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セイコー プロスペックス プロのための時計
セイコー プロスペックスコレクションのスポーツウォッチは、過酷な環境における理想的なパートナーです。頑丈なケースと信頼できるムーブメントのおかげで、この時計は水中でも時を刻み続けます。トップモデルは最大1000mの防水性能を備えています。
過酷な環境向けに作られたプロのためのスポーツウォッチ
スポーツウォッチコレクション プロスペックス(「Prospex」の由来は「Professional Specifications」)は、日本の大手時計メーカーであるセイコーが提供する人気シリーズです。このモデルシリーズの品質、信頼性、そして素晴らしいコストパフォーマンスは世界中のセイコーファンによって高く評価されています。
特に人気があるのはセイコーファンによって “スモウ”、“ツナ缶”、“サムライ”、“タートル” などの愛称が付けられているダイバーズウォッチです。これらの時計は独自の外観の他に高い防水性能など、プロフェッショナルな機能も備えています。例えば、トップモデルの防水性能は1000m(100気圧)を誇ります。
しかし、プロスペックスコレクションが提供しているのはダイバーズウォッチだけではありません。アルピニストシリーズの時計はその一例です。この時計のデザインは、セイコーが1960年代初頭に登山者のために開発した時計からインスパイアされています。さらにプロスペックスコレクションには、セイコーが「アーバンサファリ」に完璧な時計であるとするパイロットウォッチやクロノグラフ、GMT時計も各種取り揃えられています。
駆動装置には主に自社製自動巻きムーブメントが採用されていますが、高精度のソーラームーブメントやクォーツムーブメントも使用されています。さらに、プロスペックスのLXラインでは最先端のスプリングドライブテクノロジーが使用されています。
セイコー プロスペックスを買う理由
- 最高のコストパフォーマンスを誇るプロフェッショナルなスポーツウォッチ
- 独自のデザイン
- 駆動方式:自動巻き、クォーツ、ソーラー、スプリングドライブ
- トップモデルでは最大1000m(100気圧)防水
セイコー プロスペックスの価格一覧
モデル / Ref. | 価格(約) | 特徴 |
プロスペックス LX “海” / SBDB027 | 69万円 | チタンケース、スプリングドライブ、300m(30気圧)防水、日付表示 |
プロスペックス LX “陸” / SBDB023 | 55万円 | チタンケース、ブラックコーティング、スプリングドライブ、300m(30気圧)防水、GMT、日付表示 |
1959 アルピニスト 復刻デザイン / SBEN001 | 38万円 | 1959本限定、日付表示、100m(10気圧)防水 |
“ツナ缶” クォーツ / S23631J1 | 31万円 | チタンケース、1000m(100気圧)防水、デイデイト表示 |
1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン / SBDC143 | 16万円 | 200m(20気圧)防水、日付表示 |
ダイバースキューバ / SBDC101 | 14万円 | 200m(20気圧)防水、日付表示 |
ダイバースキューバ / SBDC083 | 9万円 | 200m(20気圧)防水、日付表示 |
スピードタイマー ソーラー / SBDL089 | 9万円 | クロノグラフ、ソーラームーブメント、日付表示、200m(20気圧)防水 |
アルピニスト / SBDC089 | 8万円 | 日付表示、簡易方位計付き内転リング、200m(20気圧)防水 |
ダイバースキューバ / SBDY095 | 7万円 | 200m(20気圧)防水、日付表示 |
プロスペックス フィールドマスター “リクガメ” / SBDY099 | 6万円 | 200m(20気圧)防水、日付表示、コンパスベゼル |
プロスペックス ソーラー “アーニー” / SBEQ001 | 5万円 | 200m(20気圧)防水、クロノグラフ、アラーム、永久カレンダー、ソーラームーブメント |
セイコー プロスペックスの価格は?
プロスペックス コレクションの時計は、Chrono24で約4万円から購入可能です。通常、セイコーはこの価格帯の時計にクォーツムーブメントまたはソーラームーブメントを採用しており、中にはクロノグラフ機能やGMT機能を搭載しているモデルもあります。
自動巻きムーブメントを搭載した大部分のプロスペックスモデルの価格は6万円から13万円の間にあります。しかし、生産本数の少ない一部の特別モデルの価格は40万円を超えることもあります。
最も高価格帯にあるのはプロスペックス LXラインの時計です。このようなスプリングドライブを搭載した時計には約54万円から67万円の予算を見込んでおく必要があります。
“タートル” や “ツナ缶” などのプロスペックス ダイバーズウォッチ
プロスペックスシリーズのダイバーズウォッチには昔から多くのファンがいます。この大きな人気の理由は時計の独特なデザインにあり、これは1960年代と1970年代に作られたセイコーのクラシックモデルをベースとしています。
“ツナ缶” 独特なデザインと最大1000mの防水性能
現行のプロスペックスコレクションの “ツナ缶” モデルは、1975年に発表されたRef.6159-7010(海外での型番は6159-7009と6159-7019)にまで遡ります。すべての “ツナ缶” 時計に共通する特徴は、セラミックコーティングが施された追加の外胴プロテクターによって覆われている丸いチタンケースです。これは時計とダイビングベゼルを衝撃から効果的に保護し、かすかに「ツナ缶」を思い出させる独特な外観を与えています。
マリーンマスターRef.SBDX014はオリジナルの “ツナ缶” の現代的な後継機の1つです。この時計の直径は52.4mmで最大1000m(100気圧)防水、駆動装置には自動巻きキャリバー8L35が使用されています。ベゼル、針、インデックスにゴールドのアクセントがあることから「ゴールデン・ツナ缶」の1つにも数えられていて、その価格は約47万円となっています。
Ref.SBBN047はそれよりも手頃なモデルです。この時計の直径は49.4mmと少々小さく、クォーツムーブメント7C46を搭載しています。このモデルも同じく1000m(100気圧)防水です。ケース、外胴プロテクター、文字盤はブラックで、針とインデックスが明るい蛍光色によってくっきりと浮かび上がっています。このダイバーズウォッチの価格は約31万円です。
“アーニー” と呼ばれるモデルも “ツナ缶” によく似ています。この愛称は、アーノルド・シュワルツェネッガーがアクション映画『コマンドー』と『プレデター』でこの時計を着用したことから付けられています。“アーニー” も外胴プロテクターに覆われた丸いケースを持っていますが、ケースはステンレス製で、外胴プロテクターはプラスチック製です。直径は47.8mmと “ツナ缶” よりも少々小さく、200m(20気圧)までの防水性能しか持っていません。また、搭載されている駆動装置はクォーツムーブメントで、針によるアナログ表示とLCDディスプレイによるデジタル表示の両方を備えています。“アーニー” の最新モデルは、永久カレンダー、クロノグラフ、アラーム機能を持つソーラームーブメントH851を搭載したRef.SBEQ001です。Chrono24ではこの時計を5万円強で購入できます。
他にはないケース形状を持つダイバーズウォッチ セイコー プロスペックス “タートル”
“タートル” といえば、セイコーファンはすぐにカメの甲羅を想起させる丸いケースを持つ伝説的なダイバーズウォッチを思い浮かべます。このデザインには高い認知効果があり、現行モデルの成功に決定的な役割を果たしています。映画『地獄の黙示録』でウィラード大尉を演じたマーティン・シーンがセイコーRef.6105を着用したことも、この時計の人気に貢献したことは間違いないでしょう。6105は1960年代末から1970年代にかけて製造され、防水性能は150m(15気圧)でした。状態の良いヴィンテージの個体はChrono24で約25万円から見つけることができます。
タートルはもちろん現行のプロスペックコレクションにもなくてはならない存在です。2021年に発表された1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Ref.SBDC143は特にオリジナルに近いモデルとなっています。ステンレスケースの直径は42.7mmで、NATOストラップが組み合わせられています。防水性能はオリジナルモデルとは異なり最大200m(20気圧)です。時計の内部にも手が加えられており、70時間のパワーリザーブを持つ現代的なキャリバー6R35が時を刻んでいます。このレトロなダイバーズウォッチの価格は約16万円です。
タートルシリーズのその他のモデルにはRef.SBDY079、SBDC111、またはSBDX047などがあります。これらの時計はサイズ、使用されている針と文字盤のデザイン、およびムーブメントによって区別されます。価格には幅があり、エントリーモデルの6万円強から、上は特に高性能なキャリバーを搭載した時計の34万円ほどになります。
「62MAS」スタイルのレトロなダイバーズウォッチ
プロスペックスコレクションには、1965年に発表されたセイコー初のダイバーズウォッチ「62MAS」(Ref.6217-8000/1)にインスパイアされた時計も数多く含まれています。プロスペックス ファーストダイバーズ 復刻モデル 限定エディション(Ref.SBDX019)はその中の1つです。硬質コーティングが施されたステンレス製ケースの直径は40mmで、オリジナルモデルよりも3mmほど大きくなっています。防水性能も150m(15気圧)防水から200m(20気圧)防水にアップグレードされています。しかし、ケース、文字盤、ベゼル、シリコンバンドのデザインはオリジナルに非常に忠実です。駆動装置には日付表示と50時間のパワーリザーブを備えた現代的な自動巻きキャリバー8L35が採用されています。2000本限定のSBDX019は人気のコレクターズアイテムで、価格は約72万円です。
現在、プロスペックスコレクションには「62MAS」スタイルのモデルが他にも数多くあります。価格は仕様に応じて異なり、SBDC141などのシンプルなモデルは約12万円、55周年記念限定モデルのSBDX039は約53万円となっています。
“スモウ”、“モンスター”、“サムライ”
“スモウ”、“モンスター”、“サムライ” もセイコー プロスペックスの人気ダイバーズウォッチです。“スモウ” と “サムライ” はとりわけ力強く、かなり角張ったデザインのラグを特徴としています。それに対して、“モンスター” シリーズの時計では太くごつごつと骨ばったダイビングベゼルが人目を引きます。42.5mm~45mmのケースサイズのおかげで、この3つのシリーズはどれも大きな存在感を放っていますが、反対に価格は控えめです。手頃なモデルは約5万円から手に入れることができ、装備の優れた特別エディションの価格は約19万円となっています。
人気のPADI特別エディション
2016年以降、セイコー プロスペックスコレクションにはPADI(Professional Association of Diving Instructors)コラボレーション限定モデルもラインアップされています。PADIは世界最大のダイビング教育機関で、世界中でダイビングコースを提供しています。「PADI」モデルは6時位置の上にある「PADI」の文字によって簡単に見分けることができます。特に人気なのは赤と青のカラーアクセントを持つ時計です。これには赤青ベゼルを搭載している “スモウ” SBDC121、“モンスター” SBDY057、“アーニー” SBEQ003などがあります。
プロスペックスPADIの価格はモデルに応じて5万円~10万円ほどになります。
スピードタイマー 60年代スタイルのクロノグラフ
プロスペックス スピードタイマーコレクションの時計は、セイコーが1964年に発表した有名なスピードタイマーのオマージュです。オリジナル スピードマスターの駆動装置にはキャリバー6139が採用されていました。これは世界初の自動巻きクロノグラフキャリバーであり、すでに当時において垂直クラッチとピラーホイールを搭載していました。
2021年に発表されたRef.SBEC009などの復刻モデルの内部で時を刻んでいるのは現代的なキャリバー8R46です。3時位置にスモールセコンド、6時位置に日付表示、9時位置に30分積算計が配置されており、パワーリザーブは約45時間です。面取りされたアワーマーカーと夜光塗料が塗られたドフィーヌ針は1960年代のオリジナルを思い出させます。しかし、オリジナルモデルと異なり、プロスペックス スピードマスターのダイヤル外周にはタキメータースケールが配されています。SBEC009の価格は約32万円です。
また、プロスペックス スピードタイマー ソーラーという選択肢もあります。このモデルは1969年に発表されたスピードマスターからインスピレーションを得ており、自動巻きのモデルよりも明らかに現代的な印象を与えます。この印象はとりわけブラックのタキメーターベゼルとインダイヤルのトリコンパックス配置によっています。3時位置には24時間積算計、6時位置には60分積算計、9時位置にはスモールセコンドが配されており、日付表示窓は4時と5時の間にあります。正確な時刻表示を実現しているのはソーラーキャリバーV192で、光がなくても6カ月間駆動し続けます。スピードタイマー ソーラーにはホワイト、ブラック、ブルー、ベージュの文字盤が用意されており、8万円から10万5000円の間の価格で購入できます。
プロスペックス フィールドマスター レトロな外観のアウトドアウォッチ
プロスペックス フィールドマスターコレクションは、その名前から分かるように、主に陸のアクティビティ用に作られた時計です。しかし、フィールドマスターは200m(20気圧)防水であるため、水中でも問題なく着用することができます。
現代的なデザインをまとったセイコー ローレル アルピニスト
このコレクションはセイコーが1950年代末と1960年代初頭に登山者のために開発した時計をベースとしています。1959 アルピニスト 現代デザインは1959年に発表されたセイコー ローレル アルピニストを再解釈した復刻モデルです。この時計はオリジナルと同じ特徴的な三角形のアワーマーカーと細いドフィーヌ針を備えていますが、3時位置に日付表示が配されている点は異なります。さらに、シャンパン、ブラック、グリーンの3色から選ぶことができる文字盤にはラッカー仕上げではなく、上品なサンレイ仕上げが施されています。また、時計の内部で正確に時を刻んでいるのは現代的なキャリバー6R35です。この38mm径のステンレス製時計はChrono24で約8万円で購入できます。
2021年、セイコーは1959本限定の1959 アルピニスト 復刻デザインも発表しました。オリジナルと同じく、この時計もレザー製のウォッチパッドを備えていて、文字盤にはラッカー仕上げが施されています。ローレル アルピニストの外観に限りなく近づけるために、セイコーは復刻デザインにプロスペックスのロゴを付けておらず、日付表示を4:30の位置に配しています。駆動装置に使用されているのはキャリバー6L35です。このコレクターズアイテムを手に入れたい場合は、38万円ほどの予算をお立てください。
その他のアルピニストモデル
プロスペックス アルピニストコレクションには1960年代のアルピニストモデルを手本としている時計も多くあります。Ref.SPB119はその一例です。この39.5mm径のステンレス製時計は三角形のアワーマーカー、カテドラル針、および簡易方位計付き内転リングを特徴としています。この内転リングは4時位置にある追加のリューズによって操作されます。搭載されている駆動装置はキャリバー6R35で、3時位置にある日付ルーペを通して日付を確認することができます。このモデルの新品価格は約8万円と非常にお手頃になっています。
簡易方位計付き内転リングはなくても構わないというのであれば、「ベビーアルピニスト」と呼ばれる面白い選択肢もあります。このモデルは38mmの直径によって少々小さく感じられますが、クラシックな文字盤デザインは変わらず、ブルー、グリーン、ブラウン、アントラシートのカラーバリエーションが用意されています。価格は約7万円です。
“リクガメ” タートルデザインのフィールドウォッチ
2021年、セイコーはフィールドマスターシリーズにタートルデザインのモデルをいくつか追加しました。これらのモデルにはすぐにファンによって “リクガメ” という愛称が付けられました。“タートル” は潜水時間を計るための目盛りが付けられているベゼルを搭載していますが、“リクガメ” は方角表示付きの回転ベゼルを備えています。Chrono24では未着用の “リクガメ” を約6万円で購入できます。
プロスペックス LXライン スプリングドライブを搭載したフラッグシップ
プロスペックス LXラインには最高クラスのスポーツウォッチがラインアップされています。セイコーはこのシリーズで人気のプロスペックスダイバーズウォッチの外観を、最先端のスプリングドライブキャリバー、および他ではグランドセイコーのハイエンドモデルでしか見ることができない仕上げ品質と1つにしています。
このシリーズには基本的に3種類のラインアップがあります。“海” モデルはダイビングベゼルを、“空” モデルはGMT機能と24時間ベゼルを搭載しています。“陸” モデルも同じく第2タイムゾーン表示機能を備えていますが、この時刻の読み取りはダイヤル外周で行われ、ベゼルは方位計リングとして使用されます。
時計ケースは直径44.8mmでチタン製です。セイコーは “陸・海・空” のすべてのラインアップで、非常に高級感のあるザラツ研磨を施したモデルとブラックコーティングを施したモデルをそれぞれ用意しています。
簡易方位計付き回転ベゼルを搭載した “陸” モデルの未着用品は約55万円で購入でき、LXラインでは最も安くなっています。続いてGMTベゼルを搭載する “空” モデルの平均価格は約60万円で、“海” モデルは69万円から77万円と最も高くなっています。