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パネライ ルミノール マリーナ、スモールセコンドを備えるアイコン時計。
パネライ ルミノール マリーナの最大の特徴は、9時位置のスモールセコンドです。コレクションのトップモデルには、カーボテック™、プラチナテック™、eSteelといった自社開発素材が使用されています。希少なデイライト スライテック モデルは、コレクターの間で高い人気を誇っています。
目次
印象的なリューズガードを備えるダイバーズウォッチ
クッション型ケース、リューズプロテクション、スモールセコンド。これらは、パネライ ルミノール マリーナの最も顕著な特徴です。直径最大47mmのケースは腕の上で存在感を発揮し、周囲からの注目の的になります。この印象的なリューズプロテクターは、遠くからでも目立ちますが、見た目の存在感だけでなく、リューズを衝撃から守りケースにしっかりと押し付ける効果があります。
トップモデルには自社開発素材が使われています。レッドゴールド合金のゴールドテック™、カーボンファイバー複合素材のカーボテック™、バサルト繊維を使ったフィブラテック™、そして最新のプラチナテック™やeSteelなどがあります。プラチナテック™は新しく開発された、特に耐久性の高いプラチナ合金であるのに対し、パネライはeSteelをほぼ完全にリサイクルされたスチールで製造しています。
ルミノール マリーナ プラチナテックとeSteelに加え、パネライは2021年にカーボテック™ ブルーノッテを発表しました。このバリエーションは、カーボテック™のダークケースを採用し、500本のみの限定生産となっています。ルミノール マリーナの一部のモデルには、約8日間 (192時間) のパワーリザーブを実現した自社製キャリバーP.5000が使用されています。
パネライ ルミノール マリーナを買う理由
- 顕著なリューズガードとスモールセコンドを持つ人気時計
- 安定した資産価値
- 人気のコレクター時計: デイライト スライテック
- 日中でも夜間でも高い視認性
- レッドゴールド、もしくは革新的なカーボテック™素材のトップモデル
パネライ ルミノール マリーナの価格一覧
モデル / Ref. | 価格 (約) | サイズ / 素材 |
ルミノール マリーナ プラチナテック™ / PAM01116 | 450万円 | 44mm / プラチナテック™ |
ルミノール マリーナ 8デイズ / PAM00511 | 230万円 | 44m / ゴールドテック™ |
ルミノール マリーナ / PAM01661 | 140万円 | 44mm / カーボテック™ |
ルミノール マリーナ eSteel ブループロフォンド / PAM01157 | 110万円 | 44mm / ステンレス |
ルミノール マリーナ スペッキオ ブルー / PAM01316 | 100万円 | 44mm / ステンレス |
ルミノール マリーナ / PAM02392 | 90万円 | 42mm / ステンレス |
ルミノール マリーナ / PAM01313 | 85万円 | 44mm / ステンレス |
ルミノール マリーナ 1950 3デイズ オートマティック / PAM01312 | 85万円 | 44mm / ステンレス |
ルミノール マリーナ / PAM01048 | 70万円 | 40mm / ステンレス |
ルミノール マリーナ / PAM00776 | 60万円 | 44mm / ステンレス |
ルミノール マリーナの価格
パネライ ルミノール マリーナの最も手頃な価格で入手できるモデルは、ステンレススチールのリファレンスナンバーPAM00776で、未使用の状態で約60万円です。中価格帯では、リサイクルスチールを使用したeSteelのモデル、PAM01157 (ブループロフォンド) やPAM01358 (グリジオロッチャ) がそれぞれ110万円前後で購入できます。ルミノール マリーナ ゴールドテック™ PAM01112やマリーナ 8デイズ (PAM00511) などのモデルは、230万円~245万円とかなり高価です。最も高価格な時計には、プラチナ製のリファレンスPAM01161などの、約450万円のモデルがあります。
マリーナ カーボテック™ 3デイズ & 8デイズ オロロッソ
パネライ ルミノール マリーナ 1950 カーボテック 3デイズ オートマティックは、300m (30気圧) 防水で、針とアワーマーカーに十分な発光塗料を使用しているため、暗い場所でも確実に時間を読み取ることができます。パネライは、6時、9時、12時位置にアラビア数字、3時位置にバーインデックス、その他の位置にはドットマーカーを使用しています。また、3時位置には日付表示も搭載しています。9時位置の隣にはスモールセコンドがあり、こちらも光量の少ない環境下で明るく光ります。
ムーブメントには、200個の部品から成る自動巻き自社製キャリバーP.9010が使用されており、2つの香箱により3日間のパワーリザーブを実現しています。ルミノール マリーナ 1950 カーボテック™ 3デイズ オートマチック Ref.PAM00661に興味がある場合、未使用の時計で約125万円を準備する必要があります。
ルミノール マリーナ 8デイズ オロロッソ Ref.PAM00511は、ルミノール マリーナシリーズの中でもハイライトとなるモデルです。44mmのゴールドウォッチは、ブラウンの文字盤に3時、6時、12時位置に明るい夜光のアラビア数字、その他の位置にはバーインデックスを配しています。スモールセコンドは9時位置に設置されています。6の上に刻まれた「8デイズ」の文字が、この腕時計のパワーリザーブが8日間であることを示しています。
内部には手巻き式の自社製キャリバーP.5000が搭載され、時計のペースを保っています。時計を裏返して後ろから見ると、サファイアクリスタルのケースバックを通してムーブメントを見ることができます。ルミノール マリーナ 8デイズ オロロッソの未使用品は、約230万円で購入できます。
ステンレスとチタン製のルミノール マリーナ 8デイズ
ルミノール マリーナ 8デイズは、316Lステンレススチール製でも提供されています。この時計は、ブラック (Ref. PAM00510) またはホワイト (Ref. PAM00563) ダイヤルが選択可能です。後者では、アワーマーカーにアラビア数字、ミニッツマーカーに小さなバーインデックスが採用されています。ブラックダイヤルのバージョンでは、3時、6時、12時位置にアラビア数字が採用されています。9時位置には通常通りスモールセコンドを配置し、その他の箇所はすべてバーインデックスになっています。ステンレススチールのモデルは、未使用品で約60万円~65万円の間です。
チタン製のリファレンスナンバー PAM00564は、ブラウン文字盤を備えています。ステンレススチールのモデルと異なり、チタンモデルはサテン仕上げのケースを搭載しています。PAM 564は、未使用品で70万円前後で入手できます。
マリーナ 44mm、70年間続く発光ルミノール。
2020年に発売されたルミノール マリーナ PAM01117は、パネライが自社開発したルミノール発光塗料の70周年を記念して発売されました。チタン製ケースの直径は44mmで、「直接金属レーザー焼結方式」と呼ばれる製法で製造されています。この3Dプリンティングの製法では、0.03mmという極薄のチタン層をレーザーで加工します。これにより、素材に空洞ができることにより、大幅な軽量化を実現しています。ストラップを含めた重量は、わずか100gです。
また、発光塗料そのものも新しく開発されました。「スーパールミノバX1」と呼ばれるもので、従来使われていた発光素材よりも長く、強い発光性を保つのが特徴です。ブルーのサンバースト仕上げの文字盤には、おなじみのルミノール マリーナ デザインが施されています。そのデザインの要素は、実績あるキャリバーP.9010の設計によるところが大きくなっています。この時計には2つのブレスレットが付属しています。このモデルでは、ブルーのファブリックストラップと同色のラバーストラップのいずれかを選べます。どちらのリファレンスを選択した場合でも、未使用品は約240万円で購入できます。
マリーナ フィブラテック™、バサルト素材のルミノール。
2020年にはルミノール マリーナ フィブラテック™ PAM01663が登場しました。これは、ミネラル バサルト繊維の複合素材を使用した、44mmケースのモデルです。バサルト繊維を溶かし、ポリマーで薄い層を作り接着すると、独特な質感を持つマットグレーの表面が出来上がります。パネライによると、フィブラテック™はステンレススチールより60%軽いとされています。また、使用されている原料繊維も環境にやさしい製造から生まれたものです。しかし、時計のスタイルを決定付けるリューズプロテクターは、フィブラテック™ではなく、実績のあるカーボン複合素材カーボテック™で作られています。ブルーの文字盤には、サンドイッチ構造、アラビア数字とバーインデックス、9時位置にスモールセコンド、3時位置に日付表示と、いつもどおりの構成です。
PAM01663の内部には、3日間のパワーリザーブを備えた有名な自社製キャリバーP.9010が搭載され、ケース内で時計を刻んでいます。パネライはこの時計に、ブルーのラバーストラップと、ブルーのファブリックストラップの両方を付属しています。このモデルの定価は229万9000円で、Chrono24のマーケットプレイスでも同価格で取引されています。
ルミノール マリーナ カーボテック™ ブルーノッテ
パネライは2021年、ルミノール マリーナ カーボテック ブルー ノッテで、44mmのダークなカーボンケースを採用したモデルを発表しました。リファレンスナンバーはPAM01664で、500本の限定生産です。このモデルは、お馴染みのサンドイッチ構造の文字盤を備えていますが、色はブルーでサンバースト仕上げが施されています。3、6、9時位置にアラビア数字、バーインデックス、9時位置にスモールセコンド、3時位置に日付表示という、ルミノール マリーナシリーズの代表的なデザインになっています。
内部には自動巻きマニュファクチュールキャリバーP.9010が搭載され、2つの香箱により3日間のパワーリザーブを実現しています。パネライは、300m (30気圧) 防水のマリーナ カーボテック™ ブルー ノッテに、ダークブルーのアリゲーターレザーストラップを装備しています。発売は2021年晩夏で、本稿執筆時点ではChrono24のマーケットプレイスではまだ掲載されていませんでした。パネライの希望小売価格は142万円です。
ルミノール マリーナ プラチナテック™の価格
パネライは2021年春にルミノールマリーナ プラチナテック (Ref.PAM01116) を発表しました。メーカーが新たに開発したプラチナ合金は、従来のプラチナ合金に比べ、耐傷性を高めることを約束します。サンドイッチ構造のオリーブグリーンの文字盤は、ルミノール・マリーナらしいデザインです。
3日間のパワーリザーブを備えた自社製キャリバーP.9010は、サファイアクリスタル製ケースバックを通してその一部を見ることができます。「70 Years Warranty」という刻印が目を引きます。これは、パネライが70本しか生産していないこの時計には、70年の完全保証が付いていることを意味します。ブラウンのレザーストラップに対照的な色である、ホワイトストステッチを施したこの時計のメーカー希望小売価格は447万4000円です。Chrono24では、未使用品を平均450万円で購入することができます。
マリーナ eSteel、サステナブルなルミノール
パネライは、国際時計見本市Watches & Wondersにおいて、リサイクル素材を使用して作った3つのマリーナ ルミノール バージョンを発表しました。44mmサイズのケースと文字盤には、リサイクルスチールを用いた新しい合金素材が使われています。文字盤の色は、グリーン、ブルー、グレーの3色から選ぶことができます。その色によって、ヴェルデ スメラルド、ブルー プロフォンド、グリジオロッチャという名称が追加されています。
ストラップはリサイクルのファブリック素材で、それぞれの文字盤の色と同じ色になっています。内部では、実績ある自社製キャリバーP.9010がペースを握っています。Chrono24に掲載されている未使用品の価格は、文字盤の色に関係なく、およそ90万円です。
コレクターに人気のルミノール デイライト スライテック
ルミノール・デイライト・スライテック (リファレンスナンバー5218-207A) は、パネライがハリウッドスターのシルベスター・スタローンのために特別に開発した時計です。この時計は特に希少価値が高く、コレクターの間で非常に人気があります。6時位置の上に「SLY TECH」の文字、12時位置の下に「LUMINOR DAYLIGHT」の刻印があることが特徴です。また、この44mmのルミノール マリーナには150m (15気圧) の防水性があり、白い文字盤も特徴的です。ケース内にはETA社製手巻きキャリバー6497-1を搭載し、約46時間のパワーリザーブを備えています。
ルミノール デイライト スライテックは、いわゆるプレ・ヴァンドーム時代、つまりヴァンドーム・ラグジュアリーグループがパネライを買収した1997年以前のものです。ヴァンドーム・グループは1997年以降、リシュモンに属しています。もし、リファレンス5218-207Aに興味があるなら、保存状態の良い商品には約450万円の予算が必要でしょう。