オーデマ ピゲ ロイヤルオーク
>で8,083件の商品が見つかりましたオーデマピゲ ロイヤルオーク: 伝説の高級時計
8本のビスが付いた八角形のベゼル、ケースと一体化したブレスレット、舷窓のような外観、これがロイヤルオークです。オーデマピゲの高級時計は、時計界のアイコンとして高い人気を誇っています。最高級のモデルには、永久カレンダーやミニッツリピーターが搭載されています。
世界初のステンレス製高級スポーツウォッチ
オーデマピゲのロイヤルオークは、近年では他に類を見ないほど、高級時計の世界を形作ったモデルです。1972年に発表されたこのモデルは、世界初の高級スポーツウォッチとして時計史に名を残し、大きな話題となりました。オーデマピゲは、それまでの高級時計では考えられなかったステンレスを素材として採用しました。当時、高級と呼ばれるカテゴリーの時計は、ゴールドやプラチナなどの貴金属を使用したものが主流でした。
また、素材だけでなく、デザインも話題を呼びました。有名デザイナーのジェラルド・ジェンタは、ロイヤルオークに一体型のリンクブレスレットと八角形のベゼルを採用しました。後者には、視認性の高い8本の飾りビスが付いています。その結果として生まれた舷側の外観は、現在でもこの時計のトレードマークとなっています。さらにジェンタは、ロイヤルオークの直径を39mmという、当時としては巨大なサイズでデザインしました。そのためこの時計には「ジャンボ」というニックネームがつけられました。
現在、オーデマ・ピゲのロイヤルオークは、数多くのデザイン、サイズ、素材で提供されています。39mmサイズのクラシックなステンレス製2針バージョンから、ピンクゴールド製の41mmクロノグラフ、そして、永久カレンダー、クロノグラフ、ミニッツリピーターが搭載された44mmのグランドコンプリケーションまで、モデルの種類は多岐にわたります。また、直径が33mm~37mmのレディースウォッチや、ブラックまたはホワイトのセラミックを使用した時計もあります。このコレクションで注目すべきなのは、フライング トゥールビヨンとプラチナケースを備えた時計です。
オーデマピゲ ロイヤルオークを買う理由
- 誰もが知る人気の舷窓デザイン
- 永久カレンダー、ミニッツリピーター、クロノグラフ機能搭載の最最高級モデル
- 非常に安定した資産価値、価値上昇の見込みあり
- すばらしい加工と品質
- パテック フィリップ ノーチラスの類似時計
オーデマピゲ ロイヤルオークの価格
モデル / Ref. | 価格 (約) | 直径 / Cal. / 素材 |
ロイヤルオーク スケルトン グランドコンプリケーション / 26065IS.OO.1105IS.01 | 8310万円 | 44mm / 2885 / チタン |
ロイヤルオーク スケルトン パーペチュアルカレンダー / 26585CE.OO.1225CE.01 | 4525万円 | 41mm / 5135 / セラミック |
ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー / 26574PT.OO.1220PT.01 | 2665万円 | 41mm / 5134 / プラチナ |
ロイヤルオーク トゥールビヨン エクストラシン/ 26522ST.OO.1220ST.01 | 2425万円 | 41mm / 2924 / ステンレス |
ロイヤルオーク / 15407ST.OO.1220ST.01 | 1680万円 | 41mm / 3132 / ステンレス |
ロイヤルオーク クロノグラフ フロステッド / 26331BC.GG.1224BC.01 | 1130万円 | 41mm / 2385 / ホワイトゴールド |
ロイヤルオーク ”ジャンボ” / 15202ST.OO.1240ST.01 | 800万円 | 39mm / 2121 / ステンレス |
ロイヤルオーク ”ジャンボ” / 5402ST | 730万円 | 39mm / 2121 / ステンレス |
ロイヤルオーク オートマティック / 15500ST.OO.1220ST.03 | 440万円 | 41mm / 4302 / ステンレス |
ロイヤルオーク オートマティック / 15300ST.OO.1220ST.03 | 345万円 | 39mm / 3120 / ステンレス |
ロイヤルオーク レディー クォーツ / 67651SR.ZZ.1261SR.01 | 305万円 | 33mm / 2713 / コンビ (ステンレスとピンクゴールド) |
オーデマピゲ ロイヤルオークの価格
ロイヤルオーク コレクションは、オーデマピゲの中でも最も充実したコレクションです。エントリーモデルとしては、クォーツムーブメントを搭載したレディースウォッチが提供されています。ステンレス製のモデルは約245万円、ゴールドとダイヤモンドをあしらったモデルは約480万円になります。シンプルなステンレスモデルをお探しのメンズ時計は、約345万円からお求めいただけます。ホワイトゴールドやピンクゴールドのモデルはかなり高価で、価格は865万円前後です。
特に1970年代のヴィンテージ時計は、コレクターにとって興味深いものです。状態の良いロイヤルオーク5402は、Chrono24で約735万円で販売されています。また、発売20周年を記念して発表されたRef.14802も、コレクターの間で人気のモデルです。デザインや状態にもよりますが、ここでは600万円~2530万円を目安にしてください。
コレクションのラインナップには、さまざまなコンプリケーションを搭載した時計も含まれています。例えば、人気があるのはクロノグラフで、素材やデザインにもよりますが、約440万円~1105万円の価格で購入できます。トゥールビヨンやパーペチュアルカレンダーを搭載した時計は、価格が大きく跳ね上がります。1665万円~2665万円を目安にお考えください。
ロイヤルオークは、非常に安定した価値を持つ時計です。多くのモデルでは、この1年半の間に大きく価値が上昇しました。例えば、人気の高いRef.15202STは、この期間中に約50%の値上がりを記録しました。投資に適したモデルをお探しなら、ロイヤルオークは一見の価値があります。
元祖モデルに近いRef.15202ST
ロイヤルオーク ”ジャンボ” エクストラシン 15202STは、特にオリジナルに近いモデルです。この時計は、2012年からオーデマピゲの定番ラインナップとなっています。1970年代のモデルと同様に、直径39mm、高さ8.1mmの心地よい薄型のデザインです。袖口の下に問題なく着用できるため、シャツやスーツとの相性も抜群です。
15202STと元祖ロイヤルオークの違いは最小限に抑えられています。ファンの間で「AP」と呼ばれるオーデマピゲは、15202STの日付ディスクの配色を文字盤の色に合わせました。さらに、サファイアクリスタルのケースバックからは、自動巻きキャリバー2121が眺められます。このムーブメントは、元祖モデルのケース内でもすでに正確な針の動きを確保しており、3.05mmと極めてフラットです。この機構のパワーリザーブは40時間持で、テンプの振動数は毎時1万9800振動 (A/h)。これは2.75Hzに相当します。このムーブメントは247個の部品から構成され、ジャガー・ルクルト製キャリバー920をベースとしています。 このベースムーブメントの良さは、パテックフィリップやヴァシュロン・コンスタンタンなどのメーカーも認めており、改良を加えて時計に採用されています。
Ref.15202の文字盤カラーには、ダークブルーからホワイト、ゴールドまで幅広い選択肢が用意されています。2021年初頭には、15202PT.OO.1240PT.01というリファレンスで、グリーンサンバーストの文字盤を備えたプラチナバージョンが初めて追加されました。この時計では、他のモデルとは異なり、「プチ・タペストリー」と呼ばれる市松模様の構造が採用されていません。その代わりに、文字盤は内側から外側に向かってだんだんと暗くなる色のグラデーションになっています。
ステンレス製のロイヤルオーク15202STの価格は、約800万円です。Ref.15202ORのようなレッドゴールドのモデルをご希望の場合、価格は約1090万円になります。グリーンの文字盤の15202PTの定価は10万5000ユーロ (約1400万円) です。価格帯の上限としては、70本限定のRef.15206PTがあります。この時計は、ケースとブレスレットにプラチナを使用し、ブラックの文字盤にはダイヤモンドのインデックスが見られます。価格は約2425万円です。
2021年3月、オーデマピゲのCEOであるフランソワ・ベナミア氏は、2022年のロイヤルオーク50周年に向けて、Ref.15202STをアップデートする計画を発表しました。15202STが、パテックフィリップのノーチラス5711-1Aと同じような価格のラリーを展開するかどうかが注目されます。ノーチラスは、モデルの生産中止が発表されたことで、価格が高騰しました。
リファレンス15300: より安い価格の類似時計
15202STの類似モデルデより安い商品として、Ref.15300STが好評です。2005年に発売されたこのモデルは、直径39mmのサイズですが、15202STに比べて1mmだけ高い、厚み9.4mmを実現しています。これは主にキャリバー3120によるもので、毎時2万1600A/hで動作し、60時間のパワーリザーブを備えています。リファレンス15300は、センター秒針が備えられていることですぐに見分けがつきます。
ステンレスのロイヤルオーク15300STのご購入を希望される場合、約345万円ご用意ください。レッドゴールドのモデル Ref.15300ORは、これより数十万円安い価格で購入できます。
41mmケースのロイヤルオーク
大きなサイズの時計が好きですか?その場合、Ref.15400STとその後継モデルであるRef.15500STが正しい選択となります。どちらのモデルもロイヤルオークの象徴的なデザインを採用していますが、ケース径が41mmと少し大きめになっています。基本的に両者の違いは、使用しているムーブメントだけです。15400STでは自社製キャリバー3120がペースを握り、15500STでは毎時2万8800振動、70時間のパワーリザーブを備えた最新の自社製キャリバー4302が時を刻みます。APは2019年に、このムーブメントをCODE 11.59 コレクションで初めて発表しました。
価格は両タイプともほぼ同じで、ステンレスモデルは約400万円です。ゴールド製の時計は、リファレンス番号にOR (レッドゴールド)、BC (ホワイトゴールド)、BA (イエローゴールド) の文字が入っていることで見分けがつきますが、価格は約865万円と約2倍になります。
女性のためのロイヤルオーク
ロイヤルオークの33mmから37mmまでのサイズのモデルは、特に女性に向けた時計です。ここでも、オーデマピゲはオリジナルのデザインを忠実に再現していますが、33mmのモデルにはクォーツムーブメントを採用しています。また、一部のモデルでは、ベゼルやダイヤル、ケースにもダイヤモンドがあしらわれています。ブレスレットは、クラシックなメタルブレスレットとアリゲーターレザーの2種類から選べます。
直径33mmのロイヤルオーク レディ クオーツの価格は、ステンレス製のものが約245万円、ゴールド製で大粒のダイヤモンドをあしらったものが約1320万円となっています。自動巻きキャリバーを搭載した、34mmと37mmサイズのモデルは、ステンレススチール製で265万円~440万円です。精巧なスケルトン仕様のムーブメントとゴールドのケースを持つロイヤルオーク ダブルバランスホイール オープンワークなどの上位モデルは、約1095万円で提供されています。
コンプリケーション搭載のロイヤルオークモデル
ロイヤルオークコレクションは、複雑な時計を愛する人のためにも、いくつかの楽しみを用意しています。このシリーズの主役は、なんといってもロイヤル オーク グランド コンプリカシオン スケルトンです。精巧なスケルトン加工が施された自社製キャリバー2885を搭載したこの44mmのステンレス製ウォッチは、スプリットセコンドクロノグラフ、永久カレンダー、暦週とムーンフェイズの表示、ミニッツリピーターなどの機能を備えています。もちろん、この豊富な機能にはそれなりの価格が伴います。この素晴らしいタイムピースには、約8315万円の価格が付けられます。
ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー エクストラシンは、これに比べてかなり安い2735万円でご購入いただけますが、それに劣らず素晴らしい出来栄えです。直径41mmのこの時計は、ムーンフェイズ、うるう年、デイ/ナイト表示を含む永久カレンダーを搭載しています。それにもかかわらず、この時計ではわずか6.3mmの薄さが実現されています。APは、ブレスレットとケースにチタンとプラチナを組み合わせており、特に優れた装着感が楽しめます。
オーデマピゲ ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダーは、エクストラシン モデルよりも若干厚みがありますが、それでも直径41mm、高さ9.5mmの快適な装着感を実現しています。素材には、プラチナ、ゴールド、ステンレス、チタン、セラミックなど、さまざまなタイプがあります。ステンレス製のモデルは、最も魅力的な価格で提供されており、約1065万円から見つけることができます。ゴールドモデルは約1625万円で入手でき、イエローゴールドまたはピンクゴールドから選択できます。
チタンモデルは、コレクターの方にとって興味深いタイムピースです。AP社はこの時計を88本しか製造しておらず、中国市場向けにのみ販売しています。Chrono24での価格は約1905万円です。ブラックセラミック製のロイヤルオーク パーペチュアルカレンダーには、約200万円の追加料金が必要です。また、ホワイトモデルの選択肢も提供されており、このバリエーションは、約2560万円のご予算が必要です。プラチナバージョンをご希望の場合、価格は2665万円前後でご購入いただけます。
ストップウォッチ機能を搭載するロイヤルオーク
クロノグラフ機能は、最も人気のある複雑機構の一つです。だからこそ、ロイヤルオークのコレクションから外すことはできません。オーデマピゲは、38mmと41mmのサイズのロイヤルオーク クロノグラフを提供しています。カラーバリエーションには、白、黒のほか、青、紫、茶、グレーなどがあります。しかし、これらの時計はすべて技術的には同一で、40時間のパワーリザーブを備えたキャリバー2385が駆動源となっています。3時と9時位置に時・分のクロノグラフカウンター、6時位置にスモールセコンド、4時30分位置に日付表示を備えています。
直径38mmのステンレスモデルは、440万円程で購入できます。41mmサイズのモデルの価格は約465万円と若干高くなります。ゴールドの時計がお好きな方には、ホワイトゴールドとピンクゴールドの2種類が用意されています。38mmケースの時計は700万円程度です。41mmサイズの場合、約1120万円です。特に興味深いのは、フロスト加工を施したホワイトゴールドのモデルです。この時計の表面は少し荒れていて、まるで霜が降りたような印象を与えます。価格は約1145万円です。
2021年の春、オーデマピゲはロイヤルオーク クロノグラフの改良版を発表しました。Ref.26239ORは、直径41mm、ピンクゴールド製です。一見すると、前作とほとんど変わりませんが、よく見ると、インダイアルの位置が変わっていることに気がつきます。アワーカウンターは3時位置に、ミニッツカウンターは9時位置に移動しています。これを支えているのは、新開発の自社製キャリバー4401で、垂直クラッチ付きコラムホイール、フライバック機能、70時間のパワーリザーブを備えています。国内定価は、ローズゴールドのリンクブレスレット付きが726万円、アリゲーターレザーストラップ付きが500万5000円となっています。
トゥールビヨン搭載のロイヤルオーク
トゥールビヨンは、時計製造における最も権威ある複雑機構の一つです。ロイヤルオークコレクションでは、クラシックなブレゲ バージョンやフライング トゥールビヨンなど、時計作りの最高技術を表すいくつかのバリエーションがあります。フライング トゥールビヨンは2020年末からラインナップに加わっており、クラシックなトゥールビヨンとは異なり、上部のブリッジを必要としません。
ロイヤルオーク フライング トゥールビヨン オートマティック、並びにロイヤルオーク トゥールビヨン エクストラシンには、直径41mmで、ステンレス、チタン、ゴールド、プラチナの4種類があります。また、このシリーズには興味深い文字盤のバリエーションが提供されています。伝統的なプチ・タぺストリーに加えて、フロストルックの文字盤や、文字盤上に放射状に広がる模様があしらわれた「エヴォルティブ・タペストリー」もあります。また、これらの文字盤のカラーオプションには、2021年初頭からダークグリーンが加わりました。本数は厳しく限定されています。ピンクゴールドのモデルは10本、エメラルドをあしらったホワイトゴールドのモデルは15本、チタンケースのモデルは50本のみの生産となります。
デザインや素材にもよりますが、トゥールビヨンを搭載したロイヤルオークの価格は、2425万円~3490万円でご入手いただけます。
ロイヤルオークの歴史
オーデマ ピゲ ロイヤルオークの初期の考案は、1971年にまでさかのぼります。その頃、ジョルジュ・ゴレイが総支配人として家業の舵取りをしていました。当時、イタリアにおいてオーデマピゲの営業を担当していたカルロ・デ・マルキは、1971年にゴレイに接触し、新しい多機能な腕時計を希望しました。彼はその時計に、スポーツカーでのドライブ、ヨットでのスポーツ、優雅な社交場での夜、クラブでの夜などで着用できることを前提とました。マルキは、ブレスレットを含めた素材として、ステンレスを提案しました。
最初のデザインを受注したのは、ジェラルド・ジェンタで、その日のうちに、この著名な時計デザイナーからスケッチが届きました。そのデザインは、伝統的なダイビング用ヘルメットからインスピレーションを受けたものでした。その結果、幅広の八角形のベゼルに8つの六角形のビスが取り付けられ、まるで船の舷窓のような外観が出来上がりました。8本のビスの溝を整列させることで、調和がとれた印象を与えます。これは、ケースの背面からビスを締めているからこそ可能なディテールです。さらに、六角ビスの頭はベゼルに皿状に埋め込まれており、ゴムガスケットとともにベゼルとケースをつなぐ役割を果たしています。そのため、ビスには機能的、デザイン的な目的があります。
ジェンタは、ケースと一体化したスチール製のブレスレットも提案しました。これは、留め具に向かって細くなるように設計されています。このデザインはオーデマピゲの担当者にも好評だったため、計画の実現には何の障害もありませんでした。1972年のバーゼル ウォッチフェアで発表されたこの腕時計は、社内では「サファリ」と呼ばれていました。
ちなみに、オーデマ・ピゲはロイヤルオークの最初の試作品にホワイトゴールドのケースを採用していますが、これはステンレスよりも成形や研磨がしやすい素材だからです。ロイヤルオークは発売当初、あまり売れ筋が良くありませんでした。その理由はまず、直径が39mmと、他の多くの高級時計よりも大きかったことです。2つ目は、価格が3650スイスフラン (約45万円) と、ステンレス製の時計としてはかなり高額だったことです。最初の3年間で販売された時計は、わずか400本ほど。特にドイツの時計ファンに、アバンギャルドで極めてフラットなデザインの高級時計が高く評価されました。最終的にはベストセラーとなり、ブランドの主力商品となりました。