレス / エル・プリメロ 400 |
ゼニス時計の価格は?
ゼニスの状態の良いアンティークウォッチは、Chrono24では数万円程度で見つけることができます。これらの時計は、一般的に機械式またはクォーツ式のキャリバーを搭載したシンプルな3針時計です。
エル・プリメロのムーブメントを搭載したクロノグラフの価格は、およそ31万円からとなっています。大抵の場合、これらの時計は1990年代に作られたプライムシリーズのもので、手巻きのエル・プリメロが搭載されています。自動巻きのエル・プリメロを搭載したタイムピースは、アンティーク時計またはクロノマスター、クロノマスター スポーツシリーズといった現行モデルを選択するかによりますが、Chrono24では約61万円〜185万円で購入できます。
最先端のエル・プリメロ 21キャリバーを備えた時計は、基本的なバージョンでおよそ150万円からとなっています。一方で、フュゼトゥールビヨン、ダブルトゥールビヨン、またはゼロGシリーズの時計を希望する場合には、約761万円〜1102万円をご想定ください。
かなりお手頃な価格の時計には、デファイ クラシック、パイロット タイプ 20、またはエリート クラシックといった3針モデルがあります。これらのモデルには、約61万円〜79万円をご用意ください。
エル・プリメロ搭載のゼニス クロノマスター
現行のクロノマスター コレクションは、オリジナル、リバイバル、オープン、およびスポーツのシリーズで構成されています。このうち最初の3つのシリーズはレトロなデザインの時計がお好きな方に向けたものであるのに対し、スポーツシリーズの時計はモダンなデザインとなっています。
クロノマスター オリジナル 特に本物に近いモデル
クロノマスター オリジナルは、1969年の有名なモデルA386が原型となっています。38mmのケース径、リューズガードなしのキノコ型のプッシャー、そして文字盤のデザインをゼニスはほぼそのまま歴史的なオリジナルから受け継いでいます。Ref.03.3200.3600/69.C902は、3色のインダイヤルと赤く塗られたクロノグラフ秒針を備えており、その外観は1960年代のオリジナルに極めて近くなっています。技術的には、モダンなエル・プリメロ3600により、旧モデルよりかなり優れています。このムーブメントは定番のエル・プリメロ 400をベースとしており、秒針停止機能、そして10時間長くなった60時間のパワーリザーブを備えています。この時計の価格はおよそ103万円となっています。
ゼニスは、クロノマスター オリジナルを他にもさまざまな文字盤およびレッドゴールドのケースを備えたモデルで提供しています。レッドゴールドのケースを備えたモデルの価格はおよそ223万円です。
オリジナルのエル・プリメロに忠実なステンレス製モデルには、引き続きキャリバー EP 400が時を刻むクロノマスター リバイバル A386 マニュファクチュール エディション 03.Z386.400/60.C843があります。このムーブメントを備えた時計は、文字盤の周りにあるタキメータースケールによって簡単に見分けられます。さらに、この時計は3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、そして9時位置にスモールセコンドを備えています。それに対して、キャリバーEP 3600を搭載したクロノグラフの3時と6時位置にあるインダイヤルは、スモールセコンドおよび60分積算計として機能します。クロノマスター リバイバル A386 マニュファクチュール エディションには、およそ130万円をご想定ください。
少し大きめのケースを備えた時計がお好みであれば、2020年までコレクションに加わっていたクロノマスター エル・プリメロ 42がおすすめです。このケース径42mmのステンレス製時計も、機構としてキャリバー400を使用しており、外観もA386にとても似ています。このモデルで印象的なのは、日付表示が4時半位置から6時位置に移動していることです。Chrono24では、この時計の未着用品を約76万円で見つけることができます。
テンプの動きを垣間見れるクロノマスター エル・プリメロ オープン
クロノマスター エル・プリメロ オープンは、エル・プリメロ 42のバリエーションの1つです。ケースと文字盤のデザインは基本的に同じですが、一つ違いがあります。ゼニスは、オープンモデルの文字盤の9時位置と10時位置の間にテンプと脱進機を垣間見れる隙間を設けています。これにより、スモールセコンドはなくなっています。
駆動に使用される機構はキャリバー 4061で、キャリバー400がさらに進化したものとなっています。このムーブメントは、特に最先端の脱進機を搭載している点で定番のエル・プリメロ 400とは異なっています。ゼニスは、ガンキ車とアンクルにもシリコンを使用しています。これにより、脱進機に潤滑油を使用する必要がなくなります。
クロノマスター エル・プリメロ オープンの時計は、ステンレス製、18Kレッドゴールド製、またはステンレスのケースとレッドゴールドのベゼルを備えたコンビモデルから選択できます。
レザーストラップまたはラバーストラップを備えたレッドゴールドのモデルは、Chrono24でおよそ184万円で購入できます。ラバーストラップまたはファブリックストラップから選択可能なコンビ時計は、これよりかなりお手頃価格の約110万円となっています。ステンレス製のクロノマスター エル・プリメロ オープンは、レザーストラップ、ラバーストラップ、またはステンレスブレスレットを選択するかにもよりますが、約89万円~92万円の価格で購入できます。
エル・プリメロ トゥールビヨン
数年ほど前までは、クロノマスター エル・プリメロ トゥールビヨンもクロノマスターコレクションの一部となっていました。これらの時計はオープンモデルのデザインをベースにしており、ケース径は少し大きめの約44mmとなっています。10時30分位置には文字盤の切り込みがあり、フライングトゥールビヨンの動きを垣間見ることができます。ゼニスは、切り込みの縁をポインターデイトとしても使用しています。
Chrono24では、クロノマスター エル・プリメロ トゥールビヨンの様々な未着用品を見つけることができ、これらの時計はステンレス、レッドゴールドまたはホワイトゴールドのモデルから選択できます。価格はモデルにもよりますが、約238万円~629万円となっています。
クロノマスター リバイバル 古い定番の復刻モデル
1969年のゼニス A384は、伝説的なエル・プリメロキャリバーを搭載した初の時計でした。この人気ステンレス製クロノグラフのアンティークモデルは、コレクターの間で特に好評を得ており、およそ189万円の価格で取引されています。
2019年に発売されたクロノマスター リバイバル A384は、これよりもかなり安価になっています。この時計は、オリジナルと同様に、ケース径37mmの同じく少し角ばった外観のトノー型ケースを備えています。ホワイトの背景にブラックのインダイヤルを備えたパンダダイヤルも、オリジナルの設計図を使用することで詳細に至るまで再現されています。また、中間のリンクの間に少しスペースが空いた、3列のいわゆる “ラダー” ブレスレットも再び登場しています。リバイバル A384の価格は、レザーストラップのモデルで約78万円です。“ラダー” ブレスレットのモデルは約87万円前後となっています。
リバイバルシリーズは、2019年から大きく拡大されました。例えば、2021年にはグラデーションがかかったベージュの文字盤で見分けられるリバイバル A385と、リバイバル 3817が登場しました。リバイバル 3817は、A384のケースをA386の3色の文字盤と組み合わせたものです。その他のモデルには、リバイバル シャドウ、リバイバル サファリ、そして250本限定のリバイバル A384 ルパン三世 - ファイナルエディションがあります。この3本の時計は、すべてチタン製のケースであることが共通しています。また、シャドウのモデルにはブラックのコーティングが施されています。リバイバル シャドウ、リバイバル サファリにはおよそ81万円をご想定ください。本稿執筆時、Chrono24のマーケットプレイスでルパン三世 - ファイナルエディションは販売されていませんでした。このコレクターズアイテムの定価は116万6000円です。
ゼニス デファイ モダンなルックスの定番
デファイ コレクションは、ゼニスにおける2つ目の重要なコレクションであり、そのルーツは20世紀初頭にさかのぼります。当時、ゼニスは特に頑丈なダイバーズウォッチを製造しており、これらの時計は "Défi"(フランス語で「挑戦」を意味する)と呼ばれていました。1960年代にゼニスはこのシリーズをA3642の腕時計で復刻しましたが、今回は英語で「Defy」と表記しています。
現行のコレクションには、最先端の自社製キャリバーおよび革新的な技術を搭載した、たくさんの未来的なデザインの時計が揃っています。
ゼニス エル・プリメロ 21 21世紀のクロノグラフ
ゼニスは、2017年のバーゼルワールドでデファイ エル・プリメロ 21を発表しました。この腕時計は、さらに進化したエル・プリメロ21のクロノグラフムーブメントを搭載しており、ゼニスを21世紀に適したブランドにしています。このムーブメントは公式にはEP9004と呼ばれており、2つの独立した脱進機を備えています。1つ目は従来通りの毎時3万6000振動で、時刻表示に使われています。2つ目は毎時36万振動(50Hz相当)となっており、1/100秒の精度での計測を可能にします。
現在、ゼニスはケース径44mmのデファイ エル・プリメロ 21をレッドゴールド、セラミック、カーボン、またはチタン製で提供しています。ケース素材に関係なく、かなり前からこの時計にクローズドダイヤルは採用されていません。時計の縁にあるリホートだけが存在し、1/100秒の目盛りとアプライドアワーマーカーを備えています。また、インダイヤルも細いリングのみで構成されています。精巧なスケルトン仕様により、ムーブメントの動きも本格的に眺めることができます。お望みのモデルにもよりますが、予算には約123万円~443万円をお見積りください。
デファイ エクストリームは、デファイ エル・プリメロ21の大きめの姉妹モデルのような時計です。この時計でもキャリバーEP9004が時を刻んでおり、文字盤も広い範囲でスケルトン仕様となっています。違いはケースにあり、45mmと少々大型化されていて、かなり堅牢な作りとなっています。これは、特にぜいたくなリューズガードに囲まれたリューズとプッシャーを見ればよくわかります。デファイ エクストリームは、サテン仕上げまたはサンドブラスト仕上げのチタン製のモデル、そしてベゼルとプッシャーにレッドゴールドのアクセントがかかったコンビモデルから選択できます。価格は約175万円~232万円となっています。
グラビティコントロールとダブルトゥールビヨンを備えたゼニス デファイ
ゼニスはエル・プリメロを1969年の発売以来進化させ続けてきました。このような進化の例には、キャリバーEP9020があります。このキャリバーはエル・プリメロ 21をベースにしており、従来の振幅と脱進システムに代わってトゥールビヨンを搭載しています。時刻表示用のトゥールビヨンは60秒で一回転し、クロノグラフ用のトゥールビヨンは6秒で一回転します。キャリバーEP9020は、プラチナ、サファイアクリスタル、またはカーボン製のモデルから選択できるデファイ ダブルトゥールビヨンで見つけることができます。モデルの種類にもよりますが、デファイ ダブルトゥールビヨンは約1095万円~2367万円で購入できます。
他にもエル・プリメロの興味深いバージョンとしては、キャリバーEP4804があります。このムーブメントにも6時位置にトゥールビヨンが搭載されています。このキャリバーの特徴はトゥールビヨンではなく、ひげゼンマイからムーブメントへ動力を伝達する方法にあります。ゼニスは、従来の歯車の代わりにチェーンとフュジーによるシステムを採用しています。これは、ひげゼンマイが一定の動力をムーブメントに供給させるためのものです。ゼニスは、デファイ フュゼトゥールビヨンシリーズにこのスケルトン仕様のキャリバーを搭載しています。カーボン製のモデルはおよそ771万円で購入できます。チタン製の個体は約974万円となっています。
エル・プリメロキャリバーEP8812も、一度見る価値があります。このキャリバーは、いわゆるグラビティコントロールを搭載した現行のムーブメントです。これは、ジャイロスコープ式に搭載されたシステムで、自動的に地面に対して水平になるように調整されます。これにより、テンプと脱進機に対して地球の重力が常に同じ強さで作用するため、結果として常に高精度を保つことができます。デファイ ゼロGシリーズの時計は、ムーブメントがスケルトン仕様のため、この魅力的な部品をとてもよく眺めることができます。チタン製のデファイ ゼロGには、およそ920万円、レッドゴールドの個体には約1163万円をご用意ください。
ゼニス デファイ クラシック/ミッドナイト ウィメンズおよびメンズのドレスウォッチ
ゼニスはデファイ クラシックの名前で、41mm径3針時計の豊富なコレクションを提供しています。そのデザインは、細いベゼルを備えた丸い文字盤、やや角ばったケース、一体型のブレスレットなど、デファイ 21がベースとなっています。素材には、サテン仕上げとサンドブラスト仕上げのチタン、カーボンファイバー、セラミック製があります。セラミック製の個体は、ブラック、ホワイト、ブルー、ブラック&ホワイトのモデルから選択できます。
デファイ クラシックの大部分のモデルがスケルトン仕様の文字盤を搭載しています。クローズドダイヤルの時計がお好みであれば、このコレクションで見つけることもできます。このコレクションのどの時計にも、エリートシリーズのキャリバーが機構として採用されています。このムーブメントは、毎時2万8800振動で、50時間のパワーリザーブを備えています。デファイ クラシックの価格は、モデルによっても異なりますが、約60万円から324万円となっています。
デファイシリーズは、デファイ ミッドナイトのように、特に女性向けの時計も提供しています。これらの時計はデファイ クラシックと大体同じデザインですが、ケース径は36mmで、ステンレス製となっています。文字盤はクローズドダイヤルで、ブルー、グレー、マザーオブパールから選択できます。また、ダイヤモンドはアワーインデックスとして機能しており、一部のモデルのベゼルにも使われています。デファイ クラシックと同様に、ミッドナイトの時計でもエリートキャリバーが内部で時を刻んでいます。このタイムピースには、約87万円~105万円をご用意ください。
ゼニス デファイ リバイバル
2022年初頭、ゼニスはデファイ コレクションにリバイバルモデルを追加しました。そのコンセプトはクロノマスターコレクションと同様で、ブランドの長い歴史において人気のあったモデルに新たな命が吹き込まれ、なるべくオリジナルに忠実な形で復刻させています。今回選ばれたのは、1969年のデファイ A3642です。この時計は八角形のケース、多角形のベゼル、そして中間のリンクに隙間が空いた、いわゆる “ラダー” ブレスレットを備えています。
これらすべての特徴は、デファイ リバイバル A3642(Ref.03.A3642.670/75.M3642)でも見つけることができます。ブロック状のインデックス、針の形状、文字盤のグレーのグラデーション配色もオリジナルと変わりません。一方で新しくなったのはモダンなエリート 670キャリバーで、毎時2万8800振動、50時間のパワーリザーブを備えています。
デファイ リバイバル A3642は250本限定で、その定価は約92万円となっています。
デファイ スカイライン 3針のエル・プリメロ
2022年初頭に、ゼニスは全く新しいデファイシリーズ、「デファイ スカイライン」で時計界を驚かせました。デザインは、その八角形のケース、ファセットカットのベゼル、そして一体型ブレスにより、1970年代の定番スポーツウォッチを思わせます。ブラック、ブルー、またはシルバーの文字盤はサンバースト仕上げで、小さな四角形の星の模様をあしらっています。また、夜光塗料を使用したアプライドバーインデックスで時刻を読み取ることができます。
しかし、この時計について興味深い事実は、時計の中に隠されています。この時計の中では、EP3600をベースにした3針キャリバーである新しいエル・プリメロ 3620が時を刻んでいます。時表示、分表示は中央、スモールセコンドは9時位置にあります。毎時3万6000振動という高いテンプ振動数により、秒針は一回転にたった10秒しか必要ありません。
ゼニスによると、デファイ スカイラインの定価は96万8000円です。
ゼニスのパイロットウォッチ
エル・プリメロのキャリバーを搭載した腕時計はゼニスの最も人気のモデルですが、このスイスの時計ブランドには、他にも人気のシリーズがあります。そのうちの1つが、パイロットウォッチコレクションの「パイロット」です。ゼニスは、航空の領域で長い伝統があり、飛行が始まった当初からすでにパイロットや航空機にゼニスの計時機器を搭載していました。同マニュファクチュールは、1904年に「パイロットウォッチ」という言葉を商標登録しており、現在でも文字盤に「パイロット」の文字を使用する権利を有する唯一の時計メーカーとなっています。
タイプ 20シリーズは、そのレトロデザインによって1940年代の歴史的なモデルを思わせます。印象的な特徴としては、その大きなケース、カテドラル針、アール・デコ調の数字、そして手袋をしていても操作しやすい大きなタマネギ形のリューズがあります。
2020年頃から、このコレクションはステンレス、ブロンズ、そしてシルバー925製の時計も提供しています。この3針のブロンズ時計(Ref.29.2430.679/21.C753)の新品は、およそ73万円で購入できます。クロノグラフ機能付きの時計は、ケース径45mmのパイロットウォッチが未使用品で約78万円となっています。ステンレス製の時計がお好みであれば、3針時計のモデルが約67万円、ストップウォッチ機能付きのモデルが約81万円で購入できます。パイロット タイプ 20 クロノグラフ シルバーはこのタイプの時計で最も高価で、およそ87万円となっています。
ゼニス エリート タイムレスでエレガントなドレスウォッチ
ゼニス エリートのシリーズは、機械式時計の人気がまた戻りつつあった1994年に発売されました。このエレガントな腕時計では、現在にいたるまで特に高いパワーリザーブを誇る、薄型の自動巻ムーブメントが時を刻んでいます。1994年当初、エリートのキャリバーの厚みはすでに3.3mmほどで、パワーリザーブは55時間でした。
エリート コレクションの時計は、そのクラシックでシンプルなデザインが特徴です。メンズモデルは40.5mm、レディース時計は36mmとなっています。どちらの時計も、日付表示付き、またはムーンフェイズのバージョンから選択できます。
機能とサイズにもよりますが、ステンレス製の時計の価格帯は約60万円~77万円となっています。18Kレッドゴールドの個体をご希望の場合は、最低でも128万円を見積る必要があります。ムーンフェイズを搭載し、ベゼルにダイヤモンド装飾が施されたモデルの価格は、およそ158万円まで上昇します。
1865年から続く時計作りの伝統
ゼニスは、150年以上の経験と歴史を誇る時計メーカーです。時計師のジョルジュ・ファーブル=ジャコは、早くも1865年にル・ロックルに会社を設立しています。伝説によると、企業の創立者が卓越した品質のムーブメントを製造した後に、天空の最も高い位置にある場所の名を社名にしたと言われています。5つの角を持つ星のブランドロゴも、これに合わせられたものです。
創立当初、ファーブル=ジャコは懐中時計の製造に専念していました。さらに、彼は下請け業者から独立するために、時計製造において重要な職種をすべて自社内に集めました。当初から、同マニュファクチュールは極めて精度の高いタイムピースを製造していました。これらの時計は後にニューシャテル天文台のクロノメーターコンクールに参加し、1903年より複数回入賞しています。ファーブル=ジャコは、1911年に退社し、甥のジェームズ・ファーブルが引き継ぎました。2000年より、ゼニスは高級ファッション業界大手企業体であるLVMHの一部となっています。
ゼニスは、無数の懐中時計に加えて、ダッシュボードクロックも製造してきました。20世紀の初めに、ブランドは既に初となるアラーム機能付きの腕時計の一つを発表していました。この期間に、ゼニスは高い視認性を持つパイロットウォッチも製造し、これらの時計は第一次世界大戦で使用されました。クロノグラフは、およそ一世紀前からメーカーのレパートリーの一部となっており、中でもエル・プリメロのキャリバーは現在までゼニスの最も有名な製品です。エル・プリメロは、世界初の自動巻クロノグラフムーブメントであり、1969年以来確実に、高精度で時を刻み続けています。