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>で10,823件の商品が見つかりましたIWC: スイス・シャフハウゼンの伝統ある時計メーカー
IWCシャフハウゼンは、世界的に有名な時計メーカーです。そしてその最大の注目は、パイロットウォッチに注がれています。しかし、ポルトギーゼなどのコレクションにおいても、この高級ブランドの実力が証明されています。
IWCの時計を買う5つの理由
- 1868年から続く、スイス出身の伝統ある時計工房
- パイロット、ポルトギーゼ、ダヴィンチなどの大人気モデル
- 最上級の品質を誇るキャリバーとケース
- ステンレス、ゴールド、チタン、セラミック、ブロンズなどの素材
- メンズ・レディース用のツールウォッチやドレスウォッチ
どんな場所にも着けて行ける高級時計
スイスを拠点とする IWC (インターナショナル・ウォッチカンパニー) は、絶対的な世界最大級の高級時計メーカーです。IWCブランドは、1930年代半ばから今日まで続くパイロットウォッチの製造で、世界的に有名になりました。1936年に発売された特殊時計や、伝説のIWC マーク11、また、スピットファイアやトップガンなどの新しいシリーズなど、長い年月をかけてパイロットウォッチ コレクションに追加されてきた各モデルは、熱い人気を誇っています。
また、ポルトギーゼやポートフィノ、そしてダヴィンチなどのドレスウォッチ コレクションも今では有名な定番時計となっており、世界各国の時計ファンたちを頷かせます。並びに、インヂュニアとアクアタイマーも大変好まれるコレクションであり、IWCブランドの名声をさらに高めています。
IWCが提供するすべての時計コレクションに共通しているのは、メーカーが誇る時計技術の伝統を、モダンな最新の要素と融合していることです。これは例えば、インヂュニアに使用されているセラミック、ブロンズ、またはチタンなどの素材や、アクアタイマーに備えられたインナー・アウター回転ベゼルなどに表れています。これらに加え、IWC時計に高精度の機構が搭載されるのはすでに当たり前のこととなっています。使用される多くの機構は自社製キャリバーですが、スイスの時計ムーブメント製造会社ETAやセリタの機構をベースとして、それを自社内で加工、調整したものも見られます。
IWC時計の価格は?
モデル | 価格 (約) | 特徴 |
ポルトギーゼ グランドコンプリケーション | 2320万円 | 20のコンプリケーション |
ポルトギーゼ パーペチュアルカレンダー | 325万円 | 永久カレンダー、ムーンフェイズ |
ダヴィンチパーペチュアルカレンダークロノグラフ | 280万円 | 永久カレンダー、クロノグラフ、ムーンフェイズ |
ビッグパイロット 7デイズ | 130万円 | パワーリザーブ168時間、日付表示 |
パイロットウォッチ トップガン ダブルクロノグラフ | 92万円 | スプリットセコンド クロノグラフ、日付表示、セラミックケース |
インヂュニア クロノグラフ | 82万円 | クロノグラフ、日付表示 |
アクアタイマー オーシャン 2000 | 80万円 | 防水性2000mまで、日付表示 |
ポルトギーゼ クロノグラフ | 70万円 | クロノグラフ、日付表示 |
インヂュニア オートマティック | 46万円 | 日付表示 |
パイロットウォッチ マーク18 | 43万円 | 日付表示 |
パイロットウォッチの詳しい価格情報
航空時計をラインナップとする パイロットウォッチ コレクションは、IWCが提供するプログラムの中で最も多数のモデルを含みます。ヘリテージとクラシックの両シリーズでは、昔ながらの定番モデルが直接再現されています。その時計はケース直径40mm~55mmで、ETA、セリタ製機構、もしくは自社製キャリバーにて駆動されます。その価格帯は、シンプルな3針のマーク18で約40万円、精巧なクロノグラフで約140万円です。
スピットファイア シリーズ は、パイロットウォッチ シリーズで提供されているその姉妹モデルと大変似ています。しかし、よく見てみると、このモデルシリーズには独自の特徴があることが分かります。そのひとつは、ステンレスのケース素材に並び、ブロンズが追加されていることです。さらに、現行のスピットファイア モデルのすべてには 自社製キャリバーが搭載されており、時計にはクロノグラフ機能、第2タイムゾーン、永久カレンダー、ムーンフェイズなどが加えられています。このシリーズの時計は、モデルと仕様によって約63万円~375万円の価格で提供されています。
モデルシリーズ トップガンの名の下に販売されるIWCパイロットウォッチは、ひときわモダンな感じを漂わしている時計です。文字盤のデザインはその姉妹モデルとほとんど変わりませんが、IWCはこのシリーズを セラミック素材で統一しており、その多くが光輝くブラックです。2019年のSIHH見本市において、IWCはアメリカ合衆国南西部にある砂漠をイメージした、砂色のケースを持つトップガン "モハーベ・デザート" を発表しました。3針、もしくはダブルクロノグラフで提供されているこのトップガンモデルの価格は約75万円~140万円になります。
IWCは定期的に、パイロットで作家でもあったフランス人のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリを讃える、 特別限定モデルのパイロットウォッチを発売してきました。これらのモデルの多くは大変精巧に仕上げられており、素材にはゴールドやプラチナが使用されています。価格はシンプルな3針モデルで約50万円、スプリットセコンド クロノグラフや永久カレンダー機能を備えるモデルで約115万円です。さらに、トゥールビヨンやムーンフェイズを搭載する複雑モデルには、約2500万円の価格が付けられます。
耐磁時計の定番: IWC インヂュニア
IWC インヂュニア はメーカーの歴史において、パイロットウォッチに並ぶマイルストーンとなりました。 このツールウォッチはすでに1955年、軟鉄製のインナーケースを備えた強い磁気に耐久する耐磁時計として開発されました。この時計の人気が上昇し始めたのは、1970年代に有名な時計デザイナーであった ジェラルド・ジェンタがケースに新デザインを加えてからでした。これ以降オーデマ・ピゲ ロイヤルオークなどのジェンタが考案した他の時計と同じく、インヂュニアにもトノー型を帯びたケースが使用されるようになり、ブレスレットはケースと一体化し、舷窓をモチーフとしたベゼルが備えられました。しかし、現行のインヂュニア コレクションは、ラウンド型ケースを持つ、それ以前のリファレンスナンバー666のデザインを再現しています。
IWCは、インヂュニア シリーズで様々な異なるモデルをラインナップしています。その種類には3針のステンレスモデルからクロノグラフ、さらには18Kゴールドケースを備える永久カレンダー機能搭載モデルまであります。価格は時計の仕様により、約45万円から始まり、高価なモデルは約515万円に及びます。70年代~80年代のモデルがお好みの方は、豊富な品揃えを誇る中古市場をご覧いただくとよいでしょう。価格は時計のコンディションにより、約45万円~105万円ほどです。また、50年代~60年代のモデルも多数販売されており、その価格帯は約63万円~120万円です。
ダイバーズウォッチ アクアタイマー: 2000mまで防水
アクアタイマーは、IWCのダイバーズウォッチ コレクションです。1960年代に発表されたこの時計は、ケースの内側に配置された潜水ベゼルと2時位置のリューズにおいて、他のダイバーズウォッチとは一線を画すモデルとなりました。 2000m (200気圧) の防水性 を備える現行のオートマティックモデルにおいても、潜水時間を設定はサファイアガラスの内側に表示されます。古いモデルと異なる点は、この設定がベゼルによって行われることです。
アクアタイマーの現行3針ステンレスモデルの価格は、約50万円です。クロノグラフモデルは、約70万円にて提供されています。また、アクアタイマー シャーク、パーペチュアルカレンダー、18Kレッドゴールドとチタンのデジタル デイト/マンスなどの限定モデルは、約125万円~425万円になります。60年代に製造された、ダブルプッシャー付きのヴィンテージモデルをお探しの場合、状態の良いモデルで約250万円のご予算をお立てください。これに比べて1990年代~2000年代初期のモデルは安く提供されており、ダブルプッシャーの時計は約25万円~38万円の価格帯でご購入いただけます。
ポルトギーゼとポートフィノ
ポルトギーゼとポートフィノは、正にクラシックで優雅なデザインを象徴するコレクションです。 ポルトギーゼの歴史は、1930年代にまで遡ります。当時、2人のポルトガル人が、できるだけ高精度な懐中時計の機構を搭載した腕時計の製造をIWCにオーダーしました。その結果生み出されたモデルから始まり、長い年月を経た今では、多くのタイムピースを誇るコレクションに成長しました。中には繊細な仕上げが施されたモデルや、熟成されたコンプリケーションを搭載するモデルもラインナップされています。コンプリケーションとしては、クロノグラフ、永久カレンダー、ミニッツリピーター、トゥールビヨンが提供されており、20の機能が時計内に統合されたグランドコンプリケーションもプログラムに含まれています。
このシリーズで提供されているクロノグラフの価格は、モデルによって約70万円から145万円になります。年次カレンダー付きのポルトギーゼ モデルは、それより約50万円高くなります。永久カレンダーやトゥールビヨンを搭載するさらに複雑なモデルには、約325万円~440万円の価格が付けられます。20のコンプリケーションを備えるグランドコンプリケーション モデルの価格は、約2300万円になります。
IWCは ポートフィノ コレクションに、控えめなデザインの時計をラインナップしています。簡素でエレガントなデザインが施されたこのモデルは、どんな場面でも着用して行くことのできる完璧なドレスウォッチです。シリーズにはクラシックな3針時計からクロノグラフやムーンフェイズ表示、また、パワーリザーブ表示付きモデル、トゥールビヨン搭載モデルなど、多岐に渡る種類の時計が提供されています。時計の高精度を実現しているのはセリタ製の自動巻きキャリバー、もしくは、自社製の手巻きキャリバーです。ポルトフィノはサイズ37mm~45mmのステンレスケース、もしくはゴールドケースで提供されており、中にはダイヤモンド装飾が施されたモデルもあります。女性にも男性にもご着用いただけます。
3針のステンレスモデルは38万円~50万円で、ゴールドモデルはその約倍の価格で販売されています。また、このシリーズのクロノグラフモデルもそれと同じく、ステンレス製の価格は約65万円、ゴールドモデルは約125万円になります。ムーンフェイズ、ゴールドケース、ダイヤモンド装飾付きなどの高級モデルには、約330万円の価格が付けられます。
ダヴィンチ – 様々な装いのドレスウォッチ
ダヴィンチが独自のコレクションとして確立したのは2017年ですが、IWCは1969年以降、天才芸術家の名を持つ時計モデルを不定期に発表してきました。ダヴィンチの特性は、そのスタイルが多様に変化していることです。ケースの形はラウンド型であったり四角であったり、また、トノー型の時計もあります。また、複雑なコンプリケーションが搭載された時計もあります。現行のダヴィンチ コレクションには、ラウンド型ケース、18Kレッドゴールド、もしくはステンレスのモデルがラインナップされており、ダイヤモンド装飾付きの時計もあります。ポートフィノと同じく、ダヴィンチもレディース・メンズ時計として人気です。ケースのサイズは直径36mm~44mmにからお選びいただけます。コンプリケーションには、永久カレンダー、クロノグラフ、トゥールビヨン、ムーンフェイズが提供されています。
現行の3針ステンレスモデルは、約60万円でご購入いただけます。クロノグラフ機能を搭載するモデルの価格は、125万円前後になります。最も高額な部類に入るモデルは、ゴールド素材のケース、ダイヤモンド装飾が付いたモデル、また、永久カレンダーなどのコンプリケーションを内蔵するモデルです。これらの時計には、約275万円~400万円の価格が付けられます。ヴィンテージ時計は、約13万円からの価格で提供されています。
インターナショナル・ウォッチ・カンパニー (IWC) の歴史
IWC シャフハウゼンは、怒涛の歴史を歩んできた時計メーカーです。メーカー創立の発想は、1841年から1916年までボストンに居住し、E. ハワードウォッチ&クロック・カンパニーの重役にも就任した、エンジニア兼時計技師のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによるものでした。
ジョーンズの目的は、アメリカの近代的な生産技術をスイスの時計技術と融合することでした。彼はスイスにて、ライン川の上流に位置するシャフハウゼンで、当時時計工場と水力発電所を所有していたヨハン・ハインリッヒ・モーザーと会合しました。
1868年、彼はモーザーが所有する工場の一部を借りてインターナショナル・ウォッチ・カンパニーを創立しました。そしてその数年後に、独自の工場を設立することになります。当時スイスの人件費は比較的安かったにもかかわらず、IWCはほとんど収益を得ることができませんでした。注文数がわずかであったことに加え、アメリカへの輸入関税が高額であったことがその理由でした。倒産し、シャフハウゼンのハンデルスバンク銀行に買収されまた同社は、1874年に株式会社となりました。
その後同社は再び倒産しますが、1880年にスイスの実業家であったヨハネス・ラウシェンバッハ・シェンクによって買収され、安定した時代を迎えました。ラウシェンバッハの家族や親族は、世代を超えてIWCを経営してきました。スイスの心理学者であったカール・グスタフ・ユングが、IWCの共同経営者であった時期もありました。1929年、ユングの義理の兄弟であったエルンスト・ヤコブ・ホムバーガーが会社の一部を買収し、IWCを経営することになります。その後1955年に、息子ハンス・エルンスト・ホムバーガーに会社を譲りました。彼は、IWCの経営に携わったラウシェンバッハ家最後の一人となりました。
ホムバーガーは1978年に、クォーツ危機、金相場の上昇、米ドルの下落により打撃を受けたIWCを手放す決意をしました。ここから、また右往左往の時期が始まります。IWCはまず、自動車タコメーターの製造で有名なドイツのVDO社に買収されました。これと同年、VDOはもう1社のスイス時計メーカーであるジャガー・ルクルトを買収していました。1991年、VDOがマンネスマン・グループへ所属したことにより、この両時計メーカーも同じ傘下に入ることになりました。2000年に、携帯電話事業会社ボーダフォンがマンネスマン・グループを買収しました。ボーダフォンは、IWCとジェガー・ルクルト、また、ドイツ・グラスヒュッテ出身のランゲ ウーレンGmbH (A.ランゲ&ゾーネ) を、スイスの高級ファッション兼ジュエリー企業グループであるリシュモンに売却し、それ以来IWCは現在までその傘下にあります。リシュモンにはまた、パネライやボーム&メルシエなどのブランドも所属しています。