- 30
- 60
- 120
高級ワールドタイム時計 - パテック フィリップ ワールドタイム
パテック フィリップのワールドタイムでは24タイムゾーンの時刻を同時に表示でき、プッシュボタンのみで簡単に設定できます。高精度な自社キャリバーとゴールドやプラチナ素材のケースを持つこの時計は、旅行の際に信頼を置ける時計であり、また投資資産にもなります。
ワールドタイムを買う5つの理由
- 高精度な自社キャリバーで24タイムゾーンを同時に表示
- プッシュボタンで表示するタイムゾーンを簡単に設定
- ケース素材: イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、プラチナ
- クロノグラフ機能とミニッツリピーター搭載のモデルあり
- 資産投資としても有益
24タイムゾーンを同時に表示
ワールドタイムを腕に着けていれば、どこにいてもすぐに現在時刻か分かります – 自分が今いる場所のみでなく、世界中どこの時刻でも。だからこの時計は、頻繁に旅をする人の間で特に人気です。
ロレックス GMTマスターIIなどと違い、パテック社の世界時計には追加の時針が付いていません。追加の時針が付いている時計には24時間スケールが付いており、その針が24時間で文字盤を1周します。このような構造では2つのタイムゾーンの時刻を表示することはできますが、それ以上のタイムゾーンの時刻を同時に表示することはできません。
ワールドタイムは世界24の主要都市の時刻をすべて同時に表示します。これを可能にしているのは、文字盤の縁にある2つの回転リングです。内側のリングには24時間スケールが施されています。一番外側を回るリンク上には、都市名が刻まれています。これらの都市は、各タイムゾーンを代表する場所です。
パテック フィリップはワールドタイムを、ケースサイズ36mm~40.2mmで、素材イエロー、ピンク、ホワイトゴールドで製造しています。また、いくつかのモデルにはプラチナが使用されています。レディースモデルでは、ベゼルに62粒のダイヤモンドが装飾されています。
パテック フィリップ ワールドタイムの価格は?
リファレンスナンバー | 価格 (約) | 特徴 |
5531R | 6500万円 | ミニッツリピーター、世界時間、ピンクゴールド |
5131P | 1920万円 | 世界時間、エナメル文字盤、プラチナ |
5930G | 720万円 | クロノグラフ、世界時間、ホワイトゴールド |
7130G | 515万円 | 世界時間、ダイヤモンドベゼル、ホワイトゴールド |
5230R | 425万円 | 世界時計、ピンクゴールド |
5110G | 300万円 | 世界時計、ホワイトゴールド |
価格とモデルの詳細
外国への旅行用に作られた時計をお探しですか?パテック フィリップの世界時計はそれにぴったりです。この時計なら自身の現在地の時刻だけでなく、その他世界中の時刻を表示できます。また、これはエレガントなドレスウォッチでもあります。
価格的にも初心者向けのモデルはリファレンスナンバー5110です。このモデルシリーズは2000年に発表され、ケース直径は37mmです。非常に良い状態のホワイトゴールドやプラチナモデルは、約300万円から購入できます。ピンクゴールドやプラチナモデルはそれより多少高額で、約360万円~400万円になります。
2006年に発表されたRef. 5130はケースサイズ39.5mmで少し大型になりました。このモデルでもホワイトゴールド素材が最も安く、価格は約360万円~390万円です。ピンクゴールドやプラチナのモデルは約460万円~600万円になります。中でもとても美しいのはモデルRef. 5131です。このモデルの文字盤には繊細なエナメル装飾が施されており、北極から眺めた地球が描かれています。この時計はピンクゴールドもしくはプラチナ製で約1290万円~1920万円になります。
ワールドタイムの古いモデルのご購入をお考えの場合、いくつかのタイムゾーンに変更があったことにご注意ください。例えばモスクワは中央ヨーロッパ時間に1時間近づきました。また、モスクワは以前グリニッジ標準時間(GMT)と4時間差がありましたが、現在は3時間です。同時にリングに刻まれている都市名にも変更がありました。例えば、リアドに替わり、新しいモデルではドバイになりました。
現行モデル、クロノグラフとミニッツリピーターを搭載
ワールドタイムの現行モデルはRef. 5230です。ホワイトゴールド、またはピンクゴールドを素材とするケースの直径は38.5mmで、外見は前モデルと少し異なります。ラグには1940年代から50年代に流行していた「ウィングレット」様式になり、さらにこのモデルではリュウズガードが使用されていません。価格は約400万円になります。36mmサイズのレディースモデルRef. 7130はダイヤモンド装飾が施されたベゼルを搭載しており、その価格は約130万円です。
ワールドタイム機能に追加してストップウォッチ機能も欲しい方には、リファレンスナンバー5930のモデルをご覧いただくことをお勧めします。ワールドタイム クロノグラフの価格は約725万円になります。
2018年にモデルRef. 5531Rがパテック フィリップのプログラムに加わりました。このモデルでは世界時計とミニッツリピーターの両機能が併合されています。パテック社が特許を所有しているこの機構にて、初めて現地時間を音で鳴らす事ができるようになりました。また、サイズ40.2mmの時計は成功に装飾されています。ケースの側面には「クルー・ド・パリ」と呼ばれる手作業のギョーシェ彫りが施されて降り、ラグは間に穴が開いてスケルトンになっています。文字盤の中央にはクロワネ七宝装飾がされており、ジュネーブ郊外のラヴォー葡萄畑の景色が描かれています。このような高級さを持つ時計には、それなりの価格が付けられています。このマスターピースの価格は約6470万円です。
ワールドタイムの使い方
ワールドタイム時計はパテック フィリップの長年の伝統です。ジュネーブ出身のブランドは既に1930年代に世界時計のコンプリケーションを市場に送り出しています。その当時から現在に至るまで、独立した時計技師であるルイ・コティエによるデザインが使用されています。2つの反対方向に回転するリングとセンター針でホームタイムを表示するという構造も、彼のアイデアでした。内側のリングには24時間スケールが記されており、外側のリングには各タイムゾーンを代表する都市名が刻まれています。
12時位置で24時間リングが現地時間を表示します。その外側に、都市名が載ったリングが配置されています。リングに記されている都市には、ロンドン、ニューヨーク、モスクワ、バンコク、東京、シドニー、また、大西洋に位置するアゾレス諸島、太平洋にあるマーシャル諸島などがあります。
例えばロンドンが午前10時の場合、時計を見てすぐにカイロが正午12時で、香港は既に夜が始まる午後6時、ブエノスアイレスは朝7時であることが分かります。昼夜の区別がさらに付きやすいように、24時間スケール上、7~18時は明るい色、19~6時は暗い色になっています。これに加え、12時位置には太陽、0時位置には月のシンボルが用いられ、その区別はより判別し易くなっています。
ワールドタイム時計では現地時間をすばやく設定できるため、大陸間を超えた旅行の際に大変重宝します。この設定には10時位置のプッシュボタンが用いられます。このボタンを押すと、アナログ時計のセンター針が1時間進みます。これと同時に都市名リングと24時間リングも、時計と逆方向に一歩回転します。都市名リングと時間が12時位置で合わさるまで、プッシュボタンを押して設定します。一つのプッシュボタンだけで時針と両リングを回転し、時刻をタイムゾーンに合わせる方法は、パテック フィリップのみで使用される特有の方式です。
クロノメーターの精度を持つワールドタイム時計 - キャリバー240 HU
ワールドタイム時計にはキャリバー240HUが搭載されています。この機構は腕に着用していれば自動的に巻き上げられ、48時間のパワーリザーブを保ちます。オフセンターの小型ローターは22Kゴールド素材です。
パテック フィリップによると、このムーブメントの精度は日差-3~+2秒ということです。従って、この機構はクロノメーターの基準を余裕で満たしています。このムーブメントは毎時2万1600回振幅し、これは3Hzに値します。キャリバー240 HUには受け石に33粒のルビーが使用されています。また、8つのブリッジと239のパーツから構成されています。ケースバックにサファイアクリスタルが使用されているため、機構を外側から見ることができます。
19世紀以降現在まで独立のマニュファクチュール
パテック フィリップは1851年に創立されました。ポーランド人の亡命貴族であったアンソワーヌ・パテック(1811~1877)は1845年、フランス人の同業者アドリアン・フィリップに出会いました。フィリップはその少し前に、ポケットウォッチを鍵無しで巻くために、リュウズを発明していました。
パテックとフィリップは1851年にロンドンで開催された世界万博に参加し、そこで大変高貴なお客様を獲得します。ヴィクトリア女王が彼らのペンダントウォッチを2つ購入したのです。その後、ヨーロッパの他の王室もパテック社の時計を購入するようになりました。高級ジュエリー店のティファニーは、パテック社の時計を130個注文し、アメリカ市場で販売するためにニューヨークまで配送させました。1902年、パテック フィリップは初のダブルクロノグラフに対して特許を取りました。また、1925年には永久カレンダーを搭載した初の腕時計を開発しました。これらは、パテック社が取った数々の特許の内のほんの一部に過ぎません。
ジャンとシャルル ヘンリー・スターン兄弟が1932年にパテック社を買収しました。それ以前スターン社は文字盤を製造し、パテック フィリップに供給していました。2009年ティエリー・スターンが彼の父親の後を継いで、パテック社の社長に就任しました。ジュネーブの時計工房から毎年約5万本の時計が生み出されています。パテック フィリップはロレックスに並び、指折りの独立した高級時計メーカーです。