ユンハンス マックス・ビル – シンプルなバウハウス時計
ユンハンス マックス・ビルは、バウハウススタイルの腕時計の中で最も有名なモデルのひとつです。このシリーズ内でトップのモデルには自動巻きクロノグラフ機構が搭載されており、時間の計測が可能です。また、永久カレンダーを備えた電波時計のマックス・ビル メガは時代を先取りするモデルです。
ユンハンス マックス・ビルを買う5つの理由
- 知名度のあるシンプルなバウハウス デザイン
- バウハウスの芸術家マックス・ビルによるデザイン
- ドイツ製の品質
- 電波時計で永久カレンダーも搭載のユンハンス マックス・ビル メガ
- 機械式時計を13万円以下で購入可能
キッチン時計から腕時計へ
完璧な視認性を持ち、シンプルでタイムレスなユンハンスの腕時計マックス・ビルのデザインは、「形態は機能に従う」という言葉に忠実です。マックス・ビルはバウハウススタイルの時計の中でも最も有名なもののひとつで、豊富なモデルが提供されています。その種類は大変シンプルな手巻き式の3針時計から、日付表示を備える自動巻き時計、クロノグラフまで多岐に渡ります。クロノグラフモデルのマックス・ビル クロノスコープは、その性能が数々の時計内で実証されてきたETA バルジュー7750によって駆動されています。
ユンハンス マックス・ビルの最も重要な特徴は、ラウンド型のケース、膨らんだ硬質プレキシガラス、細長い時計針、見やすい文字盤です。時間と分の目盛りは繊細に刻まれており、長い時目盛りは分目盛りと区別されています。バーインデックスのみのアワーマーカーを持つモデルと、バーインデックスとアラビア数字の混合モデルが提供されています。また、3時、6時、9時位置にそれぞれ1つ、12時位置に2つ見られる夜光塗料使用のポイントもこの時計の特徴です。
シリーズ内でも注目のモデルはクォーツ電波時計の マックス・ビル メガ です。この電波時計の誤差は、放送局から送信される標準時間から最大0.02秒以内であり、他のどの機械式時計よりも高精度です。また、電波受信がない場合でも、年差は約8秒に留まります。さらにこのモデルは、電波受信がなくても2400年まで正確に機能し続ける永久カレンダーを搭載しています。
マックス・ビル時計の第1号は、1961年に市場に送り出されました。このモデルのデザイン考案のモチーフとなったのが、ユンハンスが1950年代に製造していたマックス・ビル キッチン時計であったことは、見まごうことがありません。そして、このデザインは今日まで継承されています。1960年当時はモダンであったこのデザインは、現在ではタイムレスとされています。マックス・ビルほどバウハウスのスタイルを体現している時計は、他に類を見ません。
ユンハンス マック・ビルの価格は?
モデル | 価格 (約) | 直径 | 機械式ムーブメント |
マックス・ビル クロノスコープ | 16万5000円 | 40mm | ✓ |
マックス・ビル オートマティック | 9万円 | 38mm | ✓ |
マックス・ビル メガ | 8万5000円 | 38mm | – |
マックス・ビル ハンドワインド | 6万円 | 34mm | ✓ |
マックス・ビル レディ | 5万5000円 | 32.7mm | – |
マックス・ビル クオーツ | 5万円 | 38mm | – |
オートマティック時計の価格
ユンハンス マックス・ビル の機械式モデルは、このコレクション内でも一番の人気を誇ります。これらのモデルは元祖マックス・ビル時計に最も近く、時計作りにおける職人技術的な雰囲気を醸し出しています。また、日付表示のない薄型の手巻き式モデルや日付表示付きの自動巻きモデル、さらにはクロノグラフも提供されています。文字盤の色にはシルバー、ブラック、グレー、アントラサイトがあります。マックス・ビル時計のアワーマーカーには、モデルによってアラビア数字とバーインデックスのコンビネーション、もしくはバーインデックスのみが使用されています。
手巻き式のユンハンス マックス・ビル は、未着用品で約6万3000円にて販売されています。中古品の価格は、約6万円になります。ケースサイズ34mmの時計内には、ETA キャリバー2801-2をベースにして作られたJ805.1が搭載されています。この機構を使用することにより、時計全体の厚みはたったの9mmに納まっています。レザーストラップの代わりにミラネーゼブレスが使用されているモデルの価格は約7万円、ゴールドコーティングが施されたケースにレザーストラップが取り付けられたモデルの価格は約7万3000円です。
ケースサイズ34mmの手巻き式時計では小型すぎるという方には、 ユンハンス マックス・ビル オートマティック がおすすめです。このモデルは38mmサイズで、その他の時計に比べてモダンな印象を与えます。オートマティック シリーズは、日付表示あり・なしのモデルからお選びいただけます。日付表示なしの新品同様のモデルは、約9万円でご購入いただけます。日付表示ありのモデルは、これより数万円高くなります。ゴールドコーティングが施されたモデルも約10万円で提供されており、比較的安価な時計と言えます。
ユンハンス マックス・ビル クロノスコープ はこのコレクションで提供されるクロノグラフであり、その価格は約16万5000円とシリーズ内で最も高額です。中古時計は約12万5000円で販売されています。ケース直径40mmの未着用ゴールドコーティングモデルには、約17万5000円の価格が付けられます。
クォーツ時計の価格
高精度な時計が欲しいという方には、 ユンハンス マックス・ビル クオーツ がおすすめです。クォーツ式時計は、機械式時計に比べて格段に正確に時を刻みます。ケースサイズとデザインにおいては、機械式もクォーツ式も一目では区別が付かないほどよく似ています。ケースサイズ38mmのバウハウス時計の3時位置には日付表示が備えられており、その厚みはたったの7.9mmです。このモデルの価格は、未着用品で約5万円になります。ゴールドコーティングが施されたモデルの価格はそれより少々高く、未着用品は約6万円、中古品は約5万円で販売されています。
ユンハンスのクォーツ時計の中で頂点を成すモデルは、永久カレンダー搭載の電波時計 マックス・ビル メガ です。多周波受信装置であるこの時計は、世界中のどこにいても非常に正確に時を刻みます。その誤差を算出する場合、100万年につき0.006秒となります。電波受信がない場合でも、年差はたった約8秒です。その特徴はユンハンスが独自に開発したインテリジェント・タイム・コレクションです。この技術によって秒針の位置が1日1440回、最新の受信時刻情報と比較され、必要に応じてその位置が自動調整されます。
その他の多くのクォーツ時計と違い、センター秒針は1秒に1歩でなく、2歩進むようにできています。つまり、0.5秒ずつ秒が刻まれているのです。ユンハンスはこれを SHM技術 (スマートハンドモーション) と呼んでいます。ユンハンス マックス・ビル メガの未着用時計の価格は、約8万5000円です。中古時計はまだ市場にほとんど出回っていません。
ユンハンス マックス・ビル レディ時計の価格
ユンハンス マックス・ビルは女性にも人気の時計です。このためメーカーは、このシンプルな腕時計をレディース用の小型なサイズでも提供しています。そのケース直径は32.7mm、厚みは6.9mmです。レザーストラップの色の種類は、ベージュやブルー、レッドなどからお選びいただけます。もちろん定番の色であるブラックのストラップや、ミラネーゼブレスレットも提供されています。中でも特にフェミニンな雰囲気を持つのは、ゴールドコーティングが施されたモデルです。これらの時計には高精度なクォーツ機構が搭載されています。ユンハンス マックス・ビル レディの新品同様モデルは、約5万5000円でご購入いただけます。ゴールドコーティングのモデルは、それより約4000円ほど高くなります。
ユンハンス マックス・ビルの起源
マックス・ビルの歴史は1950年代まで遡ります。ドイツ南西のシュランベルクに拠点を置く時計メーカーのユンハンスは、この時期、建築や彫刻などを手掛けたスイス人のデザイナー、マックス・ビルに タイマーの付いたキッチン時計の設計を依頼しました。ビルは彼の弟子たちと共にその考案に取り組み、ユンハンスのキッチン時計を作り上げました。この時計には最初、Exactaの8デイズ・キャリバーが搭載されていましたが、その後電池式のクォーツ時計も作られるようになりました。マックス・ビルはドイツ・デッサウにてバウハウス芸術を学び、その後ウルム造形大学の創立者の一人となりました。ユンハンスのマックス・ビル コレクションでは、現在でもクォーツ式や電波式の置き時計や掛け時計が提供されています。その価格は約3万円~6万5000円です。