ロレックス サブマリーナ
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スイスの高級時計メーカー「ロレックス」は、1953年に世界初のダイバーズウォッチ、サブマリーナを生み出しました。この高品質な時計は、現在に至るまでツールウォッチの代表的な存在となっており、その象徴的なデザインはコレクターの間でも多大な人気を誇っています。
ジェームズ・ボンドとスティーブ・マックイーンの時計
1953年に行われたサブマリーナの発表は、時計界の専門家たちにとって衝撃的な出来事でした。ロレックスは、それまでの腕時計の概念を覆すまったく新しい形のタイムピースを発表し、これは今日に至るまでダイバーズウォッチを代表するモデルとなっています。Ref.6204ではマットな黒文字盤の上に蓄光塗料を塗布した大きな時針・分新・秒針が設置されており、インデックスも蓄光です。また、文字盤上には「Submariner – the diver’s friend (サブマリーナ ー ダイバーの友)」と表記されています。
この時計は、その後ハリウッド映画の俳優たちの間でも着用されるようになりました。ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーとロジャー・ムーアは、Ref.6538とRef.5513を愛用していました。また、趣味でレーシングドライバーとしても活躍した俳優のスティーブ・マックイーンも、サブマリーナを着用していました。彼のお気に入りのRef.5512ノーデイトは、映画のスクリーンでもプライベートでも腕に着用されていました。
コレクターに特に人気のサブマリーナは、ロレックスがフランスの潜水専門会社COMEX (Compagnie Maritime d’Expertises)と共同開発したモデルです。1970年代~1990年代に製造されたこの時計 (Ref.5514) は大変興味深い価格推移を見せており、資産投資としても最適です。
また、日付表示のある「赤サブ」Ref.1680の価格推移もこれと同様です。ロレックスは「Submariner」のロゴが赤い色で書かれているこのモデルを1967年から1974年に製造していましたが、この赤サブの価格にはここ数年間で、2倍以上にまでも上昇してきました。
サブマリーナは、単なるダイバーズウォッチではなく、それ以上の時計です。この時計は、マックイーンのレーシングスーツにも似合い、同時にジェームズ・ボンドのタキシードにも合わせられます。長い歴史を持つこの「元祖ダイバー」時計は絶大な人気を誇り、資産投資としても大変良い選択肢です。
ロレックス サブマリーナを買う理由
- 世界一有名なダイバーズウォッチ
- 人気のコレクター時計: 「赤サブ」と「コメックス」
- 非常に高精度な自社製ムーブメント 3130 / 3135 (デイト)
- 特徴的なデザイン、知名度、名声
- 安定した資産価値、価格上昇の見込みあり
ロレックス サブマリーナの価格一覧
モデル | 価格 (約) | 特徴 |
Ref.6538 | 1510万円 (中古) | 「ジェームズ・ボンド サブ」 |
Ref.6204 | 1260万円 (中古) | 1953年の初代サブマリーナ |
Ref.5514 コメックス | 565万円 (中古) | フランスの潜水専門会社COMEXのために開発、文字盤上のロゴ |
ブルー、Ref.116619LB | 390万円 | ホワイトゴールドケース、青いベゼルと文字盤、日付 |
Ref.1680「レッドサブ」 | 375万円 | 赤文字のサブマリーナ ロゴ、日付 |
Ref.5512 | 325万円 (中古) | マックイーン サブマリーナ |
カーミット Ref.16610LV | 225万円 | 緑色のベゼル、黒文字盤 |
ハルク Ref.116610LV | 175万円 | 緑色のベゼルと文字盤と、日付 |
Ref.5513 | 150万円 (中古) | 『007 死ぬのは奴らだ』の時計 |
Ref.16610 | 125万円 | 日付 |
デイト Ref.116610LN | 125万円 | 日付 |
ノーデイト Ref.14060 | 115万円 | 日付なし |
ロレックス サブマリーナの価格
サブマリーナ ノーデイト Ref.114060の未使用品は、約115万円でご購入いただけます。中古モデルはそれより若干安く、約100万円の価格で提供されています。日付表示を備えるサブマリーナ デイト モデルの未使用品は約125万円で、中古品は約120万円でご入手いただけます。このモデルの価格もここ数年で上昇してきています。
全般的に見て、未使用品においても中古品においても、過去数年間で価格は恒常的に上昇してきています。ノーデイトモデルに比べてデイトモデルの人気はより高く、未使用品と中古品の価格の差はより大きくなっています。
グリーンのサブマリーナモデルはコレクターに特に人気です。時計ファンたちは、緑のベゼルに黒文字盤を「カーミット」(Ref.16610LV) 、ベゼルと文字盤の両方が緑色のモデルをRef.116610LV「ハルク」と呼んでいます。未使用のハルクは約175万円で、それより多少安い中古品は約165万円でご購入いただけます。これに比べてカーミットは格段に希少で、そのため高価格です。未使用品には約225万円の価格が付けられ、中古品は約170万円で販売されています。
ゴールドウォッチがお好みの方にも、ロレックス サブマリーナのイエローゴールドとホワイトゴールドのモデルがご用意されています。「サブマリーナ ブルー」と呼ばれるRef.116619LBには、青文字盤とブルーのベゼルが備えられています。このモデルの未使用品は約390万円で、中古品は約340万円でご入手いただけます。
イエローゴールドモデル (Ref.116618LN) は黒文字盤と黒いベゼルを持ち、未使用約350万円、中古約325万円でお買い求めいただけます。また、80年代の雰囲気を醸し出すサブマリーナのコンビモデルは、約140万円でご購入いただけます。
ヴィンテージ サブマリーナで資産投資
ロレックスのヴィンテージ時計は大変注目されていますが、古いサブマリーナモデルも例外ではありません。とりわけ人気が高いのは、1950年代後半から60年代初期に発売されたRef.5512 と Ref.5513の両モデルです。これらのモデルは比較的長い間生産されていたにもかかわらず、市場で見つけるのは比較的困難です。Ref.5513は約130万円で販売されていますが、Ref.5512には約250万円以上の価格が付けられます。それよりも低価格なモデルには1980年代のRef.16800や168000があり、115万円からの価格でお買い求めいただけます。
「赤サブ」や「コメックス」のようなヴィンテージのサブマリーナは特に希少性が高く、とりわけ人気です。「赤サブ」のご購入には最低190万円、「コメックス」には最低500万円のご予算をお立てください。価格は時計の状態によって激しく上下し、時には状態の非常に良い中古の「コメックス」に1260万円というような値段が付く場合もあります。
ジェームズ・ボンド オリジナル 5513: 4270万円
オークションハウス クリスティーズは2011年に、1973年に公開されたジェームズ・ボンド映画『007 死ぬのは奴らだ』に登場したオリジナルのサブマリーナ 5513を約465万円で出品しました。この時計は2015年にオークションハウス フィリップスにて約4270万円で落札されました。つまり、この特別な腕時計の価格は4年間で約10倍にまでも爆発的に上昇したことになります。
1962年に『007 ドクター・ノオ』においてハリウッドスターのショーン・コネリーの腕にはめられていた特別な「ジェームズ・ボンド サブ」Ref.6538もコレクターの間で熱い人気を誇り、1260万円以上の価格で売買されています。
クラシックなデザイン & ロレックスの最新技術
今日見られるサブマリーナのデザインは、ほとんど原形のままと言えます。変更点は、ケースがより大型になったこと、並びにリューズを破損から保護するリューズガード (1959年) が装備されたことです。1966年には、当時販売されていたモデルに加えて日付表示機能を搭載するモデルが追加されました。その他の変更箇所はブレスレットとケースにポリッシュ仕上げが施されたこと、貫通なしのラグなどの詳細部分のみに留められています。1950年代から続くロレックス サブマリーナのデザインは現在でもまったく古びれていません。
現行のこの自動巻き時計は300mまでの防水性を備え、ベゼルは120の歩数で回転させられます。またこのベゼルは逆方向回転防止となっており、時計と反対方向にのみ動かすことができます。これは、現在ではダイバーズウォッチに欠かせない要素の一つとされています。ベゼルのインサートには、特に傷の付きにくいセラクロムセラミック素材が使用されています。0位置のドットには、ロレックスによって独自開発された蓄光塗料であるクロマライトが使用されています。この素材は青白い輝きを放ち、従来のスーパールミノバにくらべてより強く発光力を持っています。また、ベゼル上の窪みがかった数字とバーインデックスには、粉状のプラチナが使用されています。
針はふくらみを帯びており、文字盤のインデックスと同じくゴールドの素材が使用されています。時針と分針のみでなく、秒針にも蓄光塗料のドットが付けられています。古いモデルでは風防のサファイアクリスタルは時計の表面より高い位置にありましたが、現行のモデルではこれを低めにすることによって風防が衝撃からより保護されるようになりました。ブレスレットの細かい調整を可能にしている「グライドロッククラスプ」は以前のモデルよりやや大型になっているため、この時計は手首に直に着用することも、ダイビングスーツの上から着用することも可能です。安全性の高いDバックルの使用により、ブレスレットが誤って開いてしまう心配は要りません。
自社ムーブメント 3135 / 3130
日付表示を拡大するサイクロップレンズ使用のサブマリーナには、自社製ムーブメント3135が搭載されています。ロレックスはスイスのビエンヌにある自社の工房内にてこの独自ムーブメントを1989年から製造し続けています。このムーブメントは堅牢かつ高精度な機構として有名で、ステンレスの裏蓋によって時計のケース内に収められています。この機構を手に取ってみてみると、まず最初に目に付くのがアルミニウム素材の赤いリバーシングホイールと青いパラクロムヒゲぜんまいです。ローターと自動巻き伝え受け板は、サーキュラーグレインで装飾されています。また、受け板にはスネイル仕上げの装飾が施されています。日付なしのモデルにはCal.3130が搭載されています。この両ムーブメントはスイスクロノメーター検定協会における検査に合格しており、クロノメーター認定を受けています。
この両ムーブメントは、時計職人の世界で最良の自動巻きムーブメントと賞賛されています。ロレックスはヒゲぜんまいなどの重要なパーツに改良を施することによって、非常に高い精度を実現しています。改良されたヒゲぜんまいには耐磁性の合金が使用されており、時計は磁気の影響を受けることなく動き続けます。また、ブレゲ曲線によってヒゲぜんまいは「ブレ」のない一定的な動きを示し、これが時計の精度をさらに高めています。このブレゲ曲線は時計作りの巨匠アブラアン-ルイ・ブレゲによって1795年に発明されたもので、最後の端を持ち上げて螺旋状の二重のカーブが与えられています。ロレックスの時計技師たちは、ムーブメントの精度調整にマイクロステラスクリューを使用します。これはテンワの外側に備え付けられており、従来の機械式ムーブメントの精度調整方法であるレグラージュ、つまり緩急針の調節でなく、マイクロステラ・システムにて調整されます。
主要な機能
- クロノメーター認定の自社ムーブメント 3130と3135 (デイト)
- Cal.3130と3135は世界一高精度な自動巻き機構に数えられる
- 耐磁性のパラクロムヒゲぜんまいとブレゲ曲線
- 日付クイックチェンジ機能と秒針停止機能による秒単位の設定
- マイクロステラスクリュー使用の精度調整
注目のコレクターズ時計「赤サブ」
ロレックスの時計には、コレクターやファンの心を躍らせるモデルがいくつか存在します。その一つである「赤サブ」と呼ばれるモデルは、コレクションする価値の高い時計です。ロレックスはRef.1680のサブマリーナモデルを1967年~1980年にかけて製造しました。これらの内1974年までに製造された時計の文字盤上には、赤文字で「Submariner」のロゴが表記されました。これが、「赤サブ」というニックネームの由来です。このダイバーズウォッチが純正品であるか偽物であるかは、その文字盤によって見分けられます。
ロレックスは1967年~1974年までに、マーク I~マーク VIと呼ばれる6つの異なる文字盤を使用してきました。中でもマーク IIIとマーク IVの間には大きな変革が見られます。専門家たちは、マーク I~マーク IIIまでの文字盤を「メーターファースト」をと呼びます。これは「200 m = 660 ft」の表記において、メーターがフィートの前に書かれているからです。マーク IVの文字盤ではこの表記が逆になっていることから、「フィートファースト」と呼ばれます。マーク Iの文字盤を備えるモデルは最も珍しい「赤サブ」とされており、その特徴は「660 ft」の「6」の数字が隙間のない字体で表記されていることです。
その他の特徴には、マーク IIとIIIのみに使用された「トロピカル ダイヤル」があります。文字盤とベゼルの色は時の経過と共に、太陽の光、湿気また熱気などによって茶色に変色していきます。憶測によるとこの変色は、おそらく当時の卸業者による色の特別な調合のせいで現れた現象だと言われています。「トロピカル ダイヤル」はコレクターの間で人気を誇っており、蓄光塗料の色が白から黄色、もしくは茶色に変色すればするほどその価値が上がります。しかし、針の色とインデックスの色は同色でなければなりません。何故ならそれが同色であってのみ、本物のロレックスだと判別できるからです。
「赤サブ」にご購入におけるさらなる注意点は、リファレンスナンバーやシリアルナンバーの読みやすさです。古いモデルの裏蓋にはさらに製造日が表記されています。これがシリアルナンバーの製造期間と敵揮毫していることも重要です。ベゼルに数字とバーインデックスが太くプリントされていることも、本物の「赤サブ」の特徴です。その後製造されてきた時計では、数字やバーインデックがやや細めになっています。本物の「赤サブ」でも0位置の蓄光のドットが欠けていたり、これが楕円形になっていたりするので、この点は本物か偽物かの区別にはなりません。
これらのヴィンテージ サブマリーナには、自動巻きムーブメント1575が搭載されています。Cal.1575は1570と異なり、日付表示を備えています。同ムーブメントは例えばシードゥエラー Ref.1665やGMTマスター Ref.1675など、サブマリーナ以外のモデルにも搭載されています。
ロレックス サブマリーナ: 1953年からの成功モデル
サブマリーナは過去60年間、時計の歴史を築き上げてきました。これは高級時計を代表するモデルへと成長し、最も有名なタイムピースの一つとして数えられるようになりました。特別モデルであるディープシー チャレンジは2012年にマリアナ海溝において1万1000mの深度までの潜水を成し遂げました。1953年の初代サブマリーナ モデル (Ref.6200) は、二重に保護された頑丈なリューズによって100m (10気圧) までの防水性を備えました。当時は両方向への回転が可能であったベゼルには、分単位の目盛りが施されていました。ダイバーは、今日までこの時計のベゼル上の0位置を分目盛りに合わせ、一目で簡単に潜水時間を確認することができます。
それとほぼ同時期に、スイスの時計メーカー「ブランパン」によってダイバーズウォッチにおける安全性が向上されました。ブランパンの時計師たちは、同じく1953年に市場に送りだされたフィフティーファゾムスによって、時計と反対方向にのみ回転するベゼルを発表しました。これにより、潜水時間を短縮することは可能でも、誤って延長してしまう心配はなくなりました。
ロレックスはサブマリーナの開発に際して、ルネポール・ジャンヌレの助言に耳を傾けました。同社の元社長で情熱的なダイビングファンでもあったジャンヌレは、文字盤やベゼル、またケースのデザインにおいて価値あるアドバイスを与えました。数々の検査、また水深12m~60mの間で行われた132回に渡る試行潜水を経て、サブマリーナの耐久性が証明されました。ある逸話によると、2mの高さからコンクリートの岸壁に落とされても分針の蓄光塗料が少し剥がれただけで時計自体は動き続けたと言われています。初代モデルの次に続いたサブマリーナの2世代モデルは200m防水で、イギリス、オーストラリア、カナダにおいて海軍公認時計として活躍しました。