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パネライ ― イタリアの歴史ある人気時計
パネライは洗練されたイタリアンデザインとスイスの時計製造技術を1つにしています。クッション型ケースと独特なリューズガードによって、時計を見ればすぐにパネライだと分かります。複雑機構を搭載した自社製キャリバーによって、パネライは時計界における一流ブランドとしての地位を確立しています。
ミリタリーウォッチから高級タイムピースへ
イタリアの高級時計ブランド オフィチーネ パネライの歴史は、1860年にまでさかのぼります。しかし、同社の時計が市販されるようになったのは1993年以降のことです。フィレンツェに本拠を置く工房はイタリア海軍へ製品を供給していたため、それ以前の活動は極秘とされていました。
現在では、パネライのタイムピースは最も人気ある高級時計のひとつです。クッション型のデザインと顕著な直径47mm以上のケースを備える時計は男性的な印象を与え、認知度も抜群です。文字盤のデザインは明瞭、シンプルで、針とインッデックスに蓄光塗料が使用されているため暗い場所でも高い視認性が確保されています。
ラジオミールとルミノール コレクションの時計は、1930年代、40年代、50年代の歴史的なモデルをベースにして作られています。サブマーシブルシリーズでは、ヴィンテージモデルのレトロな雰囲気と新鮮なデザイン要素が組み合わされており、若い世代に人気があります。
パネライは自社の時計をレトロなデザインで仕上げていますが、素材には最新のものを採用しています。ステンレス、ゴールド、チタンといったごく普通の素材に加えて、まったく新しく開発された素材が提供されています。これらは例えば、カーボテック™やフィブラテック™などの複合素材や、ゴールドテック™やプラチナテック™などの特殊合金素材に見られます。さらに、パネライはサステナビリティに貢献しており、ここ数年、いくつかの完全にリサイクル素材で作られたタイムピースをラインナップしています。
パネライは2005年以降、ヌーシャテルに設立された自社工場にてキャリバーを製造しています。同社のキャリバーには、第2タイムゾーン、ラトラパンテ機能、トゥールビヨン、ミニッツリピーターなどの非常に複雑なコンプリケーションを搭載するものもあります。また、多くのキャリバーは10日までに及ぶ長時間のパワーリザーブを備えています。2005年以前の時計には、ETAを含む様々な時計機構メーカーのキャリバーが使用されていました。
パネライの時計を買う5つの理由
- お馴染みのクッション型ケース
- ルミノールの特徴的なリューズガード
- 上質の自社製キャリバーと革新的なテクノロジー
- 最長10日のパワーリザーブ (240時間)
- 元々イタリア軍のフロッグマン用に開発された時計
パネライ時計の価格一覧
モデル / Ref. | 価格 (約) | 素材 / 特徴 |
ラジオミール 1940 ミニッツリピーター カリヨン トゥールビヨン GMT / PAM00600 | 5065万円 | ゴールドテック™ / ミニッツリピーター、トゥールビヨン、GMT、4日間パワーリザーブ |
ルミノール 1950 トゥールビヨン ロ シェンツィアート / PAM00767 | 1605万円 | チタン / トゥールビヨン、第2タイムゾーン |
ロ シェンツィアート ルミノール 1950 トゥールビヨン GMT / PAM00578 | 1270万円 | チタン / トゥールビヨン、GMT、パワーリザーブ表示、6日間パワーリザーブ |
ルミノール サブマーシブル 1950 3デイズ オートマティック ブロンゾ / PAM00382 | 360万円 | ブロンズ / 回転ベゼル、スモールセコンド、日付、3日間パワーリザーブ |
サブマーシブル ブロンゾ ブルー アビッソ / PAM01074 | 235万円 | ブロンズ / 回転ベゼル、スモールセコンド、日付 |
ラジオミール 3デイズ オートマティック オロロッソ / PAM00573 | 220万円 | レッドゴールド / スモールセコンド、3日間パワーリザーブ |
ルミノール サブマーシブル 1950 カーボテック™ 3デイズ オートマティック / PAM00616 | 165万円 | カーボン / スモールセコンド、回転ベゼル、日付、3日間パワーリザーブ |
ルミノール 1950 レガッタ 3デイズ クロノフライバック オートマティック / PAM00526 | 155万円 | チタン / フライバック クロノグラフ、レガッタ カウントダウン、3日間パワーリザーブ |
ルミノール 1950 3デイズ アッチャイオ / PAM00372 | 80万円 | ステンレス / 時表示、分表示、3日間パワーリザーブ |
ルミノール サブマーシブル オートマティック / PAM00024 | 65万円 | ステンレス / 自動巻き、スモールセコンド、日付、回転ベゼル |
ルミノール マリーナ ロゴ アッチャイオ / PAM01005 | 55万円 | ステンレス / スモールセコンド、56時間パワーリザーブ |
ラジオミール ベース ロゴ / PAM00753 | 50万円 | ステンレス / 時表示、分表示、72時間のパワーリザーブ |
ラジオミール ブラックシール ロゴ アッチャイオ / PAM00380 | 45万円 | ステンレス / スモールセコンド、56時間パワーリザーブ |
パネライ時計の価格
Chrono24では、パネライの時計を約45万円~50万円で購入できます。この価格帯では、ラジオミール ブラックシールやルミノール ベースロゴなどのモデルが提供されています。ルミノール マリーナは若干高く、約60万円~75万円で販売されています。クロノグラフ機能や第2タイムゾーンを搭載するモデルは、約75万円からの価格で入手できます。また、これと同じ価格帯でサブマーシブル コレクションの時計を購入できます。
ゴールドやブロンズケースのモデルの場合、価格は格段に高くなります。例えば、サブマーシブル 1950 ブロンゾやピンクゴールドのラジオミール 1940には、約370万円の価格が付けられます。
パネライの商品の中でも最高峰のモデルには、しばしば1000万円以上の価格が付けられます。スケルトン仕様のルミノール トゥールビヨン GMT ロ シェンツィアートは、約1600万円で販売されています。18Kのルミノール トゥールビヨン イクエーション オブ タイムは、約2555万円で購入できます。
1940年代のアンティーク時計は、特にコレクターに人気です。中でも注目を集めるのは、ロレックスキャリバー3646が搭載されたモデルです。状態の良い中古時計には、約1275万円の価格が付けられます。
ラジオミール コレクションの価格と詳細
ラジオミールは、パネライのカタログの中で最も古いモデルです。初代モデルは、すでに1936年にイタリア海軍用に開発されました。「ラジオミール」という名前は、パネライが1916年に特許を取得したラジウムベースの夜光塗料に因んで付けられました。
時計のデザインは発売以来ほとんど変わっていません。クッション型のケース、発光塗料で塗布された2本の時計針、発光インデックス、3、6、9、12時位置の発光数字が特徴です。整った印象を与える文字盤は、多くの場合「サンドイッチ」構造で作られています。この構造の文字盤では、2つの層が重ねられています。数字とインデックスは上層から削り出され、下層には発光素材が施されています。それらを互いに重ねると、素晴らしい奥行き効果が生まれます。
モデルによって42mm~49mmのサイズを持つケースは、通常ステンレススチールを素材としています。しかし、ピンクゴールドまたはブラックセラミックケースのラジオミールもあります。このシリーズは、いくつかの興味深い文字盤のバリエーションも提供しています。例えば、カリフォルニアダイヤルは、上半分のアワーマーカーがローマ数字で、下半分のアワーマーカーがアラビア数字であるという特徴があります。パネライは、ラジオミールSLCを文字盤上の数字なしで仕上げています。そのため、時間はドットとバーのインデックスのみによって表示されます。
パネライはまた、近年、コレクションにいくつかの文字盤色を追加しました。2017年からは、緑の文字盤のモデルもシリーズに含まれています。さらに、ブルーまたはブラウンの文字盤を備えた時計もご用意しています。ブラウン文字盤のモデルのひとつに、「Paneristi」オンラインコミュニティの20周年を記念して2020年に発売されたラジオミール ヴェンティがあります。ラジオミール アイリーンは2021年に発売されました。文字盤は茶色で、帆船アイリーン号のチーク板に着想を得た縦縞の構造になっています。1936年に製造されたヨットであるアイリーン号は、パネライの力を借りて2006年に改修されました。
コレクションには、スモールセコンド、パワーリザーブ表示、GMT機能などを搭載するモデルがラインナップされています。トップモデルは、ラジオミール 1940 ミニッツリピーター トゥールビヨン GMTです。49mmサイズのこのレッドゴールドモデルはオーダーメイドのみで受注され、第2タイムゾーンはセンター針で表示、またご希望に応じてチャイム音でも知らせるように設定ができます。時計の両面に使用された無反射コーティングのサファイアクリスタルを通して、スケルトンの自社製キャリバーP.2005/MRを眺められます。その公式価格は4800万円です。
ラジオミール ベース ロゴやラジオミール ブラックシール ロゴなどのエントリーモデルは、約45万円~50万円からの価格でご入手できます。ラジオミール ヴェンティやアイリーンなどのコレクターズアイテムをお探しの場合、約90万円の価格で見つけられます。第2タイムゾーン機能を持つ時計をお探しの方は、約105万円~140万円のご予算をお立てください。ゴールドケースを備えるラジオミールモデルには、約120万円~190万円の価格が付けられます。
パネライ ラジオミールの特徴
- ステンレス、セラミック、またはゴールド素材のクッション型ケース
- トゥールビヨン、GMT、ミニッツリピーター搭載のトップモデル
- ケースサイズ42mm~49mm
ルミノール、顕著なリューズガードを備えるダイバーズウォッチ
ルミノールは、ラジオミールから発展したモデルです。両モデルの共通点は、クッション型ケースとシンプルなサンドイッチダイヤルです。ルミノールにおけるラジオミールとの大きな相違点は、顕著なリューズを打撃や衝撃から保護し、またリューズをケースにしっかりと押し入れる役割を担うリューズガードです。このため、水気がケース内に入り込む心配はありません。
ルミノール コレクションの多くのモデルでは、ケース素材にステンレスが使用されていますが、レッドゴールド、チタン、セラミックなどで作られたモデルも提供されています。パネライはここ数年、素材の研究に力を注いできました。その成果として、金合金とプラチナ合金である、ゴールドテック™とプラチナテック™が生み出されました。これらの素材は他の貴金属の合金に比べて耐久性に長けていることが特徴です。パネライの素材研究が生み出したさらなる複合素材に、カーボテック™とフィブラテック™があります。これらの素材はカーボン、あるいはバサルトファイバーから作られており、スチールに比べて60%軽量、かつ耐久性に優れていて錆びにくいという長所があります。また、パネライが2021年春に発表したルミノール マリーナ eスティールは、リサイクルされたスチールを使用したルミノールモデルです。
ルミノール コレクションでは、様々なコンプリケーションを備えるモデルから選ぶことができます。その種類はトゥールビヨン、第2タイムゾーン、フライバッククロノグラフ、永久カレンダー、均時差表示など多岐に渡ります。このコレクションではさらに、リューズがケースの左側に取り付けられた、左利き用の腕時計もいくつか提供されています。
パネライ ルミノールの価格
ルミノール ベース ロゴなどのシンプルな2針モデルは、約55万円からの価格で提供されています。第2タイムゾーンとパワーリザーブ表示を搭載するルミノール GMT パワーリザーブや、8日間の駆動時間を誇るGMT機能付きのルミノール 8デイズなどのモデルには、約100万円~135万円の価格が付けられます。均時差表示を備えるルミノール イクエーション オブ タイム 8デイズ GMTは、220万円前後で取引されます。これは、フライバック クロノグラフであるルミノール レガッタクロノ フライバックモデルに比べて約30万円高い価格です。
さらに価格の高いモデルには、ルミノール ラストロノモ 1950 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーション オブ タイム GMTなどの、複雑機構を備える特別エディションがあります。モデル名が示す通り、この時計には第2タイムゾーン、均時差表示、トゥールビヨン、日の入り表示付きのムーンフェイズといった機能が搭載されています。価格は約2815万円です。
パネライ ルミノールの特徴
- クッション型ケース
- ステンレス、ゴールド、チタン、セラミックや、カーボテック™とフィブラテック™などの複合素材
- 特徴的なリューズガード
- トゥールビヨン、フライバッククロノグラフ、第2タイムゾーンの搭載もある自社製キャリバー
ルミノール ドゥエ、優雅なドレスウォッチ
ルミノール ドゥエは、ルミノール コレクションの優雅な時計です。ドゥエモデルは普通のルミノールよりもずっと薄型に作られており、スポーティーなドレスウォッチとして最適です。38mm~45mmという小型なケース径で、女性用腕時計としても提供されています。この時計の優雅な印象を助長しているのはサンバースト仕上げの文字盤で、シルバー、アンスラサイト、ブラック、ブルーの色の種類があります。9時位置にスモールセコンドを備える3針時計の素材にはステンレス、チタン、レッドゴールドが使用されており、高級なアリゲーターレザーストラップにて安全に手首に着用できます。2019年以降、3日間のパワーリザーブを備える自社製キャリバーP.900が高精度を保証しています。
ルミノール ドゥエのステンレスモデルは、サイズによって約65万円~95万円で販売されています。それと同じ機能を搭載するチタンモデルの価格は数十万円高く、約75万円~110万円になります。ゴールドモデルはこれらに比べて格段に高額で、約150万円~255万円で提供されています。
パネライ ルミノール ドゥエの特徴
- ゴールド、ステンレスもしくはチタン製のクッション型ケース
- 特に薄型でドレスウォッチとして最適
- 特徴的なリューズガード
- サイズ38mm~45mm、レディース腕時計としても最適
サブマーシブル、モダンなデザインのダイバーズウォッチ
サブマーシブルは、ルミノールをモダンに解釈したモデルです。このモデルにも特徴的なリューズガードが取り付けられていますが、ルミノールとは異なり、逆回転防止ベゼルが使用されています。サブマーシブルは300m (30気圧) 防水で、プロのダイバーにも適した腕時計です。
文字盤に見られるアプライドのドットとバーインデックスが、時計に新鮮な印象を与えています。また、パネライはこのシリーズにも最新の素材を採用しており、ステンレスの他にチタン、セラミック、カーボン製のモデルが提供されています。また、メーカーによる独自開発の素材である、ゴールドテック™とカーボンテック™も、同コレクションの時計に使用されています。リサイクル素材によって作られた、サステナブルな時計もラインナップされています。例えば、2021年にリリースされた「サブマーシブル eLAB-ID」は、98.6%再生素材で作られています。
3針のサブマーシブルモデルの価格は、仕様スペックによって大幅に異なります。Ref.PAN00024などの古いステンレスモデルは、Chrono24にて約65万円からの価格で見つけることができます。現行のチタンモデルであるサブマーシブル ブルーノートやアズーロは、約130万円で提供されています。カーボンテック™やゴールドテック™を使用したモデルには、約180万円~320万円の価格が付けられます。サステナブルな「eLAB-ID」モデルは、本稿執筆時ではまだChrono24マーケットプレイスへの掲載はありませんでした。国内定価は745万8000円です。
フライバッククロノグラフ機能を備えるサブマーシブルモデルの価格は、約160万円~370万円になります。フライバック機能は必要ない場合、Ref.PAM00187などの以前のサブマーシブル クロノグラフをご覧ください。価格は約115万円です。
サブマーシブルの特別バージョンに、サブマーシブル ブロンゾがあります。このモデルの47mmケースはブロンズ製であるため、時間の経過とともに独自の緑青が発生し、それぞれの時計に異なる味わいが出てきます。茶色の文字盤と茶色のセラミックベゼルインサートを備えた未使用の標準モデルは、約225万円で購入できます。緑の文字盤を備えた、サブマーシブル ブロンゾ1950 3デイズパワーリザーブの価格は約360万円です。パネライは2021年に、直径42mmのブロンズモデルであるサブマーシブル ブロンゾ ブルーアビッソを発表しました。この時計の文字盤はダークブルーで、カラーコーディネートされたレザーストラップが付いています。価格は約235万円です。
パネライ サブマーシブルの特徴
- スチール、チタン、セラミック、ブロンズ、カーボン素材のクッション型ケース
- 逆方向回転防止ベゼルを備えるダイバーズウォッチ
- 300m (30気圧) 防水
- GMTやフライバッククロノグラフ搭載の自社製キャリバー
1860年から続く伝統
時計工房パネライの歴史は、ジョバンニ・パネライがフィレンツェに時計師学校を併設する小さな時計工場を創立した1860年に始まりました。同社の始まりに関連する当時の登録書類などは1966年の洪水によって消滅してしまったため、家族経営会社であった工房について詳しく知ることはできません。今日分かっていることは、20世紀に「Orologeria Svizzera (スイス時計店)」という会社名で経営されていたことです。
創業当初は、スイス時計の輸入と販売のみが行われていました、同社が提供していたブランドには、ジャガー・ルクルト、ユリス・ナルダン、ヴァシュロン コンスタンタン、ロレックスなどが含まれていました。輸入の関税をできるだけ低く保つため、時計を部品ごとに注文し、自社工房内で組み立て、調整などの作業が行われました。顧客にはフィレンツェの富裕層やイタリア王室などが属していました。
イタリア海軍とのコラボレーション
1910年以降、イタリア軍もその顧客として仲間入りしました。パネライはその初期、軍用にポケットクロノグラフを提供していました。1910年~1914年にかけて、同社はイタリア軍のカルロ・ロンコーニと協力し、計器や装置などの文字盤を発光させる放射性のラジウムを素材とした塗料を開発しました。1916年に発行されたフランスの特許出願書類に、初めて「ラジオミール」という言葉が登場します。この名前はイタリア語でラジウムの意味である「radio」と、視力の意味である「mira」のコンビネーションから付けられました。パネライはその後数年間、イタリア軍にコンパス、バロメーター、深さゲージ、水中ランプ、その他の計器や装置を供給してきました。
1940年代に、パネライは現在まで同ブランドのトレードマークとされている部品を生み出しました。これは、半月型のリューズガードです。この部品は、今日までルミノールモデルの時計で使用されています。トリチウムをベースとする夜光塗料「ルミノール」も、1940年代当時まだ新しい塗料でした。これがそれまで使われていた放射性の「ラジオミール」の代わりに塗布されるようになりました。
パネライにとって、イタリア軍との協力は、その製品が1936年頃から軍事機密の対象となったことを意味しました。したがって、ブランドの時計は公開市場では入手できませんでした。秘密保持条項が解除された後の1990年代初頭から、同社の時計を市場で購入できるようになりました。
成功のブランド パネライ
がっしりとした大型の腕時計は、1997年以降リシュモングループの傘下にある高級時計ブランド パネライの特徴です。一貫したデザインと、ブリッジの形をした独特なリューズガードを持つ知名度の高い時計は、時計ファンなら見てすぐそれと分かります。軍用機器としてのニーズにも応える機能性と、高い視認性が提供されています。アクション映画の人気俳優シルヴェスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーが、同ブランドの時計の人気をさらに高めています。同社はリシュモングループへの参加によって、新たなマーケティング方法を開拓するようになり、同時に自社製キャリバーの開発など、技術的な発展も果たしました。ラジオミールとルミノールモデルは、今日ミリタリーウォッチの枠を超えた高級時計とされています。この時計はクリエイティブな人々や有名シェフ、また、あらゆる分野の会社で活躍するマネージャーなどに人気です。