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ロレックス デイトジャスト: あらゆるシーンに合う定番時計
ロレックス デイトジャストは、数十年前から優雅でスポーティーな時計の代名詞です。シンプルなデザインと、拡大レンズ付きの特徴的な日付表示、またこの時計用に特別に設計されたジュビレーブレスレットが備えられたこのタイムピースは、タイムレスな定番時計です。
タイムレスで美しい、日付表示搭載の記念時計
スイスの時計マニュファクチュール、ロレックスは、1945年に創業40周年を迎えました。そして、この機に合わせて発表された時計がデイトジャストでした。防水のオイスターケースを備え、クロノメーター認定済みの自動巻きムーブメントを備えるこのタイムピースは、当時の時計界にセンセーションを巻き起こしました。この時計の3時位置には日付が表示され、0時きっかりに次の日付に変わります。ロレックスはこの時計のために、特別なジュビレーブレスレットを設計しました。これは5連リンクの金属ブレスレットで、現在までステンレス、ゴールド、コンビの仕様で入手できます。
デイトジャストは、発売以降ずっとロレックスの商品として提供されており、スイスのジュネーブを拠地とするロレックス社における最も古いモデルの一つです。基本的なデザインは、長い歳月を通してほぼ変わらず受け継がれきました。同時にデイトジャストは、ロレックスで最も豊富なモデルを備えるコレクションに成長しました。現在、デイトジャストは様々な色と素材の組み合わせで提供されています。また、サイズは28mm~41mmで、レデイースとメンズに適した時計が見つかります。時計を腕に着用するのは、3連リンクのオイスターブレスレット、もしくはレザーストラップです。
デイトジャストが人気な理由は、政治、スポーツ、エンタメ界の多くの有名人によって着用されていることにもあります。ロレックス デイトジャストを着用した最も有名な人物は、アメリカ合衆国の元大統領のドワイト・D・アイゼンハワーで、彼はプレゼントされたデイトジャストを愛用していました。その他、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、ロナルド・レーガン、ダライ・ラマもこの時計の着用者です。
ロレックス デイトジャストを購入する5つの理由
- 時代を問わない定番ドレスウォッチ
- 日付搭載の自社製自動巻きムーブメント
- クロノメーター認定
- コレクターに大人気のヴィンテージ時計
- 豊富なデザインの種類
ロレックス デイトジャストの価格一覧
リファレンスナンバー | 価格 (約) | 特徴 |
279166 | 445万円 | プラチナケース、ダイヤモンドインデックス 28mm |
116238 | 240万円 | イエローゴールド、ダイヤモンドインデックス、36mm |
126333 | 150万円 | ステンレスとイエローゴールドのコンビモデル、41mm |
126300 | 105万円 | ステンレス、41mm |
279160 | 75万円 | ステンレス、28mm |
デイトジャストの価格
ロレックス デイトジャストの価格は、サイズと使用される素材によって様々です。現行のステンレスモデルは、約75万円~105万円でご購入いただけます。コンビモデルの価格は、約125万円~150万円になります。ゴールドやプラチナのモデルをご希望の場合、約235万円~435万円のご予算をお見積りください。
ヴィンテージのデイトジャストモデルも、これとほぼ同じ価格構成で提供されています。1970年代と80年代の状態の良いステンレス時計は、約40万円からの価格で販売されています。1940年代、50年代、60年代の古いモデルには、約110万円~250万円の価格が付けられます。
デイトジャストのデザインの種類
デイトジャストにご興味がある方は、豊富な種類のデザインからお選びいただけます。多くのこだわりを好む女性には、例えばRef.278285RBRがお勧めです。この31mmサイズのデイトジャストは、ロレックスがエバーローズゴールドと呼ぶゴールド合金を素材としています。一粒ずつを枠に入れたブリリアントカットのダイヤモンドによって、ベゼルと文字盤が装飾されています。同じくエバーローズゴールドを素材とするオイスターブレスレットによって、時計が手首に安全に着用されます。このデイトジャストこのモデルの未使用品は、約475万円でお買い求めいただけます。中古品は市場ではまだほとんど見つかりません。
ステンレスと18Kホワイトゴールドの2色の素材を組み合わせたコンビモデルは、これに比べてややシンプルで、同時にエレガントです。ロレックスは、このようなコンビモデルを1930年代から「ロレゾール」と呼んでいます。現行のシリーズにおいて、特にクラシックなデザインのモデルはRef.126233です。フレーテッドベゼルとオイスターブレスレットのミドルリンクは18Kイエローゴールドから成り、ケースとブレスの外側のリンクはステンレス製です。シルバー文字盤にはサンバースト仕上げが施されており、アプライドのイエローゴールド ローマインデックスが見られます。この他にも、バトンインデックスやダイヤモンドインデックスのモデルも提供されています。モデルの種類と仕様によって、価格は約140万円~175万円になります。
2020年9月以降、デイトジャスト 31のロレゾールホワイト モデルも提供されています。この時計はステンレスとホワイトゴールドから成り、フレーテッドベゼル (Ref.278274)、もしくはスムースベゼル (Ref.278344RBR) が搭載されています。Ref.278384RBRは、ダイヤモンド装飾ベゼル付きモデルでも提供されています。ベゼルの種類に加えて、多くの文字盤デザインからもお選びいただけます。さらに、クラシックなジュビレーブレスレットと、ややスポーティーなオイスターブレスレットからお選びいただけます。デイトジャスト 31のロレゾールホワイト モデルには、仕様によって6050ユーロ (約75万円) ~15250ユーロ (約190万円) の定価で販売されています。
大きなサイズのデイトジャスト II
ロレックスデイトジャストは2009年に、41mmサイズのデイトジャスト IIをリリースしました。デイトジャスト IIでは、大型になったサイズ以外には、36mmサイズの旧型モデルを成功に導いたデザイン特徴が受け継がれています。大型になった時計の設計のバランスを保つため、ロレックスはこのモデルのために特別に新しいムーブメント、Cal.3136を開発しました。この機構では地板が拡大され、48時間駆動し、スイスクロノメーター検定協会 (COSC) による認定を受けています。デイトジャスト IIは、オイスターブレスレットによって腕に着用され、これ以外のストラップやブレスレットの種類は提供されていません。ロレックスは2016年頃まで、このモデルを複数の異なる文字盤のバリエーション、またステンレス、もしくはコンビモデルの素材で提供していました。
ポリッシュベゼルを備える、ステンレス製のデイトジャスト II Ref.116300は、約90万円でご購入いただけます。18Kイエローゴールドのフレーテッドベゼルを搭載するコンビモデルRef.116333には、未使用約140万円、中古約115万円の価格が付けられます。
デイトジャスト 41: 新型ムーブメント搭載の後継モデル
ロレックスは2016年に、デイトジャスト IIの後継となるデイトジャスト 41を発表しました。この新しいモデルにはCal.3235が搭載され、オイスターブレスレットとジュビレーブレスレットの2種類から選べるようになりました。価格的には旧モデルとほぼ変わらず、ステンレスモデルRef.126300は約95万円でご購入いただけます。コンビモデルは、ステンレスと、イエロー、ピンク、もしくはホワイトゴールドとの組み合わせで提供されています。これらコンビモデルの時計は、さらにポリッシュ仕上げのベゼル、もしくはフレーテッドベゼルからお選びいただけます。価格は仕様によって、約130万円~145万円になります。
自社ムーブメントCal.3135と3235
デイトジャストには、初代モデルであるRef.4467から現在に至るまで、ロレックスの自動巻きで日付表示付きの自社ムーブメントのみが搭載されています。ケース直径36mmの現行モデルには、Cal.3135が使用されています。直径41mmのデイトジャスト IIには、Cal.3136が搭載されています。キャリバー3136の違いは、まずはその大きさとロレックスによって独自開発されたパラフレックス耐震装置にあります。このショックアブゾーバーによって、ロレックスはムーブメントの耐衝撃性を従来のキャリバーと比べて最大50%まで向上させることに成功しました。
ロレックスが特許を取得したニッケルとリンの合金製ブルー パラクロムヒゲぜんまいも、ムーブメントの堅牢性と精巧性に貢献しています。このヒゲぜんまいは両ムーブメントに採用されており、磁気と温度差に対する耐久性を持っています。また、ぜんまいがより良く「呼吸できる」ようにその両端はカーブしており、専門家によって「ブレゲぜんまい」と呼ばれるこの構造では、時計の精度が向上します。精度調整はロレックス独自のマイクロステラスクリューで行われます。この特別な機構によって、ムーブメントをケースから取り外すことなく調節を行えます。ロレックスが提供するその他すべてのモデルと同じく、デイトジャストもスイスクロノメーター検定協会COSCによる認定を受けています。
主要な機能
- 公認クロノメーター
- 70時間のパワーリザーブを持つCal.3235
- パラフレックス耐震措置搭載のCal.3136と3235
- 耐磁性のパラクロムヒゲぜんまい使用の新モデル
1945年に発表されたデイトジャスト
初代のデイトジャストRef.4467は、イエローゴールドのみで製造されました。このモデルのジュビレーブレスレットにも、同様にイエローゴールドのみが使用されました。この頃のデイトジャストの日付窓の上には、まだ拡大レンズが取り付けられていませんでした。1950年代中頃に開発された拡大レンズは、日付を2.5倍の大きさに拡大して表示します。このレンズは、通称サイクロップレンズと呼ばれており、その名称はギリシャ神話に登場する一つ目の巨人「サイクロプス」に由来しています。
初代デイトジャストの文字盤はクリーム色で、インデックスはゴールドでした。日付を表示する小さな窓は、当時から3時位置に配置され、赤数字は偶数の日付、黒数字は奇数の日付表示に使われました。12時のインデックスの下には「Rolex Oyster Perpetual (ロレックス オイスター パーペチュアル)」の刻印があり、6時の上には「Officially Certified Chronometer (公認クロノメーター)」と表記されています。Ref.5030と5031の両モデルを初めとして、徐々に文字盤に「Datejust (デイトジャスト)」と記載されるようになり、Ref.6074と6075以降は、すべての時計にこの名称が記載されるようになりました。金製のベゼルのデザインには波型のフレーテッドベゼルが採用されました。
ロレックスを手首にはめたプレジデント
アメリカ合衆国の元大統領、ドワイト・D・アイゼンハワーも、18Kデイトジャストを所有していました。1952年に刊行された雑誌「ライフ」のカバーには、Ref.6350を腕に着用した彼の写真がはっきりと見えます。アイゼンハワーは、アメリカ合衆国で初めてロレックスを着用した大統領です。ロレックスは、15万本のクロノメーター製造記念として、元大統領にゴールドウォッチを贈呈しました。それ以前、10万本のクロノメーター製造記念の際には、ロレックスはウィンストン・チャーチルに腕時計を贈呈しました。また、ロレックスの創業者であるハンス・ウィルスドルフは、西ドイツ連邦初の首相であったコンラート・アデナウアーにもデイトジャストを贈っています。
アイゼンハワーモデルのケースバックには、彼のイニシャル「DDE」、1950年12月19日の日付、そして5つ星がエングレービングされています。この5つ星は、アメリカ軍で与えられる最高位の階級である「元帥」を表しています。また、彼のイニシャルは、ブレスレットのフォールディングクラスプにも表記されています。